💊 メンタルヘルス総合

シベリアンハス貴

ルプスレギナ「今日からパロちゃんの訓練担当になったルプスレギナっす。よろしくっす」
パロム「よろしくお願いします」
ルプスレギナ「まずは体力値の訓練からやるっすよ。スクワット100回」
パロムはフラフラになりながらスクワットをする。
ルプスレギナ「休みながらでも良いっすよ」
パロムはスクワット100回をやった。

ルプスレギナ「次はジョギングっす」
先程のスクワットで脚が痛くなってしまったこともあり、1kmしか走れなかった。
ルプスレギナ「パロちゃんがコロナの後遺症というのは聞いてるっす。今はそれぐらいで良いっすよ」
パロム「ありがとうございます」

ルプスレギナ「最後に懸垂っす」
パロムはおでこが鉄棒の高さぐらいまで上がった。
ルプスレギナ「おでこぐらいまで上げる懸垂と考えれば懸垂1回っすね。私も久しぶりに懸垂やってみるっすよ」
ルプスレギナは顎まで上げる懸垂を10回やった。
ルプスレギナ「本当はもっとできるっすけど、今日はこれぐらいにしたっす」
パロム「すごいですね」
ルプスレギナ「ワーウルフはそれぐらい筋力があって普通っす。パロちゃんはワーウルフになったばかりだから体力値が人間程度なのは仕方ないっす。鍛え続ければ懸垂10回ぐらい簡単っすよ」
パロム「そうでしょうか」
ルプスレギナ「大丈夫っす」

ルプスレギナ「じゃあ魔法の訓練をやるっすよ」
パロム「はい」
ルプスレギナ「パロちゃんは魔法の基本はできるので魔法の応用訓練をやるっす。シャイニングをクリスタルを使わないでできるようになってほしいっす」
パロム「難しそうですね」
ルプスレギナ「ところが、コツを掴めば簡単っす。サンダガを大幅に充電してから放電するっす。そうすればシャイニングになるらしいっすよ」
パロムはサンダガを大幅に充電してから放電したら、サンダガがシャイニングになった。
パロムはクリスタルを使わないシャイニングを習得した！

パロムは戦闘訓練でエントマに勝利した。
決め技はアルテマである。
アインズ「このように、アルテマは決まれば大ダメージを与えることができる。だが、今のパロムもまだプレアデスレベルではない」
シャルティア「エントマを倒したのにでありんすか？」
アインズ「そうだな。エントマはプレアデスでは最下位の強さであり、他の者と違って、あまり戦闘に特化していない。イビルアイにも倒される始末だからな」
エントマ「申し訳ありません」
アインズ「謝ることはない。エントマは戦闘が専門ではないのだから」

アインズ「パロムに質問だが、プレアデスのエントマ以外のメイドにも勝てると思うか？」
パロム「全く勝てる気がしません」
アインズ「それは正しい判断だ。ナーベは守護者寄りの強さだし、ルプスレギナの攻撃力も爆裂級だ。この二人は特に強化されているので、通常のラスボスよりは強い。シズは物理攻撃に特化しているため、レベルがエントマより低くてもエントマより強い」
レオノーラ「勉強になります」

ナーベ「アインズ様はパロムをプレアデスの一員にしようというお考えなのですか？」
アインズ「パロムをプレアデスの一員にしようとは今はまだ考えていない。現段階では、パロムがどこまで強くなれるかを調べているところだ。パロムの適性が明確になったら、それに相応しい任務を与えようと考えている」
ナーベ「ということは、今後パロムがプレアデスの一員になる可能性はあるということでしょうか」
アインズ「実は、その可能性は低い。パロムの能力値を見てくれ」
パロムの能力値が記された紙を見せる。
ナーベ「魔力値特化型ですね」
アインズ「なるほど。ナーベも魔力値特化型だから、パロムはナーベの下位互換と考えることもできるだろう。だが、特殊値を見てくれ」
ナーベ「！　特殊値に関しては守護者のそれに近い」
アインズ「その通りだ。パロムの特殊値を増やしたのはペロロンチーノだから、パロムがどのような特殊能力を持っているかはペロロンチーノに聞きたい気持ちではある」
ナーベ「しかし、ペロロンチーノ様に聞ける状況ではない」
アルベド「つまりはパロムの特殊能力を解き明かすしかないのよ」
デミウルゴス「解き明かした結果、パロムは守護者レベルにできることも解き明かせる可能性があります」
ナーベ「つまり、パロムはプレアデスにもない特殊能力を持っていると？」
アインズ「その可能性が高い」

パロムは戦闘訓練でユリに勝利した。
決め技はアストラルスマイトである。
パロムのアストラルスマイトはアインズに教えてもらった。
アストラルスマイトは非実体に有効なので、パロムはその魔法をデュラハンのユリの非実体の頭部に使ったところ、大ダメージを与えることができた。

アインズ「パロムにはプレアデスの能力値のデータを教えているが、相手の弱点属性を攻める戦術が得意だな」
パロム「そうですね」
アインズ「ファイナルファンタジーのキャラなら当然のことだろう」
シズ「コロナの後遺症でも強力な魔法が使えるということは、後遺症が治ったら私も倒されません？」
アインズ「心配するな、シズ。パロムの実力はだいたい分かった。これ以上プレアデスと戦闘させる気はない」

アインズ「パロムに任務を与えよう。漆黒聖典を壊滅せよ」
パロム「漆黒聖典？」
アインズ「そうだ。漆黒聖典とは、シャルティアを精神操作した者が含まれるスレイン法国最強の特殊部隊だ」
パロム「僕一人では難しいかと」
アインズ「分かっている。ナザリックでパーティーを作って皆で戦おうと思っている」

アインズ「第五席次は魔獣使い。そいつは魔獣の捕獲も兼ねてアウラに任せる。第四席次は神聖魔法を使うようだが、シャルティアに任せる。第三席次は四つの宝玉を使う。宝玉の捕獲も兼ねてマーレに任せよう。第二席次は時間操作をするらしい。ルプスレギナに任せる」
ルプスレギナ「私に倒せますかね？」
アインズ「大丈夫だ。第二席次まではラスボス未満の強さらしい」

アインズ「第一席次は槍を使う神人で、これといった弱点はない。パロムに任せよう」
パロム「弱点がない敵は僕の苦手とするところですが」
アインズ「さらに訓練したパロムに任せようと思っている」

アウラはドラゴンを使役して第五席次に勝利した。
シャルティアは中レベルの神聖魔法をものともせず第四席次に勝利した。
マーレはあっという間に第三席次に勝利した。
ルプスレギナは超人的な動体視力を活かして時間操作による移動をものともせず第二席次に勝利した。

パロムはマキシマイズマジックで強化したマジックアローによる先制攻撃で第一席次を倒した。
第一席次が所持していたロンギヌスの槍はナザリックの宝物殿で管理されることになった。
アインズ「第一席次の強さはソリュシャンより上か？」
パロム「そこまででは無いかと。ロンギヌスの槍を使わせなければ、エントマより上でソリュシャンより下だと思います」
アインズ「シャルティア。お前の意見と違うようだな」
シャルティア「私は私より格下の強さを推し測るのが苦手でありんす」
アインズ「おそらく、第一席次はロンギヌスの槍という強力な武器を所持していたために、実際よりも強く見えていたのだろう。第一席次がロンギヌスの槍を使いこなせるかどうかは大いに疑問だ」

あの日は人生初めてのトラウマだった。
パロム「お前を倒す」
番外席次「また身の程知らずのチャレンジャーが来たか」
相手は髭が生え始める年頃の少年に見える。
私を倒すと言っている割には無装備に近い。
ほとんど防御力がない布の服を着ていて、武器も持っていないからだ。
番外席次「狂ってるのかい？」
パロム「狂ってないよ。オレはマジックキャスターだ」
番外席次「ガキの喧嘩に付き合う気はないけど、一発だけなら魔法を喰らってやるよ。その後は私がお前を返り討ちにするけどね」

中途半端な強さで自信過剰になっている敵ほど脆弱な存在はない。
パロム「ツインマジック。マキシマイズマジック。ドレイン」
番外席次のHPを全て吸収し、番外席次は倒れた。

アインズ「マキシマイズマジックで強化したドレインをツインマジックで二重化している。ハメ技だな」
デミウルゴス「番外席次のHPでは耐えられなかったわけですね」
ラナー「最初に油断させたのも大きいです」
アルベド「一瞬過ぎて番外席次の強さが不明ね」
ソリュシャン「あれは私でもきついです」
ルプスレギナ「私でもあれ喰らったらきついですよ」
ナーベ「同じく」
アウラ「総合的な能力値の差を考えると、一撃で決められなかった場合、逆にパロムがやられちゃいますね」

アインズは考える。
今のは番外席次が油断しなければ番外席次が勝っていた気がする。
しかし、現実にはパロムが作戦勝ちしている。
番外席次がナーベと同等の強さだとすると、それに近い強さでハメ技が成功したということか？
アインズ「少なくとも今のパロムはプレアデス中位レベルだと考える」

アインズ「デミウルゴスはどう考える？」
デミウルゴス「少なくともプレアデス中位というのは正しいと考えます。しかし、実際にはさらに強い可能性があります。気になるのはドレインという魔法はあれ程まで強力だったのかという点です。データによるとドレインで吸収できるHPはそれ程多くはありません」
アインズ「そのドレインを位階魔法で強化したという話だ」
デミウルゴス「そうですね。しかし、ここまでドレインを強化できるというのは私のデータにはありません。そこで、考えられる可能性が出てきます」
分かってますよねという感じでデミウルゴスがアインズを見るので、アインズは黙るわけにもいかない。
アインズ「まさか、パロムの特殊能力だというのか」
デミウルゴス「そう、特殊能力です」
マーレ「位階魔法とパロム様の魔法を組み合わせると強力な魔法になるのではないでしょうか」
デミウルゴス「正解です」

アインズ「位階魔法と異世界の魔法の足し算ではなく掛け算となると、パロムは守護者レベルの魔力も出せるということになる」
デミウルゴス「知性も高いので、パロムはアインズ様の下位互換だと考えます。つまり、パロムは守護者レベルになっていると考えます」
それは少し違う。本当は守護者とアインズの戦闘力に大差はない。デミウルゴスがアインズを過大評価するあまり、パロムも過大評価しているのではないかとアインズは思う。

シャルティア「やはりパロムは階層守護者になるべきでありんす」
マーレ「パロム様はのびしろのある守護者ですから尊敬します」
アインズ「ちょっと待ってくれ」
アルベド「そうね。パロムの意見も聞くべきね」
パロム「僕は体力値が低いので守護者レベルではありません」

デミウルゴス「パロム。強さとは魔力、知力、体力の総合力だ。君は自信がなさすぎだと思いますよ。それに、今のパロムに相応しい階層があるではないですか」
アインズ「……第八階層か？」
デミウルゴス「そう。第八階層です。第八階層は特殊能力が高い者の集まり。パロムは第八階層守護者になるべきだと考えます。ヴィクティムだけでは守護者として力不足です」

アインズ「ではパロムを第八階層守護者にしよう」
パロム「僕にできるでしょうか」
セバス「お言葉ですが、アインズ様。まだパロムに守護者の任務は難しいかと。体力値は守護者どころかプレアデスにも劣っています」
デミウルゴス「アインズ様の命令に逆らうつもりかね」
アインズ「まあ落ち着いて聞け。パロムの体力値が劣っているなんてことは誰にでも分かることだ。そこでこのアイテムを使うことにした。パロム、これを使ってくれ」
パロムはそのアイテムを使うと、ワーウルフの種族レベルが2になった。
セバス「そのような貴重なアイテムを！」
デミウルゴス「セバスはパロムの価値を理解してませんね」
アインズ「パロムにはそのアイテムを使う価値があるということだ」
セバス「そういうことでしたら、私もパロムが第八階層守護者になることに賛成します」

アインズ「パロムのHPが少し上がっただけか」
ルプスレギナ「ワーウルフの種族レベル2だとそんなもんですよ」

パロム「第八階層守護者になりたいです」
デミウルゴス「体力値が少し上がって自信が付いたということですか？」
パロム「そうかもしれません」
アインズ「では、第八階層に案内しよう」
守護者とナーベとルプスレギナが第八階層を見学することになった。

ヴィクティム「ようこそだいはちかいそうへ」
アインズ「パロムを第八階層守護者にしようと思っている。ヴィクティムとパロムに守護させようと思っていてな」
ヴィクティム「だいはちかいそうのしゅごはたいへんです。わたしがしゅごしないともんすたーがあばれます」

アインズ「第八階層のモンスターのデータを見せてくれるか？」
ヴィクティム「わかりました」
ほとんどアンデットや機械系の魔獣で埋め尽くされている。そう。第八階層のあれらである。
アインズ「アウラ。お前に使役できそうな魔獣はいそうか？」
アウラ「そうですね。機械系は使役できませんが、アンデットはどうかな。ちょっと第八階層のアンデットは狂暴過ぎですね。私でも使役できそうなのはプチアーリマンですね」
プチアーリマンはアスピルを連発する厄介なモンスターである。
アウラ「あとはエイユーでしょうか」
エイユーは相手の魔法を使用不可能にしてしまうモンスターである。
ナーベ「厄介なモンスターだらけですね」
アインズ「今挙げたのは第八階層の下位モンスターだ」
セバス「なんと」
アウラ「ちょっと凶悪過ぎて私でも第八階層は怖いですね」

アインズ「第八階層のモンスターは強いだけでなく性格も狂暴であるため、ヴィクティムがいないと勝手な行動をして我々に対しても攻撃をする可能性があるほどだ」
シャルティア「ちょっと戦ってみたい気もするでありんす」
アインズ「遊び心で戦闘をしようとするな。シャルティアを一撃で倒せるモンスターもここにはゴロゴロいる」
シャルティア「やっぱり戦わないでありんす」
アインズ「そこでパロムにお願いしたいのは、守護者がここで監視していなくても第八階層のモンスターが第八階層にいるようにしてほしい。できそうか？」

パロム「第八階層のモンスターを倒すことはできませんが、落ち着かせることはできます。アトランティス」
ヴィクティム「あれらがおとなしくなりました」
アインズ「アトランティスとはどんな魔法だ？」
パロム「最近思い出した僕の特殊魔法です。現在いるダンジョンのモンスターの精神を一定時間落ち着かせる魔法です」
アインズ「パロムは第八階層守護者に適任だな」
コキュートス「アレラヲセイギョスルコトガダイハチカイソウシュゴシャノニンム」
アインズ「そういうことだ。これでアトランティスが効いてる間は、ヴィクティムも第八階層を離れられるようになった」

ルプスレギナ「今日はジョギングっす」
パロムは5km走った。
ルプスレギナ「前より走れたっすね」
下半身の柔軟体操もやった。
アインズ「よし。またアイテムを使うぞ」
パロムのワーウルフの種族レベルが3になった。
アインズ「まだだるいか？」
パロム「だるいですね」
アインズはパロムの能力値を見る。
アインズ「物理攻撃と物理防御が少し上がっているが、総合耐性が低い。この調子でレベル上げを続ければ、総合耐性も上がってくるだろう。総合耐性も上がれば、ウイルスに対する耐性も上がるだろう」
パロム「分かりました」

アインズ「ついでにルベドに会うか。ずっと会ってなかったからな」
アトランティスが効いてるのでモンスターに襲われることもなく進めた。途中までは。
シャルティア「行き止まりでありんす」
アインズ「懐かしいな」
ギルド戦の頃に敵ギルドの道を塞いだデッドエンドウォール。行き止まりと勘違いし詰んだ敵プレイヤーも多かった。
アインズ「この壁はモンスターだ」
シャルティア「退くでありんす」
デッドエンドウォール「私はただの壁なので退くことはできません」
アインズ「ヴィクティム。こいつのデータを教えろ」
ヴィクティム「だいはちかいそうのかべもんすたー。じゃくてんはひぞくせいです」

アインズ「皆でこの壁を破壊してくれ。弱点は火属性だ」
ルプスレギナ「ブロウアップフレイム。びくともしません」
デミウルゴス「ヘルファイアーウォール。通じませんね」
ナーベ「本当に弱点は火属性なのですか？」
アインズ「データに嘘はない」
パロム「ディスペル。ファイア」
デッドエンドウォールが破壊された。
アインズ「弱点である火属性対策の魔法をデッドエンドウォールは掛けている。データにもそれは書かれていないんだ」
ルプスレギナ「え、それって危険過ぎますよ。誰もあれらを熟知してないなら、アトランティスだけであれらを抑えられるか分かりませんよね」
アインズ「だからパロムとヴィクティムに任せようというのだ。さて、次に進むとしよう」

第八階層＝無限地獄

エイユー「スリープ」
全員眠ってしまった。
どの程度の時間が経過したであろうか。
アインズ「まずい。眠らされていたぞ。パロム。アトランティスの持続時間はあとどのくらいだ？」
パロム「あと30分もありません」
アインズ「もう一度アトランティスを使えるか？」
パロム「はい。ですが、MPが減らされてるようで、あと一回しか使えませんが使います。アトランティス」
アインズ「寝てる間にプチアーリマンに吸われたか。我々のMPも減らされている」
アルベド「アインズ様。もう今日は危険なので帰りましょう」
アインズ「そうだな。ルベドに会うのはまた今度にしよう」
アルベドの「帰りましょう」という言葉がアインズに刺さる。第八階層はナザリックであってナザリックではない。アルベドがそう言ったように聞こえたから。

アルベド「なぜパロムとレオノーラをナザリックの一員にしたのでしょうか」
アインズは考える。アインズが鈴木悟だった世界で魔法を使えることから、その魔法に魔法の全てが隠されていると考えて魔法の全てを知ろうとしたのだが、それらを全て話すわけにはいかない。それはアインズが人間から転生したことも含まれるからだ。人間は悪であると考えるナザリックの方針がアインズを縛っているとも言える。
アインズ「パロムとレオノーラに魔法の全てが隠されていると思ったからだ」
アルベド「であるならば、我々が異世界転移をし、アインズ様以外の至高の御方々が行方不明である原因も彼らの魔法を解明することで解明できるということなのでしょうか」
アインズ「そうかもしれない」

6565→5656

ルフィ<黒ひげ

らんらんるー☆

アルベド「第八階層のあれらは礼儀知らずね」
ラナー「提案なのですが、パロム様があれらを一人ずつ倒すことで従わせるのはどうしょうか」
アルベド「それは返り討ちに遭うリスクもあるわ」
ラナー「あれらの内、弱い者から倒していけば良いと思います」
アルベド「それは良い提案ね」

パロムのワーウルフレベルが4になった。
パロムはブロウアップフレイムを覚えた。

ルプスレギナ「今日は戦闘訓練っす。と言っても、簡単な訓練なので大丈夫っすよ」
トロールが1体いる。
ルプスレギナ「このトロールは精神操作されてるので、ナザリックの者に攻撃したりはしません。今日はこのトロールをサンドバッグにするっす。パロちゃん、トロールに本気でパンチをしてほしいっす」
パロムはトロールにパンチする。
拳が痛い。トロールは無傷だ。
ルプスレギナ「パロちゃんは黒魔道士なので素手でトロールを倒せなくても大丈夫っすよ。次は今覚えたブロウアップフレイムでトロールを倒してほしいっす」
パロム「ブロウアップフレイム」
トロールを倒した。
ルプスレギナ「今日はこのトロールの焼き肉を食べるっすよ」
パロムはルプスレギナと一緒にトロールの焼き肉を食べた。

アインズ「パロムのコロナ後遺症が治らないようだ」
ルプスレギナ「ワーウルフにウイルス耐性というのはないですよ」
アインズ「そうだった。ウイルス耐性はアンデットだったな」
デミウルゴス「またわざと間違えていますね。どんな意図があるのでしょうか」
アインズ「普通に間違えただけだから、考えても答は出ないぞ」
デミウルゴス「アインズ様のお考えには我々がどんなに考えても至れませんね」
アインズ「…………」

ラナー「あれらの内、どれから倒しますか？」
パロム「プチアーリマン」

パロムvsプチアーリマン

パロム「シャイニング」
ルプスレギナ「最初から大技ですね。プチアーリマンの強さはどのくらいですか？」
アインズ「第八階層では蚊と同じ扱いだ」
プチアーリマン「効かないよ」
ルプスレギナ「ただの蚊がシャイニングに耐えてますね」
パロム「マキシマイズマジック。シャイニング」
プチアーリマンを倒した。
ルプスレギナ「蚊を倒すのに本気出してましたね。次行きますか？」
パロム「勘弁してください」
アインズ「良いだろう。次から強いモンスターになるから、強くなってからにしよう」

パロムのワーウルフレベルが5になった。
パロムの特殊値が上がり、クレリックレベルとの相乗効果が可能になった。
ルプスレギナ「ワーウルフとクレリックの相性は良いので、クレリックも習得するっすよ」
パロム「はい」
ルプスレギナ「おお神よ、ワーウルフのパロムに聖なるお導きを与えたまえ」
パロムはクレリックレベルが1になった。

黒ひげ＝ギーグ

ラナー「次はどれを倒しますか？」
パロム「エイユー」
ラナー「まだエイユーはやめた方が良いと思います。不意討ちとはいえ、幹部陣が敵わなかったモンスターですから。恐らく、データにはない能力を複数持っているのでしょう」
パロムはラナーのこの言葉だけから、自分よりも知性が高いと感じた。
パロム「そうだな。じゃあ、ディズにしよう」
パロムはマキシマイズマジックで強化したシャイニングでディズを倒した。ディズの弱点は光属性だからである。
ちなみに、ディズとは、プレアデスのシズレベルの強さを持つとされるモンスターであり、第八階層のモンスターは強すぎるというナザリック外のプレイヤーの感想を受けて、追加されたモンスターである。

アインズ「強くなったな、パロム」
パロム「大して強くなってませんよ」
アインズ「ディズを倒せる時点で、今のパロムはユグドラシルの中級者プレイヤーレベルになっていると思うぞ。なぜ自信がないのだ」
パロム「体力値が低いからです」
アインズ「そうか。実は私も自分の体力値に自信がないのだよ」
ルプスレギナ「ご冗談を」
アインズ「冗談ではない。私の能力値とルプスレギナの能力値を見てくれ」
アインズは空間に能力値のデータの映像を出す。
アインズ「私とルプスレギナの物理攻撃、どちらが上だ？」
パロム「ルプスレギナです」
アインズ「そう、物理攻撃に関してはルプスレギナの方が上だな。もし私が魔法を封じられるという状況になったとしたら、私でも誰かに倒される危険性がある。そういう意味で、私も最強ではないし、自信があるわけでもない」

アインズ「パロムの考える理想の強さとは何だ？」
パロム「アインズ様レベルです」
デミウルゴス「パロムはアインズ様レベルになるつもりなのですか？」
アインズ「デミウルゴス、そんなことは聞かなくて良い。正直、私でもルベドには勝てないから、私の強さを理想にしない方が良い。パロムの場合、自分の特殊能力を解明することを優先した方が良いだろう」

アルベド「パロムの隠された特殊能力に関してですが、私とデミウルゴスとパンドラズアクターとラナーの4人で解明することに致しました」
アインズ「良かろう。その4人で考えて解明できないことはほとんどないだろう」
パロム「協力ありがとうございます」
アインズ「良いんだ、パロム。パロムも我々に協力してくれているから、恩返しをしているのだよ」