天理市は新型コロナワクチンの集団接種について、若い世代の接種率が伸びず、予約が埋まらない状況が続いているとして、規模を縮小することを決めました。
天理市では、２４日の時点で、全人口の４６.２％にあたる３万人余りが２回目のワクチン接種を終えていますが、２０代から３０代といった若い世代の接種率は伸びず、市内の集団接種会場では予約が埋まらない状況が続いてるということです。
こうした状況を受け、天理市は１０月から、ほぼ毎日稼働している集団接種会場を週３日に縮小することを決めました。
また、個別接種を担っている民間の医療機関についても、一般診療やインフルエンザの予防接種に専念してもらうため、数を減らすことにしています。
一方、まだ接種をしていない市民に対し、１回目の接種を来月中に終えるよう、はがきを送るなどして呼びかけるということです。
天理市の並河市長は、「第５波を抑えるためには、ワクチン接種を受けられる人が早期に受けることが大切だ。ワクチンに不安がある人は、インターネットの口コミなどで悩みを深めるのではなく、信頼できる医師に相談し、納得してから打ってほしい」と呼びかけました。
