>>14
何ともおかしな主張だと考えます。事態が悪化したからこそ、自衛隊を派遣すべきではないでしょうか。それに必要な情報を収集する活動がまず必要です。
この問題を考えるに当たって最も優先して考えるべきは、日本人の生命と財産を守ることです。そして、日本関係船舶の航行の安全を確保する。日本は、最大のエネルギー源である石油の9割弱を中東に依存、そのほとんどをホルムズ海峡経由で運んでいます。日本関係船舶を守ることは日本経済を守ることに直結する。その重要性に議論の余地はないでしょう。
このことが我が国政府の最も重要な責務となることにも論議の余地はないはずです。日本政府以外に日本人と日本関係船舶を守れる存在はありません。そして、この役割を担える組織は自衛隊しかないのです。自分のことは自分で守るのが世界の常識です。そして、日本人と日本関係船舶を守るべくの正しい判断をするためには、まず自前の情報を得ることが最も重要となります。
野党が主張するように自衛隊の中東派遣を見直し、「派遣しない」とするなら、これは日本人および日本関係船舶を日本政府が「守らない」ことになると言えます。派遣に反対する野党の主張は、我が国の船員と船舶の安全確保のために判断の基礎となる情報収集を行わない、つまり、我が国の船員や船舶を自国で守らないということを理解しているのかはなはだ疑問です。