🛎️ 男子プロレスラー

ゼウスはどうなるの？

>>298にやや同感
プロレスにキャラ造りは不要

↑それでもかなり客の入り良かったイメージあるけど…

>>297高田総裁はどうなるんだ？

高田はニート総裁になります(笑)

今日はダイナマイトを見てるのだろうか…

Dr.Deathのスティーブウイリアムスさんが亡くなられました
49歳でした

皆さん。あけましておめでとうございます。
忙しくてなかなか来れませんでしたが、近いうちにまた続きを書いていきます。　　
ウィリアムスの悲報は残念・・・。


〔元おっかけ〕

↑おめでとうございます

是非お待ちしてます

ハッスル見れなかった
っていうか興行すら開催してない

天龍が総裁になればイイ

高田が総裁で試合しないで大先輩の天龍が試合するってのが違和感アリ

高田はレスラーじゃなく今はただのプランナーだから(笑)
いつも数年で息切れする企画ばかり立てるへボプランナーだから(笑)

…平成後期な意見。否定はしない。今の時代に合わせて変化(敢えて進化ではなく進化と呼ばせて欲しい)した、ある意味最もな意見。



だが、元おっかけさんのような、夢やロマンを与えていた頃の…プロレス話を聞きたい。

>>290続き
念願のﾌｨﾆｯｼｭﾎｰﾙﾄﾞを覚え自信を持って帰国した天龍だがﾍｰｼﾝｸﾞなど、ｼﾞｬﾝﾎﾞの後に期待されてﾃﾞﾋﾞｭｰした新人は全て潰れている現実に不安も抱えていた。
｢俺って大丈夫かな？｣
｢何をどうしたらいいの？｣
元相撲取りのﾌﾟﾗｲﾄﾞもあり絶対失敗は許されないと思いこんでいたから精神的にも参っていた。

迎えた国内ﾃﾞﾋﾞｭｰ戦。
東京:世田谷区体育館
馬場、天龍vsﾏﾘｵﾐﾗﾉ､ｴﾙｸﾞﾗﾝﾃﾞ
ﾀｯｸﾞﾏｯﾁ30分1本勝負。

会場には相撲時代、天龍が慕っていた押尾川親方たちが観戦に駆けつけていた事もあり、天龍は極度の緊張に襲われていた。

試合前、馬場が｢好きなようにやってみろ｣と助言。
これで天龍は一気に楽になったという。

試合はｱﾏﾘﾛで一緒だったｴﾙｸﾞﾗﾝﾃﾞに的を絞り、知ってる技を全てぶつけ、最後は12分9秒、師匠ﾄﾞﾘｰﾌｧﾝｸJr直伝のﾛｰﾘﾝｸﾞｸﾚｲﾄﾞﾙﾎｰﾙﾄﾞでﾋﾟﾝ!

｢ｱｯと言う間に終わった。好きなようにどころか、何もできなかったというのが本音｣
と天龍はﾃﾞﾋﾞｭｰ戦を振り返っている。

この日から馬場、鶴田に次ぐ全日本ﾌﾟﾛﾚｽ第３の男として売り出された。

だが、いかんせん力不足。天龍にとって不運だったのは、ことごとくｼﾞｬﾝﾎﾞ鶴田と比較された事である。
鶴田はﾌｧﾝｸｽや馬場、ﾃｰｽﾞらが認める不世出の天才ﾚｽﾗｰ｡
天龍はお世辞にも器用とは(いまだに)言えないﾚｽﾗｰ

多くの期待を背負わされての国内ﾃﾞﾋﾞｭｰ戦を終えた天龍の耳には、悪評、不評ばかりが突き刺さってきた。
この当時全日本ﾌﾟﾛﾚｽはﾚｽﾗｰの質量がﾊﾞﾗﾝｽ良く整っていた。

馬場、鶴田、ﾃﾞｽﾄﾛｲﾔｰ(当時は全日本に加勢していた)高千穂(ｶﾌﾞｷ)､ｻﾑｿﾝｸﾂﾜﾀﾞ､ｸﾞﾚｰﾄ小鹿､ﾛｯｷｰ羽田…

このように並べると、天龍のﾂｹ入る余地は全くなかった。
｢控え室の居心地が悪かったねぇ(苦笑)序列と一緒で俺の座るｲｽもなければ場所もない。
冷たい社会だと思ったよ。あの頃はﾛｯｶｰﾙｰﾑでも間がもてなくてｽｸﾜｯﾄやったりやりたくもないのにﾀﾞﾝﾍﾞﾙ振り回してみたり…
当時、一番若手が大仁田であり、渕であり、薗田。彼らが天龍はﾎﾝﾄに下手だなとか言ってるのが聞こえたりする…。
実力と待遇のｷﾞｬｯﾌﾟ。その葛藤。本当に居心地の悪い控え室だった｣

日本での師匠格、高千穂に｢俺はﾌﾟﾛﾚｽに向いてないんですかね？｣と聞いても
｢いやぁ、ﾃﾞﾋﾞｭｰして間もなくて、これだけできれば大したもんだよ。仕方ないよ｣と言われた。
よくよく考えると５年経っても10年経っても
｢この年数でこれだけできれば…｣
と言われていたような気がする(苦笑)
｢何がﾌﾟﾛﾚｽだ、ふざけやがって！ただの喧嘩なら負けないのに、ﾘﾝｸﾞの上でくだらない事やらせやがって！｣
と、他の格闘技から来た人間が一度は陥る逃げの気持ちを持った事もある。
なんだか周囲に馬鹿にされているような気がして、居心地の悪い日は続いた。

翌年２月、相変わらず悶々としていた天龍に馬場から指令が飛ぶ。
｢もう一度、ｱﾒﾘｶに行って来い！｣

また渡米ですか〜？

修行期間長すぎませんか？

馬場が社長だったの?

>>319続き
今度の行き先はﾐﾈｱﾎﾟﾘｽ｡
ﾊﾞｰﾝｶﾞﾆｱが主宰するAWA｡
ｶﾞﾆｱといえば｢ﾊﾞｰﾝｶﾞﾆｱｽﾞ･ﾚｽﾘﾝｸﾞ･ｷｬﾝﾌﾟ｣
ここからはﾘｯｸﾌﾚｱｰやｹﾝﾊﾟﾃﾗ､ﾘｯｷｰｽﾃｨﾑﾎﾞｰﾄ等、一流ﾚｽﾗｰが育っている。
｢よし！もう一度、一からやり直しだ！｣
気合いたっぷりで日本を発った天龍だがいきなりつまづいた。

ﾛｻﾝｾﾞﾙｽに着いてｶﾞﾆｱのｵﾌｨｽに電話すると
｢ﾊﾞﾊﾞには日本人ﾚｽﾗｰはいらないと言っておいたはずだ｣
とｶﾞﾁｬﾝと電話を切られてしまった。
｢何だよ、これ…｣
途方に暮れているところに馬場さんの知人から
｢ｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺに石川敬士がいるよ｣
と教えてもらった。
｢石川？あっ大ノ海じゃない｣
石川は同じ二所ノ関一門で相撲時代の後輩。

馬場さんの知人に連絡を取ってもらって事情を話すと｢それならｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺに来たほうがいいですよ。こっちには日本人ﾚｽﾗｰは僕しかいなくて、暇ですけど一応、週に３日は試合に出してもらってますから｣
石川の誘いもあり、ﾐﾈｱﾎﾟﾘｽの話が着くまでの間、とりあえず試合があるならと思い、天龍はｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺに飛んだ。

｢いやあ、天龍さん、久しぶりですね！｣
と例によって愛想のいい笑顔で空港まで石川は迎えに来てくれた。
天龍は顔には出さなかったが内心凄くﾎｯとした。
｢今日は何もありませんけど僕のｱﾊﾟｰﾄに泊まってってください｣
見ると、いくらｱﾒﾘｶには車検がないとはいえ、本当に動くのかどうか疑いたくなるようなｵﾝﾎﾞﾛ車がある。

天龍｢石川…。これ大丈夫か？｣
石川｢大丈夫ですよ。ｴﾝｽﾄなんて起こしませんし、250ﾄﾞﾙで買ったんですよ。お買得でしょ｣
天龍｢････。｣
石川｢今日は久々の再会ということでﾊﾟｰｯとやりましょう｣
石川の提案でｽｰﾊﾟｰに寄ってﾋﾞｰﾙや食料を買い込んだ。
そしてｱﾊﾟｰﾄに向かう途中ｴﾝｽﾄした。
天龍｢どうするんだよ｣
石川｢もう歩いていくしかないですね｣
天龍｢････。｣

仕方なくｽｰﾂｹｰｽを担いで一時間ほど歩きようやく石川のｱﾊﾟｰﾄに辿り着いた。
｢天龍さんどうぞ｣
部屋に入ると本当に何もない。ただｶﾞﾗｰﾝとしてるだけ。
｢石川、ところでﾍﾞｯﾄﾞがないけどどこで寝るんだ？｣
｢いや、そこでｶｰﾃﾝを丸めて寝るんですよ｣

｢････。｣
翌日石川がｺﾞﾐ捨て場から寝袋を拾ってきた。
｢天龍さん、これ使えます｣｢どうするんだよこれ？｣
｢いや、何もないよりは暖かいからいいですよ｣
｢捨ててあったんだろ？｣
｢こっちは夜は凄く寒いからﾏｼですよ｣
｢それもそうだな｣

その夜、その寝袋に入って寝た天龍は全身しらみに噛まれてえらい目に遇った。

痒そう…

東京プロレス旗揚げの時は裏切られた怒りと、世話になった過去や着いてきてくれた歩み…複雑だったでしょうね…

翌日、石川は天龍をﾌﾟﾛﾓｰﾀｰに売り込んでくれた。
それから約３ヶ月間、太平洋沿岸をｻｰｷｯﾄすることになった。
週に2〜3試合。ｷﾞｬﾗは50ﾄﾞﾙ程度。ｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺを拠点にｵｰｸﾗﾝﾄﾞ､ｻｸﾗﾒﾝﾄ､ｻﾝﾉｾﾞ､ﾌﾚｽﾞﾉ…
ただし、この頃の天龍と石川のﾌﾟﾛﾚｽに取り組む姿勢は決して褒められたものではなかった。
ｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺには日本人が多く暮らしているので、日本のﾃﾚﾋﾞ番組も多く放送されていた。
それ見たさに｢体調が悪い｣などと言っては試合を休んだりもしていた。

二人で大量にそうめんを湯がいて、その大量のそうめんを食いながら映画を見て｢なんか極楽だな｣と言って１日を過ごしていた。
もういい加減。いつの間にかﾌﾟﾛﾚｽを改めて学び直そうという気持ちなんかなくなっていた。
あんな生活をしていたらどうにもならない。
さすがに石川は｢こんなことをしていたら本当に食っていけない｣とｱﾏﾘﾛに電話しﾐｽﾀｰﾎﾟｰｺﾞと連絡を取った。

｢天龍さん。ｱﾏﾘﾛは稼げますよ。僕は行ってきますからここで頑張って下さい｣
｢お前、俺ひとりでどうするんだよ！｣
｢いや、ひとりでもやっていけますよ｣
まだろくにﾌﾟﾛﾓｰﾀｰと交渉のできない天龍を残し、石川はｱﾏﾘﾛへ飛んだ。

｢あの野郎、冷たい奴だな｣
仕方なく天龍は一人ｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺに残った。

その後、２ヶ月ほどひとりで生活。といっても国際免許もないので隣に住んでいた日系人の方に一緒に移動してもらった。
ｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺには結局３ヶ月いたが、どこの会場も客入りは悪く、何の収穫もなかった。
一度だけ週に４日試合が入ったことがあった。
ｳｷｳｷしているところにﾌﾟﾛﾓｰﾀｰから｢今週の試合は全てｷｬﾝｾﾙだ｣

理由は｢今週はﾓﾊﾒｯﾄﾞｱﾘのﾀｲﾄﾙﾏｯﾁがあって、ﾃﾚﾋﾞでその煽り番組を放送するから、皆それを見るから誰もﾌﾟﾛﾚｽは見に来ないんだよ｣
それで全部ｷｬﾝｾﾙ。
｢ﾌﾟﾛﾚｽってこんなにしょぼいのか？｣
ただでさえ客が入ってないのに、そんなことで１週間ｷｬﾝｾﾙになったときはｶﾞｯｶﾘきたのと情けないのとで凄いｼｮｯｸを受けた。

AWAの件も含め、馬場さんからは何の連絡もなかった。
言い方は悪いがはっきり言って島流し。
でもそんな生活をしていると、独立して自分で生きていかなければならないという気持ちが強くなり、何のｱﾃもないのに一人仕事を求めｼﾞｮｰｼﾞｱに遠征した。

だが、天龍の真の海外修行はここから始まる事になる。

プロレス博士…いや[元おっかけ]さん、ずーっと読んでましたよ。まともなレスをしてるのはあなただけです。天龍デビューストーリー、ためになるし、楽しいですよアメリカンプロレス編も復活待ってます


あなたのレスを読むほどに、天龍関を好きになります。

この人ゎホントに漢らぉ
越中詩郎や三沢光晴が慕うのがヮヵるョン
天龍源一郎のﾌﾟﾛﾚｽゎ人生そのものらぉ

新年明けても気持ちわりいな
岩手のゴミクズ

↑なんだお前ここのレス増やしにも貢献してるのか？(笑)
お前が海外に修行して来い(笑)

意味わかんねー事言ってんな ちんかす

アメリカでの天龍はプロレス修行だけじゃなく私生活も修行だったのか

>>337
ﾘｯｷｰさん！必ず戻ってくると信じてましたよ。
おかえりなさい。m(_ _)m
去年の夏頃でしたっけ？NWAｽﾚは楽しかったですね。
もう一丁やりますか。ｱﾒﾌﾟﾛ。
>>338
HBKも久しぶり。(^-^)/^
ｲﾄｷｵ時代から一緒ですね。

>>342
夜中にいつも感想をありがとうございます。
あなたがいなければここまで書けてなかったかもしれません。感謝です。

それから、鶴田ｽﾚにいたｼﾞｭﾝﾎﾞさんやNWAｽﾚにいた[50]さんや、いかﾚｽﾗｰさん、ﾊｶｲﾀﾞｰさんやﾚｽ番の方や匿名さん等々…。

また話ができればと常々思っております。

[元おっかけ]

>>343もう5年くらいの付き合ぃになりますねっ
ことょろ
なんだったらくれてもぃぃょ

>>336続き
このｼﾞｮｰｼﾞｱ遠征は嫌なものだった。本当に何もかも他のﾚｽﾗｰに頼りっぱなしでｺﾞﾏをすりながら、おべんちゃらを言いながらの生活をせざるを得なかった。
車を持っていない天龍は試合会場に行くのはもちろんの事、どこに行くにしても誰かに｢乗せていってくれ｣と頼まなければならない。
ﾎﾃﾙでﾎﾞｹｰｯとしていて、ご飯を炊いて食って洗濯するにしても、買い物に行くにしても、練習でｼﾞﾑに行くにしても車がないからかなり歩かなきゃいけない。

試合の帰りも他のﾚｽﾗｰに乗せてもらう。
｢いいよ、いいよ、俺が払うから｣などと他のﾚｽﾗｰたちに愛想を振りまいてﾋﾞｰﾙを買ってやったり。惨めな思いをしたし、そんな自分に落ち込みもした。
どこに行ってもﾚｽﾗｰ同士だから仲間意識はある。
言葉が100％分かっていれば問題ないが、そうでない場合、ｱﾒﾘｶのﾚｽﾗｰはとりあえずｼﾞｮｰｸから入る。

これを受けられるかどうかというのがあって、天龍もﾄｲﾚに入っていたらねずみ花火を20個ぐらい投げ入れられ、それが派手に破裂。泡食って飛び出した事がある。
他にもｾﾌﾞﾝｲﾚﾌﾞﾝにいる間に天龍を残し、車は出発。怒っていると20分ぐらいして戻ってきたり等々…
一見、嫌がらせにも見えるが受け流さないとﾀﾞﾒ。
ｼﾞｮｰｸの分からない奴、面白みがない奴と思われたら一緒に行動できなくなるのである。

だから常に柔軟でないといけない。
その反面、ﾅﾒられたら終わり。
あちこちのﾃﾘﾄﾘｰを渡り歩くﾚｽﾗｰは常にﾅｲﾌやﾒﾘｹﾝｻｯｸを持ち歩いていた。ﾚｽﾗｰが10人いたら6〜7人の割合。
外に出たときの対観客用とか対ﾚｽﾗｰ用とか、色んなものを含めて自分を守るという意味合いで。
これ見よがしに威嚇してたﾚｽﾗｰなんかもいた。

しかし、天龍の惨めな思いはﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄだけではなかった。
日本人なのに試合で天龍はﾍﾞﾋﾞｰﾌｪｲｽ。
日本人といえばﾋｰﾙと相場が決まっているが、下手ｸｿで試合がｺﾝﾄﾛｰﾙできないからﾋｰﾙなんてやらせてもらえないのである。
ﾋｰﾙvsﾍﾞﾋﾞｰﾌｪｲｽがﾌﾟﾛﾚｽの中枢となるｱﾒﾘｶﾏｯﾄでは、特に観客の憎悪を一身に集めるﾋｰﾙの役割は最重要となる。