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>>2 直虎が育った遠江国（とうとみこく=現在の静岡県西部）は今川家に始まり、武田家、徳川家にそれぞれ侵略され時代のうねりに大きく巻き込まれていきます。 井伊直虎ゆかりの地を語るうえでも、この御三家なしでは語れないくらいゆかりの深い武将達です。 そして、今年の大河ドラマの舞台地であり、楽器やオートバイ産業でも有名な静岡県浜松市には、直虎が城主を務めた出生地の井伊谷（いいのや）をはじめ、徳川家康が遠江を治める拠点とした徳川300年の始まりの城「浜松城」や徳川家と武田家が遠江統治を巡って争った「三方ヶ原」や「仏坂」などの古戦場跡、そして今川家や井伊家家臣の支城跡も数多く残る東海地方でも知らずと知れた武将の街なのです。 その浜松市の中から始めに井伊家が600年に渡って統治し、直虎も生涯を過ごした井伊谷を巡り、史跡から直虎の生涯や直虎を取り巻く人物、井伊家の歴史まで紐解いていきたいと思います。 そして井伊谷郊外の山間部では、井伊家の分家にまつわる史跡からドラマでも取り上げられている引佐地域の民話「竜宮小僧」ゆかりの地のドラマロケ地まで巡りましたので、長くなるかと思いますが、またお付き合いお願い致します。