>>435
文科省が旗振りしてくれているおかげで、地方自治体で教育予算緊縮の中でも、支援員の数は増加し続けているんだよなあ。
ボランティアが単独で授業に臨む状況はないので、基本的に事故発生時の責任はその場に一緒にいた教員に問われますよね。保護者からしても、ボランティアの素行が普段から余程悪いとかない限り、ボランティアを責めるようなことは起きませんよ。
ボタンティアに対する社会一般認識はどのようなものでしょうか? 朝、横断歩道で黄色旗を振ってくれる人の前で交通事故が起きた場合、旗振りのボランティアを糾弾する社会でしょうか? そんなことはないと思いますよ。 道で倒れて心肺停止の人の近くにいた人が、心肺蘇生を行ったが死亡してしまった場合、心肺蘇生のやり方が不適切だったからと糾弾されるでしょうか?
ボランティアは善意によってなされている前提がありますから、そこに過失があったとしても糾弾されるべきではありませんよね。そんなことをする社会ではボランティアは絶滅してしまうことが容易に予想できるからです。
学校支援コーディネーターが配置され、各校の地域人材リストは年々充実しています。そこに登録されている多くの方々は、地域の高齢者、専門技術を有した方、学校への出前授業が可能な職種の方々等、様々です。そのいずれの方々も、嫌々学校に来られるのではなく、登録して子供と触れ合う意思を持った方々です。そのような方々に責任をなすりつけるようなことがあってはなりませんよね。
保護者の中には常識のない、ボランティアに牙を剥くような方も稀にいるかもしれません。そのような際に、コーディネーターや学校職員がどのように振る舞うべきかは自ずと分かると思いますよ。まあ、大切なのは事前の打ち合わせで、児童生徒の情報共有や支援上の留意点、予想されるトラブル時の対応の仕方等を話し合っておくことに尽きますが。もちろん、教育現場に不適切なボランティアだと思われる場合は、支援に入っていただかないようにしなければならないのは言うまでもないことです。