中米グアテマラのフエゴ山と隣国メキシコのポポカテペトル山が相次いで噴火した。
いずれもふだんから活動が活発な火山で、フエゴ山では真っ赤なマグマが火口から飛び散るようすがとらえられた。
スペイン語で「炎」を意味するフエゴ山は、首都グアテマラ市の南西30キロほどに位置する標高3763メートルの活火山で、ここ数年は毎年のように噴火を繰り返している。
今月15日未明、巨大な爆発音とともにストロンボリ式噴火が発生。
ちょうど隣のエルサルバドルから登山旅行に訪れていたルイス・ドュクエさん(Luis duque)がこの瞬間の撮影に成功に成功した。
グアテマラ火山地震研究所(INSIVUMEH)によると、噴煙の高さは4000メートル上空に達した。
同国では現在、数日間降り続く豪雨の影響で複数の地域で川が氾濫して洪水が発生しており、同国の防災機関(CONRED)は、火山灰を含んだ雨による土石流などの二次的被害に警戒体制を高めている。
一方、日本時間19日、メキシコの首都近郊にそびえるポポカテペトル山が噴火した。
標高5426メートルのこの山は、見た目が富士山に似ているため、日系人からは「メキシコ富士」の名前で親しまれている。
■日本国内の火山の現状については、ハードラボ「火山マップ」をご覧ください。
【日時】2017年10月19日(木) 11:55
【提供】ハザードラボ