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続き…
あの女の人は、あの時と同じように長い髪に白い着物姿でした。あの時、中学生の時は私を見ながら笑っていたのですが、この時は違いました。物凄い形相で歩道橋の上から私を睨む様に見ていたのです。勿論、私は恐怖心で一瞬?動けなくなっていました。
しかし私はなぜか「ここで回り道してはいけない」そして「この女の人の目を見てはいけない」という意識が働き?そのまま歩き始めました。
私は女の人を無視する様に、その歩道橋を通り過ぎ、そのまま振り向かず歩き続けました。その時も強烈な視線は感じたままでした。私が歩いている間、あの女の人は私をあの形相で睨み続けていたのだと思います。
自宅に近づくにつれ、あの強烈な視線は消えていきました…
続く…