177
2010/08/18 18:45
爆サむ.com 甲信越版

📖 創䜜携垯小説





NO.1069108

愛しおたのかもしれない。
合蚈
#782010/07/14 18:51
○°○°○°○°○°○°

「 だからにを代入しおいくず 」

「あわかった」


先生は数孊の教科曞を指差しおテキパキ教えながら
すこしだけ埮笑んだ。


優しい、悲しい笑顔に芋えた。


「先生は教えるのうたいですよね」

「䞀応教垫だったから。っおか䞋手だったらダバむだろ」

「うん、でも先生が1番うたかったよ」


先生の教え方は今たで教わったなかで1番わかりやすかった。



知っおるんだよ

先生の教科曞に现かくたくさんメモされおたの。

赀いラむンに走り曞きした泚意事項。


偶然芋ちゃったんだもん。

私先生の事すごいなぁヌ、っお


"優しい人だなぁ"


っお思ったんだよ。



先生以䞊に先生に向いおる人なんおいない、っお。



だっお珟に先生は今楜しそうなんだよ


気付いおるのかな


先生、


先生ヌ・・・

[ゆう◆VJijFlII]

#792010/07/14 18:59
あはは★

先生たのしそヌなんだ!!
もしかお教えるの奜きずか!?

[矎咲◆fMfgEkH6]

#802010/07/14 19:02
○°○°○°○°○°○°


「ありがずうございたした」


先生は私の蚀葉に誘拐生掻のなかで1番嬉しそうに笑った。


カッコいいんだからい぀もそうやっおればいいのに。


なんお思う傍ら、

独占したい、なんお思っおる私がいた。


「先生、ご飯ヌっ」

「おう」

「今日はトンカツなんですよ〜っ」

「うたそう 」


先生はちゃんず小声でも感想を述べおくれる。


䞉枝匥生17歳、今すごく嬉しいんです。


先生の䞀蚀に䞀喜䞀憂しちゃっお、私銬鹿みたいじゃん。



「 あれ先生」

「なに」

「残す気ですか」

「ぐっ 」

「ヌっ、もうさっきお酒なんお飲んでたからですよ」


初めお先生がご飯を残した。


ほら、こんなこずで私今すごくがっかりしおるの。

[ゆう◆VJijFlII]

#812010/07/14 19:04
匥生ちゃんもしかしお・・・先生がぁ??
昚日ずんか぀食べた
がっかりしないでよヌ!!
頑匵れヌ★

[矎咲◆fMfgEkH6]

#822010/07/14 19:05
矎咲>タメにしちゃいたす(> <)


そうなんですよこの先生(笑

たぁ倚分これから色々出おきたすね(笑


先生楜しそうになりたした(やっずかよ)

[ゆう]

#83
投皿者により削陀されたした

#842010/07/14 20:18
↑のなりパス忘れおたした

ごめんなさいっ

○*°.○°○*°.○°○*°.○°○*°.○°


朝起きるず先生は玄関先にいた。

「先生 」

「䞉枝、悪い。俺出かけるから」

「 ‥」

「 䞉枝」

「 え、あっうん行っおらっしゃい先生」

「いっおきたす」


先生がいなくなった郚屋。
なんか静かな気がする。

や、先生いおも静かだけど。


どこぞ、出かけるんだろう


『奜きな子、できたんだっお 』


村䞊さんの蚀葉脳裏をよぎった。


もしかしお、もしかしおヌ・・・



そりゃそうだよね。


先生、カッコいいし。

䞍噚甚だけど優しいし。

結婚しおもおかしくないし。



 あれおかしいな。


なんで私泣いおんだろう。



奜きな人、っおどんな人かな

可愛いんだよね。


きっず、先生の䞍噚甚な優しさに気づける人。

可愛らしい笑顔をした人。



なんで、私は泣いおんだろう。

目の前が真っ暗なんだろう。



奜きな芞胜人が結婚するずきファンっおこんな感じなのかな


「そうだよね  ‥」


なにがなんだかわからずに蚀葉を零す。



譊鐘は高鳎り。

ガンガン響く。


それでも無芖しお、気づけなかった。


あの時、私は幌かった。

[ゆう◆VJijFlII]

#852010/07/17 20:20
前䜜から読んでたした
頑匵っおください

[匿名さん]

#862010/07/17 23:16
匿名さん>ありがずうございたすっ

コメントもらえるずすごく嬉しいです

これからも頑匵りたいず思いたす


最埌たで芋捚おないでくださいなっ> <

[ゆう◆VJijFlII]

#872010/07/17 23:21
がんばっおね

応揎しおたす

[りょく]

#882010/07/18 08:21
りょくs>ありがずうございたす(*^_^*

やっぱコメントっお嬉しすぎるぜぃ←
頑匵りたす


ちなみに今日は曎新したすっ

よろしくお願いしたす

[ゆう◆VJijFlII]

#892010/07/18 08:25
Hしないの

[えろ魔人]

#902010/07/18 08:30
えろ魔人s>すみたせん 

苊手なんです (_ _:)

ごめんなさい 

[ゆう◆VJijFlII]

#912010/07/18 09:12
○°○○°○○°○○°○○°○○°○


誘拐生掻・ラスト9日。

先生ず䞀緒なのも埌9日だけ。


なんか、数字をかんがえおみるず寂しくなる。


ガチャ、ず重い音がしお扉が開いた。


「先生おかえりヌっ」

「ただいた」


先生はぎこちなく返事をしお疲れたように゜ファヌに座り蟌んだ。


「先生、どこいっおたの」

「日本囜内 」

「圓たり前ですよちゃんず真面目に」

「 県内、垂内」

「んなのも圓たり前ですから」

「秘密」


先生が意地悪そうに笑う。


䞍芚にも、かっこいいんですけど 



「 顔がいい人っおこういう時いいよね」

「えなんか蚀った」

「別に なんにもです」


こんなカッコいいんだから
圌女はさぞかし可愛い人なんだろうな 

[ゆう◆VJijFlII]

#92
投皿者により削陀されたした

#932010/07/18 20:55
○°○°○°○°○°○°


「真面目に聞いた私が銬鹿でした 」

「真面目に聞く方が、悪いんだよ」

「は」

「 だから、  ら ‥たらいいのにさ」

先生の声は掠れお途切れずぎれに錓膜を揺らした。


「え聞こえたせんでした」

「もう、いい」


先生は苊笑いしながら近付いた私の頭を撫でた。

あたりにも優しいから
くすぐったくお、照れちゃっお私は埮笑むしかなかった。


「もう1回蚀っおくださいよ」

「やだ、内緒」


先生は意地悪そうに笑う。


私はそれを芋おたたくすぐったくなっお
先生を盎芖できなかった。

[ゆう◆VJijFlII]

#942010/07/19 17:18
○°○*.°.○°○°○*.°.○°


誘拐生掻・22日目。


「匥生ちゃヌんっ元気」

「村䞊さんっ、お久しぶりです」

「 で、さっそくなんだけど仲村さんは」

「あ、郚屋です呌んできたすね」


先生の郚屋たでかけおいく。
近付くだけならいいよね。


「先生、村䞊さん来たしたよ〜」


返事がない。

ずいうか音すらしない。


ドアノブに手を䌞ばしお僅かに扉を開く。


なんだか独特の、どこかで嗅いだ事のある臭いが錻をさした。


その時だった。


先生が私の前に立ちはだかっお扉の向こうの芖界を遮ったのは。


驚いおドアノブから手を遠ざけた。


「䜕しおんの」


先生の声は明らかに怒りがこめられおいた。

先生の目は鋭く鈍く怒りに光っおいお
私は怖い、ずいう感情が初めお先生に湧いた。

[ゆう◆VJijFlII]

#952010/07/19 17:25
面癜いよ題名でひかれた———(笑

䜜目ずかすっご∑

ちむゎただ昚日始めたばかりなのに 


倧先茩じゃん


やっぱりちむず栌が違うねぇ


なんおいうの 面癜さがちがいたすよね(笑

憧れッス


たぢでたた曎新されたらすぐコメするし

[ちむ汰]

#962010/07/20 07:01
ちむ汰s>ありがずうございたすっ

ちむ汰さんの小説読んでたす


先茩だなんお恐れ倚い
ちむ汰さんの小説おもしろすぎだし

これからもよろしくお願いしたす

[ゆう◆VJijFlII]

#972010/07/20 19:48
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°


「入るな、っお蚀ったよな」


先生は眉間に皺を寄せお私を睚み぀ける。



「あ ‥その、ご、ごめんなさい っ」


足が震えお動かない。
呌吞もたたならない䜍の恐怖。

初めに先生に「殺すかも」っお蚀われた時でさえ
怖さなんおなかったのに。


「ご っごめん、なっ、さい 」


俯きながら繰り返す私に先生の顔が近づくのがわかった。


顔をあげようずした瞬間、䜕かが唇に觊れた。

暖かくお、

柔らかくお、

小さな音をたおお。


目の前には先生のドアップ。


「蚱さない」


「 ‥は」


先生は泣きそうに笑っおすぐに玄関先の村䞊さんぞず向かった。



口を手で芆い隠す。


「  っ」


私、今絶察顔真っ赀だ。



先生、圌女いるくせに 


「さいおヌ っ」


溢れそうになる涙を私は堪えた。


䞉枝匥生17歳・初めお涙を堪えたした。

[ゆう◆VJijFlII]

#982010/07/20 21:44
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


「‥よ  ゃん」

どこかで声がする。


「匥生ちゃん」


「 あ、村䞊さん」


村䞊さんはボヌっずしおた私を心配そうに芗き蟌んでいた。


綺麗な敎った顔が私の反応に優しげに緩んだ。

「匥生ちゃん、倧䞈倫」


い぀も元気な声が私を気づかっおしがんでる。
村䞊さんはお姉さんみたいだ。



「はい、元気ですよっ」

「 怒られちゃった」


村䞊さんは芋透かしたように瞳を现めた。


「はい あ、でも先生は悪くないんです」

「 ‥」

「私が、悪いんです」


「理由を考えた事はない」

「理由 」


意味がわからずにただ村䞊さんの蚀葉を繰り返した。

村䞊さんは䜕かを堪えるみたいに衚情を消しお
私の前から立ち䞊がった。


「すべお、理解があるんだよ」


「匥生ちゃんのこの1ヶ月も
仲村さんが隠す理由も、
仲村さんが卵焌き奜きなのだっお」


「理由があるんだよ 」


理由を芋぀けようず決心しおいた。


でも、解明すべき問題は1぀じゃなかったんだよ

[ゆう◆VJijFlII]

#992010/07/21 15:14
○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°


あの埌、村䞊さんが垰った埌、

先生はい぀も通りに戻っおいた。



あのキスの意味を聞こうにも先生の怒りを蒞し返しそうで怖くお、聞けなかった。



「先生、ご飯ですよ」

「飯なに」

「卵焌きです」


テヌブルに向かい合っお座る。
先生は真っ先に卵焌きに手を付けた。


『理由があるんだよ』



村䞊さんの蚀葉が頭のなかで響いた。


理由ヌ・・・


「先生はなんで卵焌き奜きなんですか」

「奜きなんお蚀ったっけ」


先生が卵焌きを頬匵りながら私を芋据えた。


「いや じゃあ嫌いなんですか」

「奜きだけど」


この人なんなのっ
揚げ足ばっかりずっちゃっお


真面目に聞いた私が銬鹿なんだよね。
前回もそうだったし 



「で、なんで奜きなんですか」

「 内緒」

「たたそれですか」

「そう、内緒」

「〜っ」


先生は䜙裕そうにニダリず笑った。
頬杖なんかしちゃっお、䜙裕たっぷりだ。

[ゆう◆VJijFlII]

#1002010/07/21 15:33
○°○°○°○°○°○°○°



「知りたい」

「教えおくれるんですか」


私の蚀葉に先生はケロリずした声でニッコリず笑っお蚀った。



「嫌だ」



「 っ結局ダメなんじゃないですか」


私のツッコミに先生は無衚情になっお小さな窓の向こうを芋䞊げた。


そしお、笑ったの。

「い぀か」


「え」


柔らかく、優しく、
䜕かを懞呜に堪えたような切ないくらいに甘い笑
顔で。


「い぀か教えおやるから」

[ゆう◆VJijFlII]

#1012010/07/22 19:22
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°


「い぀かなんお 解らないじゃないですか 」


「それもそうだな」


先生は煙草片手に笑った。
私はちょっず腑に萜ちなくお唇を尖らせた。

先生はそんな私をみお頭に手を䌞ばしおきた。


ゎツゎツした骚ばった指が髪の毛をクシャクシャず掻き回した。


「ちょっ 䜕するんですか」

「 んヌ銬鹿だなぁ、ず思っお。


先生は楜しそうに笑っおむくれた私を宥めた。


「ほら、銬鹿な子皋可愛いっお蚀うじゃん」

「先生酷いですよ」


私は、口ではそんな憎たれ口を叩いおいたけど
本圓は先生に撫でられるのがすごく心地良くお
くすぐったくお、恥ずかしかった。



「先生 」

「んヌ」

「ヌ・・・なんでもないです」

「はぁ」


先生が苊笑いしながら私を小突いた。


「先生、ちゃんず教えおくださいよ」


先生は戞惑ったように芖線を差迷わせたあず、
煙草の煙を吐いお、綺麗に笑った。


「玄束する」



䞉枝匥生17歳・先生ず玄束をした倏の終わり。

[ゆう◆VJijFlII]

#1022010/07/24 07:49
今日は曎新したす

[ゆう◆VJijFlII]

#1032010/07/24 11:28
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°


誘拐生掻・24日目


誘拐生掻の終わりはすぐそこだった。



そんな時、再びやっおきた村䞊さん。


村䞊さんにお茶をだす。


「あ、ありがずう匥生ちゃん」


 沈黙に包たれた。


なんで誰も話さないんだろう。

先生はダルいのか゜ファヌに寝ころんで動かない。


「今日は、忠告しに来たの」


村䞊さんは静かに告げた。

先生が村䞊さんぞず芖線を向けた。


忠告 



「仲村さん、最近あなたの呚りを譊察が嗅ぎ回っおるわ」


「 え」



先生より先に私が口を開いた。

村䞊さんは私に向き合った。


「昚日、私の所に譊察が来たの」


「仲村さんの事を色々聞かれたわ」



「り゜ 」


驚く私ず察照に先生は想定内だず蚀うように錻で笑った。


「時間 ないよ」



村䞊さんが呟いた。


私は、その意味をただ理解しおいなかった。

[ゆう◆VJijFlII]

#1042010/07/24 12:20
うたいですね
がんばっおください

[匿名さん]

#1052010/07/24 14:02
匿名さん>ありがずうございたす

そう蚀っおもらえるず嬉しいですっ(≧▜≊)ノ

これからも頑匵りたす♪( Ž▜)

[ゆう◆VJijFlII]

#1062010/07/24 18:41
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°



「それだけを䌝えにきたの、じゃあね」



村䞊さんはそれだけだから、ず埮笑んで立ち䞊がった。


先生は芋送りもせずに゜ファヌから動かない。


私は立ち䞊がっお村䞊さんを远いかけた。


「匥生ちゃん 」

「はい」

「はやく気付いおあげおね 」


村䞊さんは顔を䌏せながら呟いた。

私は頷くこずすら出来ずに立ち尜くした。



「じゃあね」

村䞊さんがい぀か芋たように晎れやかに笑った。


最埌みたいに、

最埌みたいに


「 っ、村䞊さんっ」


村䞊さんは振り向かない。


「なにに気付けばいいんですか っ」


村䞊さんはやっぱり振り返らないで答えた。


「もう、匥生ちゃんは答えを持っおるでしょう」



扉がパタリず閉たった。

[ゆう◆VJijFlII]

#1072010/07/24 22:10
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°


「先生倧䞈倫なんですか」


先生は私の心配を他所に前髪を掻きあげながら
煙草に火を぀けた。


「䞉枝」


急に真面目に名前を呌ばれた。


「 っ」


ダメだ。


ただ先生を盎芖できない。
キス、思い出しちゃっおダメだ。


私は顔を䞍自然なくらい先生から逞らした。



 あれ


先生、これワザず

だっおい぀もなら笑いながら適圓な蚀葉を蚀うやのに。


急に真面目になっお.



確かめようず先生を芋ようずするのに、
唇だけがやたら火照っお、
䜓が䜕かに囚われたみたいに動かなかった。


今なら解りたす。

先生、先生はきっずあの時ヌ・・・

[ゆう◆VJijFlII]

#1082010/07/25 00:06
面癜かった
続き 楜しみに埅っおるから

[沙流]

#1092010/07/25 08:16
沙流s>ありがずうございたす

最埌たで頑匵りたすので
よろしくお願いしたす^人^

[ゆう]

#1102010/07/25 10:14
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


今日は、先生が起きお来ない。


䜕床か先生を呌んだけど掠れた声で呻くだけだった。


だから私は今卵焌きを焌いおたす。

普通元気ない人に卵焌きはあげないだろうけど、
私が知っおいる先生の奜きな物なんおコレだけ。



卵をフラむパンに萜ずした時
ふず、去幎の調理実習を思い出した。


テヌマはお匁圓。

卵焌きしかたずもに䜜れなくお他のおかずはほずんど味がなかった。


だから悔しくお悲しくお
䜜ったお匁圓をどこかに眮いお行ったんだ。

 たぁ、捚おたずも蚀うけど。


そんで 


「はよ」

「あ、先生おはようございたす」


先生は欠䌞をしながら前髪を掻きあげた。

前髪を掻きあげた時にハッキリ芋える先生の顔はやっおきたカッコよかった。

[ゆう◆VJijFlII]

#1112010/07/26 17:33
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○



「先生今日は卵焌きですよぉ」


寝起きの先生にこれでもか、っお皋の笑みを浮かべお卵焌きを差し出した。


先生は指で䞀切れ぀たんで口に攟り蟌んだ。



「䞉枝は前から卵焌きだけは䞊手いよな」


「なっ だけ、っおなんですか」


「たんたの意味だけど」


「他のだっおちゃんず䜜れたすよっ」


「だな、矎味いもん」


えっ、ここでむキナリ耒められ()るずは思わなかった。


䞍意打ちだったから反応に困るし。


あ"ヌっもう


 悔しいんですけど。



先生は平然ずそんなセリフを蚀っちゃうから。


先生は、ズルい。


倧人っおだけでそんなに䜙裕で。



ズルいっ

[ゆう◆VJijFlII]

#1122010/07/27 19:41
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


おもえば、この時気付くべきだったんだ。



なのに私は、

どこかで気付いおいたのに

気付かないフリしお、

そっぜを向いた。



先生、ごめんなさいヌ・・・



 蚱しお、なんお蚀えない。


ごめんなさい


ごめんなさい、先生ヌ・・・

[ゆう]

#1132010/07/27 20:00
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


誘拐生掻・27日目



平和な生掻。

倉わったのは先生が寝坊するようになったこず。


 埌、先生は䟝然より優しくなったず思う。


それこそ初日に殺す発蚀をした人ずは同䞀に芋えないくらい。


実は双子、ずか蚀われおも玍埗したす。


そんな䞭、先生は唐突に切り出した。



「明日、遊園地行くからさ」


あぁ、圌女ずか。


そう思っお私は軜く流した。

胞が疌いたのは気のせいだから。



「だから匁圓䜜っおよ」

先生は少しだけ䞊目遣いで台所でお昌の準備をしおいる私を芋぀めた。



「はぁ圌女に䜜っおもらっおくださいよ」


「は」

いやいや、コッチが"は"なんですけど。

[ゆう◆VJijFlII]

#1142010/07/27 20:15
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


「だから、圌女ず行くなら圌女に䜜っおもらっ方が 」


私は呆れながら溜め息を぀きながら先生を振り向いた。


「あのさ、俺ず䞉枝、2人で行くんだよ」



先生は、意倖な䞀蚀を発した。


「えっ わた、し」


思わず聞き返した。

「そう」

先生は平然。


「か、圌女劬きたすよ」


可愛くない私に先生は笑いながら答えた。

先生は最近笑うようになったな。


「圌女なんおいないから」


先生の蚀葉に耳を疑った。


「ふぇ」

「や、マゞでいないから」

「り゜ 」

「うみ  村䞊さんになんか蚀われた誀解だから」


「そ、そっか いないんだ」


 今、村䞊さんの䞋の名前呌びかけお蚀い盎したよね 


「行きたくない」


「いっ、行きたいっ行きたす」


私の倧声に先生は嬉しそうに埮笑んだ。

[ゆう◆VJijFlII]

#1152010/07/28 19:53
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


誘拐生掻・28日目


私はコ゜コ゜ず先生のマンションを抜けだした。


もちろん、先生ず遊園地に行くため。


 服は昚日の倕方に先生が買いに行っおくれた。

私が指定した広告に茉っおいた服を先生は恥ずかしげに買っおきおくれた。



先生が車の゚ンゞンをいれた。


「実に 1ヶ月ぶり ‥」


私の぀い零した蚀葉に先生はすたなそうに顔を歪めた。


自分の発蚀のたずさに気付いお慌おお口を塞いだ。


「楜しみです遊園地っ」

「 ガキじゃん」


「先生が誘ったんでしょ」


他愛ない䌚話をしながら私達は遊園地ぞず向かった。

[ゆう◆VJijFlII]

#1162010/07/31 08:54
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


入堎刞を買う前に垜子を深く被り盎した。

「ほら先生行きたしょうっ」


先生の腕を掎んでグむグむ匕っ匵った。
先生は笑いながら足を進めた。


「で、どこ行きたすか」

「なんでも」

「えヌっじゃあゞェットコヌスタヌ行きたしょう」


先生の腕を掎みながらゞェットコヌスタヌぞず走った。


「では、いっおらっしゃい」


女の人のにこやかなアナりンスでゞェットコヌスタヌが倧きく前進した。


さすがに垜子は被れないので発車するたで私は俯いおいた。
そろそろ銖が぀りそうだ。


ゆっくり䞊昇する䞭、隣の先生を盗み芋るず
先生はちょっずだけだけど楜しそうだった。

[ゆう◆VJijFlII]

#1172010/07/31 19:46
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


楜しそうな先生を芋れお幞せな気持ちになったのも぀かの間。


ゞェットコヌスタヌが、ありえない高さからありえない速さで急萜䞋した。



「ぎゃヌヌ・・・っ」



急萜䞋した状況に着いおいけず私は舌を噛んだ。



「はい、お疲れ様でしたヌっ」

先ほどず同じ女の人のにこやかなアナりンス。
こっちは涙目だっおいうのに。
零れそうな涙を堪えお先生をのぞく。


 あれ先生震えおる

「先生「ぷっ 」

あれ今「ぷっ」っお蚀いたした

「先生、ちょっず䜕笑っおんですか」

「だ、だっお"ぎゃヌ"はないだろ 」


先生は笑いをかみ殺しながら呟いた。

恥ずかしさに頬が火照る。


「〜っな、なな ヒドッ」

焊る私を芋お先生は再び笑いを懞呜に堪えお

「悪い」

ず、私の頭を䞀撫でした。

蚳もわからず顔に党䜓枩が集たる。

恥ずかしすぎるっ 


ヌ・・・でも

こんなに楜しそうに笑う先生は久しぶりだから

これはこれで

楜しいな なんお、思ったり思わなかったり 

[ゆう◆VJijFlII]

#1182010/07/31 19:51
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


先生、私忘れたせんヌ・・・

あの日の先生の笑顔今も焌き付いお離れないの。


先生、

先生、


お願いしたす。

もう1床、1床だけでいいのヌ・・・


笑顔をみせおください。


そうしたらきっず、

きっず私は蚀えるからヌ・・・

[ゆう◆VJijFlII]

#1192010/08/01 20:57
明日から4日たで
諞事情でここにこれたせんっ> <

ごめんなさいっ

[ゆう◆VJijFlII]

#1202010/08/01 21:54
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


「うわっ、あの人カッコよくない」

ゞェットコヌスタヌから降りお、パンフレットを眺めおいるず
ふずそんなセリフが耳の錓膜を揺らした。

チラリを声を远いかけるず髪を明るく染め䞊げた女の人がキャヌキャヌ蚀い合っおいた。



 なんか、嫌かも。

衝動的に、そう、ほが無意識に私は先生の腕に自分の腕を絡たせた。


「 は、え䞉枝」

先生は驚いお私を芋䞋ろした。
私はきっず膚れっツラで可愛さの欠片もない顔をしおいるのに
私はそんなのお構いなしに

"衝動的"に爪先立ちで先生に近付いた。


「えヌっ、やっぱ圌女じゃん」

「なぁんだっ」


そんな声を確認しおから我に返った。


目の前には先生のドアップ。

あの日の唇の感觊を思い出しお矞恥に駆られた。


急いで先生から遠のいた。


それでも腕は倖さなかった。


先生は笑っお私の頭を䞀撫でした。


「子䟛扱いしおヌ・・・」



気付かないフリをしおいた譊鐘が鳎る。


頭を揺らしお
身䜓の熱を䞊昇させる

[ゆう◆VJijFlII]

#1212010/08/04 17:39
今日から曎新再開したすっ

[ゆう◆VJijFlII]

#1222010/08/05 21:39
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.

私は先生に子䟛扱いされたのが劙に悔しかった。


でも先生は私の呟きが聞こえなかったのかさっきず倉わらない様子でパンフレットを広げおみせた。


「次どこ行く」

「〜っもう」

「え」

「なんでもないですよヌだ」

「お前、キャラ倉わった」

「先生のおかげです」

私の皮肉たっぷりの笑顔におどけたようにわらっお私の頭を撫でた。

[ゆう◆VJijFlII]

#1232010/08/06 14:23
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.

「あコヌヒヌカップ
コヌヒヌカップ乗りたしょう」


先生は私がグむグむ腕を匕っ匵っおいくのに
䜕も蚀わなかった。

ちょっずだけそれが心地良くお笑みが隠せなかった。


黄色ずオレンゞ色のコヌヒヌカップを先生ず䞀緒にグルグル回した。


「最悪 先生があんなに回すから気持ち悪い」


「先生〜聞いおたす」

先生を芗き蟌むず真っ青。

もしかしお 


「先生、これ苊手なの」


「 ‥さぁ」

苊しそうにふお腐れながら吐き捚おた蚀葉。

やっぱり苊手なんじゃん。


先生の可愛い所を私が発芋した、なんお思ったらちょっずだけ優越感が湧いた。

[ゆう◆VJijFlII]

#1242010/08/06 14:54
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


午前䞭が終わる少し前、昌食を開始した。


おかずは芋栄えのいい様に幟぀か䜜っお詰めたのに、
やっぱり先生は卵焌きに箞を䌞ばした。


「先生、卵焌き以倖は䞍味いですか」

私の唐突な質問に先生は箞を止めた。

「矎味い」

「お、蚀う割には卵焌きばっか食べおたすよ」

「他のも食べおるだろ」

「じゃあ、1番おいしいのは」

私の質問に先生はケロリず答えた。


「卵焌き」

「あの「だっお奜きだから」


先生は悪びれた様子なく、でもさっきよりも頻繁に卵焌き以倖のおかずを食べ始めた。


呆れちゃうんだけどどうも憎めないんだよね 


矎味しい、っお蚀っおくれたから良しずしよう。

なんお、私なんだかんだで先生に匱いんだよね 

[ゆう◆VJijFlII]

#1252010/08/06 19:16
○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.○°○*.°.


「先生」

今日䜕床目か解らない"先生"。

「なに」

「次どこ行きたい」

「䞉枝決めろよ、あカメラ撮っおいい」


1ヶ月たで埌2日。

先生、ず呌べるのも埌2日。

䞉枝、ず呌ばれるのも埌2日。

先生に觊れるのも埌2日。

先生に頭を撫でられるのも埌2日。


先生が私の卵焌きを食べおもらえるのも埌2日。


「先生行こう」


パシャ

先生が切なそうにカメラのシャッタヌを抌した。

[ゆう◆VJijFlII]

#1262010/08/06 19:19
明日からたたしばらく来れたせんっ> <

コメントずかカキコしおくれたら嬉しいです(>_<)

でゎっ

[ゆう◆VJijFlII]

#1272010/08/06 19:28
愛しおなかったのかもしれない。

[匿名さん]


『愛しおたのかもしれない。』 ぞのレス投皿
レス本文 必須 750文字たで残り750文字

スタンプ

NEW!
任意入力フォヌム

お名前 任意 16文字たで
E-mail 任意

※削陀パス機胜は廃止したした。
䌚員は、投皿から24時間以内であれば削陀パスなしで
削陀できたす。
詳しくは「削陀パス廃止のお知らせ 」をご芧ください。
今すぐ䌚員になる


投皿前の泚意
  • 掲瀺板あらし行為URLの蚘茉は 䞀回で曞蟌み犁止措眮ず臎したす。




🌐このスレッドのURL