トラには悪意があったと考えられる。自分よりも体格の小さい人間を襲えば、襲われた人間がどうなるか、わかっていた。トラには、何らかの処分が必要。必ずしも、殺処分をする必要はない。食事を抜き、死なない程度に、衰弱させる処分もある。電気椅子と同じ仕組みの装具を付けさせて、不意にでも襲い掛かってきた瞬間に手押しボタンを押して感電させることで、「襲うと(罰として)感電させられる」と感覚に訴えかけさせて覚え込ませる、洗脳させる処分もある。人間を襲わないトラへの処遇とのあいだに公正公平な差別を付けるために、殺処分によらない、何らかの処分が必要。