>>484
御書と歩む
SGI会長が贈る指針
22「一人」から破竹の勢いが
地獄(じごく)の一人・餓鬼(がき)の一人・乃至(ないし)九界の一人を仏になせば一切衆生・皆仏になるべきことはり顕(あらわ)る、譬(たとえ)えば竹の節を一つ破(やぶ)ぬれば余(よ)の節亦破(またわ)るるが如(ごと)し
(法蓮抄、1046ページ)
〈通解〉
地獄界(じごくかい)の一人といい、餓鬼界(がきかい)の一人といい、つまりは九界の中の一人を仏にすることによって、一切衆生(いっさいしゅじょう)が皆、仏になることができるという道理が顕(あらわ)れたのである。たとえば、竹の節(ふし)を一つ割れば、他の節もそれにしたがって割れるようなものである。
同志への指針
一人の必死(ひっし)の挑戦(ちょうせん)が壁(かべ)を破(やぶ)る。一人の宿命転換(しゅくめいてんかん)の実証(じっしょう)が皆に希望を送る。一人の逆転の勝利が、未来までも勇気を広げる。率先垂範(そっせんすいはん)で「我に続け!」と波動を起こすのだ。一人一人を大切にして、心をつかみ、仏縁(ぶつえん)を結ぶのだ。
「一点突破(いってんとっぱ)」から「全面展開」へ。決意の一歩が状況を変える。「破竹(はちく)の勢い」は、一人立つ不屈(ふくつ)の祈りと実践から生まれることを忘(わす)れまい。