>>88-90
奨学金は学生ローン、就職する時点で600〜1000万以上の借金を抱えることになる。奨学金を抱えている人はローン返済が終わって結婚する傾向にあり、少子化を進めてしまう。
新規に1人を採用すると、生涯雇用した場合に3億以上の予算を要する。それよりかは、経験も実務スキルも高い再任用を安い給与で買い叩いて、その場しのぎをした方が予算的に助かるわけだ。
これから少子化がどんどん進んでいく中で、新規採用を増やせば将来的に不要な人員を賄っていかなければならなくなる。
第2次ベビーブーム世代が他界する40年後当たりになると、高齢者割合は減少するため、国民1人当たりで支える年寄りの数も減少する。それでも、1度引き上げられた定年年齢が引き下げられることはない。国民数そのものが減少する中、税収を保ち、年金受給を減らすためには継続される。
今の世の中を作ってきた年寄りは大事にしないといけない。これからの世の中を作っていく若者が生きやすい社会にしていかなければならない。再任用雇用制度は、その両面に配慮しながら運用していくことが大事なのは言うまでもない。
若手がたくさん合格しても、再任用制度はなくならない。若手の合格枠は再任用枠を考えた上で決められているのだから。地公教法条例を根拠として、翌年の再任用枠を決めて、それから新規採用枠を決めているわけだ。再任用は必ず採らなければならないが、新規採用は必ず採らないといけないわけじゃない。年によって、新規の採用数が大きく増減する。
シルバーでは、元教員だろうが何だろうが希望や適性によって仕事が割り振られる。そこに元教員が参入し、仕事をすれば、シルバーでしか働けない人たちの仕事を取ることになる。
私の知り合いは個人塾の経営を2年やってるが、年間の実利は20万だそうだ。自分のお子さんは自立していて、夫婦ともに教員だったから蓄えもあってできることだそうだ。