🪓 ﾒﾙﾃｨﾌﾞﾗｯﾄﾞ攻略･地方

むう、やっぱ唐突過ぎましたかね(´ω`；)
スタイルについては>>530氏の仰る通りで、七夜視点は多いけど白レン視点があんまりないのでせっかくだし・・・
と試した次第。ボヤキが少ないせいで分かりにくくなったかな、申し訳ない。
ありぴこに関してはホラ。アレですよ

こここここの野郎、秋葉ちゃんを差し置きチエル先輩に見向きもせず、美人メイド姉妹に囲まれつつ金髪美人との逢引きの噂を立て、
さらにかわいい義理の妹がいることも判明し謎の黒服美少女との接触も確認され、あと誰だったかなえーとどっかの同級生の女の子、
何か不幸っぽい奴だった気がするまぁ良いや・・・からさりげないアプローチを受けていながら！いながら！！いながら！！！
この上さらにこんな可愛い子と、腕組んで歩いて名前で呼ばれる関係になっているだとぉぉおおお！！！？？？
マルクス主義は死んだァーーーー！！！！（だっ）

・・・な感じで。コレに関してはまた後でちょびっと出てくるんですが、まぁいいか。

>>531
実に良くわかったww
GJ、続きにも期待だｾﾞ。

>>528から。


すっかり更けきった夜の路地裏に帰り着く。先ほどまで出ていた月は隠れ、辺り一面闇に沈んでいる。やれやれ、全く面

「—————」

ドクン、と心臓が一度大きく鼓動するのを感じる。

「きれい・・・」

白レンが呟いたその言葉が向けられたのは、頭上の月。

「・・・綺麗だな」

七夜の呟いたその言葉が向けられたのは——
・・・何か俺、今夜は変だな。

「何か・・・俺、今夜は変だ」

また口に出してしまった。

「変でもいいよ、志貴」

ぱっと軽く勢いをつけて立ち上がり、白レンが言う。ちょっと辺りを見回した後、手を広げてくるりと一回転し、七夜の前に立つ。
つい、と上げられた顔が柔らかく微笑み、透き通った紅色の瞳が七夜の眼を捉える。

「ね、志貴。踊りましょう」
「踊り・・・って、急にどうした？変だぞ、お前も」
「変でいいから。さあマスターさん、一曲お相手願えないかしら？」

ワンピースの裾を軽くつまみ、心持ち身を屈めて白レンが言う。
やれやれ。自然と唇が緩んでいた。・・・まぁ、いいか。今夜一晩くらい、変でも。

「——承知。ではご一緒させて頂きましょう、マドモワゼル」

こちらも姿勢を正し、胸に手を当て芝居がかった会釈をする。白レンが伸ばした手を、恭しく取った。
そのまま身を寄せてもう一方の手を白レンの腰へ。白レンの手は七夜の肩へ。互いの顔が近づくと、白レンはちょっと赤くなって顔を伏せた。
目の前には、サラサラと流れる音が聞こえてきそうな銀髪と、ほんのり赤く染まった白レンの華奢なうなじ。
どちらからともなく自然に体が動きだす。形式も決まり事もない、けれどきれいに揃った、二人だけのステップ。
くるり　くるり
ターンをするたび、白レンのワンピースがふわりと風をはらみ、長い銀髪が青く光る。
くるり　くるり
再度、白レンと七夜の眼が合う。また白レンが頬を赤くする。今度は逸らさなかった。
くるり　くるり
蒼く白い月の下、静寂と月明かりに包まれた四角いステージの上、二人が踊る。


白い猫と、ワルツを——

ぐっじょぶ
弱気な白レンもこれはこれでまたじゅるり(´¬｀)

みんなどこ行ったんだＹｏ(´・ω・`)


・・・
「志貴・・・」
ゆさゆさゆさゆさ
「むー、ほんっとに寝ぼすけなんだから」
ぴたぴたぐいぐいむいむいむい
「あ、結構伸びる・・・」
むいむいぐにぐにみょみょみょ
「面白い・・・」
ぐいむいぐにみょたぷうにゅぐいぐいぐい
「・・・って、いい加減起きなさいよッ！！！」

ズゴッ！

「はうぐっ！？」
腹部への強烈な衝撃で眼が覚める。咄嗟に

ﾃﾗぐっじょぶ！

俺は白レン使いになるぜｗｗｗ

ぐじょーぶ！

寧ろ俺は七夜使いに。

久しぶりになんか書こうかなぁ。
つっても前の奴未完だったWRYYYYYYYYYY

があああああああやってられねえええええええええ！！
書く→文字数over→はらはらしながら『戻る』→消えてた＼(＾〇＾)／
仕方ないので書き直し。>>415 　の続きですー。

「で、乾君。こんな所で何やってるんですか？」
「うぉっ、シエル先輩！」
　唐突に後ろに現れたのは、隠れていた有彦を半眼で睨むシエルの姿。ちなみに浴衣装備である。
「いや、面白い事になってるから、ちょっと見学っす。浴衣似合いますね」
　さらりと褒め言葉を混ぜる。確かに濃い藍色は、髪と相まって似合ってはいたが、
「面白い事……？　誰ですか、彼女は」
　鮮やかなスルーパスだった。
「

　その1分後。
「いてて、ちょっと引っ張らないで下さいよ先輩っ」
「ほらほら、早く行かないと間に合いませんよ」
　現れたのはシエルと有彦だった。
　有彦は耳を掴まれ引っ張られており、それは傍から見れば、出来の悪い弟に苦労している姉、という構図だった。
　その弟役有彦は、
「あ、

がんばれさっちん・・・勝ち目は薄そうだけど(ﾉ´∀`)ﾉ

序曲　>>536

おまけ


「では、これより遠野家家庭裁判所を開廷します」
「はい、秋葉様」
「は〜い♪」
「・・・・・・」
「被告人、遠野志貴は死刑。異議ある者は？」
「・・・」
「では判決を下しま」
「む〜！！む〜〜〜！！！」
「何ですか兄さん？異議があるならちゃんと日本語で言って下さい」
「むむ、むむむ〜〜！！！」
「うるさいですわね・・・翡翠」
「はい」
ベリベリベリッ
椅子に縛り付けられた遠野志貴に翡翠が歩み寄り、遠慮のない手つきで口に張られたガムテープを引き剥がす。
「痛ってぇ！！！ひ、翡翠、もうちょっと優しく頼むよ・・・」
「申し訳ありません。志貴様」
と言いつつも翡翠の眼は全く笑っておらず、申し訳なく思っていないのは明らかだった。
秋葉は居間の中央に腕を組んで仁王立ちし、琥珀は（見た目は）にこにこ笑いながら少し離れたところに控えている。
「・・・で、兄さん。何か言いたいことがあるのでしたらどうぞ」
「あるに決まってるだろ！口にガムテープ張られて喋れる訳が無・・・いや、そもそもこれは何の騒ぎだよ？
　朝起きたらいきなりがんじがらめに猿ぐつわって・・・冗談にしても度が過ぎるぞ、秋葉」
「朝ではありませんわ。もうとっくに昼過ぎです」
「いいじゃないか・・・今日は学校休みなんだし・・・」
「起きられなかったのは夕べ遊びすぎたから、ですね？」
「へ？夕べ？」
「・・・夕べはお楽しみでしたね、兄さん」
「な、何の話だよ・・・」
「あくまでシラを切るつもりですか・・・琥珀！」
「はいは〜い♪ではでは証人Iさん、どうぞ〜」

秋葉がいらただしげに首を振ると、琥珀がさっと体をずらす。その向こう側には椅子が一脚と・・・
「・・・何やってんだ、有彦」
・・・乾有彦が目だけ椅子の背の上から覗かせていた。
「証人Iです」
「いや、有彦だろ」
「証人Iだ」
「お前、その隠れ方意味無いから」
「証人Iだ！！！」
「いいから乾さん、早く証言をお願いします」
「はい！秋葉ちゃん！！！」
「・・・真性のアホだ・・・」
腕が動けば頭を抱えたいところだが、志貴の体は足から腕と胸まで念入りに椅子に縛り付けてあった。
「証言します！昨日の夜、そうあれは10時を回っていたでしょうか。俺がいつもの夜遊・・・夜の巡回に勤しんでいると、
　偶然にも遠野君を見かけたのです。学生の癖にけしからんと注意しようと話しかけると、そ、その隣に、おおお、女の子が・・・！」
「・・・有彦、まずどこから突っ込んでいいかがわからん」
「あらら〜志貴さん、突っ込むだなんてそんな、どこに・・・」
「・・・姉さん」
何を想像したのか、突然琥珀が頬を染め、翡翠がたしなめる様に眉をひそめた。
「ちょっと黙ってて下さい琥珀さん。まず俺はお前と違って、そんな時間に繁華街で遊ぶ趣味はない」
「こんなにはっきりした証人がいるというのに、まだとぼけるつもりですか？兄さん！」
「だから知らないってば！大体夕べアルクェイドとは夕飯食べたらすぐ別れたし・・・」
ぴくっ
「・・・へぇ、兄さん。アルクェイドと言うと、あの金髪アーパー女の。」
ぎくっ
「うっ・・・！し、しまったー！？」
秋葉の表情が固まり、こめかみがひくひくと痙攣し始めた。
「あれほどあの女とは会わない様に言ったはずですのに、お分かり頂けてないようですね・・・！！」
「いや！だけど、それはほら！だから、誤解でッ・・・！」
「志貴ィィイイ！！！貴様、やっぱり美人の外人さんとラブラブってのは本当だったのかぁー！！この裏切り者がァーー！！！」
「ら、ラブラブッ・・・！兄さん！今度と言う今度は覚悟して頂きます！！」
「だっ、違っ、誤解っ、有彦っ、胸倉を掴むな！揺さぶるな！！」
「あらあら、若いって素晴らしいですね〜♪」
「この野郎ー！そんな幸せにも満足せず、ついにあんなかわいいゴスロリ幼女にまで手を伸ばしたかーー！！！」
「よよ、よ、幼女・・・！！？？にににににににに兄さん・・・ッ！？」
「だーかーらー何の話だって言ってるだろうがいい加減にしろ！！」
「・・・不潔です。志貴様」
「最低ですわ兄さんッ！もう結構です！どうぞ地下でゆっくりじっくりたっぷり反省して下さい！！！」
ばこっ！
完全な混沌と化した居間に一際大きな秋葉の声が響き、その手が天井から垂れ下がった紐を引くと同時に、志貴の足元の床が無くなった。
当然万有引力の法則に従い、椅子に縛られた志貴と、泣きながら掴みかかっていた有彦が落下する。
「え、ちょっと秋葉おま・・・う、うわあぁぁぁぁあああああああ！！！」
「ちくしょぉぉおおお俺にも半分よこせ・・・って何で俺までーー！！？」
見事なドップラー効果を効かせつつ二人の声は瞬く間に遠ざかって行った——
「何よ・・・ち、小さいのがいいなら私だって・・・ブツブツ」
「・・・作業を、戻ります」
「ふふふ、ご心配なく志貴さん。あとでこの私がたっぷりかわいがってあげますよ〜♪」


知得留先生の授業を受けますか？
　→いいえ
　　だが断る
　　不潔です遠野君っ


おしまい。

ﾜﾛﾀｗｗｗ
NANAYAのせいで遠野家が大変な事にｗｗｗ

おまいらクリスマスですよ。

おまいら年末ですよ。

ネタとキャラキボン

可能そうなら書く

さっちんの路地裏な正月

真冬の路地裏——しかも真夜中。
普通なら間違いなく人がいるはずのない状況である。いるとすればホームレスくらい、それも翌日には凍死のニュースが出そうなものだ。
その路地裏で七夜と白レンが、例によって何をするでもなくくつろいでいた。
もっとも、さすがに結構な期間住んでいるので、何だかんだで結構環境は整っている。去年運び込んだコタツも文句なく働いていた。
と、気難しげな顔で黙々とみかんを剥いていた白レンが口を開いた。

「・・・志貴」
「どうした？」
「今日は何日？」
「12月の31日だな」
「今は何時？」
「午後11時・・・50分くらいか」
「・・・これから何かする事、あるわよね」
「ん？・・・ああ、それもそうだな。気が利くじゃないか」

それを聞いて、白レンが驚いたように目を見開く。よほど意外だったのだろう。

「え？あ、え・・・何よ、わかってるんじゃない！・・・それじゃ・・・？」
「ああ。勿論だ。ここの所夜更かしが過ぎたからな、今日は早く寝よう」

平然と返す七夜。一瞬白レンのほころびかけた顔が凍り付き、やがてうつむいた。肩が震えている。

「・・・・・・こ、く・・・うう・・・バ、バカ志貴ッ！！！わかって言ってるんでしょっ！！！」

即座に風を切って飛んできたみかん皿を右手でキャッチし、左手で一つ吹き飛んだみかんを受け止める。その動きは流石と言うべきか、微塵の無駄もない。

「何の事かわからないな。もう遅いんだから、あとは寝るだけだろう？」
「志貴っ！いくらなんでも冗談が過ぎるわ・・・！今日は」
「済まないがレン、後にしてくれないかい？話していたら猛烈に眠くなった。また明日な」

遮って言い捨て、そのままごろりと横になる七夜。一方の白レンは、信じられないといった様子で固まっていた。

「志、貴・・・ちょっと、嘘でしょう？ねぇ！」
「おやすみ。レン」
「ッ・・・！」

唇をかみ締める白レン。何かを言いかけたが、そのまま何も言わず、自分のベッドへ行き、静かになる。
くすん、と何かをこらえかみ締める様な声を、七夜の鋭敏の耳だけが捉えていた。

・
・
・

——がばっ！
飛び起きながら素早く頭を振って眠気を払い、軽く髪を梳きつつ腕時計を見る。
6:30AM。時間通り・・・いや、僅かに遅れたか。素早く上着をつかみ立ち上がる。
ベッドに近寄り、寝ているレンを覗き込む。静かに眠っているが、頬に、かすかに何かの流れたようなあとが残っていた。
・・・少し、気まずい。何故だ・・・？そもそも俺がこんな事をする必要があるのか？
——まぁいいさ。この妙な感じは、今に始まった事じゃない。考えるだけ時間の無駄だ。

「レン。起きろ」
「——ん・・・ぅん・・・志貴・・・？」

呟くが、目は閉じたままだった。簡単に起きそうにはない。
・・・時間がない。寝ている白レンに上着をかけると、そのままくるむ様にして抱き上げる。
路地裏の外に走り出し、そのまま置いてあった自転車に飛び乗った。・・・別に盗んだわけじゃないぞ？とあるルートから拝借しただけだ。
片腕で眠ったままの白レンを抱え、もう一方の手でハンドルを握り。フルスピードで走る。
普通ならとてもじゃないが無理のある体勢だが、腕の中の白レンはそれこそ羽のように軽く、小さかった。
全速力を保ったまま、坂をいくつも登る。自慢じゃないが足には自信がある。力強くペダルを踏み、冷たい風がシャツ一枚の肌を刺すように吹き抜けた。

「ん・・・あ、れ・・・？志貴・・・？」

さすがに目が覚めたか。

「よう。お早い、はっ、お目覚め、ふっ、だな、はっ、お姫様」

自分一人なら余裕だろうが、片腕でしかも軽いとはいえ荷物がある。そろそろ息が切れ始めていた。

「え・・・え？ちょ、ちょっと何してるのよ！？何で私」
「良いから、はっ、もう少し、ふっ、寝てろ、起こして、やるから、・・・っと」
「キャッ！？」

小石を踏み、車体がぐらりと揺れる。慌てて白レンが脇腹に手を伸ばしてつかまった。

「じょ、冗談じゃないわ！何考えてるのよッ！！人が寝てるのを勝手にっ、きゃあ！？」
「ほら、暴れると、はっ、落っこちるぞ。寝れないなら黙って、ふっ、掴まってろ」
「掴まるって・・・っ・・・し、仕方ないわね・・・い、今だけよ！降りたら覚えておきなさい！」

肩にも手が伸び、ぎゅっと力が入るのを感じつつ、最後の坂を登る。身を切る風をよそに、暖かい体温が伝わってきた。
見ると、白レンの頬が赤い。・・・寒さのせいだろう。


やがて坂を登り終え、自転車を止める。額に汗の玉が浮かんでいた。やれやれ、鈍ったもんだな。
腕時計を確認。——6:47。ぴったりだな。一息ついて顔を上げると、腕を組んだ白レンがじろりとこちらを睨んだ。

「・・・説明してもらおうかしら。志貴、これはどういう事？」
「まぁ、もう少し待て。もうすぐだ」
「こんな早朝にこんな山の上に連れ出して、一体何のつもり・・・」

そこまで言った所で言葉を切り、スッと白レンが目を細める。眩しいからだ。見回すと、空が徐々に茜色に染まり始めていた。
そして、白レンの瞳をさした朝日が、ゆっくりと東の地平を輝かせつつ現れた。

——初日の出。

「志貴・・・これ・・・？」
「まぁ、俗に言う初日の出って奴だな。直接見るのは初めてだったか？」
「え、ええ・・・初めてよ。・・・きれい・・・」

細めた瞳を今度は一杯に見開き、じっと朝日を見つめる白レン。自転車のサドルに寄りかかってその様子を眺める。
徐々に明るさを増す夜気の中、その表情はあどけない驚きと感動、喜びで輝いていて——綺麗だった。
朝日が昇りきるまで、白レンはぴくりとも動かずに、その様を見つめていた。
やがてほっ、と一つ息を吐くとくるっとこちらに向き直る。また眉根が寄っていたが、何だか今にも笑い出しそうな顔にも見える。

「ね、志貴。これ・・・私のために？」
「・・・どうせ、さあお正月よ！何かして私を楽しませなさいッ！！・・・とか、去年みたいに言い出すだろ？」
「何よ、その言い方！・・・それになんでそっぽ向いてるのよ」
「・・・別に。起き抜けで日が眩しいんだ」
「・・・ありがとう——志貴。」
「ん？何だって？」
「何でもないっ！・・・ま、まぁ、あなたにしては中々気が利いたことするじゃない。その努力はほ、褒めてあげなくもないわ」

口をゆがめて笑い、それはそれは、お姫様にご満足頂けて光栄の極み。と芝居がかった礼をしてみせる。・・・いや、勿論聞こえてたけど、な。

「さて、朝日も拝んだしそろそろ行くぞ。次は遠野の屋敷だ」
「えっ・・・？ど、どうして？」
「初日の出の次は当然初詣、だろ？琥珀の奴に頼んで、こっそり秋葉の昔の着物を用意させてある」

この自転車も琥珀の奴に頼んで用意してもらった物だ。当然ながら無償でそんなボランティアをしてくれるはずもなく・・・
その為に支払うことになる代償を考えて少し憂鬱になる。やれやれ、面

うぇーいあけおめ！そして新年初GJを捧げる。

俺もさつき書こうと思ったが無理ぽ(ノД`)

>>550
あけおめ!!
新年早々ﾊｰﾄﾌﾙな話をありがとう&GJ!!
やっぱこういうのは必要だよな♪

その日は草原で寝ていた。
「ねえねえ、七夜」
「・・・・」
「あの・・・七夜はさ、私の気持ち・・・もう気づいてるよね？」
「・・・・」
「ねえ七夜ってばぁ！」
「・・・・」
「んもう！七夜がそんなに知らんぷりするなら、私が言うよ？
　うう・・・は、恥ずかしいけど、言っちゃうからね！」
「・・・・」
「・・・あ、あの約束のこと・・・今日は二人でデートしようって言ったあの
　約束のこと七夜は覚えてくれてるよね？」
なんてことを突然言ったので。
七夜志貴は目を開けた。
「・・・・」
「うふふ♡」
「・・・おい」
「えへへ〜」
「・・・一体どうしたんだ？」
七夜が思わず言うと、彼女は輝かんばかりの笑顔で、
「ふふふ♪志貴はこういうの嫌い？」
「いや、嫌いとかそういうことじゃなく、なんで今日はそんな態度を取るのか聞きたいんだが」
と、言って七夜は立ち上がり、あらためて彼女の、いつもは怒ってばかりの顔をまじまじと見つめた。
白いレン。
彼女は尖った耳に艶やかな銀髪、抱きしめただけで折れてしまいそうな華奢な体であり、
その笑顔は見たものを虜にしてしまうほどの華麗さがあった。
いつもは怒ってばかり（七夜の前でのみ）いるのでせっかくの笑顔を台無しにしているのだが、
今日の彼女は涙に潤んだ赤い瞳に、恥ずかしそうに赤らめた顔。
仕草も愛らしくて・・・
七夜はそんな妙に態度をしている白レンを半眼で見つめると、
「・・・・とりあえず寝るから黙っててくれないか？」
「嫌よ♪」
「いや、悪いが・・・」
「デートしてくれないと嫌よ♪」
「・・・・」
「あはは☆」
「・・・はぁ」
普段と比べてやはり様子がおかしかった。
「・・・どうしたんだ？頭でもおかしくなったか？」
が、それに白レンがやはり可愛らしく、ふるふると首を振ると、
「そんな・・・私はただ、志貴とデートがしたい・・・それだけよ・・・」
本当に寂しげな顔。
思わず抱きしめて、慰めたくなるような切ないその表情が、
「ああ、新手の嫌がらせか、もしくは使い魔いびりか」
すると彼女は少し傷ついたような顔で、
「え・・・でも・・・私はいつもと同じ・・・」
「ん？その顔を見てるとなんだか寒気がしてきたぞ」
すると彼女はそんな七夜を心配げな顔で見つめ、
「だ、大丈夫？志貴。暖めてあげようか？」
なんて言葉に。
「・・・・・あ〜いろいろ突っ込みたいけど、まあいいか。
　で、なんだったか？このままでいいから話続けてくれ」
それにうなずいて、
「あの、私とデートを・・・」
「あ、先に言っておくが、俺は朝から夕方まで遠野家で翡翠と琥珀の手伝い、
　夜は見回りで徹夜５日目だから君には付き合えない」
七夜は白レンの言葉を遮って、そう言った。

すると彼女は綺麗な青い瞳で見つめる。そしてその瞳から、一滴の涙がぽろりと、
「！な、なぜ泣く！？」
七夜が驚きの声を上げると、彼女は涙を拭いながら、
「だ、だって・・・だって志貴が・・・私とデートしてくれないって・・・」
「いや、しかし・・」
が、彼女は言葉を遮って、
「志貴私とデートしてくれるって言ったもん！志貴私とデートしてくれるって言ったもん！
　志貴私とデートしてくれるって言ったもん！・・・・」
「ま、待て！わかったから、とりあえず落ち着いて話を・・・」
と、そこで、彼女が震えるような声音で言ってくる。
「・・・じゃあ、私とデートしてくれる？」
そして彼女は涙に濡れた瞳でさらに上目遣い。
もう、信じられないほどのかわいさで上目遣いなんかして、
「・・・誰だよ・・・はあ」
もう、わけがわからなくなった。
それに彼女が、
「・・・もぉ・・・志貴ってば恋人の名前を忘れちゃったの？」
また、照れたような赤い顔で言ってきて。
それはもう、演技のレベルを超えていた。
ちらっと白レンを見て、
「やれやれ・・・」
七夜は疲れきった声で言った。
「あ〜俺全く寝てないからさ、デートはまた今度ということで・・・」
が、そこで。彼女の瞳からまたも涙がぼろぼろとこぼれだす。
「・・・・いや、だからなぜ泣く？全くわからん。・・・やっぱり無理だ。
　俺は徹夜５日目だから、寝て英気を養わないと梅サンドを乗り越えられない」
すると、彼女は、やっとわかってくれたのか、残念そうな顔で言ってくる。
「・・・そう・・・そうよね。志貴にも事情があるもんね・・・無理強いはできないよね」
「とか言いながら、なんで氷を出してるんだ？」
「え？これは氷じゃないよ？私の愛だよ？」
そして頭上の氷が光って、
「愛してるわ志貴♡」
「ちょ、待・・・！」
「愛してるわぁあああ♡」
「ぐああああああああああ！？」
次の瞬間七夜は愛の重みに押し潰されて意識をぶっとばされた。
「さあ、行きましょう志貴♡」
「・・・・・」
白レンはぼろぼろになった七夜を引きずって町に歩いて行った。


続くのか？

是非とも続けてくれ！
白レンにいったい何が！？

やはり青い瞳がヒントかッ・・・！？GJ

↓例によって以後3レスの内容全部無理やりぶっこんだショートSS書く

試験

追試組み

色っぽいさっちん

試験。
それは学生が学校を卒業するために避けては通れぬ道。
で、学校サボってた有彦くんは試験で点が取れなくて、追試を受けなきゃならなくなりましたとさ。
うむ、自業自得という奴だな。
「アホめ…」
「あ？なんか言ったか遠野」
乾家、有彦の部屋にて。
まあ、なんだ。
追試とはいえどうせ受かるように出来てるのだから焦ることは無い。
無いんだが…。
「乾君！ちゃんと勉強しないと卒業出来ないよ！」
そう声を上げているのはクラスメートの

遠野家のとある日常

ちょっと書いてみました。続きは一応あるけどどうしよう、自重の流れ…。
お題は関係ないですすみません。

「あら？」
琥珀がそれを見つけたのは、本当にたまたまだった。
遠野家の玄関先。住み込みの身でありながら、いつ見ても荘厳さを感じるその場所に琥珀は足を運んでいた。
早朝である。
双子の妹に

>>561
血だらけでお腹いっぱい？なさっちん・・・つ、つまり！？

どちらの小説もＧＪ

さっちんのお題が多いのは気のせい？まあ、嬉しい限りだが

一位白レン
二位七夜
三位さっちん

のような気がしないでもない。

主題としてはその辺多いよね。

後は上の方にワラキアきしまやシエルアルクがあるくらいか？

>>554の続き

昼下がりのオープンカフェにて
「はい、あ〜ん♪」
「・・・いや、そこは目だから」
それはまだ、続いていた。
「あのね、私ね、保母さんになりたいの〜！」
「・・・そうか」
「でも、お花屋さんもいいなあ・・・でもでも、やっぱり、一番は・・・」
とそこで、白レンはこちらを見る。
そして顔を赤らめ、
「一番は志貴の・・・お、よ、め、さ、ん・・・きゃ♡」
「・・・・・・・救われないな、俺も・・・」
七夜にはわけがわからなかった。
およめさんって・・・なにを言ってるんだ？
いったいここで何が起こって・・・
「もしかして・・・」
と、七夜は実は自分はもう眠っていて、白レンが言うことを聞かない自分に怒って
『もしもレンが○○○○だったら』なんていう悪夢を見せているんじゃないだろうか？
なんて思ったが・・・
「だったらもっと効果的なものがあるな・・・」
彼は欠伸をしながら言った。
じゃあ。
じゃあいったい・・・彼女に何が起こっているのか？
七夜は白レンのほうを見ようとして、しかし彼女は恋する乙女のような潤んだ瞳で
こちらをじーっと凝視してきていたので、嫌な予感がして、慌てて目を反らす。
それに白レンが、
「私のこと・・・好き？」
「・・・・・・一体どうしたんだ？俺は狐にでも化かされているのか？」
「狐？私ねー、ペットショップ屋さんにもなりたかったんだ！だけどぉ、やっぱりぃ、
一番は志貴の、お、よ、め・・・・」
「それさっき聞い・・・」
「きゃ♡」
「————なんて、無様」
もうお手上げ状態だった。

でねでね、家は白い家で、広い庭園があってお花が植えてあって、
白と黒の猫を一匹ずつ飼っていているの♡」
「・・・・ふうん」
コーヒーでも飲んで現実逃避することにした。
「そしてでね、志貴に決めてほしいことがあるんだけど・・・」
彼女は顔を赤くして上目ずかいでこちらを、ちらちら見た。
「？」
様子がおかしかったがコーヒーを飲むことに専念した。
「志貴は子供が何人ほしい？きゃ♡」
ぶはっ
吹いた。盛大に吹いた。吹いた方向に人がいなかったことが救いだった。
「おい、待て」
慌てて白レンの方を向くと、白レンは体を乗り出し、上目ずかいで、
「ねえ、何人くらいほしい♡」
と言い放った。
現実逃避してる場合じゃなかった。これはマズイ。いただけない。
必死で考えた。考えた。考えた。考えた。
考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。
「遠野家！」
藁にも縋るとはこういうことを言うのだろううか・・・。
「レン！今から遠野家に行くぞ！」
七夜は目にも止まらない速度で白レンを抱き上げて言った。
白レンは顔を赤くして、しかしどこか期待していたかのように、
「えっ・・・これから遠野の屋敷に行くの？もう♪志貴はせっかちなんだから♡」
そう言って七夜の首に両手を回して抱きついた。
七夜は勘定をテーブルの上に置き、猛スピードでその場を去って行った。
遠野家に行けばなんとかなる・・・・たぶん。


続く？
こんなに長くなるつもりはなかった
レス遅れたけど感想サンクス。いやマジで

>>567
先の全く読めない展開だけに期待ｗ

>567
同じく先が読めないから続きが気になるぜ
七夜と白レンは良い・・・心が癒されるわ

インフルエンザのせいで一日中暇で仕方なくて全部読み直したんだが…
たまに間違ってる人がいるみたいだけど、七夜がマスターで白レンが使い魔だよ

わざとな人もいるんだよ。

志姫の人、かな？

>>571
ワザとと言うよりもアーネンエルベの設定で書いてるだけなのでは？

「今日もいい天気ね、琥珀」
そう言って紅茶の入ったカップを傾けながら、
どこか遠くを見つめていた。
長い黒髪に意思の強そうな眼、遠野家当主、遠野秋葉である。
傍にいる女性は向日葵のような笑顔をしながら、
「はい、いい天気ですね、秋葉様」
と言って、主と同じように遠くを見た。
使用人の琥珀。
鮮やかな赤い髪。琥珀色の眼。そしていつも変わらない笑顔。
手には紅茶の入った

「・・・それはいいわね」
秋葉は暗く笑った。
「はい〜では早速準備いたしますね。・・・秋葉様、あれはなんでしょうか？」
琥珀の指差した方向を向いた。何かがものすごい速度でこっちに向かって来た。
「？なにかしら？」
それは大きく跳び、太陽を背にした。
「——っ！」
逆光で目がくらんだ。
——マズイ！
慌てて距離を取って眼が治るのを待った。
「琥珀！」
慌てて琥珀を見るが、
「・・・」
返事が無かった。
どうやら琥珀は突然現れた何かを見ることに集中しているようだ。
秋葉は視界がはっきりしてきたのでそれが何なのか確かめることにした。
————それは黒、白が混じり合い蠢いていた。
「・・・着いたから離れてくれ」
———音を発するようだ。
「い・や・よ♡」
——聞き覚えがある声だった。
「——七夜さま？」
無表情のままの琥珀が呟いたのが聞こえた。


>>573の言うとおりアーネンエルベを
ベースに考えているんだけど、マイナーだったか

俺はドラマＣＤ聞いたわけじゃないけど
概要だけは知ってるよ！

マイナーならここから広がっていくかもしれないし
個人的には大歓迎！！
続きを期待して待ってまーす！
まったくもってＧＪだぜ

>>575の続き
「——それで何か用ですか？」
秋葉、琥珀、翡翠の視線が突き刺さる。
汚らわしい物を見るかのように突き刺さる。
それだけで居間の空気は何度も下がった気がした。
その原因は・・・
「ねえ、志貴早く用事を済ませて部屋に行きしょう♪」
そう言いながら笑って耳を甘噛みしたり、抱きついたりしていた。
「・・・・」
「「「・・・・」」」
七夜志貴は今すぐにこの場から逃げ出したかった。
「翡翠、紅茶を持ってきて」
「かしこまりました」
翡翠が紅茶を取りに行くため七夜の傍を通る。
「・・・志貴・・不潔」
ぼそっと呟いて行ってしまった。
「ひ・・翡翠・・・」
翡翠。その髪は赤く、眼は吸い込むような天青石の色をしている。
無表情のように見えるが、人一倍感性の強い琥珀の妹であり、七夜が、唯一殺せない人である。
人から冷たい目で見られるのは耐えられるが、
彼女だけは耐えられなかった。
「・・・それで用は何ですか？」
秋葉は目に見えて不機嫌だった。ほかの二人も不機嫌そうだった。
——さっさと終わらせた方がいいな。
「ああ用事は、こいつのことについてなんだが・・・」
七夜は抱いている白レンを見た。視線が合って
彼女は満面の笑みを浮かた。
「もう、志貴の伝えたいことはわかってるわよ」
「？」
七夜は怪訝そうな顔をした。
こいつ自分がおかしいこと解ってるのだろうか・・・
自覚しているのなら説明を任せようかと思った矢先、
「私達、結婚します♪」
と、訳がわからないことを言い出した。
「「「はい？」」」
その場に居た全員が同じタイミングで声を発した。
「いや、俺が言いたいのは・・・」
「だから、部屋を１つ貸して欲しいの。あ、でもベッドは１つでいいわよ♪今夜は寝れないかも♡」
両手を顔に当てて頬を赤らめている白レンを目の前に３人は唖然とした。

あれ？何か更にややこしくなったぞ。
七夜は更に面

セオリー通り琥珀が犯人かと思ったが！？
なかなか先が読めない展開だわｗ

続き期待してます！
毎度毎度ＧＪだぜ

ほす