今季は6月までの前半戦で3勝を挙げ、一時は独走態勢に。しかし、後半戦に入り持病の左手首痛が再発。さらに渋野の躍進で、前週の日本女子オープンまでに約860万円差まで詰め寄られた。
渋野は5月のワールドレディスサロンパス杯ですい星のごとく現れ、メジャー大会でツアー初優勝の離れ業。全英前の7月には資生堂アネッサレディスで2勝目を挙げ、9月もデサントレディース東海で8打差逆転の3勝目と乗りに乗った状態だ。自身のシーズン目標だった1億円獲得を達成し、「次は賞金女王を目指します」と高らかに宣言した。
スタンレーレディスは申が故障で欠場した。次週の富士通レディスには両者ともエントリーしていないが、ランク3位のイ・ミニョン(韓国)は左脇腹、同4位の鈴木愛(25)=セールスフォース=は左手親指付近を痛め、今季中の完全復帰も不安視されている。申と渋野の一騎打ちとなる可能性が大だ。
渋野は台湾での米ツアー大会参戦のため、11月の三菱電機レディスを欠場する。まずは、賞金総額2億円のマスターズGCレディース(24〜27日、兵庫・マスターズGC)で両者がどんな戦いを見せるか。11月2週目からの4試合は、息をのむような争いになりそうだ。
[匿名さん]