……ってバカーっ!!
このコテSSはSSでもメルブラのじゃねーよ…orz
ほんと寝ぼけてるな、俺
「…っ……!!」
アスファルトの地面が目の前に……降ろしてくれたの?
助かった、と思ったら、涙が止まらない。
「……いきなり、何す…ッ!?」
ぎらり、と輝くモノを突き出された。それは、街灯かも月光かも分からない、淡い光を跳ね返す白刃。
……おもちゃ…じゃない、の…?
「あんた、誰なの…?」
……ちっ。
今の音、舌打ち?……もしかして、何か言おうとしてた?
悪いことしちゃったかな、なんて思う。でも、すぐにその考えを振り払う。
私、今、こいつに殺されかけたんだよ?何で私が遠慮する必要があるのよ。
それじゃあ私がバカみたいじゃない。
「…何とか言いなさいよ?」
そうよ、きっとこいつ、痴漢なんだわ。
でも私があと少しで死んじゃいそうだったから、動揺して何も言えないんだ。…舌打ちは気になるけど。
慰謝料たっぷり貰ってやるんだからっ!!
「……あんた、住所は?名前は?誕生日は?好きな色は?何座?始めて買ったCDは?」
こんだけ聞いておけばきっと警察も動いてくれる。そしたら慰謝料ゲットは確実よっ!!
「……くく…っ」
何か私、変なことしてる?いちいち頭にくる痴漢ね…。
「何を言い出すかと聞いていれば、お前は俺と見合いでもしたいのか?
……誕生日だの、好きな色だの、星座だの。恋の占いなら他の男とやれ」
「こっ…!!誰があんたみたいな痴漢と恋占いするのよっ!?
恋占いってのはねぇ、あんたなんかとは違ってハンサムでクールな感じの、人…と……」
街灯に照らされた、そいつの表情。
切れ長の目は私を真っ直ぐに見つめている。口元には憂いとも取れる僅かな笑み。
(……ヤバいわ、こりゃ…)
顔の作りの一つ一つは志貴君によく似ている。だが、どこか違う。どことは言えないが……そう、雰囲気が。
「何だ、言ってみろ」
この場を楽しんでいるかのような、余裕すら感じ取れる声。
「………訂正。あんたには、身体で罪を償ってもらうわっ」
「?…何のことだ」
「だから…わ、私の彼氏になりなさいっ!!それで、今日とても不幸な私を慰めなさいっ!!」
「……くくっ…」
顔を手で覆い、堪え切れない笑いを漏らすそいつ。
「何よ、嫌っていうの…?
い…嫌なら……その、友達から、でも…」
「……くくっ、腹が痛い…ふ、ふふっ…」
何よ、何よ、何なのよ?
馬鹿にして…っ!!
このコテSSはSSでもメルブラのじゃねーよ…orz
ほんと寝ぼけてるな、俺
「…っ……!!」
アスファルトの地面が目の前に……降ろしてくれたの?
助かった、と思ったら、涙が止まらない。
「……いきなり、何す…ッ!?」
ぎらり、と輝くモノを突き出された。それは、街灯かも月光かも分からない、淡い光を跳ね返す白刃。
……おもちゃ…じゃない、の…?
「あんた、誰なの…?」
……ちっ。
今の音、舌打ち?……もしかして、何か言おうとしてた?
悪いことしちゃったかな、なんて思う。でも、すぐにその考えを振り払う。
私、今、こいつに殺されかけたんだよ?何で私が遠慮する必要があるのよ。
それじゃあ私がバカみたいじゃない。
「…何とか言いなさいよ?」
そうよ、きっとこいつ、痴漢なんだわ。
でも私があと少しで死んじゃいそうだったから、動揺して何も言えないんだ。…舌打ちは気になるけど。
慰謝料たっぷり貰ってやるんだからっ!!
「……あんた、住所は?名前は?誕生日は?好きな色は?何座?始めて買ったCDは?」
こんだけ聞いておけばきっと警察も動いてくれる。そしたら慰謝料ゲットは確実よっ!!
「……くく…っ」
何か私、変なことしてる?いちいち頭にくる痴漢ね…。
「何を言い出すかと聞いていれば、お前は俺と見合いでもしたいのか?
……誕生日だの、好きな色だの、星座だの。恋の占いなら他の男とやれ」
「こっ…!!誰があんたみたいな痴漢と恋占いするのよっ!?
恋占いってのはねぇ、あんたなんかとは違ってハンサムでクールな感じの、人…と……」
街灯に照らされた、そいつの表情。
切れ長の目は私を真っ直ぐに見つめている。口元には憂いとも取れる僅かな笑み。
(……ヤバいわ、こりゃ…)
顔の作りの一つ一つは志貴君によく似ている。だが、どこか違う。どことは言えないが……そう、雰囲気が。
「何だ、言ってみろ」
この場を楽しんでいるかのような、余裕すら感じ取れる声。
「………訂正。あんたには、身体で罪を償ってもらうわっ」
「?…何のことだ」
「だから…わ、私の彼氏になりなさいっ!!それで、今日とても不幸な私を慰めなさいっ!!」
「……くくっ…」
顔を手で覆い、堪え切れない笑いを漏らすそいつ。
「何よ、嫌っていうの…?
い…嫌なら……その、友達から、でも…」
「……くくっ、腹が痛い…ふ、ふふっ…」
何よ、何よ、何なのよ?
馬鹿にして…っ!!