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「日本から出て行け」「学校つぶせ」…部活クラスターで中傷電話、生徒の写真も拡散 島根・松江市
NO.8788044 2020/08/24 11:18
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高校の部活動などで新型コロナウイルスの集団感染が相次ぎ、生徒らがネット上などで誹謗(ひぼう)中傷される事態になっている。
学校側には十分な感染対策が求められるが、批判にさらされる生徒には精神面の悪影響も懸念される。
専門家は、コロナ禍で不安や不満を募らせた大人が、生徒らをスケープゴートにしないよう呼びかける。
■「日本から出て行け」「学校をつぶせ」
9日以降、サッカー部員らの感染者が約100人に上った松江市の私立立正大淞南(しょうなん)高校では、学校の批判に加え、生徒を中傷するような電話が80件を超えた。
集団感染は、部員の大半が寮で共同生活していたことが原因とみられ、同校は記者会見で「学校側の対策が十分ではなかった」と謝罪。
そのうえで「生徒に落ち度はない」と強調したが、ネット上では、生徒の活動を紹介する同校の公式ブログも標的となった。
7〜8月に行われた島根県の独自大会で準優勝した野球部の部員を、屋外でサッカー部員らが祝福する写真に対しては、「マスクも着けずにコロナをばらまいている」との批判が殺到。
同校は「生徒個人が特定される」として写真を削除したが、テレビの情報番組などが取り上げたこともあり、さらに拡散。
島根県は8月21日、写真が転載された十数件のサイトについて「人権侵害の恐れがある」として松江地方法務局に通報し、削除要請を依頼する異例の対応を取った。
生徒の心身の不調を懸念した同校は、島根県臨床心理士・公認心理師協会に協力を依頼。
約50人から「寝られない」などの相談が寄せられているという。
学校関係の集団感染は、天理大ラグビー部や日本体育大レスリング部、福岡県大牟田市の私立大牟田高などでも起きている。
児童生徒を中傷や人権侵害から守るため、独自の取り組みを行うのは三重県教育委員会。
5月中旬から新型コロナの感染者らを中傷するインターネット上の書き込みなどについて専門業者に委託してパトロールしている。
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【日時】2020年08月23日 09:15
【ソース】読売新聞