>>444の続きです
古参の隊長をも「おっさん」呼ばわりする鬼の大杉3曹も自分と同様な境遇の矢吹を気に掛けていました。
訓練中の大杉は「お前は何考えとるねん。そんな隠れ方しとったら簡単に狙撃されるぞ!」「何回言うたら分かるねん。お前そこで戦死や!訓練終わるまで寝とれ!」「何でやねん!」「ホンマか?」等と関西弁で言うので、矢吹もそれが面白いので、矢吹も真似をして大杉3曹に「ホンマにおおきにどすえ〜」と言うと、大杉は笑いながら「あほ!それはニセモンの関西弁やぞ」と言ったりしていました。
大杉3曹は矢吹の卓越した能力を訓練でいち早く認めて「アイツほど使える人間は見たことがない。もしアイツが敵やったらヤバイなあ」と思っていました。
矢吹は訓練では厳しい大杉を兄貴的な存在として尊敬していました。
陸曹教の教育も修了した矢吹は新任3曹として原隊に戻る事になりました。
別れ際、矢吹は大杉3曹に笑いながら冗談で「おっさんお世話になりましたな。ホンマにおおきに」
大杉3曹も笑いながら「お前ホンマに関西弁上手になったなあ。何かあったら相談に乗るし、いつでも言うてこいや」
矢吹は新任3曹として原隊に戻りましたが、年次の古い陸曹は矢吹を新任として扱う事はありませんでした。
尹はん、ワイのはあくまで参考という事で。
ホンマに勝手で申し訳ないけど、矢吹曹長がその後に伝説の曹長になった経緯は尹はんにお願い致したいのですが。