高嶋の眼
「甲子園まであと1勝。一つ一つのプレーが甲子園につながり、プレッシャーもかかります。のびのび試合ができたほうが、勝つように思います。和歌山北がこれまでのようにプレーできるか、春の県大会決勝や近畿大会などプレッシャーのかかる試合を戦っている市和歌山がその経験を生かせるかが注目です」
[匿名さん]
高嶋仁の眼 英明対智辯学園
走者が一塁にいるから右方向へ進塁打、という考えは必要ありません。それなら、最初から送りバントのサインを出す。一気に好機を広げたいから強攻策なんです。
私が智弁和歌山の監督時代、狙うのは「七カ所」だと指導していました。右翼線、左翼線、右中間、左中間、そしてレフトオーバー、センターオーバー、ライトオーバー。打撃練習から場面を想定し、意識させていました。
[匿名さん]
序盤から打ち合う展開の中では、スクイズへの警戒心が薄くなり、決めやすいんです。
点は取れるときに取らんかったら、絶対にダメ。甲子園はあっという間に9回が終わります。そして「あの1点が……」となるんです。
[匿名さん]
高嶋智辯和歌山一点差負け甲子園
1-2東北
1-2成東
2-3学法石川
3-4拓大紅陵
1-2徳島商業
6-7豊田大谷
4-5岡山理大附
1-2成田
2-3神村学園
2-3明徳義塾
1-2大阪桐蔭
[匿名さん]
高嶋仁の眼「市高(いちこう)(市和歌山)はよく勝ったと思いますよ。九回裏1死一、二塁からの中堅ライナーが少しでも横にずれていたら、わからなかった。勝ち運を持っていますね。
三回の集中打は見事でした。変化球をひっかけることなく中前に打ち返した大路隼平選手の2点適時打、熊本和真選手の中前適時打。やっぱり中堅方向を中心に狙う打撃は大事なのです。」
[匿名さん]
「選抜でベスト8に入った昨年の市高もそうでした。ホームラン打者が多いわけではない。基本に忠実な打撃を実践して勝ちを呼び込みました。」
[匿名さん]
「最後は1点差に迫られました。好機を逃すと、やっぱりこうなる。もし、ひっくり返されたらあそこが痛かったと、そう思って見ていました。5―1と7―1では相手に与える印象も全然違ってきますから。半田真一監督もええ教訓になったと思います。」
[匿名さん]
広島新庄辞めて普通の公立の監督を
してる迫田監督みたいな事を
高嶋さんがやれるなら認めたるわ^ ^
[匿名さん]
「楽しみなカードになりましたが、6・4で仙台育英に分があると思います。慶応は勢いに乗って先に4、5点取れば勝機はあります。逆に仙台育英が3、4点先取すれば、一方的な展開になる可能性もあります。仙台育英は攻撃パターンが豊富です。神村学園との準決勝は、0―1の2回1死一塁で一塁走者に二盗をさせて、直後に7番・登藤君の左前適時打で追いつきました。3回1死三塁では、4番・斎藤陽君のスクイズ(記録は三犠打野選)で勝ち越しました。対照的に慶応は土浦日大との準決勝で、3、4番を含めて3度もスクイズを決められませんでした。主軸であってもスクイズに成功するのは、普段の練習からやっていないとできません。「甲子園で勝つためには、1つや2つの作戦ではダメ」という仙台育英・須江監督の采配にしたたかさを感じます。慶応は渡辺憩君のリードが光ります。準決勝では、打者の狙いを察知した配球をしていました。土浦日大を完封した小宅君のように、捕手が構えたところに投手が投げ切れるかがカギです。」
[匿名さん]
高嶋野球のルーツ
うちが甲子園に出始めたときからですが、夏の県大会で箕島と当たるとやられる。7、8年はやられた。箕島との対戦がない年に甲子園に出場していた。やっぱり一つの壁があるんですね。箕島を県大会で破るようになってから甲子園に堂々と行けるようになった。
練習試合をやるようになってから。何年目かは覚えていないが、練習試合を重ねて、そのうち定期戦になった。5月5日の「こどもの日」に智弁のグラウンドで2試合、昼飯はうな丼。そこまで決まっていた。昼食時にいろんなタイミングを見つけて、尾藤さんからひたすら話を聞く。すると嫌々話してくれるんですよ。そういう機会でないと聞けないですからね。試合をすれば、箕島の悪いところも見えてくる。その代わり、うちの悪いところも箕島は分かるわけです。時間はかかったけれども、勝てるようになった。晩年、尾藤さんは「あんたは強くなってええけど、ちゃんと和歌山の若いやつを何人か育てえよ」「将来『こいつや』と思うやつを育てなあかんで」と話していた。そのうちに亡くなられました。
[匿名さん]
中谷と半田はんは高嶋が育てた
教え子中谷は言うまでもなく、半田はんは智辯と試合して学習してきた男
[匿名さん]
高校生相手の談義イチロー「高校生で自分を導くのは難しい。でも、結局自分しかいなくなっちゃう。だってそういう存在いないでしょ。ということは自分に厳しくせざるをえない。自分を高めていこうと思ったら。自分に厳しくできる人間、中にはいますよ。そうするとどんどん自分を厳しい方に持っていく、厳しい道を選ぶ、それは若いうちにしかできないこと。でもそれを重ねていったら、大変で挫折することもあると思うけど、そうなれたらめっちゃ強くなる。でも、導いてくれる人がいないと楽な方に行くでしょ。自分に甘えが出て、結局苦労するのは自分。厳しくできる人間と自分に甘い人間、どんどん差が出てくる。厳しくできる人間はどんどん求めていくわけだから。うまくなったり強くなったりできる。求めてくる人に対しては求められる側もそれはできる。でも求めてくれなかったらできないから。でも自分を甘やかすことはいくらでも今できちゃう。そうなってほしくない。いずれ苦しむ日が来るから。大人になって、社会に出てからも必ず来る。できるだけ自分を律して厳しくする」
[匿名さん]
チームについても「本当はこれ言いたいけどやめとこうかなってあるでしょ。でも、信頼関係が築けていたらできる。おまえそれ違うだろって。いいことはもちろん褒める。でも、そうじゃない。言わなきゃいけないことは同級生・先輩・後輩あるけど…1年から2年に言ったっていいよ今は、大丈夫。そういう関係が築けたらチームや組織は絶対強くなりますよ。でもそれを遠慮して、みんなとうまく仲良くやる、ではいずれ壁が来ると思う」と述べた。
また「今の時代、指導する側が厳しくできなくなって。何年くらいなるかな。僕が初めて高校野球の指導にいったのが2020年の秋、智弁和歌山だね。このとき既に智弁の中谷監督もそんなこと言ってた。なかなか難しい、厳しくするのはと。でもめちゃくちゃ智弁は厳しいけど。これは酷なことなのよ。高校生たちに自分たちに厳しくして自分たちでうまくなれって、酷なことなんだけど、でも今そうなっちゃっているからね。迷ったときに、この人ならどう考えるんだろって存在は、そんな自分で整理してこれが正解だと思うっていけないですよ、なかなか。かといってじゃあ友達にそんなこと言ってさ、それも違うでしょ。どうしてる?迷ったとき。誰に相談するの。自分の中で整理して進むしかないの?どうであってほしいと思う?厳しくしてほしいって子もいるでしょ、中には」。
[匿名さん]
「自分たちを尊重してくれるのはありがたいんだけど、分からないこともいっぱいあるからもう少しほしいんだけどってない?あるよね」と語り、「これはなんかね、高校野球というよりも大きな、もうちょっと大きな話になっちゃうね。でも自分たちで厳しくするしかないんですよ。ある時代まではね、遊んでいても勝手に監督・コーチが厳しいから全然できないやつがあるところまでは上がってこられた。やんなきゃしょうがなくなるからね。でも、今は全然できない子は上げてもらえないから。上がってこられなくなっちゃう。それ自分でやらなきゃ。なかなかこれは大変」と様変わりした現代では、選手がより自身を律することが求められる過酷さを指摘した。
[匿名さん]