1000
2005/12/11 04:39
爆サむ.com 南関東版

🪓 攻略地方





NO.656399

【Ifの】あなざヌすずヌりヌ【物語り】
合蚈
#6012005/09/20 00:51
>>599
しかし䞊手いね、どうも
駄目出しなんかできたせんお
匷いお蚀うなら、倢ずかナメずかを䜿い分けたら良かったんじゃないかず思う
䜙りに现かいこずだけどね
あずは、どんどん曞いおください
こういうのは是非読みたいんで

[匿名さん]

#6022005/09/20 01:01
「ある感情をかたちに」

ある女を芋おいた。
そい぀は俺の目の前の喋る゜レをあっずいう間に、
物蚀わぬ物䜓に倉えおしたった。
本来蚀葉が発せられる箇所は、赀黒い泡が溢れおいた。
俺はその女を芋おわかった。
䞀斑を以っお党豹を卜す、ずいうのは正に之だず思った。
俺ず同じ人皮だずいうこずを。
その女は俺を芋るず近寄り話しかけおきた。
「ごめんなさい」、ず

俺は䞀般的に蚀う「人殺し」だ。
生業ではなく奜きだからそういうこずをしおいる。
昔、コヌヒヌが奜きな殺人鬌にあったこずがある。
そい぀も ああヌヌ俺ず同じで人殺しだったのだ。
そい぀も殺しが奜きだったからだろうか。
そい぀ずはやけにりマがあったが
そい぀ずはもう䌚っおいない。
そい぀が蚀ったからだ。
「俺達はもうあわないほうがいい」
理由は蚀わずもがな、同族故に。
次は自分達が殺しあうからであろう
同族嫌悪ず云うのかも知れない。
だがその殺人鬌ずは友情ずでもいう感情があった 


「ごめんなさい」
この女からの話かけはこんな謝眪からだった。
「あなたも狙っおたんでしょ、このコレを。
 少し残しおおくべきだったかしら」
「吊、決着を付けたかったのは確かだが 
 完党な「奎」を解䜓したかった。残り物では満足できん」

女は埮笑みながらたた喋っおきた。
「そういうずは思っおたけどね。
 ずっずダッおる間、芗いおたでしょ。
 気になっお集䞭出来なかったわよ、趣味悪いね」
「なに、俺は䞍噚甚なもので 解䜓しか胜が無い故に、さ。
 蜢死やら圧死やら頓死なんおバリ゚ヌションは無いのさ。
  䞍噚甚なもので、どうも君みたいにはいかん
 だからこそ興味があっお芗いおいた、倱瀌」
「けど䞊手に出来ないのよね、
 雑になっおしたうのよ、結構恥ずかしいんだからね
 あなたは䞀途かもしれないけれど䞊手そうだし」
「恐悊」

おもしろい女だ、趣味も䞭々いい。
「さお、ず。俺ずは しないのか、それずも圹䞍足」
「え〜私だけ芗かれたのに、䞍公平だず思わない」
「じゃあ、しないんだな奜きそうなのに 」
「じゃあ今床、あなたのダッおるずこ芋せおよ
 そうすれば、芗き芗かれ公平でしょ。
 それに慌おお倱敗したら興醒めだし。
 お互いのをじっくり芋せあっおから  どう」
「決たりだ、今床の倜に䌚おう」
「楜しみね。あなたのを芋るのも、こうしお話をするのも」
「俺もだ、真逆生きおお良かったず思えるこずが増えるずは」
「そうだ名前教えおよ」
「䞃倜志貎、趣味は殺人」
「私はワルクっお呌ばれおるからそう呌んでね。
 趣味は貎方ず同じじゃ、これからも宜敷くね」

ああヌヌよろしくな、倜が楜しくなっおきた。
この感情はなんだろうな。
こんなに毎倜が楜しみになるずは思わなかった。
しばらく、䞊手い凊を芋せながら殺すのか。
倧倉だけど、あの女ヌヌワルクは喜ぶかな
ああ楜しい、倜が楜しみだ。

[匿名さん]

#6032005/09/20 01:08
うわヌ、やっおしたった 曞いおしたった 。
孊園物ではないけどいいのかな ず思い぀぀も
このスレおもしろそうだったから、぀い曞いおしたいたした。
スレ汚しになっおなければ続きを曞きたいです。
感想や批刀があるず参考にしたいので是非。

[]

#6042005/09/20 01:24
>>600
なるほど、空癜を入れた方が臚堎感を出せそうですね。参考にさせおいただきたす。
指摘ありがずうございたした。
最近盛り䞊がっおおいい雰囲気ですね。できればこのたたたで突っ走りたい。
前回は>>595です。

「し、き・・」
屋䞊ぞず続く扉を開けるず、銖を掎たれ吊り䞊げられるシオンの姿が目に飛び蟌んできた。
口の端から血が流れおいる。衣服や肌は痛々しく裂けおいる。
「おや、君がここに来るのは台本に無いはずだが。ヒロむンを助け出すのは確かに䞻圹の圹目だが、生憎そのような脚本は私の趣味ではないのでね」
シオンを掎んでいる手を離し、こちらを向く。叩き぀けられるように地に萜ちたシオンは喉を抌させお咳をしおいる。
「挔技指導をしおあげよう。アドリブを過剰に加えるキャストには死が盞応しい」
憀りを露にし、近づいおくる。軜やかな足取りではあるがあたりにも重く犍々しい空気を纏っおいる。
瞬間、ワラキアが地を滑る。走るずいうより滑空。人間ずは比にはならない速床だった。
マントを前に突き出す。ふわりず優雅に舞うそれは、芋た目にはずおも攻撃ずは蚀えない。

だが、俺の䜓に突き刺さるそれは。

尋垞ではない砎壊力を秘めおいた。

重力を無芖するかのように動いたマントは鋭い刀剣のようでもあり鈍重な鉄槌のようでもあった。
肉を裂き、骚を削る。䜓内を䟵すマントは生きる気力自䜓を奪っおいきそうだった。
胞から流れ出る血液が床ぞ流れる。初めお目の圓たりにする量の血。だが意識はひどく冎えおいた。
冎えおいる、ずいうより䞀点に向けられおいる。そう、ただこい぀を殺す。
このナむフをあい぀の胞の䞭心に芋える死点に突き立おる。ただ、それだけを考えおいた。
俺が生たれ育った有間家。秋葉達ず楜しく過ごした遠野家。様々な人ず出䌚ったこの街。
その䞀切がこい぀に蹂躙され消されそうになっおいる。俺の思い出や倧事な人もすべおが。
蚱せなかった。今たでに感じたこずの無い憀りを超えた感情。それは䜿呜感だずかそういうのではない。
もうあい぀を殺すこず以倖は考えられない。胞の痛みは感じられず、自分でも驚くぐらい䜕事もなかったかのように俺は立ち䞊がる。
芖線はただあい぀の死点だけを捉えおいる。ナむフを握る手には満身の力が蟌められおいる。
「ほお、あれをくらっおただ立おるか。だが、ここで死ね」
口が裂け醜く嘲笑するワラキアが爪型の衝撃波を攟぀。俺の䜓をいずも簡単に裂くそれすら俺の意識を揺るがすこずはできない。
䞀䜓どれだけの血液が流れ出ただろうか。䜓は急激に熱を倱っお寒気がする。
䞀䜓どれだけ䜓を裂かれただろうか。䜓䞭で裂けおいる箇所は数え切れない。
䞀䜓こい぀はどれだけ人を殺すのだろうか。俺がここでこい぀を殺す。それでおしたいだ。
䞀歩ず぀静かに歩を進める。俺は死を目前にしおいるずいうのに心はずおも穏やかで静かだった。

[匿名さん]

#6052005/09/20 01:26
前回は>>604です。

「諊めの悪い人間ずいうのはこれだから困る。骞ずなっお私の劇を芋届けろっ」
奇声を発し、巚倧な黒い竜巻を生み出し、操る。竜巻はどす黒いのになぜか血の色に䌌おいる気がした。
だが、その足元にシオンが絡み぀く。傷だらけの䜓を動かしおたでこい぀を止めようずしおいる。
「今です志貎こい぀を殺しお」
よく芋るず、ワラキアず自分ずを糞のようなもので絡たせおいる。糞はシオンの肉に食い蟌んでいお血が糞を䌝う。
「邪魔をするか、ならば貎様から」
手を振り䞊げ、シオン目掛けお䞀気に振り䞋ろす。やはり獣じみた速さだった。
だが、俺がナむフをなぎ払う手の方がわずかに早かった。シオンの心臓を抉りぬくはずだった手は死の線を切られお、切られた郚分から黒いもやずなっお消滅した。
「バカな・・・私がこのような堎所で・・・アリ゚ン゜ノペりナコトガアルハズガナむ」
「五月蝿いよお前・・・死ね」
ワラキアの死点を突く。ナむフから青い光が飛び出し、ワラキアの䜓内を駆け巡る。
ワラキアの䜓の各所から青い光が挏れる。その光景は「浄化」ず呌ぶに盞応しかった。
「ふ、ふふ・・・貎様らが倒したのは所詮は我が殻に過ぎん。私はタタリ。タタリに終わりは無い」
断末魔を残しおワラキア、いやワラキアの殻ず呌ぶべきか。それは消滅した。
その堎で屋䞊の柵を背もたれによりかかる。もう立぀こずもできない。
シオンもずるずるず䜓を匕きずりこっちに寄っおきた。俺ず同じように䞊んで座る。
「終わった、のか」
「そうですね、䞀応は終わりでしょう」
だが、や぀の最埌の蚀葉どおりいずれはたた埩掻するのかもしれない。
けれど、今回の事件はこれで終わりだろう。䞍安はもう消え去った。
「しっかし、シオンも無茶するよな。殺されおたらどうする぀もりだったんだ」
赀面しお、シオンは぀ぶやく。それはシオンが今たで発したこずのない蚀葉だった。
「志貎を・・・信じおたしたから」
蚀われお、こちらも぀い照れおしたう。なんだか劙に気恥ずかしい響きだった。
「ずりあえず、みんなに連絡を入れようか」
照れ隠しずいうほどではないが、話題を切り替える。
「いえ、少し埅っおください」
あの、俺死にそうなんだけど。シオンが顔をもたげ、こちらに䜓重を預けおくる。
「もう少しだけ、このたたで・・・」
空は癜み始め、小鳥の鳎き声は倜明けを告げおいた。
  

[匿名さん]

#6062005/09/20 01:28
曞き間違えた これだず初めおこのスレ来たみたいにずれる。
実際はこう曞こうずしたのに↓

>>うわヌ、やっおしたった 曞いおしたった 。
>>孊園物ではないけどいいのかな ず思い぀぀も
>>このスレで孊園物以倖を曞くのがおもしろそうだったから、
>>぀い曞いおしたいたした。
>>スレ汚しになっおなければ続きを曞きたいです。
>>感想や批刀があるず参考にしたいので是非。


別に曞いおた「私立メルブラ〜」も続きを曞きたいです。
需芁ないかもしれないですが 。

[]

#6072005/09/20 07:54
>>602
ある皋床描写力があっおちゃんず改行しおれば問題ないず思うんだよね。
だから正盎蚀っお俺には指摘する事が出来ない。

私立メルブラ〜の続きは曞いお欲しいな。
䞀回曞いおみようず思っおたけど䌏線は本人じゃないず
やっぱ䜿い切れないずころがあるし。

[匿名さん]

#6082005/09/20 14:00
>>602
同じく、私立メルブラ〜は倧奜きなので是非。
けど602みたいな小説も奜きなので続きがあれば芋たい。

過疎化のこのスレにネ申が埩掻

[匿名さん]

#6092005/09/20 23:34
「私立普通科メルブラ孊園」

前の孊校ずいうのは掃溜め、糞溜めだった。
どい぀もこい぀もヌヌ生埒も教垫もだ。
人の䞍幞を願い、自分を矎化させるのに必死だった。
自分より劣る奎を䟮蔑し、勝る奎を矚望の念を抱く。
だが少しはたずもな奎も居た。
たず匓塚、それずその圌氏の「コヌヒヌ銬鹿」
そしおもう䞀人 

䞃倜「どうもお久しぶりです。
   あなたも歀凊に来おくれお本圓に嬉しいです」

匓塚「本圓に。これでもっず楜しくなるね
   先生も来おくれるなんお思っおもみなかったもん」

珟圚午前時
俺達は早起きしお、ある人物を校門前で埅っおいた。
俺達の恩垫がこの孊園で今日から働くからだ。

ワラキア「孊校をクビになっお 埩職しお 
     実際耇雑な気分なのだがね。
     だが、君達にもう䞀床䌚えるずは」

䞃倜「ハッあんな凊から抜け出お最高じゃないですか。
   異垞者は異垞者共にケツ拭かせればいい」

ワラキア「それでも、芪からは勘圓同然だがね。
      効、シオンずいうのだが 
     私ず同じく昔に勘圓されおね。
     ゚ルトナムの名を汚した、ず、ね、 そしお私だ」

匓塚「そういえば先生の家っお名家でしたね 
   倧䞈倫なんですかその 色々ず 」

ワラキア「゚ルトナムの名は捚おたから関係ないよ。
     倧事な効を守れずしお䜕が「名」だ。
     あの子を昔は救えなかった、恚んでるかもしれない。
     だが今床は守るよ、あの子がどう思っおも」

䞃倜「流石」

匓塚「私達の先生」

ワラキア「校内に入る前から青県を持っお迎えられるずは
     思っおみなかったよ、ありがずう」

䞃倜「この孊校では誰も癜県を持぀者などいたせん」

䞍思議ず自然に出た蚀葉だったが
驚かすには十分だったようだ

ワラキア「フ、倉わったね。吊、良いほうに、だ。
     少し前の君からは想像出来ない䜍 
     成る皋、それほどの孊園か。」

匓塚「ではどうぞ先生、足を螏み入れお䞋さい。
   私も䞃倜くんも同じこずをしたした。
   この校舎に入れば先生も
   『呪瞛なんお蚀葉を忘れ』たす、よ」

ワラキア「蚀うね」

䞃倜「俺も臥薪嘗胆を忘れる䜍
   それくらい歀凊は呆れかえる皋、平和です」

ワラキア「そうか いや、懞念は杞憂だったようだ。
     さお䞃倜君、匓塚君、又偶然䌚ったのも䜕かの瞁だ
     たた宜敷く頌む」

䞃倜「無論」

匓塚「楜しみです」

[匿名さん]

#6102005/09/20 23:36
>>609の続き

さお たさかか぀おの教え子にヌヌ
しかも出迎えたでされお迎えられるずは思わなかった。
確かにこの孊園はいい感じだ。
シオンもこの孊園を薊める理由も
䞃倜君や匓塚君の評が高いのも頷ける 、だが 

あの二人にはこう蚀っおしたった
「さお䞃倜君、匓塚君、
 又偶然䌚ったのも䜕かの瞁だ
 たた宜敷く頌む」

気が匕ける 嘘吐きもいいずころだ
偶然来たみたいにいうのは卑怯もいいずころだろう
だがあの子達を隙しおたで、偶然を纏っおいるのだ

「ならばなるべく早く、早くだ。
 目的を達成させるべきだろう な」

すたないが、もう少しばかり
君たちの䞭で「いい先生」でいさせおくれ

[匿名さん]

#6112005/09/21 00:56
>>605
それなりに戊闘描写は面癜かったのだけど・・・んヌなんおいうか物足りないなあ。
䞃倜ず軋間は途䞭退堎したっきりだったしシ゚ルずネロもちず出番が・・・

率盎な意芋を蚀った぀もりだけどキツかったら。アルクずシオンはやり取りも面癜かったし。

[匿名さん]

#6122005/09/21 01:09
>>611
いえ、感想をくれるだけでありがたいのでキツむなんお事は無いです。
どうやらキャラを出しすぎるず䞊手く扱えないみたいです。〜人ぐらいを目安にしたいず思いたす。
ご指摘ありがずうございたした。次回䜜の参考にさせおいただきたす。

[匿名さん]

#6132005/09/21 19:30
メルブラ孊園の䞃倜が転校しおくる前の孊校に぀いおいろいろ
想像しおたんだがどうやら違ったようだ。残念。

なんだかシオンずワラキアの犁断の恋物語ずか
始たりそうな垌ガス。

[匿名さん]

#6142005/09/21 23:06
二芪等以䞊離れおるから倧䞈倫。

それいったら䞃倜の䞀族なんか近芪盞(ry

[匿名さん]

#6152005/09/22 01:33
前回は>>590-2
話が䞭々進たなくお悩たされる今日この頃
普段曞かないキャラの曞き方にも悩たされた
そろそろワンパを脱出したいわけですが

それでは↓本文


䞉限が終わった頃、雚が降っおきた。
「党く、台無しだよ」
そうがやいお䞃倜が起きあがった。
「ただ粘れそうだけどな、お前はどうする そもそも、鍵閉められるのか」
「ええ、閉める方の技術も持っおいたす。でも私ももう行きたすよ」
そう蚀っお私も立ち䞊がった。二人で建物の䞭に入った頃、遠雷が聞こえた。
「ああ、良い頃合いだったな。っず䜙り手元を芋ないでくれ。ネタが割れたら商売が出来なくなる」
「 商売ですか」
「ああ、こい぀を䜜った奎がね」
ものの数秒で鍵をかけるず䞃倜は歩き出した。少し躊躇いながら私はその背に声をかける。
「  貎方は、遠野志貎を知っおいたんですか」
「ああ」
歩みを止めお、振り返らずに䞃倜は答えた。
「最初に知り合ったのは䜕時ですか」
「さあね、忘れるくらいに昔だよ」
「その時、䜕を思いたしたか」
「さあ」
「  今ではどう思っおいたすか」
「別に。意識するほど近い存圚じゃないからね、君みたいに悩む䜙地はないんだよ」
「    」
「尋問は終わりかい」
「   ええ」
「そうかい。それじゃ、たた逢おう」
結局、䞃倜はこちらを芋るこずもなく階段を䞋っおいった。それを芋送っお私は階段に腰掛ける。
噚が同じでも䞭身が違えば他人か。確かに、䜕もかも受け入れお応える遠野志貎ず、䜕もかも受け流しお応えをはぐらかす䞃倜志貎ではアむデンティティヌに圱響が圚るはずもない。䜕もかも受け入れられない私ずは、倧違いだ。
この孊校にはあの二人のように衚裏の存圚が数人いる。私は圌らに自分の裏ずどう折り合っおいるのか聞いおみるこずにした。
そこに、䜕かヒントがあるのではないかず期埅しおの行動だった。


アルクェむド・ブリュンスタッドが䞀人になる時間はそう長くない。その間隙を、私は昌䌑みに発芋した。
「少しお話を䌺っおもよろしいでしょうか、真祖の姫君」
「止めお頂戎、その呌び名。嫌いなのよ」
おや、いきなり倱敗だ。だが拒絶された颚ではない。私は思いきっお話を続ける。
「 倱瀌したした。䞀応敬意を瀺した぀もりなのですが」
「分かっおるわよ、それくらい」
瞬時に衚情が柔らかい物になる。䞀応私を蚱しおくれたらしい。うん、やはり誠意は通じる物だ。誠意、か  。
「それで、話っお䜕志貎の事確かにこの間あなたを気絶させたのは私だけど、文句を蚀われる筋合いはないず思うわ」
たあそう芋えるだろう事は芚悟しおいた。それにしおも、あの時私の意識を断ち切ったのは私自身の力だず思っおいたのだが、それは違ったらしい。
「いえ、寧ろその件に関しおは私も感謝しおいたす。そうでは無くお、貎女ずワルクェむドの事に぀いおです」
「  あい぀に぀いお話す事なんお無いわ」
あっずいう間に䞍機嫌そうな顔に戻る。だがその皋床で匕くわけにはいかない。
「そこを䜕ずか、話しおは頂けないでしょうか」
「   䜕をそんなに熱心なのか、教えおくれないそれ次第で考えるわ」
「 裏の自分を持぀者同士がどうやっお折り合いを付けおいるのかの調査です。個人的な物ですよ」
「ふ〜ん  たあいいわよ、それなら」
意倖にあっさりず蚱可をくれる。この蟺りが人気者の秘蚣なのかも知れない。
「それでは、聞きたす。圌女ずは双子でしたね」
「そうよ」
「貎女方は互いに䌌おいるず思いたすか」
「流石に思うわよ。芋た目だけならずもかく、頭の出来から奜きになる盞手たで同じなんだもの。䌌おいるっおレベルじゃ無いわ」
  それは初耳だぞ、真祖の姫。やっぱり貎女は玠盎な人のようだ。私のこずが志貎にばれるのも時間の問題か。
「それでは、そのこずに぀いおどう思いたすか」
「どうっお、別にどうも思わないわ。そりゃ䞀括りにされれば腹立぀し、志貎をあい぀に取られるのだけは我慢できないけど、その皋床よ」
成る皋、その嫌悪は単に性栌の合わない幌なじみや兄匟ずいう皋床か。
「満足した」
「ええ、ありがずうございたした」
参考にはならなかったが。
「別にこれくらいなら良いわよ。それに、あなたずは䞀床話しおみたいず思っおたし」
そう蚀っお、真祖、いやアルクェむドはにぱっず笑った。぀られお私も笑顔になりかけたくらい、それは魅力的な笑顔だった。
「あ、志貎だ、やっほヌ」
そしおそうなる前に。私の背埌に向かっお倧きく手を振ったアルクェむドの暪を、私は駆けだしおいた。背䞭に刺さる芖線を無芖しながら。掛けられた声も無芖しながら。

[匿名さん]

#6162005/09/22 01:36
さお、次だ。ワルクェむドの昌䌑みの居堎所は既に知っおいた。倚少呌吞を萜ち着かせおから私は階段䞋ぞず向かった。半地䞋の機械宀が圌女のもっぱらの居堎所だ。
「少しお話を䌺っおもよろしいでしょうか」
「は私に䜕の甚事」
その䞍機嫌そうな顔は぀いさっき芋かけた物ず、やはりよく䌌おいる。しかし、こちらに察しおは切り札を手に入れおいた。
「貎女ずアルクェむドず私、それから志貎に関係するこずです」
ガッず音がした。圌女の腕が私の頬をかすめお背埌の壁にめり蟌んでいる。文字通り瞬く間に圌女は数mの距離を詰めおいた。
その䞀連の動きは、私の動䜓芖力では远うこずが出来ない。
「どうしお知っおいるの殺すわよ」
ビンゎだ。䞀人胞䞭でほくそ笑む。
「やめおおいた方が良いでしょう。志貎が悲しみたす」
「  っ」
私の声に反応しおワルクェむドは手を匕いた。それは志貎に察する感情を断定されおも仕方がない行動だ、ず忠告しおやりたいほど分かりやすい。
しかし、それなりに人通りのある階段の䞋の機械宀だずいうのに、今の音や振動で誰かが気が぀いた様子はない。さすがは真祖だ。
「  䜕が目的」
「聞きたいこずがあるだけです。貎女ずアルクェむドは双子ですね」
「   そんな䞋らないこずを聞きに来たの」
郚屋の空気が䜓感で床ほど䞋がった。いや、気圧が䞊がったのかも知れない。
「いいえ、続きがありたす。貎女は、自分ずアルクェむドが䌌おいるず思いたすか」
「䌌おなんかいないわ。あんな奎邪魔なだけよ」
そうか、随分ず玠盎な倩の邪鬌だ。
「では、アルクェむドのこずをどう思いたすか」
「邪魔なだけだっお蚀っおいるでしょう。どうしおあれず私を同䞀芖しようずするのかしらいい加枛にしないず本圓に殺すわよ」
ふむ、蚀葉は違えど内容は同じだ。実りがないずいう点に斌いおも。
「分かりたした。ご協力感謝したす」
「ならさっさず消えなさい。目障りよ」
「そうですか。では最埌に䞀蚀だけ」
怖いので扉をくぐりながら蚀う。
「もっず玠盎になった方がよろしいでしょう。ただでさえ志貎を狙っおいる人たちばかりなんですから」
「   あんたにだけは蚀われたくないわ」
おや、意倖ず萜ち着いた反応だ。これが今はやりのツンデレずいう奎か。
そう安心しお廊䞋に出た盎埌、校舎を厩しかねない皋の蜟音ず振動が蜟いた。
  たあ、圓初の目的通り、盎接聞き出した情報ずその他に粟神的アドバンテヌゞを埗たから良しずしよう。

[匿名さん]

#6172005/09/22 01:36
そこでその日は終わっおしたった。ずいうより、私が話を聞ける党員を䞀日で回っおしたった。
秋葉が私ず萜ち着いお䌚話しおくれるこずはあるたい。第䞀、話を聞いた所で圌女には自身が倉わっおいる自芚は薄いだろう。反転しおも、あれは間違いなく秋葉自身だ。
ずなれば、私の答えには成り埗ない。たた、志貎に぀いおは私の偎が耐えられない。結局、私が採集できるデヌタはここたでだ。

家に垰り、思考を開始する。以前から私はある仮説を持っおいた。私の反転が倧きな感情の動きであるこずは恐らく間違いがない。
それを螏たえた䞊で、その原因が䞻に憎悪なのではないかず蚀う物だ。
぀たり、内なる私が、或いは内なる私を憎悪するこずが衝動の掻性化に぀ながっおいるのではないかずいう事になる。
根拠ずしお、自身の感芚の他ずしおは、䞀぀には秋葉の反転がある。あれは他者を攻撃する為の反転だろう。その源は恐らく憎悪、乃至は嫌悪ず蚀える。
もう䞀぀、これは最近埗た物だが、私がさ぀きのそばにいお安らぎを埗るこずが、憎悪を忘れるこずが衝動の沈静化に぀ながっおいるこずが䞊げられる。
志貎を襲った理由も説明が぀く。恐らく私、衚の私に察する圓お぀けだ。確かに、私は志貎に少なからず奜意を抱いおいたから、それを奪うこずでヌ或いは、その、玔朔を倱うこずでヌ抌し蟌められおいる鬱憀を晎らしたずいう掚枬は可胜だ。
そう、動機が憎悪ずいうのはそう信じたくなるず蚀う点で酷く魅力的であり、玍埗のいくように思える仮説だった。
今回の調査がそれを裏付けたず私は刀断した。圌らの抱く心境は、私を含めお嫌悪が先立぀ものが倚数掟だったからだ。
さお、それでは私はどうすればいいのか
その考察は次回に先送りだ。いい加枛さ぀きが垰っおくる頃だ。

そう蚀えばさ぀きの垰りが遅い。どうしたのだろうか䜕故だか急に、私は無性にさ぀きに䌚いたくなった。
さ぀きに䌚いたい。
私は完党にさ぀きに䟝存しきっおいる。さ぀き無しでは今の存圚が考えられないほどだ。
さ぀きに䌚わなくおは。
だが、だからずいっおさ぀きの居堎所が分からない以䞊私が動くこずは出䌚う確率を枛らすだけだった。
時蚈は五時を指しおいる。
ああ、早くしなければ倜になっおしたう。
お願いだから、早く垰っおきお、さ぀き  。

雚が降り続く。雚音ず、時折鳎り響く萜雷以倖の音がしない。
ふっず、明かりが消えた。停電だ。
時折の皲光を陀けば、倖は倜かず芋たごうほど暗い。

寒さず暗がりの䞭で私はさ぀きを枇望し続けた。さ぀きが垰っおきたのはそれから䞀時間ほど埌の事だった。

[匿名さん]

#6182005/09/22 16:19


普通に思わぬ展開
シオン×さ぀き、期埅しおたす

[匿名さん]

#6192005/09/22 18:59
ちょい聞きたいんだけど
以前に琥珀が倧人しくなっお翡翠が匷気になるみたいな話があったけど
もしそういう性栌が倉化する状況があったずしたら
秋葉ずかずかずかどういう性栌になるかな
いい案があればずしお䜿えないかなず思っおるんだけど

[匿名さん]

#6202005/09/22 19:19
あれっお性栌が倉化したんじゃなくお人栌が入れ替わったんじゃなかったっけ

[匿名さん]

#6212005/09/22 21:03
>>620
そうなのたあそれはどっちでも構わないんだけど。
このキャラがこういう性栌になったら面癜いずか
そういう案なんかないかな。
いいのが思い぀かないんで。

[匿名さん]

#6222005/09/22 22:18
俺マゞ遅すぎ  
受隓控えおるもんでホントごめんなさい 

前回は>>369

志貎様行っおらっしゃいたせ

正面玄関の方からそんな声が聞こえおきたのはほんの2分前
秋葉様は生埒䌚の甚事で30分皋早くお出かけになりたした
姉さんはお屋敷の掃陀(頭が割れるくらいに心配ですが)を
䜕ずいうか䞖界の䞭で私たちだけが倉わっおしたったような 䞍思議な気持ち

事件は私が仕方なくお倕食の材料を買いに行こうずした たさにその時でした

歩いおいた所をグむッず匕っ匵られお公園の䞭に匕き摺り蟌たれたした

!?  やっ  ぁ !!
ちょ声のボリュヌム !!  えっず翡翠 だよな  ?
  ひっ   ??

どうなっおるんだろう ??
どうしお孊校に行ったはずの志貎様が公園にいるんだろう ?
しかも今䜕ず?『翡翠』?私を芋お『翡翠』ず ?

志貎様  ?
あぁ良かったこれで琥珀さんだったらどうしようかず 

぀たり私をちゃんず芋お『翡翠』だず認識したわけでは  えっずそれはどうでもいいんですっ!!

どうしお ?
いやどうしおっお  あ孊校には連絡しおあるから 
それでここで埅ち合わせ  ですか?
いやその埅ち合わせっおいうわけじゃ 

  アルクェむド様ですか

心の䞭で呟いおから少し自己嫌悪
今感じた『枊巻くような気持ち』は  嫉劬 なんだろうか
私はアルクェむド様に嫉劬しおいるんだろうか

? 翡翠?
  あ はい
どうしたんだ ?

そんなに芋぀めないでください 
アルクェむド様を芋぀めた瞳で芋ないで 

[匿名さん]

#6232005/09/22 23:38
なんだか倧分懐かしいのが。
なんだか俺にはよく物語の展開が理解できおないんだけど。
早く続きが出お物語の詳现がわかるずこたで進んでくれ。
頑匵れ。

[匿名さん]

#6242005/09/23 00:42
やっぱ分かっおたこずだけど䞀気に出おこないず読み難いな。

たずめサむトが芁るな。

[匿名さん]

#6252005/09/23 01:14
俺も正盎たずめサむトが欲しかった。誰か䜜っおくれないか

[匿名さん]

#6262005/09/23 02:22
お前らには悪いけど、俺はたずめサむトを䜜っおやるこずは出来ない。
でも、アンカヌずかでこの堎にたずめおあげるこずなら出来る。

だから、ちょっず時間ちょうだいね。

[匿名さん]

#6272005/09/23 03:00
>>626がアンカヌをたずめるなら、たずめを䜜るこずも
吝かではない。

[匿名さん]

#6282005/09/23 04:08
お話たずめ

・私立普通科メルブラ孊園
>>45、>>55、>>60、>>90-92、>>153-155、>>215、>>609-610
・林間孊校
>>127-128、>>131-132、>>185、>>190-192、>>199、>>220-222、>>274、>>392-395、>>403、>>408-410
>>418、>>451、>>535-537、>>543、>>574、(>>580)、>>587

・翡翠ず䞃倜  >>12、>>101、>>205
・吞血隒動 >>73、>>87
・猫寄せ䞃王子 >>102-104
・暎走玅赀朱 >>114-117
・科孊郚の恐怖 >>136-138
・悪趣味同盟 >>157-158
・盗人䞃倜ず腹黒アンバヌ >>167-168、>>173-175
・軋間家にお泊たり >>99、>>200-203
・運動䌚チヌムは>>242 >>209-211、>>253-255、>>360-361、>>367
・さっちん恋煩い >>245-248
・MELTY BLOOD〜midnigth date〜 >>97、>>180、>>182、>>219、>>241、>>281
・さ぀きずシオンの出䌚い >>258-259
・猫達の逐宎 >>285-286、>>294-295、>>305-306
・殺人鬌匓塚 >>336-337、>>373、>>375、>>384-387
・倏の雪合戊 >>349-351、>>374、>>405-407
・氷ず氎着ずロリず >>413-414、>>448、>>456、>>467
・シオンが匓塚家に居候したら >>436-438、>>457-459、>>555-558、>>590-592、>>615、>>617
・タタリの倜 >>475-476、>>520、>>522-523、>>528-531、>>563、>>568、>>595、>>604-605
・圚りし日の玄束 >>596-598
・ある感情をかたちに >>602

以䞋䞀話完結
>>23、>>26、>>41、>>53、>>71、>>75、>>121、>>123、>>270、>>283、>>332

タむトル無かった奎は勝手に付けたした。

[匿名さん]

#6292005/09/23 06:17
>>628


[匿名さん]

#6302005/09/23 16:04
>>628
あんたすげえ
俺もそろそろ続き曞かないずな・・・

[匿名さん]

#6312005/09/23 16:57
同じく、俺もそろそろ続き曞かないずな・・・

[匿名さん]

#6322005/09/23 18:14
俺も・・・

[匿名さん]

#6332005/09/23 20:44
曞き手の皆様頑匵っおください
俺も䜕か曞こうかなぁ 

[䞃倜志貎◆.ShikiVzAo]

#6342005/09/23 21:17
ななやんこのスレ芋おたんだ 

[匿名さん]

#6352005/09/23 21:34
>>628
わざわざそんな遅い時間たで。神ですかあなたは。

[匿名さん]

#6362005/09/23 21:35
>>628
これが抜けおるよ
・停りの倜 >>330>>343、>>364、>>369、>>622

[匿名さん]

#6372005/09/23 21:48
ちょ、コテ消し忘れおた

>>ALL
申し蚳ありたせんでした、以埌気を付けたす
私はこのたたスルヌしおください 

[匿名さん]

#6382005/09/24 00:18
新䜜のネタを考えおいたら、メルブラ以倖のネタしか出おこなかった件。

>>636
OTL
メモにはちゃんず曞いおあったのですが、芋萜ずしおしたったようです

「停りの倜」の䜜者様、本圓に申し蚳ない。

[628]

#6392005/09/24 01:43
「私立普通科メルブラ孊園」

どうよこの艶、この鮮床、そしおこの俺の目利き。
少しばかり今の季節には少し早いかも知れないが 
魚に数あれど 隠れた絶品ずいえばグゞだな
こんな高玚魚を仕入れた理由は 

䞃倜「䜓育通の裏に䜏めお、この魚を食える幞せな猫は
   そうそうおらんぞ元気だったか」

この間校門で芋぀けた傷を負った癜い猫
この猫のおかげで教垫陣からの評䟡は䞀郚を陀き
転校初日から遅刻をする生埒ずいうレッテルを貌られた蚳だ 
逆に䞀郚の方からは䞊々の評䟡を頂いおいる

癜猫「に〜」

䞃倜「そうか旚いか、買っおきた甲斐があったよ」

今日の孊校は祝日䌑みなのだが
この孊校の特殊なシステム䞊
倜䞭でも自由に出入りするこずができるので
祝日でも簡単に癜猫の為の逌を持っお来る事ができる

䞃倜「しかし、静かだ 萜ち着くよ
   特に忙しい蚳ではないのだが 
   もしかしたら色々疲れおるのかもしれん」

癜猫「 にゃ〜」

䞃倜「いや、おたえに愚痎る぀もりではないんだ」

別に愚痎るこずも無い故に

䞃倜「傷も癒えたな かなり元気にもなっおよかった
   しかし なんでこんな傷を負っおたんだ」

癜猫「   」

䞃倜「 わからんよな 吊、気にするな」

さお ず

䞃倜「トむレに行っお  っ 厠 䟿所 雪隠 
    わからんよな 吊、気にするな」


癜猫「  」

「         」

癜猫「  っ」

「  」

レン「   お願い 垰っおください 」

「       」


レン「   」

癜猫「 倧䞈倫よ、䜕もされなかった」

レン「   」

癜猫「それも倧䞈倫、傷は癒えたわ」

レン「   どう するの  」

癜猫「私はあのたただったら死んでいた 
    けど、䞃倜に助けられた 
   圌は玔粋に、ただ助けたい䞀心で私を助けおくれた 」

レン「   た  さか 」

癜猫「この呜、圌の為に䜿う぀もりよ
   どんなこずをしおも恩を還すわ
   契玄なんお関係なしにね 」

レン「   」

癜猫「 倧䞈倫 、あの人ふうに蚀えば
   『吊、気にするな』よ」

レン「   気を぀けおね、この孊校には 」

癜猫「 あい぀が でしょ
   もう心配いらない    圌が垰っおくる 」

レン「   」

癜猫「  じゃあね 」


䞃倜「おやただ食っおなかったのか
   しっかり食べないず駄目だぞ」

癜猫「にゃ〜」

「         」

[匿名さん]

#6402005/09/24 01:53
おわ、俺がノリで曞いお激しく埌悔した奎に題が付いおる。
>>628さん俺のも組み蟌んでくれおありがずっす。
䞋手でも曞いた䜜品は終わらすのは矩務かね、やっぱ。
続き曞くかな。

>>639
乙っす。このシリヌズ奜きですよ、俺。
癜レンにたで䌏線が 。今埌の展開が楜しみです。
頑匵っお䞋さい。

[258]

#6412005/09/24 01:57
>>639
どうも曞いおる者です。䌏線はりたくっおたすが
あず、回くらいで䌏線回収できるず思いたす。
倧䜓の筋は考えおあるので 

いろいろ応揎ありがずうございたす。
凄く元気を貰っおたす、どうもありがずうです。
応揎、ツッコミ、批刀、どれも参考にしおたすので是非。

かなり前に蚭定を䜿わせおくださいずいうレスがありたしたが
返事遅くなっお申し蚳ないです。
別に私はかたわないので、どうぞ䜿っおください。

>>628
「ある感情をかたちに」は完結させようか迷っおたしたが
なんかあず少しだけ続けおみようず思いたした。
GJサンクス

[匿名さん]

#6422005/09/24 02:12
>>640
『えっ このシリヌズ奜きだっお 
  そんなこずいきなり蚀われおも 困りたす 』

本圓にありがずうございたす元気貰いたした。
䌏線は 倧䞈倫です、完結したすから 
䞊の科癜はなんなんでしょうね



远䌞
少し個人的興味なのですが
曞き手の皆さん読み手の皆さんに質問ですが 
皆さんの参考にしおる小説or奜きな小説を聞きたいです。
私、たずもに小説を買っおるのは䞀぀のシリヌズだけなので
ちょっず教えお貰えれば、立ち読みしおきたす。
教えおもらえれば幞いです。

[匿名さん]

#6432005/09/24 02:14
>>258
ノリで曞いおあれですか
>>258ずか>>245ずか>>596の域に達したくお色々曞いお結局远い぀けおない蚳なんですが

>>628


そういえば、続き曞くのはたずめサむト埅った方が良いのかな

[匿名さん]

#6442005/09/24 04:10
>>642
奜きな小説䞊げさせたらキリないぞ
ずりあえず「老人ず海」ず「涌宮ハルヒ」、「スレむダヌズ」「フルメタ」はガチ。

[匿名さん]

#6452005/09/24 09:04
俺今たで電撃しか読んでないんだよな〜
぀ヌこずで奜きな小説は『半分の月がのがる空』
『ずある魔術の犁曞目録』『空の鐘が響く惑星で』などかな

[匿名さん]

#6462005/09/24 10:24
かなり子䟛っぜいが「フルメタ」「ブギヌポップ」かな。「暗黒童話」も。

[匿名さん]

#6472005/09/24 12:40
「スレむダヌズ」が䞀番圱響倧きかったなぁ
あずは「僕の血を吞わないで」やら「倩囜に涙はいらない」ずかかな

[匿名さん]

#6482005/09/24 15:46
西尟維新ず奈須きのこはガチ。
䜜品名をあげるず「クビシメロマンチスト」ず「空の境界」で。
電撃で蚀うなら「猫の地球儀」は絶察倖せない。むリダ䜕かより党然良い。秋山瑞人は偉倧だ
あず、神林長平から「戊闘劖粟雪颚」持っおきたいね。
幟぀か出したけどこの蟺の文章は党郚マゞで神。
他にも、文章ずしおではなく、話ずしお面癜いの持っおこようずするず曞ききれないほどあるけど

[匿名さん]

#6492005/09/24 18:34
街を歩いおいた
「街」ずは人の矀れの䜏凊
癟獣どころかの獣を包しおいる我からすれば
「街」など只飢えを満たす堎でしかない はずだった

「ある感情をかたちに」


歩いおいた
特に食事ずいう気分でもない
歩いおいた
特に目を芋匵るものもない
歩いおいた
䞀人の女がそこにいた
我は通り過ぎようずしたが、女が我を呌び止めた

「䜕甚か」
「ごめんなさい、お願いがあるのですが 」
「なんだ」
「私を殺しおくれたせんか」

その願い自䜓は簡単だ
だが、飢えおはいないし䞍可解であった
なぜそのようなこずを頌むのかがわからなかった

その女は歳は若い
この囜の普通の人間の女であろう
ただ髪の色が深玅に染たっおいた以倖は

「意味はわかるが、意図はわからん
 䞇物は生に固執するのが垞であろうに」
「意図を説明する時間は 
 たあそのくらいの時間はありたすわね
 理由をお話しおも お時間は宜しいですか」
「かたわん話せ」

するずその女はたった今しおきたこずを
昔話をするように
ゆっくりず自嘲気味に はなしはじめた

「昚日のこずです、私は実の兄を殺したした
 それはただ圓䞻の務めずいうこずから殺したした
 次に、奞蚈を巡らしおいた女狐を殺したした
 僕の分際で䞻を裏切り倧切な人を奪ったからです
 次に、 矩理の兄を そう䞀番倧切な人を殺したした
 兄も私を裏切り 私を殺そうずしたから 
 そのあず家に垰りたした
 家には矩理の兄の䟍女がいたした
 私が䜕をしたのか察したのでしょう
 私を非難しはじめたした
 五月蝿いので殺したした
 その埌、矩理の兄の先茩ずか称する茩が乗り蟌んできたした
 䜕様の぀もりなんでしょうね
 私を殺そうずしおきたので殺したした」
「だから、眪の意識に苛たれ殺しお欲しいずいうこずか」

するず女は軜く笑いながら答えた

「違いたす、眪の意識など無いのです ただ 
  私の髪の色、䞍思議に思いたせんか
 信じられない話かもしれたせんが、
 遠野の血 玅赀朱ずいう先祖還りを起こしたす
 小我ずしおの理性が倧我ずしおの理性に飲み蟌たれお
 鬌になるずいうのでしょうか」
「初耳ではあるが、おもしろい話だ」

「故にもう理性を保぀のが粟䞀杯です。
 圓䞻である私は玅赀朱を絶぀立堎にも関わらず
 自らの意志で呜をも絶おなくなっおきおいたす」
「成皋、だがそれは殺したこずからの逃避にもずれるが。
 陳腐な蚀葉だが、本来なら咎を背負い生きるのが
 䞇物の理ではないのか」

我が蚀葉を聞いお女は憀ったのか、声を荒げた

「そんなこずわかっおいたす
 ですが理性の無い獣になれば
 さらに関係の無い人間さえ死ぬ事になるでしょう
 それでなにが眪咎の賌いですか」

確かにその通りであろう、だがこの人間
目の前にいるのが『混沌』であるこずを知らぬ
興味が沞いたのは䜕幎ぶりか
おもしろい話を聞いた『瀌』だ

「協力しおやろう 
 信じられぬ話かもしれぬが  

こうしお女は知るこずずなった
我ず同化する事で今のたた存圚出来る事を
぀たり逃げずに眪を、背負っおいく方法があるず云う事を
遞択はその女にさせた
そしお女は䞀刻も迷わずに我ず䞀぀になるこずを決めた

「芚悟は出来たな では ゆくぞ 」
「あはヌあヌあヌはあヌあヌ 
 これが亀わるずいうこず  ですか
 本来なら兄さんず っ アあヌ」
「忘れたのか、兄は死んだのであろう」
「そうでしたね、䞀番忘れおはいけないこずなのに 
  さいごに貎方のナマ゚を 教えお 」「 ネロ・カオスず呌ばれおいるが字名だ 真名はフォアブロ・ロワむンずいう 我も聞こう、名は」「ふふふ 残念ですが口説かれた蚳でもない男ず 亀わる女に 名 などありたせん  それではヌヌフォアブロ・ロワむンヌ」「教えぬのか だがな  男ずしおは亀わる女の名前を知らないず 本圓にそのものを想っおやれぬのだ 我が䞭で生き続けよヌヌ秋葉ヌ」「 最䜎 オトヌヌヌ」わかったか我が䞭で生きるずいうこずは「そう」いうこずなのだ我はにしお 我はにしおネロ・カオスでありフォアブロ・ロワむンであり遠野秋葉でもある自分自身であるから䞀番愛せるのだ「ゆくか」自分の䞭にある䞍思議な感じたこずのない感情を抑え、我はたた歩き出した願わくばこの呜 「自分他身」に捧ぎたい

[匿名さん]

#6502005/09/24 18:36
終了〜、「ある感情〜」は基本短線で
䞀話完結の手法を䜿っおいたす。
だから䞃倜の続きは出さずに、ネロの話に移行したした。
「私立〜」よりも「ある感情〜」のほうが
じ぀は倍皋時間がかかるのです。
感情を衚珟するのはむ぀かしい

実は「キノの旅」しか持っおないです、小説。
「フルメタ」「スレむダヌズ」は䞀応目は通したした、くらい。
もっず読たないず駄目ですね。
昔、サむトごず消えたネット小説
「あくる日の゜ナタ」がマむベスト小説

[649]

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