同区連合会を動かしたのは、コロナ禍で身動きがとりづらい現場を無視するかのように市協議会が進めた活動だった。
神戸市立小学校のPTAは、4月12日に役員会や理事会などの活動を休止した。2月に全国一斉休校、4月7日には緊急事態宣言が出て、外出もままならなかったためだ。ところが、市協議会は緊急事態宣言が続いていた5月7日、各校のPTA役員名簿の提出を求めてきた。
保護者は学校に行くことさえ遠慮していたタイミングだ。役員決めどころではなかった。そんな事情を無視するかのように、市協議会は同月18日、書面による持ち回り審議で役員会を開くと通知してきた。2019年度会計報告や2020年度予算案などについて、10日以内にインターネットサイトから回答するよう求めたのだ。
市協議会は、同市立の幼稚園、小中高校と、特別支援学校の5校園ごとのPTA連合会を束ねる。理事は各連合会から出すが、その「理事名簿案」で保護者側の理事は、連合会長以外はほぼ空欄。協議会理事は個別校園、区連の総会、市連の総会を経て決まる。コロナ禍で、各校園の保護者がPTA活動どころではないことを象徴していた。これについて、市協議会は「9月に開催予定の理事会に向けた資料を役員に確認してもらう必要があったが、コロナで集まることができなかったため、書面審査を依頼した」と説明した。
神戸市立小学校のPTAは、4月12日に役員会や理事会などの活動を休止した。2月に全国一斉休校、4月7日には緊急事態宣言が出て、外出もままならなかったためだ。ところが、市協議会は緊急事態宣言が続いていた5月7日、各校のPTA役員名簿の提出を求めてきた。
保護者は学校に行くことさえ遠慮していたタイミングだ。役員決めどころではなかった。そんな事情を無視するかのように、市協議会は同月18日、書面による持ち回り審議で役員会を開くと通知してきた。2019年度会計報告や2020年度予算案などについて、10日以内にインターネットサイトから回答するよう求めたのだ。
市協議会は、同市立の幼稚園、小中高校と、特別支援学校の5校園ごとのPTA連合会を束ねる。理事は各連合会から出すが、その「理事名簿案」で保護者側の理事は、連合会長以外はほぼ空欄。協議会理事は個別校園、区連の総会、市連の総会を経て決まる。コロナ禍で、各校園の保護者がPTA活動どころではないことを象徴していた。これについて、市協議会は「9月に開催予定の理事会に向けた資料を役員に確認してもらう必要があったが、コロナで集まることができなかったため、書面審査を依頼した」と説明した。