>>416
げんじは 竹内邦子について調べあげた。そして 邦子ともう1人の人物の行方も追っているが まったく手がかりがないままである。
邦子は 戦前からあかね坂にある時計店の娘として姓をうけた。 あの地下室は昔竹内家の座敷牢として使われたのを邦子が使用してたのだ。
邦子は 船乗りの男性と結婚し 父なき後はバー月時計をはじめた。 そして2人の間に女の子が生まれ 七子っと名付けられた、しかし夫は 自分になかなかなつかないこの子は 邦子と省吾の間にできた子ではないかと疑い 妄想がふくらみ 次第に気がおかしくなって夫は、とうとう七子が三つにもならないうちに折檻死させてしまったのだ。
古くからこの町にいる一部ものしかこの悲しい出来事は知らず話しはタブーとされていた。 高子の耳には入らない話しであった…。
邦子が子帰箱に手をつけたのはおそらくそれが動機だと考えられた ちなみに邦子の周りでここ数年で数人が流産している あかね坂町に小さな子供がいないのも その事がもしかしたら 関わっているのかもしれない…。ピヨピヨ
