1000
2005/12/11 04:39
爆サイ.com 南関東版

🪓 メルティブラッド攻略・地方





NO.656399

【Ifの】メルブラあなざーすとーりー【物語り】
合計:
#5012005/09/04 18:33
HAHAHAHA!!
そいつぁシビれるジョークだぜ!!>>500!!
俺もアンタみてぇなイカしたジョークかませるようになってみてぇぜ!!
なぁみんな!!カル○大好きだし男だと分かっていてもド○ィ&グラ○に萌えるもんだっての!!
隠さなくていいぜ!!俺たちゃファミリーだ!全てをさらけ出せ!!
ところであと18時間で何がおこるのか知ってるヤツァいるか?
フッフー!俺にゃ全く分からねぇ!こいつぁハードだぜフォーーー!!

[匿名さん]

#5022005/09/04 18:46
ジョークじゃのうてマジバナなんす。
ま、たすかになにがおきんのかわがんねだよ。

[匿名さん]

#5032005/09/04 20:07
そろそろつーかもう>>501が激痛レベルに達している件。

[匿名さん]

#5042005/09/04 20:39
>503
まぁまぁ。
そんなに尖らずにw

>488
絵師の方結構居てない?
そんだけ居りゃ十分じゃね?

[匿名さん]

#5052005/09/05 01:21
だからage(ry

[匿名さん]

#5062005/09/05 09:03
なんだか最近ここのスレがあがるたびに>>505のような人が出てくるのを期待している俺がいる。

[匿名さん]

#5072005/09/05 22:54
>>504
数入るんだけど、塗り師が少ないんですよ。
絵というものを描き始めてから半年の人とか、10数年の人とか色々ばらばらだけど、まともに塗れるのは2名。
もし興味があって暇があって気力があるなら是非とも参加してもらいたい次第(´・ω:;.:...

[匿名さん]

#5082005/09/05 23:58
こやまひろかずみたいな塗りじゃないといけないとかある?

[匿名さん]

#5092005/09/06 01:20
>>508
遅れてすまん。
うーん、俺絵師じゃないからその例えはわかり辛いww
特にそこらは気にせずに、塗りできればおkみたいな雰囲気ですから。

明日、てか今日九時からIRCで会議あるから覗いてみるヨロシ
ttp://typeboon.fc2web.com/product/00top.html
のIRCってとこ参照。

[匿名さん]

#5102005/09/06 16:33
とりあえず>23の絵版が更新されたな
琥珀さん琥珀さんその袋の中に入ってるのは何だい?

[匿名さん]

#5112005/09/06 20:48
少し気になったけど、大分前に書かれた作品の設定使って書いたりしていいかね?
まだ完結してないやつの続きとか、他人の作品同士の設定をくっつけたりとか。

[匿名さん]

#5122005/09/06 21:03
その作品の書き手方に聞いてみてはどうか?

[匿名さん]

#5132005/09/06 21:44
それもそうか
というわけで個人的に「私立普通科メルブラ学園」の設定を、全て一緒というわけではないけど使いたいので使用許可下さい。

[匿名さん]

#5142005/09/06 23:05
……あちこちの作品から設定をボコボコ抜き出して書いてた俺ガイル
最初は統一の設定ができかけてたからな、と言い訳してみる

[匿名さん]

#5152005/09/06 23:40
>510
キィイィィィ!!
出来が良くなかったから黙ってようと思ってたのにwwwww

と言うことで
ttp://hsgarden.chips.jp/illust/pic05.jpg
気晴らしに描いてみましたよ、と。
どのストーリーかは分かるハズ。              うん、多分。
キャラも分かるハズ。                   うん、多分。

そして寝相悪すぎたな。反省。ワルクないイメージだよな、やっぱ。

[匿名さん]

#5162005/09/06 23:56
空気読まず投下、さぁバカにしろ、さぁ罵倒しろ、そして俺を育てろ

あぁ、暗い。何も見えない。
みんなの声だけしか聞こえない。
恐い、恐い。
ひとり、またひとり減っていく。
どうして、どうして、こんなことになったのだろう。

放課後、HRが終わり先生が去った後、俺-----遠野志貴は鞄に道具を詰め込み帰る準備をしていた。
「数学、世界史、生物・・・よし、全部あるな」
忘れ物が無いか確認をして席を立つ。
ふと窓を見る、下校中の生徒達が見える。空は青く雲一つ無い。
今日も、いい日になりそうだ。
教室を出て、廊下を清々しい気分で歩き出す。
突然、声をかけられる。
「遠野、少しいいか。」
筋肉質で立派な肉体、それはまさに“漢”と言うに相応しい体。
知り合いにそんな体のを持つ者は一人しかいない
「軋間・・・なんだ?」
「実はな・・かくかくしかじかで」
「へぇ〜!鱈をもらったのか・・んで、一人では到底食べ切れなくてこのままじゃ腐らしてしまう、と。」
「うむ。いい鱈でな、腐らすのはもったいないのだ。」
「そこで、みんなに分けてあげたい・・・と。」
「うむ。」
どうやら軋間は知り合いから鱈をもらったが食べきれずこのままだと腐らしてしまうのでみんなに食べてもらいたいらしい
「ん〜じゃあ人集めたほうが良さそうだな、ちょっと待ってくれ軋間、今連絡付けてみる」
「すまない、遠野。感謝する。」
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
「んで、これだけ集まったわけだが・・・・」
「鱈ですか〜いいですね〜。ね〜翡翠ちゃん。」
「はい、姉さん。」
「鱈を食す、たまには魚もいいかもしれんな」
以下略。
七夜、翡翠、琥珀、アルク、シオン、都古、が集まった。
「こんだけいればいいと思ったが・・・多すぎたか?」
「いや、大丈夫だ。」
そこで琥珀が手を上げて笑顔で言う。
「あの〜どうせなら・・鍋、なんてどうでしょうか?魚もちょうど鱈ですし・・」
「鍋、か・・・・」
「一人一人好きな食材を持ち寄って行けば楽しいではないでしょうか?私の家庭菜園もちょうどよく実ったのがあるんですよ〜」
「それはいい案ですね、琥珀。私は賛成です。」
「私を、賛成です。」
「楽しそうー!はいはーい、私もさんせーい!」
みんなは琥珀に賛成のようだった。でも確認する事が一つある。
「ちょっ、みんな!盛り上がるのはいいけど、軋間がいいって言わないとダメだろ?」
「俺は構わん、鍋でもいいぞ。」
「軋間が言うならいいが・・・なんかやな予感が」 
そんなこんなで鍋に決定
「じゃあ今日、夜の8時に軋間の家に各々好きな食材を持って集合。いいね?」
「「「はーい」」」
「じゃあ解散・・・ってアソコにいるのは知得留先生・・、そうだ!先生も誘わない?今更一人増えても変わらないだろうし・・」
「「「「それはダメ」」」
満場一致で否決された
「なっ、何で?みんな先生のこと嫌いだっけ?」
予想していなかった返答に志貴は多少焦る
「「「鍋がカレーになってもいいの?」」
みんなの心は、一つだった。

[匿名さん]

#5172005/09/07 00:09
>>509
こやまひろかずって人は歌月十夜からTYPEMOONのグラフィックの塗り関連に参加してる人だよ。
Fateの塗りは完全にこやま塗りになってる(Fateのスタッフロールにも名前出てます)。
ちょっとヌメヌメテカテカでワックス掛けすぎっぽい塗りなのが特徴の人。

[匿名さん]

#5182005/09/07 00:26
>>516
お前は俺か。少し考えてたネタ(俺の場合は闇鍋)と似たのが文章になっててビックリしたぜ。
>「へぇ~!鱈をもらったのか・・んで、一人では到底食べ切れなくてこのままじゃ腐らしてしまう、と。」「うむ。いい鱈でな、腐らすのはもったいないのだ。」「そこで、みんなに分けてあげたい・・・と。」
ここの部分は
>どうやら軋間は知り合いから鱈をもらったが食べきれずこのままだと腐らしてしまうのでみんなに食べてもらいたいらしい
この部分と内容が被るので不要だと思う。

もう放課後なのに外見て
>今日も、いい日になりそうだ。
と言う志貴にうけた

[匿名さん]

#5192005/09/07 00:44
>>518
おいおいwwwwwwwwww俺は御前かもしれねぇwwwwwww
俺もこのあと闇鍋に発展させるつもりだったもんwwwwwww
ドッペルゲンガーじゃねぇかwwwwwwwwwwwwwwwww
あと指摘サンクス、俺wwww

[516]

#5202005/09/07 01:10
やっと投下しやすい雰囲気になった・・・
なんかストーリーがメルブラのパクリになってしまいました。矛盾点は多々ありますが、長い目で見てやってください。
前回は>>476です。

学校に着く。
夜中だというのに校門は開けられていた。
校内に入ると明かりのついた教室があったのでそこに志貴と二人で駆け込む。
「あら、あなた達も?とりあえずドアを閉めて」
中にいたのは青子先生、シエル先生、ネロ先生、軋間紅摩、七夜志貴、アルクェイドだった。
後ろ手でドアを閉める。実際は何も状況は変わってないが、さっきまでの異常と切り離された世界に置かれたようで妙な安心感を感じた。
「さて、ここに集まった八人はもうわかってると思うけど、現在この街は不穏な空気が流れています。まるで街全体が眠ってしまったかのように静かで、どこの家も明かりはおろか物音一つしません」
「先生、私達を襲ってきたのはなんですか?」
「それは私が答えましょう」
アルクェイドの問いに、シエル先生が応じる。
「あれは死徒かと思う人もいるかもしれませんが、元が人間ではなく、殺すと自然消滅するところを見ると厳密には死徒ではありません。そうですね、いわば影のようなものです」
最後に、まあ死徒と同程度の戦闘能力はありますがと付け加える。
寒気がして、さっきの光景が思い出される。
あのように人になりすまして襲ってくるあたり、死徒などよりはよっぽどタチが悪いのではないだろうか?
事実、私は殺されかけた。ずきりと痛む首は、まるで首輪をかけられたようだ。
「そして、このような事ができるのは一人しかいません」
私は襲われたときからそんなことはわかっていた。これはあの男の仕業だ。
「ズェピア・・・私達がワラキアの夜と呼んでいたものです」
私と教師以外の全員が驚愕の表情を見せる。
「目的はわかりませんが、敵意を持っていることは間違いありません。これからどうすべきかを、みんなで考えましょう」
みんなで考え込む。いっそのこと、あいつが追って来れないような場所へ逃げるべきだろうか?
いや、不可能だ。街を眠らせるまでの力を持っているやつだ。おそらくはこの街から出ることはできまい。
なにより、逃げてはこの街はずっとこのままだ。
街の出入り口が使えないとなると、救援は望めまい。教会の人間を呼ぶことはできない。
逃げれないなら、倒すしかないではないか。
私は挙手をする。
「シオンさん、なにかありますか?」
シエル先生が聞いてくる。できることは一つしかあるまい。
「掃討戦を提案します。学校という場所は篭城するには向いていません。なにより、元凶を叩かねば、持久戦になります。持久戦では圧倒的にあちらが有利」
部屋にいるもの全員が納得したかのようにうなずく。私はさらに付け加える。
「また、全員で行動しては移動に不便が出るかと思われます。よって、チーム分けてそれぞれワラキアを探すのが上策と思われますが」
一息で喋る。赤い傷跡を残す首がずきりと痛む。
「シオンさんの言うとおりですね。ここは人数を分けてチーム単位で行動する作戦でいきましょう」
「あーあたしはちょっと調べることがあるからあとから追いつくわ。私は抜かしておいて」
その発言にシエル先生は若干不満そうな顔したが、すぐにもとの真剣な顔つきにかわった。
「わかりました。では、私がチーム分けを行います。Aチームは私、遠野君、ネロ先生。これは直視の魔眼を持つ遠野君を中心にした戦力重視タイプです。続いてBチームは軋間君、七夜君。機動力を活かしてワラキアを探し出してください。最後にCチームはアルクェイドさん、シオンさん。シオンさんは上手く他のメンバーの状況を把握して、アルクェイドさんと共にサポートを」
各チームに一つずつ、トランシーバーが渡される。
「シオン、夕飯まだなんだから一緒に食べような」
志貴が私の身を心配してか言う。アルクェイドやシエル先生の視線が刺さるが気にしないで置こう。
「もちろんです志貴。生きて帰りましょう」
3チームはそれぞれ、別の出口から外に出た。
そう、私は生きて帰らなければならない。まだ、秋葉達にはお礼なぞしていないし、これからの生活にも興味はある。
生きて、帰ろう。私は強く決意してアルクェイドと共に校門をくぐった。

[匿名さん]

#5212005/09/07 01:32
>>520
設定がメルブラっぽくてもいいと思う、GJ。ただ調べたい事があるから残るって言ったのが誰かわかりにくいかなと思う
もう少し特徴のある口調の人なら誰の発言か省略しても問題ないと思うけど、俺は最初誰かわからなかったんで
一応最後のチーム分け見て気付いたけど

>>519
まあ俺の場合の闇鍋は青子先生が皆を騙して適当に色々持って来させて…
といったストーリーのつもりだったわけだがな。上手くまとめれなかったんだ。
俺の分まで頑張ってくれ。

[518]

#5222005/09/07 02:50
>>521
あーほんとだ、名前入れるの忘れてるOTL
指摘&GJさんくーです。
書きたくてうずうずしてたのでもう少し書きます。
前回は>>520です。

———チームB———
「・・・解せんな」
隣にいた隻眼の男が呟く。俺とチームを組んだ軋間だ。
「なにがだ?」
「相手の目的が掴めん。なぜわざわざ襲うやつを限定した?」
なるほど、確かに謎だ。だが、俺としてはそんなことはどうでもよかった。
襲われたんなら、襲って殺してしまえばいい。ただそれだけだ。
「さてね。強いやつを集めて自分の死徒にしちまおうとかじゃないのか」
適当に答える。ふむ、と考えるポーズをして軋間は黙り込んでしまった。
会話の無いまま、街を歩く。すでに数十分は歩いただろうか。
景色が変わっていくだけで街にはなんの変化も見られない。
「やはり、おかしい」
また軋間が言う。おかしいのは最初からだ。
「そんなすぐに敵の親玉が見つかるわけないだろ?」
すぐに見つかっては面白くない。追い詰めて殺すのが、一番面白いというのに。
「そうではない。なぜ影達が襲ってこない?俺たちを殺す気がないのか?」
言われてみればそのとおりだ。これだけ歩いているのに襲われるどころか敵の一人も見かけないのはおかしい。
俺たちを殺す気がないのなら、なぜ影達は俺たちを襲ってきたのだ。
あの先公、どこかイカれてたからな・・・俺も人のことは言えないが、俺とあいつじゃ種類が違う。
だから、いくら俺でもあいつの考えなんてわかりはしなかった。
「理解する必要なんてないわ」
唐突に、俺たちに言葉が投げかけられる。
それは、幼い少女のような声だった。
白い服に白のリボン。どこかで見たことのあるような外見だった。
「お前、遠野のところの猫じゃないのか?」
たしかにそうだ。ただ、目だけが違う。遠野の屋敷で見たときの虚ろな目ではなく、氷を思わせる冷徹な目だった。
「そうよ。でも少し違う。私はあの男によってレンの使っていない部分を具現化されたもの。普段は誰も見ることのできないもう一人のレン」
身構える俺たちに、その白いレンは続けて言った。
「やっと外に出られたわ。美味しそうな男達がいるのに、見てるだけなんて心底うんざりだったわ。でも、あの男のお陰でこうして外に出られた・・・そして、あいつはあなた達を殺せばレンの魔力を奪って私にくれるというの。レンの魔力さえ手に入れれば、私は自由になるの」
嬉しそうに、そいつは喋る。あっちのレンと違ってひどくお喋りだ。それより、こいつは今俺を殺すと言ったか?
「悪いけど、殺されるより殺す専門なんだよ俺は。それに俺は、お前みたいにお喋りな女は嫌いなんだ」
軋間はなにも話さず、ただ拳をごきごきと鳴らしている。

[匿名さん]

#5232005/09/07 02:52
前回は>>522です。

「そう、残念ね。あなたのこと気に入ってたのに。いらっしゃい坊や達、死という名の至上の快楽をあげる」
そいつは手招きをして微笑む。
瞬間、俺たちは地面を蹴り、両側から一気に襲い掛かる。
初めて組んだにしては上出来なコンビネーションだった。
クス、と白いレンが笑う。バカ正直ねなんて罵倒を漏らす。
手を上にかざすと、俺と軋間の前に地面から巨大な氷柱が生えてきた。
間一髪で後ろに跳び、避ける。
「あら、来ないの?じゃあこっちから行ってあげる」
また手をかざす。
大気にいびつな形をした氷が現れ、俺と軋間を攻撃する。
とっさのことで俺たちは逃げるのが遅れた。その氷は俺たちの肉を抉り、赤く染まった。
黒いレンとは違う、禍々しいまでに「力」を象徴した氷。それは黒いレンより遥かに冷たく、暴力的だった。
攻撃された箇所を肉を裂かれた痛みと凍てつく氷の二重の痛みが襲った。氷のせいもあるだろうが、血液を流しすぎたか寒気を感じる。
さらに、俺たちのそれぞれの足元から氷が勢いよく生えてくる。
それは俺の腹部を貫き、軋間の脚部を掠めていった。
ぜえぜえ、と呼吸が苦しくなる。少しダメージを受けすぎたか、目眩すら覚える。
脳が伝わってくる痛みと寒気だけでパンクしそうになる。
俺は軋間のところまで跳躍し、荒い呼吸を抑えながら喋った。
「軋間、炎は出せるか?出せるのなら、あいつを囲んでいる氷にぶちこんでくれ」
俺になにか策があると判断したのだろう。軋間は黙ってうなずいた。
俺は高く跳び上がる。背後から轟音が響き、軋間の放った炎は白いレンを囲んでいた氷と衝突し、氷は一瞬にして蒸発する。
固体から液体ではなく、固体から気体へ。発生した水蒸気は白いレンを包みこんだ。
姿こそ見えなくなったが、居場所は把握している。俺はナイフを強く握り、そいつ目掛けて一気に降下した。
すっ。俺の視覚は確かに白いレンを捕らえていた。だというのに、白いレンに刺さったナイフから感触が感じられず、血も出てはいない。
「ごめんなさい、氷を出すだけが能力じゃないの」
ざぎ。俺の背後から現れた白いレンが握っていた尖った氷が、俺の肩を抉る。
「残像、か」
ぐりぐりと傷口を広げるように氷をねじる。強烈な痛みと冷気が、俺の意識を飛ばそうとしていた。
「残念ね、作戦としてはよかったのに。相手が私だったのが悪かったわね」
嬉しそうに、そいつは微笑む。俺は激痛に耐えながら、そいつの腕を掴む。
「いや、成功さ・・・今だ、やれ!」
両手で白いレンの腕を掴む。手から落ちたナイフがからんと音を立てる。
炎を纏いながら、軋間が走ってくる。
「閻浮、提炎上!」
白いレンを掴み、爆発と業火が叩き込まれる。
一瞬にして、灰も残さず白いレンは消滅した。
「貴様も無茶をするな。死ぬところだったぞ」
満身創痍の俺を見て、軋間が言う。いや、満身創痍なのは軋間も同じだった。
「死にはしないが、ちょっと戦闘は無理だなこれは・・・」
同意だ、と軋間は言う。
しばらく動けそうにないのでここで休んでいくとしよう。
親玉の相手こそできなかったが、あの女もなかなか楽しめたからよしとしよう。
空を見ると、満天の星空と青く光る月が俺たちを見下ろしていた。

[匿名さん]

#5242005/09/07 06:34
>>515
ごめんwwwwwww
出来悪いならうpするなよwwwwwでも個人的に好きな絵なんだがwww


というか出来悪いなんて少しも思わなかった件

[匿名さん]

#5252005/09/07 18:13
台風直撃北

[匿名さん]

#5262005/09/07 23:47
>524
めっさ嬉しかったw
ありがつぃー。
まぁ、実力相応ではあるからうpったんだけどねw

(ちなみにトーンは出来そうに無い悪寒。
なんかツールの使い方が分からんくて違うトーンでも潰れて同じになっちゃうw)

さぁさぁ、次のイフ物語期待してまっさー。

[匿名さん]

#5272005/09/08 15:27
もしや「私立普通科メルブラ学園」書いてた人はもうこのスレ見ていないのだろうか。
書きたいんだけど、反応ないし。

[513]

#5282005/09/09 03:26
なんだか過疎ってる・・・俺が変な文章ばっか書いてるせいだろうか・・・
雪合戦楽しみなんだけどなあ。
文章まとめる力がなくて長くなっちゃいました、すいません。
設定上アルク最強じゃんとかいうツッコミはなしでお願いしますw
前回は>>523です。

———チームC———
「サポートって言われても具体的になにすりゃいいんだか・・・」
「そうですね、私達がサポートなぞしなくてもAチームもBチームも戦闘能力は高いのですが」
しいんと静まり返った夜の街。
明かりは星空と月光だけ。話し声以外は物音一つしない。
さすが我が先祖といったところか。あれだけの知能を持っているものが吸血鬼化したら、ここまで影響を及ぼせるようになるものなのか。
強大な力。それは私も手に入れたいと思う。
だが、人間を捨ててまで欲しいとは思わない。それに私はワラキアのような力は望まない。
私が欲しいのは何かを奪う力ではなく、何かを守れる力だ。
「どーしたのシオン?気難しい顔しちゃって。あ、あんたが気難しそうなのはいつものことか」
こちらの気苦労を窺いもせず、軽口を叩く。だが、それはアルクェイドなりの心配なのだろう。
そう、思うとつい表情が緩んでしまった。
「考え事をしているだけです。状況確認のため、他のチームと連絡をとってみましょうか」
トランシーバーのダイヤルを回し、電波を発信する。送信先は志貴、シエル先生、ネロ先生のAチーム。
「もしもし、こちらAチーム」
落ち着いていておっとりした口調の声が返ってくる。志貴だ。
「こちらCチームです。そちらの状況はどうですか?」
「ワラキアどころか影の姿すら見かけないよ。そっちは?」
「こちらもです。では、なにかあれば連絡してください」
「了解」
ぶつっと交信が途切れる。再びダイヤルを回し、電波を発信する。
軋間、七夜のチームだ。
・・・。
・・・・・・・。
応答する気配が感じられなかった。

[匿名さん]

#5292005/09/09 03:27
前回は>>528です。

「あいつらなら大丈夫じゃない?なんだか二人とも頑丈そうだし」
なぜそこまで楽観視できるかが疑問だったが、あの二人なら確かになにがあっても大丈夫そうだ。
いや、アルクェイドに感化されてどうする。落ち着け。
「・・・こまめに連絡をとってみましょう。一時間しても応答がない場合、Bチームの捜索を最優先にしましょう」
「おーけい、任せる」
その後私達は、十分の間隔で連絡を試みる。
一回。
二回、三回。
応答があったのは五回目だ。
「こちらCチームです。応答がありませんでしたが、なにかありましたか?」
ぜえぜえと荒い息遣いがトランシーバーの向こうから聞こえてくる。ひどく苦しそうだった。
「敵と交戦した・・・白いレンだった。なんとか倒したが、俺も軋間も重症だ。死にはしないがしばらく動けそうにない。すまないが、親玉探しは任せる・・・痛っ」
一層、息が荒くなる。話すだけでも辛そうだ。
「了解です。ゆっくり休んでください。なにかあれば連絡を。では」
電源を切る。戦力は減ったが、あの二人を苦戦させたほどの敵だ。相手側も相応の戦力を失ったに違いない。
状況は依然膠着状態だった。
「ということです。私達はワラキアを捜索に尽力しましょう」
「それってさ、見つけたら倒しちゃってもいいわけ?」
とんでもないことを言い出した。相手はあのワラキアなのだ。私達二人で倒すことが果たして可能なのだろうか。
倒せないことはないが、こちらも犠牲は覚悟しなければならない。私はまだ死ぬわけにはいかないのだ。
「いえ、Aチームと合流後に戦闘しましょう。勝てる確率は高い方がいいでしょう?」
「ん〜それもそうか」
納得してくれたみたいだ。そういえば、いまだアルクェイドの本気は見たことがない。
いや、本気を見たことがないのはアルクェイド以外もだ。そもそも交戦しているところすら見たことがない。シエル先生と秋葉やアルクェイドがじゃれてるのは何度か見たことあるが。
今の自分は平和に溺れてしまっていた。これでは、何かを守ることなどできはしない。
目を凝らせ。耳を澄ませ。感覚を極限まで高めろ。
平和呆けした自分の体に喝を入れる。高ぶる集中力とは逆に、頭は冷えていく。
いい状態だ。空気の流れすら感じ取れ、思考の分割もすこぶる調子がいい。
「へえ〜なんだかすごく強そうじゃない。普通の人間じゃないとは思ってたけど、そこまで危なっかしい人間だとも思ってなかったわ」
危なっかしい?私がか?考えたこともなかった。私は守るもののためなら命も投げ出す覚悟なのだ。
それが危険視されるのは初めてだった。いや、もしからしたらずっと危険視されたいたのか・・・?
「どこが危なっかしいというのですか?」
率直に疑問をぶつける。アルクェイドから返ってきたのは、予想に反してすごくまともな言葉だった。
「今のあなたからは死んでもいいっていう雰囲気がすごい感じ取れるの。でも、守りきれたとしても、その守られた人はどうなるの?すごく悲しくて寂しいでしょ?そういうのって守ったっとは言わないと思うんだあ」
私は大事な人が死にさえしなければいいとずっと思っていた。でもそれをアルクェイドは否定した。
「その人の肉体は守れても、心までは護れてないじゃん。なんだか、そういうのは独りよがりでしかないよ」
言われて、気付く。私は死んだあとのことなど考えてはいなかった。
私を中心に置き換えると、志貴に守られて志貴が死んだとしても私には迷惑なだけだった。
確かにアルクェイドの言うとおりだった。自分のことしか考えていなかった自分に心底腹が立つ。
すっ、とアルクェイドが手を伸ばしてくる。
「だから、私達は守るものはちゃんと守ってお互い死なないようにしましょ、ね?」
ひどく、暖かくて心強い言葉だった。流れかけた涙を必死に押さえ、アルクェイドと握手を交わす。
「わかりました。生きて、帰りましょう」
それは学校を出るときと同じ言葉ではあったが、私の決意はあの時より一層硬くなった。

[匿名さん]

#5302005/09/09 03:28
前回は>>529です。

一時間ほど歩いただろうか。
時間の止まったような空間でこのような表現は不適切かもしれないが。
ふと、足が止まる。
私達は何かを感じ取った。重みを増した空気、違う空間に足を踏み入れたような違和感。
血の臭いを嗅いでいるような錯覚に陥る空気は、吸い込むと肺に妙な圧迫感を与える。
街の奥は揺らいで見え、いま自分がどこに立っているのかすらわからない。
「シオン、しっかり!」
アルクェイドの喝に、意識が引き戻される。なんだか、気分が悪い。
「ほら、あれ見て」
アルクェイドが指を差す。その先にあったビルの屋上に、人影があった。
青白い月を背負い、長いマントをたなびかせる人影。
ワラキアの夜がそこにいた。
まだこちらには気付いていないようだった。
「とりあえず、連絡を入れることにしましょう」
トランシーバーの電源を押す。しかし、まったく反応がなかった。
何回も押してみるが、一向に動く気配は無い。
「ここに来て故障!?ねえ、どうするの?」
馬鹿な、そんなにタイミングよく故障などありえない。
あの男が発する空気に、無機物でさえも活動をやめたのか。ただの故障なのか。私にはわからなかった。
連絡は不可能、アルクェイドの力は未知数だがそれは敵も同じだ。
だがぐずぐずしていては奴を見失ってしまう可能性もある。どうする・・・救援は見込めないのならば、私達だけでやるしかないという結論に達する、
思えば、やつが発する空気に私は冷静さを欠いていたのかもしれなかった。
「・・・私達だけでやりましょう」
少し考えたあと、アルクェイドは肯定を表すべく頷く。
「わかったわ。でも、お互い生きて帰ることを前提にしましょ?刺し違えようなんて思わないこと」
アルクェイドの言葉を心に深く留め、私達は死角からビルへと入っていった。

[匿名さん]

#5312005/09/09 03:29
前回は>>530です。

鉄筋がむき出しになっている部分が多く見られる廃ビル。ほこりっぽくて中には電灯が無く薄暗かった。
屋上に向かうたび、空気が濃くなっていく。確実に奴に近づいている証拠だ。
ふと、階段を上りきったところに人影が見えた。
その人影は紛れも無くアルクェイドそのものだった。
おかしい、アルクェイドは私の隣にいる。
そのアルクェイドの外見をしたものは、醜く口を歪める。
「あっははは!たったの二人?無謀どころか愚かね!おかげで私の楽しみが減っちゃったじゃない!まあ、私の元がいるのが不幸中の幸いかしら」
耳障りな叫びと声がフロアに響く。聞いてるだけいらいらしてくる。
「あの男、面倒なもの影にしてくれたわね・・・シオン、ここは任せてあなたは屋上へ」
「え、ですが」
「いいから早く!」
「連れないわねえ、どうせあいつに殺されるんならここで私に殺されればいいのに。あいつなんかよりよっぽど美しく殺してやるのに!」
また、笑い声が響く。頭がおかしくなりそうだった。
こんなところには一分一秒たりともいたくない。私は屋上へと続く階段を上る。
屋上へと通じるドアを開けると、この騒ぎの元凶がそこにいた。
「やはり君が来たか。わざわざ姫君のコピーを作って置いといた甲斐があったよ」
背を向けたまま、ワラキアは言った。
「言え、目的はなんだ」
銃を構え、照準を定めたあとに問いかける。
「率直に言おう。君が欲しい。君は私の殻にしても死徒にしても素晴らしいものになるだろう。どうかね?君さえ頂ければ他の者の命は助けて街は元通りにしてもいいのだが?」
「馬鹿なことを言う。貴様に使われるのだけはごめんだ。それに、私はまだ知らないことがたくさんあるし、大事な人もいる。まだ死ぬわけにはいかない」
ワラキアは深くため息をつく。
「そうか、なるべく傷をつけるのは避けたかったんだが、止むを得まい。無粋ではあるが力づくで頂くとしよう」
ワラキアの背に向けて発砲する。
しかし、ワラキアはマントに身を包んだかと思うと、瞬時に私の横に移動していた。
「そんなもので私を殺す気だったのかね?名優は小道具なぞ使わなくても素晴らしいというのに。君にはうんざりだな」
体を回転させ、ワラキアが攻撃をしかけてくる。予想以上に速く、避け切れない。
遠心力のついたマントが私を襲う。一発、二発、三発。たて続けにもらう。
一発ごとに肋骨が悲鳴を上げる。生身の私には強力すぎる攻撃だった。
急激に襲ってきた嘔吐感を耐えつつ、距離をとる。一本折れて二本ほどひびが入ったか・・・しかし、痛みを意に介している暇はなかった。
爪型の衝撃波と、竜巻のようなもので肌が裂かれる。まさか、ここまで戦力に差があるとは思ってなかった。
「ふふ、名優というのはどんな衣装を着ても美しいものだ。その点では君は合格だよシオン」
ごぼっ。吐瀉物と血が混じったものを吐き出す。もう、立ってもいられない。
ゆっくり近づいてくるワラキアに、抵抗することもできない。
「劇としては前座にもならない短さだったが、些か楽しめたよ。だが、幕といこう」
首を片手で掴まれ持ち上げられる。
私は、死を覚悟した。

[匿名さん]

#5322005/09/09 07:58
>>528
続きキタ−、しかも4つも。
文章にこれ以上ツッコんで言うことは出来ないので
(その人なりの書き方とかあるし、俺にはそのあたり分からないし難しいから)
俺的感想を言います。
話として面白いと思うけど、どこか物足りない感じがあると思います。
それは戦闘シーンにしても他のシーンにしてもなんだけど…。
多分もう少し描写が足りない所を細かくすればいいかと。
他の作品と比較するのは間違ってると思うけど
林間学校の人の書く戦闘シーンを思うとやっぱり物足りない感じがするので。

ただこれは俺の主観的な感想なので間違えだらけかもしれないし
そんな大袈裟にうけとめてもらうと困るんで
心の片隅に置いておくぐらいでよろしく。

[匿名さん]

#5332005/09/09 23:52
>>527
どの作品かはわからないけど、俺は最初からずっと見てるから続きがあるなら、うpキボンヌ(゚∀゚)
>>528
GJ!!(`・ω・)b
過疎ってんじゃなくて、作品がうpされんの、待ってんジャマイカ??

[匿名さん]

#5342005/09/10 01:00
>>532
うーん、ちょっと淡白すぎましたか・・・やはり一度に大量に投稿するとその分中身が薄くなっちゃいますね。
次からは文章をよく練ることにします。指摘ありがとうございました。
>>533
GJどうもです。いえ、読み手の方ではなく書き手の方のカキコがないなあと。
皆さんリアルで忙しいのですね・・・楽しみに待ってます。

[匿名さん]

#5352005/09/10 10:41
 ————第一日目 PM9:19 某山中森林内 シエル視点

 体中を這い回る怖気、粘ついた汚濁の中数万の蛆に嬲られるような感触。
 痛みは一瞬だった、にも関わらずねっとりと絡みつくような不快感が脳に張り付いて離れない。
 何が起きたのかと、事態を把握した頃には腕の感覚がごっそりとなくなり、事実上それは『無くなっていた』。
 動かない腕など、無きに等しい。
 今の攻撃で私の右腕は完全に沈黙し、だらりと力なくぶら下がっている。
秋葉「あら、仕留めるつもりだったのだけれど、狙いがずれたかしら?」
シエル「避けたんですよ、あまり調子に乗るといけませんよ、秋葉さん」
 余裕たっぷりといった表情で、叢の向こうから悠然と現れる。
 私は彼女と対峙して、他の無事な箇所を確認しながら笑顔を向けた。
 勿論、それはやせ我慢も多少は含まれているが、欠損箇所が腕だけだと知った私には実際余裕がある。
志貴「秋葉、お前どうしてここに!?」
 その横から、私も訊きたい台詞を、遠野君が先取りして叫ぶ。
秋葉「ごきげんよう兄さん、沢山の女性に追い回されて、さぞかし気分がよろしいでしょうね」
志貴「うっ……お前また何か誤解してるな。って、今はそんな話をしているんじゃない!」
 先ほどまで逃げ回っていた男の子とは思えない剣幕で、遠野君は秋葉さんに詰め寄る。
 すると秋葉さんは一瞬だけ怒ったような表情を見せるが、すぐにしおらしくなった。
秋葉「……兄さんが事故に遭ったと訊いて……いてもたってもいられなくなったんです」
 バツが悪そうに、顔をそむける秋葉さん。
 割と理不尽に怒ることの多いジャイアンさんな彼女も、こういう一面があるから私は憎めない。
 とはいえ、この右腕は回復に時間がかかりそうですね……少し腹が立ってきました。
志貴「あー、まあお陰様で無事なんだけど、心配させて悪かったよ」
 遠野君もやはり秋葉さんには甘いようで、その様子を見るや途端に狼狽しながら頭を下げる。
秋葉「…………まあ、兄さんが無事だったのは良いとして」
 突然、場の空気が変わるのが肌でわかった。
 今まで大人しい雰囲気だった秋葉さんが、ギロリと表現するに相応しい目つきで、頭を下げる遠野君を見下ろした。
秋葉「人が目を離した隙に……泥棒猫がほいほいと……!」
 ジャイアンが降りてきたようです。
秋葉「先輩、蝿みたいに兄さんに付き纏って毎度毎度不埒な真似を、よくも!」
志貴「うぇ!?」
 秋葉さんの急展開に、遠野君が声をあげる。
シエル「……まあ、私の方としても、腕を持っていかれたままはい仲直りとはいきませんね」
 丁度いい機会です、たまには本格的にお灸を据えて上げるとしましょう。
シエル「秋葉さん、予め言っておきますが、さっきのは奇襲+貴方の能力があって初めて私に触れられたに過ぎません」
 法衣の下から、黒鍵の柄を数本取り出し、指の間に挟む。
シエル「真正面から私と対峙して、無事でいられるとは思わないでくださいね」
秋葉「——上等です!」

[林間学校>>418]

#5362005/09/10 11:09
 ————第一日目 PM9:22 某山中森林内 志貴視点

志貴「ああもう、いったいどうなってるんだよっ」
 頭を抱えてそのまま地面に潜りたい気分だ。
 吸血組に襲われたと思ったら先輩に助けられて、助けてくれた先輩がいきなり出てきた秋葉と戦って。
 もう何がなんだかわからない。
シエル「はぁぁぁあッ!」
秋葉「いくわよっ!」
 先輩と秋葉は現在進行形でガチンコの最中だし。
 正直俺なんかが止めに入っても凍死するか斬死するかの2択じゃないか。
 とりあえずいい感じの草の茂みに背を預けておやますわり。
 小学校からは体育座りと言う。 
志貴「まさかそんなことがッ! 先輩のザ・ワールドの正体とは「時」を止める能力だったとはッ!」
 とりあえず煽りを入れて物語に参加してる気分を味わいつつ観戦モード。
 俺、チキンですいません。
 疾風のような先輩と暴風のような秋葉。
 流石にあれを止める勇気を持ってるのは軋間くらいじゃないだろうか。
 そんな事を考えつつ、行く当てもないので俺がその場に居座っていると、ふと背後から物音が聞こえた。
 何事から思い振り返り、茂みの中を注視する。
アルク「わっ!」
志貴「うわっ!?」
 いきなり眼前に、白いモノが飛び出してきた。
 驚いて反射的に仰け反ると、その白いモノはけたけたと笑い始める。
アルク「あはは、志貴かっこわるーい」
志貴「アルクェイド! お前も無事だったんだな」
 その笑い声、月夜の下でもなお明るく栄える金髪に白い肌の美貌。
 身の危険的には一番心配いらないが、何か他所様に迷惑をかけているんじゃないかと心配するナンバーワン。
 茂みから覗いた顔は、俺のクラスメイトで一応恋人に近しい関係という設定のアルクェイドだった。
アルク「こんばんわ、志貴。もーずっと探してたんだから」
 ちょっと頬を膨らませながら、抗議するように言うアルクェイド。
志貴「ああ、それは悪かった……って俺が悪いのか?」
アルク「さあ?」
 うーんと唸りながら、二人で責任の所在を考える。
 しかし幾ら考えても今はまだ謎だらけで答えが出ないので、一旦考えるのを放棄した。
アルク「ところで志貴はこれからどうするの?」
志貴「どうするも何も、どうしようもない」
 アルクェイドに問われて、首を振る。
志貴「先ず食料を調達したいところだけど、今のところ川もないし、山菜もどれを取ればいいやら」
アルク「ふぅん……でも山菜はないけど、川とカレーならあるわよ」
志貴「は、カレー?」   
アルク「うん、こっち」
志貴「あ、おい!」
 なんでカレー?
 そう思っていると、すぐにアルクェイドは俺の手を引いて茂みの奥へと引っ張っていった。

[林間学校>>535続]

#5372005/09/10 11:25
志貴「カレーだ」
アルク「カレーでしょ?」
 確かにそこにはカレーがあった。
 というか、茂みをちょっと進んだそこはもう河原。
 そこの一角に焚き火と飯盒、調理された後の野菜屑と、カレーの匂い漂う鍋が置いてあった。
 明らかにキャンプでカレーを作りましたという構図だ。
志貴「あーなるほど、先輩はここでキャンプをしてたって訳か……」
 適当に辺りを見渡す。
 するといい感じの木造の小屋もあり、どうやら先輩をあれを発見してここでキャンプを決めたようだ。
アルク「ねー志貴、私つかれたー! もう寝よう?」
志貴「ああ、俺も今日は酷く疲れたけど……」
 はて、何か忘れているような。
 とても大事なようで、だいぶ忘れたいようでもある出来事。
 俺は数秒考えて、やっぱり考えるのを放棄した。
志貴「ま、いっか」
シエル・秋葉「よくあるかぁッッッ!!」
 どごおおおおおおん
志貴「ぎゃああああ!!」
翡翠「志貴様! これは……姉さんを犯人です」
琥珀「冤罪!?」
アルク「あ、翡翠も琥珀も来たんだ、こんばんわー」
 かくして、俺の犠牲の下打ち上げられた、第七聖典と檻髪は、散り散りになっていた生徒の大半を集めることとなった。
七夜「救われないな、俺も、お前も」
 両腕に二人のレンを抱え背中に都古を背負った七夜が、ボロ屑となった俺を見下ろして言う。
 一つその状態に言及したい。

 人 そ れ を ハ ー レ ム と い う  



とりあえずようやく一日目がひと段落。
そんな折、夏休みはとうに過ぎていた——!

[林間学校>>536続]

#5382005/09/10 20:25
やった、林間学校続きがでてる。
いつも楽しみにしてます、頑張ってください。

というかまだ続きますよね??

[匿名さん]

#5392005/09/10 23:18
林間学校GJ!
姉さんを犯人ですにテラワロタw
ついでに両レンを抱えて都子を背負ってる七夜を想像してワロタww
続きに期待。そして他作品の続きも大いに期待

[匿名さん]

#5402005/09/10 23:35
両レンを抱えて都子を背負ってる七夜
絵師さま、お願いします

ハーレムテラGJ…
って違う。林間学校GJ!!

[匿名さん]

#5412005/09/11 01:51
そういえば雪合戦とか翡翠が琥珀で琥珀が翡翠でっててのもあったんだよな・・・
続きーどうなったのーうp−

[匿名さん]

#5422005/09/11 02:03
別にいいんじゃね?
今書いてるのかもしれんし、悩んでいるのかもしれん。途中放棄ってのもあるけどな
まぁ別にそこまで面白くなかったし作者の自由やがな
とりあえず林間学校ぐっじょぶ

[匿名さん]

#5432005/09/11 10:49
 ————第一日目 深夜 某所

青子「ふふん、皆中々楽しんでるみたいね」
ネロ「自分の身に降りかかると思うと、難儀な話だがな」
青子「いいじゃない、青春でしょこれって」
ワラ「…………実に不愉快だ、この陳腐な脚本、リテイクを要求したい」
青子「やーよ、それに貴方に書かせると話が偏るんだもの、センスないわよ」
ネロ「これが教育活動ということを忘れるなよズェピア」
シオン「その割に平気で動物虐待を助長していますが」
青子「細かいこと言わないの。貴方には目論見に気づいたご褒美に、全てを話して免除したげたんだから」
シオン「何とも厄介な教師達です……」
ワラ「ともあれ幕は上がったばかりか。今暫くはこの駄戯に付き合おう」
青子「よろしくね。さて、楽しい楽しい林間学校、明日も楽しいイベント目白押しよ」
シオン「はぁ……せいぜい私も身に危険が及ばない程度に努力させていただきます」

[林間学校>>537続]

#5442005/09/11 11:30
黒幕三教師キター(θwθ)ノ!!!

[匿名さん]

#5452005/09/11 20:47
>>542
>まぁ別にそこまで面白くなかったし作者の自由やがな
作者の自由やがな、は同意だ。だが・・・そこまで面白くなかったし、は無いんじゃないか?
それがたとえ本当にくだらなく、低俗で、萎えて、最悪な、吐き気をもよおす文だとしてもだ。
そんな文でも、このスレの住人なら
吐きながら、全身の毛穴から汁をだしながら、何があっても
 が ん ば っ て 作ってくれたその作品を  楽  し  み  な  が  ら  見るものだ。

[匿名さん]

#5462005/09/11 21:12
>>545、お前ちょっとあれだが…言ってることは正しいぞ。同意。

[匿名さん]

#5472005/09/11 22:08
わたしゃーつまらないと思った作品はあまりなかったがな・・・。
なんか水球やってた話のつづきとかよみたいなぁ〜・・・。
皆、それなり前に止まってしまっている話でつづきが読みたいものがあるかな?
皆、あるなら要求しましょう。
古いやつなら>>194を参考にするといい感じ。
私は七夜とか軋間が活躍してた話ならなんでもいいや・・・・。
とか書いてみる。

こんな駄コメントだけじゃスレ住人たちに申し上げないんでその内何かうpしときますわ。
以上

[匿名さん]

#5482005/09/11 22:15
何かイロイロ言われてますが、
どの作者さんのも、自分は楽しんで読みましたでありますよー?
物書きなんてできんので応援しか出来ません。作者さんはほんとに凄い。
素で楽しんでる低俗な人間種ですが、応援させてください。

[匿名さん]

#5492005/09/11 22:31
531のワラキアのセリフがぷよぷよのシェz(ry

[匿名さん]

#5502005/09/11 22:52
作者の人が書く気がないなら
続きが読みたい人が続きを書いてみてはどうか?といってみる。

>>549
イマイチ覚えてないけど、
「君が欲しい」の部分のことか?

[匿名さん]

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