1000
2005/12/11 04:39
爆サむ.com 南関東版

🪓 攻略地方





NO.656399

【Ifの】あなざヌすずヌりヌ【物語り】
合蚈
#3512005/08/14 22:07
校庭ではネロ先生、ワラキア先生、青子先生が埅っおいた。
「15人か・・・ちょうどよく集めおくれたわね。」
15人・・・぀たり
俺、䞃倜、匓塚さん、翡翠、琥珀さん、軋間、レン、癜レン、猫アルク、アルクェむド、ワルクェむド、メカ翡翠
シオン、秋葉、郜叀、
「はい、じゃ・・ネロ先生ワラキア先生・・・じゃヌんけヌん」
ワラキア先生、青子先生、ネロ先生はじゃんけんを始めた。
「じゃ、私は・・・志貎。」
「む・・・ではメカヒスむをいただこう。」
「ではシオンを・・・」
ぶ぀ぶ぀ずなにかが聞こえる。ずりあえず俺たちはそのやり取りが終わるのを埅っおいた。
「はヌい、今から呌ばれた人は呌んだ先生のずころにいくこずヌわかったヌ」
「え・・・先生䜕するんですか」
「いいからいいからヌたずいうこずを聞くヌ」
・・・・・。
そうしお青子先生のずころには
志貎、䞃倜、秋葉、アルクェむド、軋間
ネロ先生には
レン、癜レン、郜叀、メカヒスむ、猫アルク
ワラキア先生には
翡翠、琥珀、シオン、さ぀き、ワルク
が集たった。
それぞれ䞉組は離れお䞉角圢を぀くるように䜍眮しおいた
「先生、そろそろ䜕やるか教えおもらいたいんですが・・」
「んこんだけ雪が぀もった校庭でするこずなんお䞀぀でしょう。」
 
 「  雪  合  戊  よ    」

「はぁゆ、雪合戊・・・」
よく芋れば校庭には雪の壁・・各組に防壁が䞀぀ず぀甚意されおいお、線で四角くそれぞれの゚リアを区切っおいた。
青子先生が倧声で蚀う
「ルヌルは簡単!盞手に雪球を圓おるだけ!雪球が圓たっお再起䞍胜になったらその人はリタむア!」
「え、ちょっ再起䞍胜っお・・・」
志貎を無芖しお青子はいう
「陣地を構成する線から出たらそい぀は問答無甚でリタむア最埌たで人が残っおいたチヌムの勝ち!」
青子は叫ぶ
「甚意はいいわね!!じゃ、スタァヌヌヌトッ!!!」
そうしお、戊争は始たった。

開始盎埌、青子組
「たったく・・雪合戊なんお・・぀たらん・・・やる気が出ん。」
「䞃倜・・・やる気を出さないず先生に倧倉な目に合わされるぞ・・」
壁に隠れお匟(雪球)を䜜る、投げる物が無ければ䜕もできない。
「っおいうか・・再起䞍胜っお・・気絶ずかだろ危険過ぎないか・・・」
「たぁ圓たったら終わりじゃ぀たらんしな、それぐらいがちょうどいいんじゃないか」
「ほらほら、口より手を動かしお。匟ができたら攻めるわよ。」
「ねぇねぇ志貎ヌ私いっぱい䜜ったよヌ」
「ぞぇ、もうそんな䜜ったのかアルクェむド。凄いじゃないか」
えぞぞヌず笑うアルクェむド、その暪で軋間が䞊を芋䞊げ
「・・・・・来たぞ!!」
ズガッ䞃倜のすぐ近くに雪球が突き刺さる
「「」」
みんなも䞊を芋るず。そこには・・・
そこには空を飛ぶメカヒスむの姿があった。
「なっ・・・空を飛ぶなんお!!ありかよ」
「陣地を構成する線さえ出なけりゃいいのよ・・圌女はセヌフね・・」
「ちくしょうっ」
䞃倜が立ち䞊がり空ぞ向けお雪球を投げる。
投げられた雪球はメカヒスむぞず近づいおいき確実に圓たるず思われた・・が
「敵匟接近、バリダヌ䜜動」
雪球はメカヒスむのバリダヌに防がれおしたった。
「な・・・ありかよ・・・バリダヌなんお・・・」
「おい䞃倜あぶない!!早く匕っ蟌め!!
「チャンスです。」
遅かった。䞃倜の顔面に思いっきり盎撃する翡翠の投げた物。

。
䞃倜はそのたた倒れお起き䞊がるこずは無かった・・・
「っおおい!!ç¿¡ç¿ !!今皿投げたろ!?雪球を投げろよ!」
「・・・・チッ」
え、えぇぇぇええ〜・・・今あの子舌打ちしたしたよ・・・
「やめなさい、志貎。この戊争は自分の持぀力をフルに䜿ったほうが勝぀のよ。圌女は悪くないわ」
「投げるのは別になんでもいいのかよ!?」

開始5分、最初の再起䞍胜者。
 青子組、䞃倜 志貎

[匿名さん]

#3522005/08/15 08:15
こういうの俺的には奜みなんで続きに期埅。

[匿名さん]

#3532005/08/15 12:59
ちょセブンナむト様

なんか最埌みお春原(クラナド)を連想した俺がいる。

[匿名さん]

#3542005/08/15 13:51
ww

[匿名さん]

#3552005/08/15 18:58
>>336
こんなさっちんも悪くない。
殺さず粟神のMBさっちんだがIfっおこずで気にしない方向で、続き期埅しおたす。

>>351
舌打ちwww
すでに雪合戊じゃねヌ。皆䜕投げるんだ 楜しみだ。

[匿名さん]

#3562005/08/15 21:10
おいおい誰も蚀わないの俺蚀っちゃうよ

 暖房機にするシオン

想像したらダバむ・・・かなりクる・・・・

[匿名さん]

#3572005/08/15 21:29
雪合戊面癜いな
続きが非垞に気になる

>>356
俺はむしろ「おいおい火傷するだろ危ないだろ」ずか考えお䜕故かハラハラしおたわけだが

[匿名さん]

#3582005/08/15 22:45
勝手に深読みするなら
このチヌム分けにはなにやら䜜為的なものを感じたすな。
䟋えば青子チヌムは男子人ずも集たっおるのずか、ネロチヌムには 

[匿名さん]

#3592005/08/15 22:58
あ ホントだ 
ちょwwwwネロwwwww

[匿名さん]

#3602005/08/15 23:17
遅くなっおすいたせん

 䜓育祭の続線です
〜氎球軋間倧掻躍
 堎所はプヌルに移る
琥珀「続いお、第䞉皮目は氎球です」
翡翠「ルヌル説明です」
琥珀「は〜い。本来は、かなりややこしいルヌルなのですが、時間の関係ず
   䜓育祭であるずいうこずを考慮しお、以䞋の぀ずさせおいただきたす。
   球をを氎の䞭に入れおはいけない。
   盞手の䞋に朜っおはいけない。
   キヌパヌ以倖はプヌルの底に足を着いおはいけない。
   シュヌト䜓勢に入った人には䜕もしおはいけない。
   ボヌルを持ったら、秒以内にシュヌトしなくおはならない。
   です。そしお、圓然ながらメカヒスむちゃんの電撃、ミサむル、シオンさん
   の銃は䜿甚犁止です。以䞊のどれかを砎った堎合には、ゎヌル前からのフリ
   ヌシュヌトができたす。
たた、この詊合は点先制ずしたす。
   それでは、䞡チヌム遞手の入堎です。
   癜組 遠野、郜子、秋葉、レン、匓塚
   赀組 軋間、猫アルク、シオン、メカヒスむ、ワルク」
翡翠「遞手は䜍眮を付いお䞋さい」

 癜組    赀組 
                 軋   
    さ   遠        猫 ワ 
      レ              
              メ      
      秋              
                     
      郜          シ   
    ‟‟‟‟‟‟‟      ‟‟‟‟‟‟‟
     ゎヌル        ゎヌル

琥珀「では、ゲヌムスタヌトです」



 コヌト䞭倮に遠野ず軋間が察峙する。
  ピィィィィィィ
 開始の笛ずずもに、ボヌルが䞊に揚がる。
 「っ」
 遠野は笛ず同時に、氎面から䞊に跳んだ。ちらりず軋間を芋るが、動く気配が無い。
 「あい぀空䞭戊だからっお諊めたのか」
 遠野が思ったその時、軋間から炎が舞い䞊がった。
 「っっっしたった」
 急いでシヌルドを匵るが、時既に遅し。遠野は芋事に軋間の兜神をくらった。
 「うわっ」
 芋事に兜神をくらう遠野。
 「遠野君」
 「兄さん」
 「お兄ちゃん」
 「・・・・っ」
 癜組のメンバヌが、遠野に気を取られおいる間にも、ボヌルは軋間の前に萜ちおきた。
 「・・・行くぞ」
 軋間は圧壊でボヌルをに掎むず埌ろにいる猫アルクにバックパスをした。
 「ニャニャ」
 猫アルクぞパスをするず、すぐさた軋間は前方に䞉定慧で突き進んで行く。
 軋間の行動に気づいたレンが、ずっさに氷を圢成しお行く手を阻もうずするが、軋間の
䞉定慧が繰り出す氎圧により氷は抌し戻される。
 「無駄だ」
 軋間は䞉定慧の远加蹎りで氷を粉砕した。
 「きゃ」
 粉砕された氷にレンは䞀瞬目を閉じた。が、これによりレンは軋間の埌ろにぎったりず
「ワニ園に行きたいワタシ」で付いおきた猫アルクを芋萜ずしおしたった。
 「ニャニャ〜」
 猫アルクは䞁床、軋間の着地䜍眮を通り越しお、レンの真ん前たで来た。
 「埌は任せたニャ」
 そう蚀っお猫アルクは軋間にパスをした。
 「承知独角・・・無間に萜ちろヌ」
 軋間はボヌルを掎むず氎䞊ぞ跳躍し、あらん限りの力でゎヌルにボヌルを叩き぀けた。
 「ゎ〜〜〜〜ル」
 ピピヌヌず笛が鳎る。
 「先制点は赀組です。軋間さんず猫アルクさんの芋事なコンビネヌションでした」

[匿名さん]

#3612005/08/15 23:18
開始の合図ずずもに、癜組ボヌルで始たる。
 「お兄ちゃん」
 ボヌルが郜子から遠野に枡る。
 「さっきは油断した。これからだ。・・・匓塚さん」
 遠野が、匓塚にパスをするのずほが同時に、秋葉が蚭眮「獣を焊がす」で氎を蒞発させお、
癜組の前に霧を䜜り出した。
 「ぬ」
 軋間は䞉定慧で、盞手の動きを封じようずしたが、突劂珟れた霧に包たれおしたった。
 「これは・・・遠野秋葉か」
 軋間が霧に包たれおいる間、癜組サむドではレンが霧をフルヌル・フリヌズで氷にしおいた。
 「匓塚さん」
 遠野は匓塚からボヌルを受け取るず、氷を足堎にしお倧きく跳躍した。
 「!四貎」
 霧の䞭から珟れた遠野に察し、赀組の反応は少しばかり遅れた。
 「野球で鍛えた肩を芋せおやる」
 遠野は、二段ゞャンプでフェむントを混ぜ぀぀シュヌトした。ゎヌルたでの距離は玄メヌ
 トル。入ったず思った。がシオンに簡単に止められおしたった。
 「あなたの、その䜓勢から打おるシュヌトなんお予枬枈みです。」
 シオンはニダリず笑うず、猫アルクにパスをする。
 「ニャ、ワルク䜜戊通りに行くニャ」
 「任せなさい」
 既に、プヌル䞭倮に移動しおいたワルクはむカリングで道を䜜った。
 「きゃあ」
 「くっ」
 䞡サむドに移動しおいた。匓塚ず秋葉はむカリングの䜜り出す氎圧により、壁際たで远いや
 られた。
 「では行くずするかニャ」
 猫アルクは先ほどず同様に、「ワニ園」でむカリングの䞭を悠然ず進んでいった。
 「ニャンニャニャンニャニャ〜ン」
 むカリングの切れるレンの前たで移動するず。
 「止められるかニャ」
 ず䞍敵にに笑い、EX「ワニ園」で分身しおレンを抜くず。そのたたキヌパヌの郜子たで突き
 進んで行った。
 「今床は止めるんだから」
 郜子は意気蟌んでいた。さっきは埗点を入れられたが、今床こそ止めお四貎にいい所を芋せ
 るのだず。だが、匵り切りすぎるず普段は芋えるものも芋えなくなっおしたう。
 「゜コデス」
 今たで、䜕のアクションもしなかったメカヒスむがワむダヌで猫アルクのボヌルを䞊空に䞊
 げた。だが、分身を芋おいる。郜子は気づいおいない。
 「郜子ちゃん」
 遠野の声に反応しお事態に気づくが、既に空䞭では、ワルクがダンクの䜓勢に入っおいた。
 「あははははは」

 「ゎヌル」
   珟圚赀察色・・・−


ずりあえず、曞いたずころたで。

[360続き]

#3622005/08/15 23:30
>>360-361
絶察に盞容れなさそうな赀組の面子のチヌムワヌクの良さにうたいなぁ

[匿名さん]

#3632005/08/15 23:48
数字コテで倱瀌したす。
䞀応336-337のや぀はこれで完結ずいう圢にしたのですが、「続きを読みたい」ずいう方がいらっしゃるので、続きずいうわけでもないですけどさ぀き䞭心のを曞こうず思うのですが・・・
ただ、そうするずさ぀きファンの方々の怒りを買いそうだし、なにより「メルブラではなく月姫のでしかも孊園ずはあたり関係無い」ずいう圢になりそうで・・・
そしお珟圚、投皿するべきかどうか迷っおいたす。
どなたかご意芋埡願いしたす。

[336]

#3642005/08/16 00:41
長くなりそうだなぁ 
次かその次で終わるだろうけど

——『停りの倜』——

前回は>>343

コンコン
鏡の前でがけヌっずしおいたらたた扉がノックされた

琥珀さん?

この声は 

秋葉が䜕か蚀っおたみたいだけどどうし
志貎様秋葉様が食堂でお埅ちしおおりたす
え?でも
姉さんのこずなら私にお任せを 

なるほどこういうこずか

 分かったそれじゃお願いするよ

廊䞋を歩く音が聞こえる
それが完党に聞こえなくなっおから扉越しに口を開く

姉さん これはどういうこずですか
だから息抜きよ♪
このたたでは冗談で枈たなくなりたす
䜕が?

本圓に分かっおいないのだろうか?

志貎様はずもかく秋葉様に知れたらタダでは枈みたせんよ?
倧䞈倫よバレなければ
  本気でそんなこずを

 ごめんね翡翠ちゃん

瞬間
心臓がざわりず悲鳎をあげる

姉さんの思い詰めたような声
䜕に察しお謝っおいるんだろう

 ごめんね

扉の奥誰かが走り去る音がした
残された蚀葉が気になり動くのがワンテンポ遅れる
急いで扉を開けるがそこからは誰の姿も確認出来なかった

バタンず扉を閉めるそしお寄り掛かる
なぜ謝ったのだろう
思い付く限りでは『この息抜きに付き合わせたこず』くらいしかない
䟋えばそうだずしおわざわざ謝るずは思えない

 もしかしたらだけど

姉さんにずっおはただの息抜きなんかじゃないのかもしれない
もずもず姉さんが遠野家をよく思っおいないのを私は知っおいる

でもでももしかしたら
ちょっず迷っおいるのかもしれない

姉さんにずっお今回の『息抜き』は『蟛い過去を捚おる為の機䌚』なのかもしれない
『琥珀』ずいう埩讐の仮面を䞀床捚おお新しい生き方を芋出だそうずしおいるのかもしれない

だずしたら私は


もう䞀床扉を開く開いお倖を芋る
その空間に私は独りだった取り残されおしたった

姉さんは自分に決着を付けるために頑匵ろうずしおいる

私も立ち䞊がらなきゃ



たずは料理だ朝ご飯だ

[匿名さん]

#3652005/08/16 00:57
キタコレ
次回修矅堎確定

[匿名さん]

#3662005/08/16 02:36
今のずころ倧䞈倫だけど、やっぱりこのスレはsageようぜ

[匿名さん]

#3672005/08/16 09:34
たた、癜組からのパスでゲヌムは始たる。
 これたでの倱点から、癜組のメンツは思っおいた。
 『軋間は手匷い』
 普段なら、JAやAの連打で簡単に盞殺たたは、カりンタヌが取れるのに。今回の軋間は
普段の倍いや倍はいい動きをしおいる。特に、䞉定慧が厄介だ。技自䜓は反応できるが、
それから繰り出される氎圧の前にはどうしおも苊しめられる。
 だが、悲芳しおばかりでは䜕も始たらない。ここは䞀気に流れをこちらに持っおこなくお
はならない。
 「今床はこっちの番だ」
 遠野の掛け声ずずもに、たず秋葉がEX蚭眮を発動。プヌルの䞭倮が、䞀気に蒞発する。
 「ぬぅ」
 「たさか、想定倖です」
 蒞発した氎をレンがEXフルヌルで氷に固定。銬鹿でかい氷が軋間達、前線のたえに出珟した。
 「䜕ニャ、コレはこんなの聞いおないニャ」
 唖然ずする赀組を尻目に、匓塚がAAD発動
 「もう怒ったんだから・・・・・・」
 レンが䜜った氷を手圓たりしだいに殎っおいく。
 「あはぁぁあはあぁぁああぁあ〜〜〜〜〜」
 匓塚のAADによっお、無数の氷のかけらが赀組を襲う。
 「ぬ。ぬぉぉぉ欣求浄土」
 軋間のEX兜神により、第䞀波は防いだが、無数の氷の前にはアヌマヌも意味を成さなかった。
 「ぐぬぅぅぅ・・・効いたぞ」
 軋間の防壁が砎れるず芋るや、赀組は䞀斉にEXシヌルドを展開した。
 だが、それを芋逃すほど、盞手もお人奜しじゃない。
 「匓塚さんっ、今だ」
 レンの圢成した倧き目の氷に乗った遠野が叫んだ。
 「銬鹿ぁ行っけぇぇ遠野君頑匵っお」
 匓塚の枟身の䞀撃ずずもに、遠野は氷ごず赀組に突っ蟌んだ。
 初めに氷の䞭から来る遠野に気が付いたのは、目かヒスむだった。急いでシオンに報告しよう
ずするが、遠野が早すぎおただ芋おいるこずしかできなかった。
 「いけぇぇええ」
 「四貎い぀の間に」
 遠野は既に切り札そのいちの䜓勢に入っおいる。
 「無駄です。いくら意衚を぀こうが同じこずです」
 シオンは遠野の投げるものの軌道を蚈算し、それを芋事に止めた。
 「これはっ」
 シオンが驚くのず同時に、遠野は続く第二投でボヌルをゎヌルに叩き぀けた。
 「っっっゎヌル」
 癜組のゎヌルを告げる笛が鳎った。シオンは苊々しげに。自らが取った氷を握り぀ぶした。
 「四貎っ貎方っ」
 そう、四貎はあの時EX切り札そのいちを䜿ったのだ。䞀投目に自分が乗っおきた氷を、そしお
続く二投目にボヌルを投げたのだ。だが、それはシヌルドを匵っおいたシオンには分からなかっ
た。
 「やられっぱなしっおのも、やなんでね」
 遠野は、県鏡もずいゎヌグルをクむッずあげた。


あず二回ほどで終わるず思いたす・・・

[361続き]

#3682005/08/16 09:49
ちょwおたwGJ
しかし を䞋げずかないず怖いお兄さんが乗り蟌んできたすよ

[匿名さん]

#3692005/08/16 11:29
良い子のみんなはメヌル欄にsageずいれよう!!

——『停りの倜』——

前回は>>364

しばらくした埌厚房には身䜓を硬盎させる翡翠( 芋た目は琥珀)の姿があった

すぅはぁすぅはぁ

深呌吞決しお倉な薬を吞っおいるわけではない
いやむしろ吞いたい
楜になりたいどうなっおもいい

  料理 

そうだ料理だ
どうしようどうしようもない気がする

 琥珀さん?
ひゃぁ っ!?

情けない声を䞊げおしたった恥ずかしい
志貎様の前なのに 

 っお志貎様!?
ん?

えぇず姉さんならこういう時は !!

っ ぀たみ食いはいけたせんよヌ♪

にこりず笑っお切り返す

     

む無反応ですか ?
もしかしたら笑顔がどこかしら䞍自然だったのかも 
普段の姉さんのような締たりのない笑みは私には無理だず分かりきっおいたのに 
あぁ姉さんごめんなさい
私のせいで姉さんの倧切な うヌんずじゃあ食堂で埅っおたす人生の岐路がっお えぇ?

  䜕ずかなったんでしょうか?

志貎様の姿が芋えなくなっおからほっず胞を撫で䞋ろす
思えば こんな動䜜も久し振りかもしれない
さっきの笑顔だっおそう

私は 私にずっおもこの息抜きは  

 今は食事の準備だけに集䞭しなければ

そろそろず懐に手を䌞ばす
ある
秘密兵噚はちゃんずある

  倧䞈倫

いける䜕ずかなる
そう自分に蚀い聞かせお

少女は包䞁に手を䌞ばす



 琥珀ちょっず

カタンずフォヌクが皿に眮かれる

えっず 䜕でしょう秋葉様?

出来るだけ姉さんっぜく
少し困ったような衚情を浮かべおいやもずもず衚情を䜜るなんお私には䞀苊劎なんですけど

 味芋はしたの?

お決たりの展開
だが私だっお䜕床も同じ間違いはしない
お決たりを芆しお芋せたす!!

そのしようずは思ったんですけど 
 けど?
昚日右手を突き指しおしたっお 

右手の人差し指を芋せる
そこには『包垯』ずいう秘密兵噚が巻かれおいた

[匿名さん]

#3702005/08/16 12:14
363
個人的に蚀うずさっちんのむメヌゞが厩れるっおこずはない
その人なりのむメヌゞだからず奜意的に解釈しおくれる人がこのには倚いので
ず思うので䜙り倖れた蚭定でなければ倧䞈倫。
ただどちらかず蚀うず月姫はよく知らないのでできるこずならメルブラにしおほしいな。俺は

䜜品登校しおないのに無駄にレスの回数が倚いな俺

[匿名さん]

#3712005/08/16 13:04
原䜜もやっおるけどMBACのBBSなんだし
俺もメルブラネタでやるべきだず思うなあ
あず隔離スレを䞊げ

[匿名さん]

#3722005/08/16 15:17
このスレっおあれだよな、シ゚ル本気で人気無い。出番は説教だけかい
いやたぁ、俺もシ゚ルに萌えないから党く構わないけど。
さっちんは月姫MBどちらでも。自分が面癜く曞けるなら、基本的に気にしない方向でいいんじゃないかず思う。

[匿名さん]

#3732005/08/16 22:44
レスしおくださった方、ありがずうございたす。
「ここはこうした方がいい」ずか「それは違う」ずかいう意芋がありたしたら、どんどんおっしゃっおください。
そのほうが自分のためにもなりたすので。結局さっちんに人殺しさせちゃいたした、すいたせん。
前回は>>337です。

「誰か、いるのヌ」
䜿われおいないはずの教宀から物音がした。䜿われおいないはずなのに、なぜかドア
が開いおいる。
廊䞋の窓も開けっ攟し、たったく最近の生埒はタチが悪い。
無機質な灰色のタむルを倧きな真円を描く月が照らしおいる。それはなんずいうこずはない、ごく普通の日垞の光景。
開けっ攟しのドアの正面に立ち、教宀の䞭を芋る。
「っっ・・・」
蚀葉を倱う。
孊校ずいう堎所にはおよそ䌌合わない、教宀の床を這う赀色の液䜓。その氎溜りの䞭に、人のものず思われる小さな小さな肉片がぜ぀んず濡れおいる。
それは「赀」などではなく玔粋に「血」ずいう色。
孊校ずいう堎所にはおよそ䌌合わない、殺し合いの跡。床や壁には人のものずは思えない力による傷。
それは「暎力」などではなく玔粋に「砎壊」ずいう圢。
孊校、いや日垞の䞭でこの教宀だけが通垞から隔離された異垞。異垞、ずいうのは珍しいからではない。人の手でこのようなこずは䞍可胜だず思ったからだ。
盞手の肉䜓も粟神も。蚘憶も思考も。尊厳さえも無芖しお、ただ「壊す」。「壊す」ずいう事にかけおは自信がある私も、ここたで盞手の事を考えずに攻撃するのは無理だ。
盞手が「人間」であるなら。
床に広がった血液を指先で少しだけすくっおみる。
ぬちゃ、ずいう音。
血液はほんのわずかに粘着質。ただ枩かい。そんなに時間は経っおいない。
涌しい倜颚を誘い蟌む窓を芋る。窓の倖の花壇はわずかに花の茎が折れおいお、逃げたような痕跡が芋られる。
たったく。なんで私が圓盎の時に限っお、こんな事件が起きるのだろうか。
だが、譊察などにこの事を蚀うわけにはいかない。人倖の者が起こした出来事に、たずもな人間は関䞎させるべきではない。孊校内だけで凊理しなければいけない。
掃陀甚具宀からモップを持っおきお、床を拭く。
たったく、なんで私が圓盎の時に限っおたずもな事件は起きないのか。
物蚀わぬ月に愚痎をこがす。なんで私が愚痎りたい時に限っお、愚痎る盞手は月だけなのか。
ああ、たったく、䞖の䞭䞍公平だ。

[匿名さん]

#3742005/08/16 22:45
楜しみにしおる方いるならありがずうございたす。あんたり期埅しないで埅っおおください
>>372
すいたせん、シ゚ル出すずいろいろ面倒なこずになっちゃうので・・省いちゃいたした。
シ゚ル萌えの方ごめんなさい。↓から本線の続き。

同時刻、ワラキア組
「やりたした、姉さん。」
「よくできたした〜うんうん・・最初の脱萜者を出すなんお流石ね、翡翠ちゃん。」
琥珀が翡翠に抱き぀きながら耒める。
翡翠が投げた物・・倧皿が䞃倜の顔にクリティカルヒットしたのだ、おそらく圌は再起䞍胜だろう。
「姉さん・・・苊しいです。やめおください。」
「フフ・・開幕盎埌から倧皿乱舞ずは・・・玠晎らしい。」
「ワラキア先生・・・」
ワラキア先生にも耒められお翡翠はちょっず顔を赀くしお照れる。
「翡翠ちゃん照れおるの〜あヌ可愛い〜」
琥珀が翡翠に抱き぀きながら頬擊りをする。翡翠は琥珀を匕き剥がそうず必死になっおいた。
「ちょ・・姉さん・・・やめ・・」
「ん〜ヒッスィヌちゃ〜ん()」
「ん、や、やめ〜・・・や、人の嫌がるこずはやめろ!」
!
「なっぱ」
し぀こく頬擊りを続ける琥珀に翡翠は軜くビンタをかたす。
「私を、フィヌバヌです。」
「ひ、翡翠ちゃんが家庭内暎力を・・・姉さん悲しい・・・」
琥珀は座り蟌んでよよよ・・・ず泣くマネをしお、翡翠は腕をぐるぐる回し始めた。
その様子を芋おいたシオンが呆れた衚情で蚀う。
「あの・・みなさん、はしゃぐのもいいですが気を抜かないようにしおください。メカヒスむがこちらに狙いを定めたした。」
!
蚀い終えるず同時に防壁に雪球がめり蟌む。
「次匟来たす、高速思考展開・・・予枬開始。」
メカヒスむが雪球を攟぀。シオンはその動䜜をじっず芋぀める。」
「予枬完了、角床65°・方角南西。先生、お願いしたす。」
「ご苊劎、シオン。カット!!」
シオンの予枬した角床方角ぞバッドニュヌス(マリス)を攟぀。
空間に珟れた䜕か・・䟋えるならば黒色の爪痕。それがメカヒスむの攟った雪球を芋事にかき消した。
「先生!!」
突然翡翠が叫ぶ。違う方角・・青子組から二぀の雪球が飛んできたのだ。
軋間が投げたのだろうか、恐ろしい速床で向かっおくる。このたただずワラキア先生の顔面ず喉に盎撃する。
いくら雪球ず蚀えどあの速さで顔面・喉に圓たればただではすたないだろう。
瞬間、琥珀が持っおいた箒の柄に手をかけ・・匕き抜いた。
「琥珀流抜刀術・奥矩!!」
ちきん、ず琥珀の箒から音がする。
片方の雪球はザン・・ず二぀に分かれそれぞれ別の方向ぞず向かっおいった。
箒に仕蟌んでいた刀で飛んできた雪球に察し居合いを行ったのだ。
「危なかったですね〜先生。」
そしおもう片方の雪球は・・・
「甘いわね・・・」
ワルクが片手で受け止めおいた。
「もう少し気を぀けおほしいね・・センセ。」
雪球を握っおいる手に力を蟌め、粉砕する。
「感謝するぞ、琥珀・ワルク。」
なかなかのを発揮する䞭、萜ち蟌んでいる人間が䞀人いた。
「み、みんなすごい・・・私・・・䜕も出来ない・・・・はぅ、遠野君・・」
匓塚さ぀きだった。

[雪合戊]

#3752005/08/16 22:46
前回は>>373です。

「は、あ・・・はあ、ハあ」
寒い。痛い。むタむ。サムむ。
吐き気がしお手が震える。寒気がしお脚が痺れる。
ナむフでえぐられた傷がうずく。倧量の血液を倱っお、喉が枇く。
こんな私をあざ笑うかのように綺麗な月が私を芋䞋ろしお———人を殺したい衝動が暎れ回る。
この傷を癒すために人を食べなければいけない。この衝動を抑えるために人を殺さなければいけない。
遠野君のために人を食べなければいけない。遠野君のために人を殺さなければいけない。
だっお、遠野君のためなんだから仕方ない。
遠野君なら、きっず蚱しおくれる。あの時みたいに、ひたわりみたいな笑顔で蚱しおくれる。
街に出お、人を殺しお、食べよう。ああ、喉が枇く。

「ごめんこんな時間になっちゃっお」
携垯電話を持った男の人が、時蚈を気にしながら通話しおいる。
スヌツ姿でビルから出おきた人。たぶん今仕事が終わったばかりなんだろう。
ううん、お仕事だからしょうがないず携垯電話から女の人の声がする。
「ケヌキでも買っお垰るよ」
そんなの、気にしなくおいいのにず携垯電話から女の人の声。
ただ、無事に垰っお来おくれたらそれでいいず携垯電話から女の人の声。
男の人は本圓に嬉しそうな顔をする。
「はは、結婚匏は来月だからね。怪我なんかしちゃいられない」
ふふ、ず携垯電話の向こうの女の人が笑っお、できれば早く垰っおきおず携垯電話から女の人の照れおいる声。
「わかったよ、それじゃ。」
ピ、ずいう電子音。
私は呚りに人がいない事を確認する。
私は男の人に近づく。男の人は私に気が぀いた。
「君、血が出おるようだが倧䞈倫かい医者、呌がうか」
血だらけの制服を着た私を芋お、男の人は心配そうに聞いおくる。
ああ、なんおいい人なんだろう。恋人もいお、きっず幞せなんだろうな。
でも———そんなの、関係無い。
私はその人の銖に䞡腕を回し、抱き぀く。
「き、君」
顔を赀くしお、うろたえる男の人。
私はゆっくりず顔を盞手の方に近づけお。
巊手で盞手の埌頭郚を掎んで。右腕は盞手の腰を掎んで。
ギリリ。噛み付く。
歯で盞手の肉を噛み千切る。血管のコリコリずした歯ざわりが気持ちいい。
骚を少しず぀削っおいく。あふれ出おくる血液が矎味しい。
ゎクリ。ゎク。ング。甘い血液を嚥䞋する。血の゜ヌスがトッピングしおある肉は匟力があっおすごく矎味しい。
どんどん血液が流れ出おくる。
䞡腕に぀い力が入っおしたい、盞手の骚を粉々にしおしたう。
男の人の顔をちらりず暪目で芋る。
目には涙が溜たっおいる。汗が出お、目玉はだんだんず月がある方向ぞ移っおいっお。
パクパクず、唇は人の名前を発音しお。
その人は、絶呜した。

[匿名さん]

#3762005/08/16 23:34
雪合戊&さっちん
䞡職人乙&ぐっじょぶ
たぁ なんだ、䜜品でのさっちんギャップがw

[匿名さん]

#3772005/08/17 00:11
ワラキア先生萌え

[匿名さん]

#3782005/08/17 00:12
>>374
>人の嫌がるこずはやめろ
違っおたらゎメン。元ネタはもしかしおギャグマンガ日和デスカ分からん人はスルヌしお䞋さい。

[匿名さん]

#3792005/08/17 00:38
>>378
原䜜だず「かずきっ」だったよな

[匿名さん]

#3802005/08/17 09:13
䞡さっちん萌え。
菌糞類も驚くほどの吞血鬌話だ。
きのこストヌリヌのさっちんもこんな感じなのかな。
しかしこの流れにしたらハッピヌ゚ンドにはもっおいけないだろうなぁ

[匿名さん]

#3812005/08/17 12:08
ちょwおたwwww雪合戊
私を、フィヌバヌですにそしおさっちんŽ・ω

[匿名さん]

#3822005/08/18 00:46
人がいない件に぀いお・・・こんなもんだっけ・・・

[匿名さん]

#3832005/08/18 02:08
最近は掻気があるず思っおるのは俺だけですか

[匿名さん]

#3842005/08/18 02:25
なんだか話䜜りに倱敗した感があるのでずっずず終わらせたす。

前回は>>375です。

私はただの肉塊ずなった男の人を路地裏たで匕きずっおいっお、ゆっくりず食事をする。
ただ䜓枩の残る䜓を貪る。
今たでに䜕床も人を食べおきたから、服を汚さないような食べ方はわかっおいる。
パキリ、ポキ。ブチ、グチュグチュ。
髪、爪、肉、骚。
目玉、内臓、神経、脳挿。
どれもこれも違った味が楜しめる。
数十分もするず、ほんのわずかに髪の毛ず血液を残しお肉塊は私の䜓内に収たった。
もう、お腹䞀杯。今倜はこれで十分だ。
私の䜓を襲っおいた寒気も吐き気も、傷の痛みすらも消えおいる。
鎖骚に手をやるずナむフによる傷は完党に癒えおいた。
「遠野君・・・䌚いたいな」
呟く。い぀も私は遠野君のこずを考えおいる。
今遠野君は䜕をしおいるんだろう。今遠野君は䜕を考えおいるだろう。
今遠野君は䜕を食べおいるんだろう。今遠野君は誰ず話しおいるんだろう。
遠野君のこずをもっず聞きたい。遠野君のこずをもっず知りたい。
い぀か、遠野君の隣に䞊んで話せたすように・・・
そう願っお、私は倜の街を埌にしお垰路に぀いた。

「今日は䞃倜志貎は欠垭、ず。」
朝ので出垭を取る。欠垭者は䞃倜のみ。
昚日の䟋の教宀の事ず関係があるのかず疑っおしたう。
いや、そんなはずない。玠行はおずなしい生埒だし、こい぀のサボりはい぀ものこずだ。
パタンず出垭簿を閉じお声を匵り䞊げる。
「みんな、最近物隒だからあんたり倜遅くに孊校たで残っおいないようにそれず明日からテスト期間だから各自気を匕き締めるように以䞊」
はぁ〜いなんお気の抜けた声が聞こえおくる。たったく、こい぀らには危機感ずいうものが足りなさ過ぎる。
隒ぎ出した教宀を出る。
少し、考え事をしながら廊䞋を歩く。
䞀䜓、誰があんなこずをしたのだろう。
䞀䜓、誰が、誰を盞手に、䜕のために。
思考が匵り巡らせる。あれほどの血液を倱っおおきながら、たずもに動ける䜓力。壁や床を軜々ず砎壊する力。足音も立おずに去っおいく機動性。
そしお、それだけの盞手ず互角以䞊に戊っおいたもう䞀人の誰か。
少なくずも、二人の化物があの教宀で争っおいたずいうこずだ。なぜ孊校で、䜕のために。
答えは出ない。こんな銬鹿げた話があるだろうか。
理由の無い殺し合い。殺すこずだけを远求した化物同士の闘い。
いや、殺し合いだからこそ理由は無いのかもしれない。化物に人間の垞識は通甚しない。
化物、か。
はっきり蚀っお、今の手持ちの道具じゃ心もずない。
こんな時に限っお戊力䞍足だなんお。たったく䞍公平だ。

コッコッ。時蚈の針が時を刻む。
食堂には僕ず秋葉ず琥珀さんず翡翠。
この倧きな屋敷には僕たちしか䜏んでいない。
コッコッ。時蚈の針が時を瀺す。
い぀もどおりの日垞の䌚話。琥珀さんは嬉しそうに笑っお。秋葉も少しだけ埮笑んで。翡翠は優しそうな目でこんな䌚話を芋぀めおいる。
い぀もどおりの日垞を平和に続けられるずいうのはどれだけの幞せだろうか。できれば、こんな日が毎日倉わるこずなく続いお欲しい。
兄さん、明日はテストなんですから今日はちゃんず勉匷しおくださいね、なんお䌚話をする。
倧䞈倫だよ、最近授業䞭は寝おないんだ、ず返す。もう、そんなの圓たり前の事ですなんおしかめ面をしながら秋葉が返す。
琥珀さんは嬉しそうに笑っお。秋葉はしかめ面を埮笑に戻しお。翡翠は優しそうな目でこんな䌚話を芋぀めお。
ああ、なんお幞せなんだろう。こんな日が毎日続けばいいのに。
「じゃあみんな、お䌑み」
倕食を終え、食堂を埌にする。
もう寝るわけじゃないけど、倜の挚拶ず蚀えばお䌑みに決たっおいる。
䞀人で䜏むには広すぎる郚屋のドアを開く。明日はテストだ。勉匷しよう。
そう思っお、鞄の䞭を探る。
「あちゃヌやっちゃった・・・」
ノヌトを孊校に忘れた。どうする、勉匷はやめおぶっ぀け本番で行くか・・・
いや、それはたずい。前回のテストの点が悪かっただけに、今回は悪い点を取るわけにはいかない。
秋葉ず青子先生の怒りに匕き぀った顔が頭に浮かぶ。
・・・。
・・・。
・・・。
しょうがない、孊校たで取りに行こう。
秋葉達に芋぀からないように、重苊しい感じのするドアを開けお孊校ぞ向かった。

[匿名さん]

#3852005/08/18 02:28
前回は>>384です。

倜の道に人気はない。
あるのは静寂ず生ぬるい空気だけ。ほずんどの家がもう電気を消しおいる。
時蚈を芋るずもう次の日になりそうな時刻だった。
急がなきゃ、勉匷する時間も無い。
僕は早足で孊校ぞず向かった。

今倜は、獲物が芋぀からなかった。
さすがに、殺しすぎたか。少し控えなきゃなんお思った矢先。
遠くの道に県鏡をかけた男の子が走っおいるのを芋぀けた。
間違いなく遠野君だ。こんな倜䞭にどうしたんだろう
遠野君は途䞭で道を折れる。あの方向は、孊校。
遠野君の埌を぀いおいくこずにした。

少し息を切らしながら孊校に着く。
鍵が壊れおいる窓が䞀぀だけあっお、僕はそれをずいぶんず前から知っおいる。
人に䌚いたせんように。鍵の壊れた窓を開けお孊校内に䟵入した。

「あった」
自分の机の䞭からノヌト芋぀け出す。ここたで来おから気が぀いたが、筆蚘甚具たで忘れおいったみたいだ。
自分のバカさ加枛に呆れながら、足早に教宀を出ようずする。
けれど、教宀のドアにいる人圱を芋お僕の足は止たる。
「誰」
問い掛ける。物音䞀぀しない教宀の䞭の空気を僕の声が切り裂く。
その人圱は少しだけ前に歩を進める。
「なんだ、匓塚さんか」
誰かず思った。なんで匓塚さんがこんな所にいるんだろう。匓塚さんも少し抜けおるずころがあるから、僕みたいに忘れ物をしたのかもしれない。
「遠野君・・・」
匓塚さんが僕の名前を出す。
匓塚さんの声が空気を切り裂いた瞬間。
教宀の空気が䞀倉する。僕の䞭の䜕かが必死に䜕かを告げおいる。
生ぬるかった空気は粘り気を垯びたようにさらに生ぬるくなる。
僕の芖線は歩いおくる匓塚さんに釘付けになる。い぀もの匓塚さんず、䜕かが違う。
「やっず、䞀緒になれるね」
空気がさらに粘り気を増す。匓塚さんがひどく綺麗に芋える。
现くお癜い手足。二぀に分けお結わえられおいる髪の毛。艶やかに濡れる唇。
血のように玅い色をした———瞳。
もう瞳から芖線を攟せない。心臓が錓動を早める。呌吞が早たっお息苊しい。
そしお、僕の䞭の党おの神経が脳髄に電気信号を送る。
逃げろ、ず。
途端、匓塚さんは地面を蹎っお僕を捕たえに来る。
無理矢理䜓を動かしお暪ぞ避ける。倉な䜓勢で暪ぞ転がったため、肩がズキリず痛む。
ガッシャヌン。匓塚さんは机を二、䞉個ほど巻き蟌んでゆっくり立ち䞊がる。
その腕には朚片が刺さっおいる。尖った朚片は骚たで食い蟌んでいるように芋えた。
ポタ。朚片を通しお匓塚さんの血が床に萜ちる。その血の量はどう芋おも重症だ。
だずいうのに。匓塚さんは口元を歪めお笑っおいる。
怖くなった。あれだけの怪我をしたのに笑っおいるこず。少し声を出しただけで䞖界を倉えおしたうこず。
なにより、さっきたで秋葉達ず楜しく話をしおいたのに、急にこんな異垞な光景を目の前に投げ出されたこず。
ずにかく、怖くなっお逃げた。階段を䞋りお、玄関を目指す。逃げなきゃ、逃げなきゃ。
玄関たでもう少しず行ったずころで、急に腕を぀かたれる。
ガシッ。力匷く腕を぀かたれ、どこかの教宀の䞭に匕きずり蟌たれる。
いやだ、怖い怖い。なんだっお僕がこんな目に。
僕はすごく怖くなっお目を瞑った。

[匿名さん]

#3862005/08/18 02:31
前回は>>385です。

「安心しなさい、私よ」
それは、青子先生だった。
「せ、先生驚かさないで䞋さいじゃなくお匓塚さんが、えっず、その」
パニックを起こす。状況がわからない。
倧䞈倫、ず蚀っお先生は僕を優しく抱きしめる。ああ、懐かしい感じがする・・・
僕はようやく萜ち着きを取り戻した。そしお、匓塚さんに襲われたこずを話す。
「そう、怖かったわね志貎。でも、倖に出おいたらあなたは殺されおいたわ。」
なぜず聞き返す。匓塚さんは远っかけおくる様子はなくお、距離は盞圓離したはずだ。
「あなたが校門から出るのはわかっおるから、窓から飛び降りればいいだけの話よ」
そんなバカな。僕の教宀は䞉階だ。無事で枈むはずが無い。
「いいえ、志貎。あれはもう人間ではないわ。たぶん、ずいぶん前から。」
「でも、孊校には来おいたしたよ」
人間じゃないのに、孊校に来る必芁性なんおあるのだろうか。
「圌女はずっず志貎が䞀人になるのを狙っおいたず思うの。たぶん圌女は志貎のこずが・・・いえ、よしたしょう」
志貎はすごく鈍感そうだから、ず最埌に付け足す。
「ずにかく、圌女があなたを䞀人の時限定で狙っおいたのには理由がある。それは、志貎の呚りには匷い力を持った人がいっぱいいるから。圌女にはただ力が足りなくおその人たちを倒すこずができないず思うの」
たしかに、僕はい぀も誰かず䞀緒にいた。アルクェむドやシオンずはよく話をしおいるし、家には琥珀さんや秋葉がいる。
「そしお、圌女が力を぀ける前に倒す必芁があるわ。志貎、ナむフは」
ナむフは家に忘れおきおしたった。肝心なずきに忘れ癖は出お、自分のバカさ加枛に本気で呆れる。
じゃあ私だけでがんばるしかないか。先生は呟いお掌を䜕も無い空間にかざす。
バレヌボヌルぐらいの青い球䜓が空間に珟れる。
「先生、これは」
「觊るな。手が吹き飛ぶ。離れおなさい、志貎」
先生はどんどん青い球䜓を教宀内に䜜っおいった。

「あれ、来ないなあ」
私は窓から飛び降りお校門で遠野君を埅ち䌏せしおいた。
でも、遠野君は来なかった。䞭で䜕があったのだろうか。
手には朚片が刺さっおいお血が出おいる。でも、䞍思議ず痛みはない。
いや、痛みはあるのだが぀いに巡っおきたチャンスに心が高揚しお痛みなど意にも介さない。
しょうがない。䞭に入っおゆっくり远い詰めおいこう。
私は玄関から校舎内に入る。
しいん、ず静たり返った校内。血が滎る音だけが鳎っおいる。
邪魔だから朚片を抜いお投げ捚おる。遠くでカランずいう音がする。
泚意深く教宀を芋お回る。
どの教宀も、人が入った痕跡も人の匂いもない。少し苛立ちを芚え぀぀、校舎内を埘埊する。
「あれ、なんだろう」
淡くお青い光を攟぀教宀がある。ずおも気になっお、その教宀のドアを開ける。
「よく来たわね、匓塚さん」
そこには青子先生ず、遠野君の姿があった。
教宀の奥に二人はいる。けれど、私を二人の間には青い球䜓がふわふわず無数に浮かんでいる。
「志貎が欲しければ、ここたで来なさい。もちろん私が盞手しおあげるわ。」
青子先生は私をバカにしおいる。私が遠野君に抱いおいる愛情の深さをバカにしおいる。
私達の間にはどんな障害も無意味だずいうこずを教えおあげなければいけない。
そしお、私の愛情をバカにしたこずの代償をその身に刻んでやらなければいけない。

[匿名さん]

#3872005/08/18 02:34
前回は>>386です。

教宀に入る。青子先生めがけお歩く。
私の頭ほどの高さにある球䜓に䜓が觊れる。
パアン青い球䜓は砎裂しお、私の右耳を吹き飛ばす。
右耳にキィィンず音が鳎っお、血が流れ出す。血は私の銖筋を通っお服を赀色に染める。
かたわず、歩き続ける。
たた、球䜓に䜓が觊れる。
バアン球䜓は砎裂しお、私の右足のふずもも郚分を半分ほど吹き飛ばす。
筋肉ず骚をちょっぎり持っおいかれお、バランスを厩す。流れ出る血液は床に氎溜りを䜜る。
ただ青子先生の所たでに球䜓は十数個ほどある。さすがにそれだけの攻撃を食らえば、死にはしないがたずもに戊うこずはできない。
しょうがない、ちょっずお腹が枛るけど䜿うしかない。
私は腕を青子先生の方に向ける。青子先生は身構えお戊闘態勢を取る。
私はこの腕に力を蟌めお。芋果おぬ倢を掎む。
ギュッず拳を握る。瞬間、青子先生は私の方に匕き寄せられる。
すかさず私は䞡腕で青子先生の銖を掎み、吊り䞊げる。青子先生の足は地に付いおいない。
「あはは、すごいでしょ先生こんなこずもできるんだよ」
「・・の・・・化物っ」
青子先生は吊り䞊げられたたた、掌から青い波動を出す。
その攻撃に私の巊腕の肘の郚分を消し炭にされおしたう。
吹き飛んだ巊腕は床に着地した瞬間、灰になった。
これにはさすがに私も頭にきた。右腕に力を蟌め、青子先生の背䞭ず頭を床に叩き぀ける。
「さっき倉なの飛ばしたのはこの腕〜」
青子先生の腕に思い切り噛み付く。䞀気に骚たで噛み千切る。
「うああああ」
悲鳎を䞊げる。青子先生の巊腕は骚ず肉の断面が芋える。半分ほど残った骚でなんずか腕の圢を維持しおいる。
「次はこっちかな〜」
青子先生に銬乗りになり、右腕に䜓重をかけお思い切り右肩を抌す。
ビシッ、パキパキボキッ。
青子先生の悲鳎が教宀に響く。
右肩の骚は完党に砕けお、もう右腕は動かせないだろう。
「さよなら、青子先生」
別れを告げお。右腕を振り䞊げる。顔面に狙いを定める。
ブンッ。私の腕は顔面の手前で止たった。
正確には止められた。自分の背䞭を貫通した長い剣が、振り䞋ろした右腕たでも突き刺した。
背䞭ず右腕に焌けるような痛みが走る。熱い、熱い。灰になっおしたいそうな灌熱。
「なん・・・で・・・」
埌ろを振り向く。そこにはコヌトのようなものを纏った女の人が立っおいた。
「なんずか間に合いたしたね」
もう䞀本、私に向かっお剣を投げる。ズブッ。私の腰あたりを貫通する。お腹から飛び出した血液が壁に飛び散る。
熱い、䜓が焌けおしたいそうだ。刺された郚分だけが完党に殺されおいるような感芚。
あの人は、県鏡をかけおいた女の人だ。でも今はかけおいない。
口から、音を立おお血が飛び出す。
「いや・・・いやああ」
灌熱感を抱えた䜓を無理矢理動かしお、窓ガラスを割っお逃げる。
いやだ、いやだ、死にたくない死にたくない。
ずにかく私は逃げた。遠くぞ、遠くぞ

「倧䞈倫ですか、青子先生」
シ゚ル先生が青子先生に駆け寄る。
「あんた、なんで远わないのよ」
自分の䜓より逃げた匓塚さんの方が倧事らしい。
「手圓おを優先したした。遠野君、青子先生をおぶっおくれたすか」
「あ、ああはい」
青子先生を背䞭に乗せる。腕から流れおくる血液ずすごくか现い息遣いに、涙が出そうになる。
「呜に別状はないですね。ですが、重症です。」
保健宀に着くず手際よくシ゚ル先生は応急凊眮をする。僕はずりあえず救急車を芁請する。
救急車が到着するたでの間、シ゚ル先生は話しおくれた。
「ここ最近、人が殺されおいるのは吞血鬌かもしくはそれに近い生物の仕業だずいうのはわかっおいたした。しかし、この街はそういう人倖の者が倚すぎるために、犯人の特定に時間がかかりたした。」
確かに、色々ずおかしい人たちはいる。けれど、普通そうな匓塚さんが犯人だったのは正盎びっくりだった。
「なんで逃がしたの今殺しおおかなきゃ犠牲者は増えるばかりなのよ」
「ご心配なく。すぐに教䌚の者が远っ手に差し向けられたす」
そう、ず少し䞍満が残るようにため息を぀く青子先生。
「お二方ずも、この事は内密に埡願いしたす。」
蚀ったっお誰も信じるもんか。
結局、病院に行っお家に垰っおきたのは朝方だった。秋葉も翡翠もすごく心配そうな目を向けおきたので遊んでいた、ず嘘を぀くしかなかった。
そしお気が付く。テスト勉匷、できなかった。

私は気が぀くず元いた街からずっずずっず遠い街にたどり着いおいた。
ここで、しばらく人を食べお傷を癒すずしよう。
埅っおおね遠野君、すぐ迎えにいくから・・・
    

[匿名さん]

#3882005/08/18 02:35
超長文駄文すみたせんでした。
終わっおみるず、くどかったり淡癜だったりで曞き手の文章力の䜎さがモロに露呈しちゃっおたす。
ここたでお付き合いくださった方、ありがずうございたした。
たたなにか投皿したずきはよろしく埡願いしたす。

[匿名さん]

#3892005/08/18 03:04
>>386
青子vs恐さっちんのバトル展開ずは・・・
おか遠野が凄い匱気君になっおるのが。

[匿名さん]

#3902005/08/18 03:07
>>388
オツカレヌGJ

面癜かったよ面癜かったけど 
さっちん怖ェェェェェ(((;Д)))
぀ヌか、そんな卑䞋するほどじゃないよホント面癜かった。次回䜜に期埅ずりあえずオツカレヌ。

[匿名さん]

#3912005/08/18 08:50
388
面癜かったですよ。ただ人物の芖点が途䞭いきなり倉わるから
そこは間に空癜を挟んだりしたらいいのではないかず思いたした。

[匿名さん]

#3922005/08/18 09:05
————第䞀日目  某山䞭森林内 䞃倜芖点

郜叀の指しおいる方角を泚芖するず、劙に重い足音が闇の䞭から聞こえおきた。
森の朚々の間からゆっくりず、確実に近づいおくる巚䜓。
ツキノワグマかはたしお䟋の動物か、䜕にせよ郜叀達を庇うようにしお立ち䞊がる。
いい加枛戊う気すら起きない皋䜓は疲匊しおいるが、仕方あるたい。
ここで子䟛を死なせたら寝芚めが悪いし、顔を向けられん奎が倧勢いるしな。
俺はゆっくりずナむフを構え、闇に玛れお芖るこずのできない森の䞭に集䞭する。
盞手を確認する䜙裕はない、その圱が出た瞬間に初手で気づかれずに仕留める。
「来い  」
片手を地面に぀け、䞡膝を折り曲げクラりチングスタヌトのような姿勢をずる。
䜓党䜓を最倧限に溜めるに最適な状態、この時から俺の䜓は匓ずなり矢ずなった。
————がさり。
その音が、わずか䞀歩埌ろにいる郜叀の耳に届いただろう頃には、俺の䜓は宙を滑んでいる。
颚を切るよりも早く盞手を斬ろうずする、閃刃のナむフ。
盞手が気づこうが既に遅く、俺の腕は目暙の県前で振るわれた。
が、しかし、俺は目の前の盞手を芋た瞬間、自分の䜓が次にどうなるか䞀瞬で把握した。
「焚ッッ」
「ちぃっ」
䞀蚀で衚珟するなら鬌。
それは劂䜕なる反応より早く裂垛の気合を党身から発し、斬り぀けたナむフは皮膚を裂くに留たる。
俺の方も寞前で身を捩り、筋肉に激しい痺れを芚えるも、気合が䜓珟された爆炎の盎撃を避けるこずに成功した。
「っ぀、あ  」
無理な姿勢から着地した為、足に痛みが走る。
背埌には、今たさに葬り去らんず詊みた盞手。
本来ならばすぐにでも離脱しお距離を取ろうずするずころだが、今回に限り、盞手の正䜓は知れおいる。
俺は痛みを口の䞭で殺しながら、小さく息を぀いお立ち䞊がる。
「なんだ、お前か」

[æž—é–“å­Šæ ¡>>274続]

#3932005/08/18 09:12
「䞀刻ほど前か、たた䌚ったな」
振り向くず、軋間が半顔をこちらに向け、䜕事もなかったように蚀った。
時間前に䜕があったか思い出すのは億劫だが、ずりあえずは再䌚を喜んでおこう。
「ずころで、少し芋ない間にデカい荷物を背負っおるが  それは、メカヒスむか」
別れる前はなかった、背䞭に぀いおいるオプション。
よく芋るずそれは、琥珀が䜜ったらしい翡翠型のメむドロボ  もずい戊闘兵噚、メカヒスむだった。
「ああ」
特に䜕を説明するこずもなく、軋間は頷く。
軋間の䜓を芋おみるず、党身が焌け焊げおいたり、ただでさえボロボロの服がさらにズタズタになっおいる。
恐らく向こうは向こうで䞀悶着あったのだろう。
「折角再䌚しお悪いが、俺は急いでいる。琥珀か゚ルトナムの䜕れかにコむツを助けおやっお貰いたい」
「䜕があったか知らないが、少しだけ埅っおもらえるか 飲み物が必芁でな」
「飲み物 生憎ず俺は氎堎も知らなければ手持ちもない」
「たあそれに぀いおは期埅しおないが  あれだ」
俺は軋間の前に出お、遠くでこちらの様子を窺っおいた郜叀達を指差す。
「  あれは遠野の効ず、猫の小嚘か」
軋間があの子達ずどういう関係かは知らないが、どうやら顔芋知りではあるらしい。
「合点がいった、圌女の氷ず俺の炎で氎を䜜ろうずいう気か」
「そういうこずだ」
軋間は時々ずおも銬鹿だが基本的に頭がキレるので助かる。

[æž—é–“å­Šæ ¡>>393続]

#3942005/08/18 09:39
軋間「閻浮  」
レン「    っ」
 軋間の炎ず、レンの氷が空䞭で衝突する。
 その瞬間、氷に反射した炎、氎ず散った氷が矎しいたでの煌きを攟ち、俺達はしばし芋惚れた。
 しかしあたり埅たせおも軋間達に悪い。
 癜レンだが、圌女は匷がっおいたので気が぀かなかったが、思ったより䜓の状態が深刻だった。
 脱氎症状を起こしかけおいる圌女の為にも、迅速に事を行う必芁があった。
 郜叀ず二人で、朚から削りだした噚を䜿い、衝突点から滝のように零れおくる氎を集める。
 いく぀か甚意した噚に溜め終えるず、合図を送っお炎ず氷を止めおもらった。
 発氎䞭に连った氎が冷たくお心地よかったが、今はそれに浞っおいる暇はない。
 先ずは癜レンに氎を飲たせる。
䞃倜「癜レン、氎だぞ、飲めるか」
癜レン「う  ん  」
 䜓を起こしお、口元に気の噚をあおがうが、自分から飲む力はないらしい。
 参ったな  脱氎症状の盞手に無理やり飲たせる蚳にもいかない。
郜叀「  あ、そうだ 䞃倜お兄ちゃん、これ぀かっお」
 心配そうに暪から癜レンの様子を芋おいた郜叀が、自分のポケットからハンカチを取り出した。
䞃倜「そうか、なるほど。助かった郜叀」
 俺はそのハンカチを受け取るず、朚の噚の䞭にハンカチを浞しお氎を染み蟌たせる。
 それを口に含たせれば楜に氎が飲める筈だ。
 䜕か他の病気を貰うかもしれないが、自然の恵みを信じよう。
䞃倜「ほら、口を開けろ、癜レン」
 それだけでも重劎働だ、ずいうようにゆっくりず口を開く癜レン。
 子䟛ながら瑞々しく艶っぜいその唇に䞀瞬ドキリずするが、こんな非垞時に子䟛に欲情するなど畜生のやるこずだ。
癜レン「あん  はぁ」
 小さく開かれた口の䞭に、俺は刺激しないよう慎重にハンカチを差し入れた。
䞃倜「これを飲め、レン。苊しいかもしれないが、じきに慣れる」
癜レン「あ  むっ  」
 意識はあるようで、俺の声を聞くず癜レンは埐にハンカチに吞い付いた。
癜レン「ちゅっ  じゅっ  じゅる  じゅぷ  ちゅぷ  じゅっ」
癜レン「は  はあ  はむ  ちゅる  じゅるるる  」  
軋間「    」
䞃倜「    」
郜叀「ふたりずも、なんでたえかがみになっおるの」
軋間・䞃倜「さあな」

[æž—é–“å­Šæ ¡>>393続]

#3952005/08/18 09:58
 ————第䞀日目  某山䞭森林内 䞃倜芖点

軋間「圌女も萜ち着いたようだし、俺は琥珀達を探しに行く」
䞃倜「そうか、いや助かった。俺の方でも琥珀を芋぀けたらお前が探しおた旚を䌝えおおく」
軋間「再び容易に互いを探せるずは思えないが  頌んだぞ」
 癜レンの容態が良くなるのを確認しおから、軋間は再び琥珀達を探しに歩くず蚀い出した。
 できるなら止めたかったが、あい぀にもやるこずがあるようなので、無理匷いはしなかった。
軋間「たた生きお䌚えるこずを願う」
䞃倜「切実な問題だな」
 無衚情で蚀う軋間の蚀葉に苊笑しお、俺は芋送った。
 適圓なずころたで歩いおいたので、そこから郜叀達のもずぞ戻るず、レンず癜レンは寄り添っお静かに寝息を立おおいた。
 軋間の残しおくれた焚き火の前で、ころりず転がっおいる。
郜叀「ふたりずも、ねちゃった」
䞃倜「そうだな  俺達も寝るか」
郜叀「う  ん」
 俺が萜ち葉の䞊に腰を降ろすず、郜叀は膝を抱えたたた元気がなさそうに頷く。
䞃倜「どうした、寒いのか」
 芋るず、郜叀はわずかながら肩を震わせ、少し危ない皋に火に近づいおいた。
 先皋倧量の氎を被ったからな  倏ずはいえ、山の倜は冷える。
䞃倜「ふむ  」
 俺は䞀床降ろした腰を持ち䞊げ、郜叀の傍たで歩み寄り、もう䞀床座り蟌む。
䞃倜「ほら」
郜叀「  え」
 郜叀の小さな肩を抱え、自分の方に抱き寄せる。
郜叀「え、う、え な、ななやお兄ちゃん」
䞃倜「レン達を芋習え。こうすれば寒くない、俺も枩かくなっお䞀石二鳥だ」 
郜叀「ふぁ あ、うん  そう、だよね」
 䜕が起こったのかわからない、ずいう衚情をする郜叀。
 流石に小孊生ずはいえもう幎頃の女の子か、セクハラだったかもしれん。
 ずはいえ極端に嫌がっおる蚳ではないようだし、颚邪を匕かれおも困る。
 我慢しおもらおう。
䞃倜「それじゃあ寝るぞ」
 足で地面を蹎飛ばしお、火を消す。
 そうしおもう䞀床郜叀を抱く腕に力を蟌めるず俺は目を閉じた。
郜叀「    お兄ちゃん」
䞃倜「俺は、䞃倜お兄ちゃんだぞ」
郜叀「うん    でも、あったかい」
䞃倜「    そうか」
 それきり二人の䌚話はなく、お互い眠りの䞭ぞず萜ちおいった。

久しぶりに曞き蟌んでみたした
垰省しおる間に倚分みんなの蚘憶からすっ飛んでるだろう
ずいうか自分の脳からすっ飛んでお曞匏がメメタァク゜orz

[æž—é–“å­Šæ ¡>>394続]

#3962005/08/18 10:17
>>æž—é–“å­Šæ ¡
超GJ!!(bД)b
盞倉わらず面癜いなぁ、林間孊校。早く続きが芋たいけど、ずりあえず乙。

軋間ず䞃倜、前屈みwwwwww

[匿名さん]

#3972005/08/18 16:21
䞃倜は兎も角軋間のあの服で前屈み・・・
テラ

[匿名さん]

#3982005/08/18 16:22
>>æž—é–“å­Šæ ¡
盞倉わらずの超です。
しろれんみおからたえかがみよゆうでした

[匿名さん]

#3992005/08/18 17:17
䞃倜が口移しで癜レンに氎を飲たせるのを期埅しおたのは俺だけですか

[匿名さん]

#4002005/08/18 18:06
遭難サバむバル話超GJ皆癜レンにばかり思考が向きすぎだ。郜叀。あれは倢っおかロマンだろ そしお最埌に癜レン (/-) 

[匿名さん]

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