🌸 雲南市雑談

JR木次線の沿線自治体などでつくる木次線利活用推進協議会は、雲南市で総会を開き、2023年度の活動方針を決めた。日常利用の増加に向けた施策を進めると同時に、24年度から木次線に乗り入れる山陰線の観光列車「あめつち」を生かした周遊促進策の検討も始める。
雲南市や奥出雲町、各観光協会、商工会のメンバーたちが出席した。11月で廃止となる観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」に代わる「あめつち」の乗り入れに向け、駅を拠点とした周遊プランを作る方針を確認。プランに組み込む観光タクシーや小型電気自動車などを使った2次交通の充実を模索するとした。
JR西日本が発表する平均通過人員の増加に向けては、通勤・通学などの日常利用の利便性向上を図る。前年度に始めたラッピング列車を活用した乗車促進策も推進。団体利用などの約1万人に運賃支援を実施する目標も設定した。
協議会会長の石飛厚志雲南市長は「新型コロナウイルスの5類引き下げで人の流れが戻る」と期待。一方で、4月に成立した地域公共交通の再編に向けた関連法について触れ、「予断を許さない状況。動きを注視しながら、利活用を促進しないといけない」と述べた。