「広島12-5中日」(9日、マツダスタジアム)
広島・鈴木誠也外野手の6試合連発弾&1試合2本塁打を放つなど打線が爆発して快勝。このカード2勝1敗とした。
同点に追いつかれた直後の四回。2死一塁で中日2番手・岡田から左中間スタンドへ勝ち越し2ラン。「点を取られた後だったので、すぐに取り返すことができて良かったです」とコメントした。
鈴木誠は初回に6試合連続となる2ランを放っており、7日の同戦に続く、今季5度目となる1試合2本塁打を記録。3試合で5本、直近13試合で12本塁打と、すさまじい勢いだ。
球団の6試合連続本塁打は2005年の新井貴浩以来となる球団最長タイ。プロ野球記録は1972年の王貞治(巨人)と1986年のランディ・バース(阪神)の7試合連続。
打線は五回以降も小刻みに加点して大量点を挙げた。
投手陣は自身初の2桁勝利を目指した先発・九里は4回1/3を5失点(自責点4)と崩れたが、後を受けた中継ぎ陣が健闘。五回、同点に追いつかれて2番手で登板した塹江は1死一塁で堂上を併殺打に仕留め、“1球勝利投手”となった。
[覆面太郎]
<広島12-5中日>◇9日◇マツダスタジアム
広島林晃汰内野手(20)が、球団歴代2位タイとなる連続打数安打記録「8」を打ち立てた。
7日の中日戦の第3打席から、1四球を挟み、連続安打で出塁を続けていた。8回先頭の第4打席では空振り三振で倒れ、記録が止まったが、72年山本浩二(当時の登録名は山本浩司)の球団記録に次ぐ偉業となった。99年の金本知憲らに並ぶ記録を伝え聞いた林は「えっ! 今初めて知りました。ほんまにですか」と目を丸くした。
2試合連続の猛打賞となる3安打3打点と爆発した。2回1死で右前打を放つと、6-5と1点差に迫られた5回無死二、三塁では、「追い込まれていたので何とか食らいついていった」と、中日岡田の141キロ直球を右中間よりの中前適時打でダメ押しの2点を奪った。6回1死一、三塁からは左翼戦への適時二塁打をマーク。「コースに逆らわずに対応することが出来た」と振り返った。
打撃復調への活路を見いだした。8月中旬から調子を落としていた。「(ボールに)手が出なくなったりして、おかしいなと思ってた」。不振からの脱却へ、これまで積み重ねてきた経験を頭の中で整理した。「1軍でも2軍でも、調子が悪い時は絶対あった。そういう時に何をしたのかなというのを考えました」。好調時の感覚を思い出したという。「今はとりあえずバットのヘッドを走らせることを意識してやってます」。9月に入り5試合連続ヒット&4試合連続マルチと、再び状態を上げてきた。
球団タイ記録となる6戦連発弾を放った鈴木誠の陰に隠れたが、林も偉業に肩を並べかけていた。
[覆面太郎]
広島先発九里亜蓮投手が5回途中5失点と乱れ、自身初の2桁勝利はお預けとなった。
4点リードの4回に、3連打を許すなどして4失点。5回1死三塁から高橋周に中前適時打を浴びたところで降板した。佐々岡監督は「初回からピリッとしなかった。窮屈な投球をしていた。九里の10勝より、チームの勝ちを取りました」と険しい表情で話した。
[覆面太郎]
日本記録に王手弾!! 広島鈴木誠也外野手(27)が球団タイ記録となる6試合連続本塁打をマークした。
1回に中日勝野から右中間席へ26号ソロを放ち、72年の巨人王貞治、86年の阪神バースが持つ7戦連発の日本記録に王手をかけた。さらに同点の4回には決勝27号2ランと、直近6戦で8発と量産。主砲に導かれ、チームは2カード連続勝ち越しで4位に再浮上した。
鈴木誠が球団タイ記録となる6試合連続弾でスタンドのボルテージをさらに上げた。先制弾の余韻も冷めやらぬ1回1死。中日勝野の外寄りのスライダーを振り抜き右中間席に放り込んだ。87年ランス、05年新井の球団記録に並び、72年の巨人王貞治、86年の阪神バースが持つ7戦連発の日本記録に王手をかけた。
「詰まろうが、先っぽだろうが、自分のスイングができていれば確率良くヒットは生まれると思う。それが今のところはハマっているのかな」
またも第1打席目にアーチを描いた。1打席目の本塁打は5試合連続。いずれも試合の主導権を握る価値ある1発。この日はさらに同点に追いつかれた4回に中日岡田の低めスライダーを拾い上げて、左翼席に放り込んだ。値千金の決勝弾にも「点を取られた後だったので、すぐに取り返すことが出来て良かったです」と淡々と振り返った。直近6戦で8発の量産態勢。その間、3試合で決勝弾と、勝負強さも発揮する。
[覆面太郎]
球団記録や日本記録という言葉にも、鈴木誠からは景気のいい言葉は聞かれない。「バットに当たってしまえば、アウトになるかの2択。今はその(ヒットになる)確率が高くなっているだけ。打撃はホント水物。いいものは続かない。その中で最低限できることをやっていければ」。もともと個人記録に興味を示さない。ここまでの自身の働きに満足していない現状が、記録への欲もかき消す。「そんなこと言っている場合じゃない。みなさんが盛り上がってくれれば。僕はもう毎日必死で打たないと」。試合後、球場を出たのは誰よりも遅かった。チームの勝利を最優先に考える主砲の復調とともに、チームは2カード連続で勝ち越し。4位に再浮上した。
野球を始めた頃、野球界はイチローや松井秀喜が全盛。スター選手の影響もあり、左打ちにする野球少年が多くいた。鈴木誠も左打ちを器用にこなしていたが、父宗人さんから「お前の時代には必ず右打ちが求められる」と言われ、右打ちを変えなかった。時をへて、広島の4番となり、日本代表の4番となった。日本球界を代表する右打者として、同じ右打ちで広島の先代4番・新井らの記録に追いつき、10日はプロ野球界の右打者として初めての領域を目指す。
▽広島佐々岡監督(鈴木誠について)「練習のときからずっと見ていても、本当にすごいんですよ。ビックリするくらい打球を飛ばしていますから。相手投手からしたら、投げるところがないんじゃないかと思うくらい、絶好調ぶりを見せてくれている」
[覆面太郎]
広島田中広輔内野手がプロ8年目にして初の「親子ゲーム」に臨んだ。
6月2日の日本ハム戦を最後に先発出場がない田中広は、ウエスタン・リーグのオリックス戦(由宇)に「1番三塁」で先発出場。4打席に立ち、1点を追う6回2死三塁からは中前への同点適時打を放った。その後マツダスタジアムへ直行し、中日戦で7点リードの7回2死二、三塁で代打で出場も、見逃し三振に倒れた。
[覆面太郎]
広島塹江敦哉投手(5回1死一塁から2番手で登板し、併殺でしのぎ今季4勝目)「ゴロを打たせたいと思った。ラッキーでした」
▼1球勝利=塹江(広島) 9日の中日戦で記録。19年酒居(ロッテ)以来、プロ野球43人、44度目。広島では68年安仁屋、71年宮本、03年林に次ぎ4人目。
[覆面太郎]
ロッテが荻野、小窪の同級生ベテランコンビの2本塁打で引き分けに持ち込んだ。
2点を追う七回には小窪が移籍後初アーチとなる左越えソロで1点差。九回には荻野が抑えの平野から左翼席への8号同点ソロで追いついた。首位攻防3連戦は1勝1敗1分けで首位をキープした。
井口監督は移籍後初スタメンで起用した小窪の活躍について「彼の経験値だと思うので。広島の強いときにしっかりとやってきた選手ですから。自分なりに調整してきてくれている」と喜んだ。
今後についても、大事な場面でのスタメン起用の可能性も示唆。「外国人もDHにしながら最後まで使わないともたないと思うので。しっかりと小窪がでてきてくれた」と、貴重な戦力として期待をよせた。
[覆面太郎]
ほのぼのムードが漂った。広島は9日の中日戦(マツダ)に12ー5で勝利。前日8日の同戦で7安打しながらも1得点だった打線が15安打12得点と爆発。その中心にいたのが鈴木誠也外野手(27)と林晃汰内野手(20)だ。
2人揃ってお立ち台に上がり、好調の要因を聞かれた鈴木誠は「林さんがよくバッティングを見てくださってアドバイスくれるんで、その成果が出たと思います」と話した。それを横で聞いていた林はこの日の鈴木誠の活躍に「ほんとにすごいなあと思って、いつも見させていただいてます」と恐縮気味に答えた。
さらに鈴木誠にも同じように林の活躍への質問が飛ぶと「バッティング練習とかも一緒にやらしてもらってますので、そのままの形が出てると思いますし、日々こういう試合後も夜中まで素振りをしている林選手を尊敬します」とちゃめっ気たっぷりに回答した。
[覆面太郎]
佐々岡監督は頼りになる主砲を称賛した。以下は一問一答。
-打線は15安打12点を奪った。
「先制攻撃ができた。誠也の一発を含め3点入ったのが大きかった」
-鈴木誠は6試合連続本塁打。
「6試合ですか。すごい打撃というか。練習のときからずっと見ていても、本当にすごいんですよ。ビックリするくらい打球を飛ばしていますから。それが試合でね。きょうの逆方向への一発。相手投手からしたら、投げるところがないんじゃないかと思うくらい、絶好調ぶりを見せてくれている。本当にすごいです」
一方、投手陣は自身初の2桁勝利を目指した先発・九里は4回1/3を5失点(自責点4)で降板。だが、後を受けた中継ぎ陣が健闘した。五回、1点差とされて2番手で登板した塹江は1死一塁で堂上を併殺打に仕留め、“1球勝利投手”となった。
佐々岡監督は継投策について以下のように言及した。
-九里は10勝目を手にできなかった。
「初回からピリッとしない。決め球なり、ボール先行なり、窮屈な投球をしていた。きょうはあそこで限界というか。10勝目がかかっている試合で、それはこっちが厳しくというか、九里の10勝よりチームの勝ちをとりました」
-あとを受けた塹江が良い投球をした。
「あそこで最高の形のゲッツー。そのあとの投手もね。矢崎はファームから推薦があって上げた。きっちり3人で抑えたというのは、自信にしてほしい」
[覆面太郎]
広島など19都道府県の緊急事態宣言は今月30日までの延長が正式に決まった。湯崎知事は9日夕方、会見を開き、酒を出す飲食店の休業要請の継続など対応を発表した。県内の反応をまとめた。
広島市内の飲食店。県の要請に従い臨時休業を続けている。期間が延長されることに複雑な心境だ。
【店長】
「時短(営業)はきついなと。長さがきつい。2か月目に入ってくるとしんどい。預貯金も枯渇している。助成金があるとはいえしんどい」
延長することについて、市民に聞いた。
【市民】
「完全に収束した感じではないので延長してもらったほうがいい」「どちらかというと賛成。長く続くと自粛する人も少なくなると思うので新しい対策をたてて欲しい」
「お店の方は困るだろうな。みんな(店が)閉まるといろんな所に影響があるので気の毒だ」
県は1万平方メートルを超える大規模な商業施設について生活必需品などを除いて土日祝日に休業するよう要請する。「そごう広島店」「広島三越」「天満屋」「福屋」は現時点では今週の土日、生活必需品の売り場の営業を決めている。学校には修学旅行の中止か延期を要請。体育祭・文化祭は感染リスクが高いとして行わないことを要請する。
今月30日まで延長された緊急事態宣言。湯崎知事は会見で県民に協力を呼びかける。
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<ウエスタン>9月9日オリックス戦 東出コーチ、1軍から出場の田中に「悩み苦しんでいる」
[覆面太郎]
2016年から一軍打撃コーチとして、強力カープ打線を構築し3連覇に貢献。2020年からは指導の場を、将来有望な若手が集う二軍へと移した。二軍打撃コーチとして、カープ伝統の育成力をどのように高めていくか。卓越した打撃論で多くの才能を育ててきた、東出コーチ独自の指導観に迫った。 ※数字はすべて8月16日現在。
◆小園の将来を考えて甘えを許さず厳しく接してきた
─一軍打撃コーチを経て昨季から二軍打撃コーチに就任されました。どういった方針を掲げて指導されていますか?
「明確な方針は置いていません。その都度その都度、選手と話をして考えるようにしていますし、会話を重ねることで、僕自身が新しいことに気付かされることもよくあります。選手に合ったベストな取り組みを、選手とコーチが一体となって考えていくのが今のスタンスですね」
[覆面太郎]
─若い選手とのコミュニケーションで意識されていることはありますか?
「選手一人ひとりの性格をいち早く把握することが大事だと思います」
─昨年同様、今年も一軍で若手選手の活躍が目立っています。今年は特に、小園海斗選手や林晃汰選手など、高卒3年目野手の活躍が印象的です。
「若い選手は、技術的な部分に関しては、何度も失敗と経験を重ねながら引き出しを増やしていくものです。ただ、小園の年代は、同学年をはじめ、年齢が近い選手も多いですから、お互いに負けられないという気持ちを持ってプレーしているのではないかと思います。特に今年の小園は、これまで以上に自覚が芽生えてきたように思います。昨年はさんざん僕に怒鳴られていましたが、今年は軽い行動や言動が減ってきたと感じています」
─どんな指摘をされたのですか?
「小園に限らず、高卒の選手は精神的にムラのある子が多いんです。気分屋と言うんですかね。気分が良い時は一生懸命やるのですが、そうでない時は真剣に取り組まないタイプが多く、小園にもその傾向がありました。なので集中力に欠けていたり、言い訳をした時は、彼のためにも厳しく接するようにしていました」
─そういう脆さの改善も含め今年は精神面が成長したと感じておられますか?
「そうですね。昨年よりはプロ野球選手らしくなってきたと思います。この世界は結果が全てですから、一軍である程度数字を残しているのはすごいことだと思います。テレビで見ていても彼のがむしゃらさが伝わってきます。それだけでも大きな成長だと思いますね」
[覆面太郎]
◆若い選手にとっては全てが勉強。悲観する必要はまったくない
─小園選手同様、林選手も一軍でポジションをつかみつつあります。どういった部分が成長したと感じていますか?
「開幕直後の林は、自分のスイングが全くできておらず、打率も1割台に低迷していました。4月下旬くらいから少しずつ数字を残してきましたが、一軍昇格はタイミングでしょうね。コロナの影響がなければ上がっていなかったと思います。小園と違い林はもう少し時間がかかると思っていましたから。エキシビションマッチではかなり苦しんだようで(25打数1安打)、その時に林が二軍の試合に出場することがあったので久々に見たらかなり状態は悪かったですね。ただ本人にも伝えましたが、これも全て勉強です。悲観する必要はまったくありません」
─林選手は一軍での見逃し三振がわずか3つしかありません。積極的にバットを振っていく姿が印象的です。
「あれだけ体が大きいので、見ている人からすると、例え当たらなくても豪快に三振してほしいのではないかと思うんです。送り出す方からしても同じ気持ちです。球を選びすぎて見逃して三振よりは、しっかりバットを振って帰ってきてほしいなと。おそらく林もそういう思いがあるのではないかと思います」
[覆面太郎]
今季、先発ローテに定着しつつある高卒2年目の玉村昇悟。4月に一軍昇格すると、毎試合大崩れすることなく、安定した投球を続けている。先発としての役目を果たす要因はなにか、成功と失敗を重ねながら成長を続ける左腕に話を聞いた。※数字はすべて8月16日現在。
◆スタミナがないことを認識しているからこそ冷静に丁寧に
─前半戦は先発した全ての試合で5回を投げ切り先発の役目を果たしています。また8試合中6試合で球数は100球超え。このタフさも玉村投手の魅力だと思います。
「実はずっとスタミナがないと言われてきたんです(苦笑)。二軍でも4回や5回くらいから相手打者に捉えられることが数多くありました。先を計算して、このイニングまで投げようと思って試合に入るとダメになることが多いので、まずは与えられている目の前のイニングをしっかり抑えようと思って投げています」
─一軍での失点を見ていくと、黒星がついている時は、たしかに4回と5回の失点が多いです。逆に勝ち星をあげた時は、4回と5回は無失点です。
「一軍で成績を残している打者は、1打席目の感覚を、2打席目以降できっちり修正してきます。序盤と同じ投球だと抑え切れないことが多いので、捕手の方と話し合い、冷静に丁寧に投げるようにしています」
[覆面太郎]
─これまで一軍では坂倉将吾選手と石原貴規選手とバッテリーを組まれていますが、普段、捕手の方とはどんなやりとりをされていますか?
「石原さんは年齢は上ですが、入団した年が同じということもあり話しやすい雰囲気をつくってくださいますし、坂倉さんも『何でも言ってこい』と言ってくださるので、そこは遠慮せずこちらの思いを伝えるようにしています」
◆球種や制球力など、今の自分の全てが一軍で投げるための武器
─投球をみると右打者にも左打者にも、内角にしっかり投げ込めていると思いますが、内角の使い方で意識されていることはありますか?
「内角は、投げ損じて甘くなると長打を打たれる可能性が高くなるので、厳しく丁寧に投げることを意識しています。ボールになってもいいので、しっかり内角を突くようにしています」
─一軍の打者に物怖じすることのない強気の投球スタイルも印象的です。
「そこまで気持ちが強いほうではないのですが(苦笑)、捕手の方が『自信を持って攻めてこい』と強く言ってくださるので、それに引っ張られている部分が大きいと思っています」
[覆面太郎]
─玉村投手は、テイクバックが独特で、少し遅れ気味で腕が出てくるため、打者もタイミングがとりづらいように思います。そのあたりも意識しての投球フォームでしょうか?
「実は特に意識はしていないんです。打者から球を隠そうという気持ちもありません。自分が投げやすいように投げていて、それがたまたま今のフォームになっています」
─投球フォーム自体は高校から変わっていないということでしょうか?
「そうですね。プロに入って、考え方や体の使い方の部分で意識の変化はありましたが、投球フォームはほとんど変わっていないと思います」
─成績をみると、得点圏にランナーを背負った時の被打率が.159とかなり低いです。ピンチの場面で意識していることを教えてください。
「焦らず投げることですね。少し呆気にとられるかもしれませんが、投手が投げないと試合が進まないからしっかり投げようという思いでいるのが正直なところです」
[覆面太郎]
─ピンチを迎えるとギアを上げるという表現をする投手もいますが、そういった感覚でもないと?
「まだギアを上げるような結果を残していないですし、上げるだけの力があるわけでもありません。ピンチの場面ではとにかくコースを丁寧に突く。甘くならないように、集中して投げ切ることを強く意識しています」
─プロ野球選手として、観客がいる前でプレーするのは今年が初めてだと思いますが、ファンの方に囲まれた中で投げる気分はいかがですか?
「初登板の時はかなり緊張しましたが、それ以降は少しずつ慣れてきました。ただやっぱり緊張はしますね」
─後半戦も先発ローテの一員として名前が上がっています。どんな投球をファンの方にみせていきたいですか?
「先発としてしっかりと試合をつくり、1つでも多くの勝ち星を積み重ねていきたいと思っています」
─玉村投手が考える自身の一番の武器を教えてください。
「自分ではよく分からないです。球種や制球力など、今自分が持っている全てが武器になっていると思います」
─数字の目標はありますか?
「シーズン終了まで先発ローテで投げることができれば、数字は自然についてくると思うので、そこまで数字を追い求めず、目の前の試合を大切にして投げていきたいと思います。とにかく1試合でも多くチームの勝利に貢献できるように頑張ります」
[覆面太郎]
9月に入り、今季初のサヨナラ勝利を飾るなど、カープらしい粘り強い戦いが続いている。好調の打線を牽引する打撃陣のキーマンについて、カープOBの笘篠賢治氏に聞いた。
◆SSK砲がもたらす得点の予感
先週は絶好調の鈴木誠也、坂倉将吾の『SSコンビ』を推していましたが、そこに新たに菊池涼介も加わった『SSK砲』が相手バッテリーに脅威を与えています。この3人に回ってくると、得点が入りそうな予感がします。
鈴木は12試合で10本塁打。止まらないですね。四番として文句なしの活躍です。何度も言いますが、彼が打つとチームが乗ってきますよね。
そして菊池は、9月5日の巨人戦で本塁打を含む4安打4打点。五輪明けの頃は、インパクトの瞬間にしっかりと球を押し込めていなかったので、本塁打性の当たりもフェンス手前で失速していました。今はそのズレが修正され、きっちりと球を押し込めるようになっています。1番打者として活躍したシーズン前半の状態に近いのではないでしょうか。
[覆面太郎]
他球団を見ていると、五輪メンバーに疲れが見えています。楽天の浅村栄斗は何試合か休養を取りましたし、オリックスの吉田正尚は故障離脱。そんな中で鈴木と菊池は本当に良くやってくれています。疲れを感じているでしょうが、それを跳ね返す力強さを感じます。
そして、なんと言っても坂倉ですよ。9月7日の中日戦では、9回2死一、二塁から逆転3ランを放ち、今季初のサヨナラ勝利を演出。さらに規定打席に到達し、打率リーグトップに躍り出ました。
今季の坂倉は、バットを構えて、タイミングを取り、踏み出すという一連の動作の中で、球に対して頭が突っ込んだり、離れたりしていません。体の軸が全くブレていません。打つ前の準備段階の形が決まっていて、しっかりと自分の打てるポイントに体の動きを合わせている感じがします。球の見逃し方を見ても、打ちそうな雰囲気がありますよね。
ここから「首位打者」という周囲の声が大きくなってくるでしょうから、その影響があるかどうか。個人成績表に名前が出てくると、意識するなというのが難しいものです。ただ、坂倉の性格からすると、そういうところは気にせずにプレーしそうな感じがします。
今置かれている立場に関しても、完全なレギュラーとは思っていないはずです。巡ってきたチャンスをつかみ取るために、最後まで気を緩めずにやり抜く、そういうスタンスで試合に臨んでいると思います。今の状態のまま、無心でやり続けていれば、最後に良い結果がついてくるのではないでしょうか。期待して見守りたいと思います。
[覆面太郎]
昨季まで13年間カープに在籍し、8月31日にロッテに入団していた小窪哲也選手が一軍昇格を果たし、9日のオリックス戦(ほっともっと神戸)でスタメン出場を果たした。カープ時代にコーチと選手という立場だったカープOBの大野豊氏に、小窪について語ってもらった。
◆若手の手本になるような言動を
小窪の動向については気になっていましたね。2007年のプレ五輪で私は投手コーチを務めていたのですが、青学大時代彼はメンバーに入っていましたし、カープ時代もコーチを務めていた時期も一緒にプレーを共にしました。よく声も掛けていて気になる存在でした。
カープ退団後、NPB復帰を目指して頑張っていましたが、熊本の独立リーグチーム(独立リーグ・九州アジアリーグの「火の国サラマンダーズ」)に決まった時も電話させてもらいましたし、今回ロッテ入団が決まったときもメールで「戦力になれるように頑張れ」と伝えると「優勝できるように、戦力になれるように頑張ります」と力強い返事をもらいました。
36歳と若くないだけに、まず結果を出すことが大事でしょうね。ですが、プロで13年間プレーしてきた経験を踏まえて考えると、プレーはもちろんですが、ロッテでは若い選手たちのお手本になるような言動、行動を見せてほしいと思います。
カープ現役選手たちも同じチームで共に頑張ってきた選手に対しては、どこに行こうとも頑張ってほしいと思っているのではないでしょうか。また小窪の場合はカープ退団後はいろいろな苦労を経てNPB復帰を実現した訳ですから、なおさら応援したいですね。
これからロッテで何年プレーを続けることができるか分からないですが、まずは悔いのないようにやるべきことをやってほしいです。そして一軍の舞台で、小窪の持ち味である粘り強いバッティングを見せてほしいですね。
[覆面太郎]
土壇場で巨人の窮地を救ったのは、不振に苦しんでいた丸佳浩外野手(32)だった。1点差に迫って迎えた、9回2死一、二塁。DeNAの守護神三嶋の直球を強振すると、鋭い打球が右前へ。26打席ぶりの安打が値千金の同点打になった。「何とかしたいという気持ちだけで食らいついていきました」。執念で暗雲を振り払った。
[覆面太郎]
(-。-)y-゜゜゜
私も今からよみますよ
カープファンの楽しみだからね
覆面新聞は
[匿名さん]