長野県と群馬県にまたがる浅間山では1日、火山性地震が109回と急増し、噴煙の高さは火口から500メートル上空に立ち上った。
気象庁によると、先月29日から2日午後3時までの5日間に、浅間山の山頂直下で発生した火山性地震は計247回。
きのう一日で109回と急増し、噴煙が上空500メートルの高さに立ち上るようすが観測された。
地下のマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動は発生していないが、2日の現地調査では、一日あたりの火山ガス(二酸化硫黄)放出量が平均で900トンに達した。
夜間には山頂火口で微弱な火映も観測されているという。
気象庁は噴火警戒レベル「2」を発令して、火口から約2キロ範囲では、弾道を描いて飛散する噴石に警戒するとともに、風下側では火山灰にも注意するよう呼びかけている。
■国内の火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。
【日時】2017年06月02日(金) 19:07
【提供】ハザードラボ