明治生まれのSL「義経」号、移設先で17年ぶり復活へ
交通科学博物館から梅小路蒸気機関車館へ移設され、17年ぶりに動態復帰することになった7100形蒸気機関車「義経」号(JR西日本提供)(写真:産経新聞)
交通科学博物館(大阪市港区)に展示されている国内最古級の蒸気機関車「義経」号が閉館後、梅小路蒸気機関車館(京都市下京区)に移設され、17年ぶりに動ける状態に戻ることになった。JR西日本が12日、明らかにした。134年前に生まれた明治時代のSLが息を吹き返す。
義経号は明治13(1880)年に米国から輸入され、北海道で最初に走った。煙突の一部が大きく膨らみ、先頭部には「カウキャッチャー」と呼ばれる牛よけの部品を装備。西部劇に出てきそうな古典的なスタイルが親しまれてきた。
大正12(1923)年に廃車となったが、昭和27年に旧国鉄鷹取工場(神戸市)で動態保存機として復元。交通科学博物館には平成3年から展示されている。
JR西によると、閉館後の4月13日に義経号を搬出し、17日に梅小路蒸気機関車館で搬入の記念式典を実施。半年かけてボイラーなどを改修し、10月に構内運転に復帰する見込みだ。
交通科学博物館から梅小路蒸気機関車館へ移設され、17年ぶりに動態復帰することになった7100形蒸気機関車「義経」号(JR西日本提供)(写真:産経新聞)
交通科学博物館(大阪市港区)に展示されている国内最古級の蒸気機関車「義経」号が閉館後、梅小路蒸気機関車館(京都市下京区)に移設され、17年ぶりに動ける状態に戻ることになった。JR西日本が12日、明らかにした。134年前に生まれた明治時代のSLが息を吹き返す。
義経号は明治13(1880)年に米国から輸入され、北海道で最初に走った。煙突の一部が大きく膨らみ、先頭部には「カウキャッチャー」と呼ばれる牛よけの部品を装備。西部劇に出てきそうな古典的なスタイルが親しまれてきた。
大正12(1923)年に廃車となったが、昭和27年に旧国鉄鷹取工場(神戸市)で動態保存機として復元。交通科学博物館には平成3年から展示されている。
JR西によると、閉館後の4月13日に義経号を搬出し、17日に梅小路蒸気機関車館で搬入の記念式典を実施。半年かけてボイラーなどを改修し、10月に構内運転に復帰する見込みだ。