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金沢高・釜田は楽天、星稜高・西川は中日から、共に2位指名受ける
27日に開かれたプロ野球のドラフト会議で、石川県内からは金沢高校の釜田佳直投手(18)が楽天、星稜高校の西川健太郎投手(18)が中日にそれぞれ2位で指名された。県高野連によると、県内の高校生の指名は2008年に広島の育成枠に入った金沢学院東の松田翔太投手以来、3年ぶり。大学生でも星稜高出身の高木京介投手(国学院大)が巨人に4位、同じく島内宏明外野手(明治大)が楽天に6位で指名された。
釜田君は金沢高の会議室に設けられた記者会見場で、浅井純哉・前監督らとテレビで会議の様子を見守った。選手の名前が呼ばれるたびに、硬い表情で画面を見つめた。
会議が始まってから約1時間後、電話で連絡を受けた報道関係者が「楽天、釜田」と伝えると、表情がほころんだ。「人生で一番緊張した。名前を呼ばれるのを待っている時が、一番プロになりたいと思った瞬間だった」と喜びを語った。
釜田君は高1の秋からエースナンバーを背負い、公式戦39試合を投げ26勝。今年は春夏連続の甲子園出場を果たした。夏の選手権大会では優勝候補だった聖光学院(福島)の歳内宏明投手との投げ合いに勝ち、3回戦にチームを導いた。
「少しでもチームの力になれるよう頑張りたい。人気の投手になりたい」と釜田君。指導してきた浅井前監督は「ぜひ小さい子に憧れられる選手になってほしい」、チームメートの石田翔太・前主将(18)は、「彼が3年間努力する姿を見てきた。プロになってもここでやってきたとおり、自分を信じていってほしい」と朗報を祝った。