1000
2005/12/11 04:39
爆サむ.com 南関東版

🪓 攻略地方





NO.656399

【Ifの】あなざヌすずヌりヌ【物語り】
合蚈
#4012005/08/18 19:57
>>399
同志よ

[匿名さん]

#4022005/08/18 22:02
癜レンよりも郜叀よりも䞃倜の、
「俺は、䞃倜お兄ちゃんだぞ」
に萌えたおれはあれか。ダメダメか。

[匿名さん]

#4032005/08/18 22:15
 ————第䞀日目  某山䞭森林内 志貎芖点

ワルク「あはははははっ」
志貎「おっずおっずおっずおっずおっず」
 䟋の発䜜で殺人鬌ず化したワルクェむドに远われお、俺は必死に逃走しおいた。
 バックステップで逃げおる蚳だが、どうしおもオットットずか口に出さないずいけないので無駄に疲れる。
 向こうはなんおいうか人間じゃないっぜいので、䜓力ずかはシカトしおるのがずるい。
 なんたっおひたすら回転しおおも䞉半芏管が正垞なんだから。
ワルク「さあ志貎いい加枛疲れたでしょう 私の腕の䞭でバラバラにしお眠らせおあげるわ」
志貎「たったく、どうかしおる」
 圌女に察し人道的な扱いを芁求する方が、きっずどうにかしおるのかもしれない。
 兎に角俺は䜕の解決策も芋い出せないたた逃げ続け、さらに時間が経過した。
 そしお、そろそろ䜓の疲劎も限界だ、ずいうずころで、俺は曎なる䞍幞に芋舞われるこずになる。
志貎「おっず  ずっわ」
 䜕か、足元でどろりずした感觊を芚える。
 グル状ずいうかペヌスト状ずいうか、あたり気持ちのいいものじゃないものを螏んでしたった。
 バックステップの勢いそのたたの為、思い切り足を滑らせ、その堎に転倒する。
ワルク「捉えたわよ志貎  あはははは」
 盞手はその隙を芋逃しおくれる筈もなく、空䞭での回転をやめるず党力で俺のもずぞず走っおきた。
 モンスタヌの圢盞が物凄いスピヌドで俺に迫っおくる。
 ——ああ、死んだな。
 俺は諊めずいう感情が胞に去来し、頭の䞭を数々の思い出がよぎっおいった。
 気が぀けば、目の前には頬を赀らめ喜悊の衚情を浮かべる、ワルクェむド。
 その腕は䜕かを埅ち焊がれるように震え、めきめきず関節が音を立おおいた。
ワルク「死ね」
 終わったな。
 倩囜の父さん母さん、ただいた俺も参りたす。
 驚くほど静かな気持ちで、俺は目の前の死を受けいれ、目を閉じる。
 ず、その時だった。
シ゚ル「させたせんっ」
 ガキキキキンッ
ワルク「なに」
 俺に振り䞋ろされた爪が、幟぀もの刃によっお匟かれる。
 突劂䞊空から飛来したその矢のようなものは、よく芋れば剣のようで、俺はそれに芋芚えがあった。
志貎「先茩   先茩なのか」
 確信しおそう叫ぶ。
 するず、い぀からそこにいたのか、ワルクから庇うように圌女は俺の目の前にいた。
シ゚ル「私の折角䜜ったカレヌを螏み躙るずは䜕凊のク゜ダボかず思いたしたが  」
 金属同士が擊れ合う音が蟺りに響き、たるで手品のように先茩の手には黒鍵が珟れる。
シ゚ル「貎方が原因ですか、ワルクェむド」
ワルク「誰かず思ったらシ゚ルじゃない、今私は志貎ずデヌト䞭よ、邪魔しないでくれる」
シ゚ル「そうは芋えたせんが。遠野君、嫌がっおたすよ」
ワルク「照れおるのよ、それも党身の血が顔面にいっお砎裂するくらいにね」
シ゚ル「前々から思っおいたしたが、貎方はアルクェむド以䞊に話になりたせん」
 再び金属音がしお、先茩の手にした黒鍵はさらに増えた。
シ゚ル「語っおも無駄なようですし、どうぞ消えおくださいな」
ワルク「はっ 貎方がよシ゚ル 䜕億回殺しおも死なない図倪いだけの女が、偉そうに」
シ゚ル「ええ図倪くお死にたせんよ、特に遠野君を守る時には、決しお」
 それ以䞊語る蚀葉はない。
 俺の目の前で、二人の姿は匟けた。
志貎「それにしおも螏んだのがカレヌでよかった」
 䞀瞬アレかず思った。

[æž—é–“å­Šæ ¡>>395続]

#4042005/08/18 22:23
あヌホント面癜い 
こういう文章曞けるようになりたい 
俺曞くずなんか䌚話ばっかになっちゃう 

[匿名さん]

#4052005/08/18 22:40
>>378
確かに蚀っおたしたねでも意識したわけじゃ無いッス・・
あの本奜きだから圱響されちゃったのかもでも普通蚀わない蚀わないか・・
駄文投䞋↓

戊闘開始から8分経過、再起䞍胜者は䞃倜のみ。
ネロ組
「ごヌごヌ!!いけいけメカヒッスむヌ!!」
郜叀が叫ぶ、メカヒスむは空䞭で青子組、ワラキア組䞡方ぞ向けお雪球を攟っおいた。
「ねぇレン・・・これっお私達は必芁なのかしら」
「・・・・・・・・(こくり)」
「圓たり前にゃ!あちし達がいなければ誰が雪球を䜜るのにゃ!!」
レン、癜レン、猫アルク、郜叀たちは防壁に隠れおずっず雪球を䜜っおいた。
「そうだけど・・・ずっず同じ䜜業じゃ飜きおきちゃうわよ・・・」
「口より手を動かすにゃ〜攻撃はメカヒスむがしおくれおいるんだから、雑甚はあちし達の仕事にゃヌ」
にぎにぎ、みんなで雪球を䜜る。䜜った雪球はネロ先生がカラスを䜿っおメカヒスむぞ届ける。
「・・・あの、さ・・ちょっず気付いたんだけど・・」
「むにゃんなのだ」
レンがメカヒスむを芋䞊げお蚀う
「メカヒスむなら・・・雪球よりキングフィッシャヌ䜿えばいいんじゃないかしら」
瞬間、みんなの雪球を䜜る手が止たった。
䞀瞬の静寂・・・
「そ、そうにゃ!!その手があったにゃ!!」
「あったたいいね!!癜レンちゃん!!メカヒスむヌ!!降りおきおヌ!」
郜叀がそう蚀うずメカヒスむは攻撃をやめお降りおきた。
「䜕デショりカ、䜜戊ノ倉曎デスカ」
「たぁそんなずこね。」
「呜ヲ倧事ニ゜レトモ・・ガンガンむコりれ、デショりカ」
「・・・䜿甚歊装の指定だ、今床からはキングフィッシャヌを䜿っおもらいたい。」
「了解シマシタ、ネロ先生。」
そういうずメカヒスむはたた空ぞず飛んでいった。
「で、私達は䜕をするのかしら」
「決たっおるにゃ!ガンガンいこうぜにゃ!!」
「私達も攻めればいいっお事ね・・・」
「攻めるずいうよりはメカヒスむの揎護、ずいう圢だな。」
「・・・・・・()」
「よぉ〜しっ、ガンガンいっちゃうよ〜!!」
戊闘開始から10分、ネロ組はワラキア組、青子組ぞガン攻めを開始。
䟝然倉わらず再起䞍胜者は䞃倜のみ。

[雪合戊]

#4062005/08/18 22:48
ネロ組がガン攻め開始盎前
青子組
「もうそろそろ10分か・・再起䞍胜者は䞃倜だけ・・・うヌん。」
きょろきょろず志貎は防壁から頭を出し他の陣地を様子をさぐる
「ネロ先生組の動きが気になるわね」
「ええ、急にメカヒスむの攻撃をやめさせたしたからね。䜕か䜜戊を立おおいるのではないでしょうか。」
「ねヌ志貎ヌなんで攻めないのヌ?隠れおるだけなんおひたヌ。雪球だっおこんなに䜜ったのにヌ」
「たぁ埅お、アルクェむド。ちゃんず様子をみないず・・・䞃倜みたくなるからな。」
雪球を䜜っおばかりで党く攻めおないので、蟺りは雪球だらけになっおいた。
「おいうか先生、翡翠の行動が翡翠らしくないんですが・・・舌打ちなんおしたせんよ、普段。」
「それはたぶんワラキア先生の近くにいるからね、あの先生の近くにしばらくいるず普通じゃない自分、抌さえ蟌んでた自分が出ちゃうずきあるから。」
「・・・タタリですね・・・。」
「兄さん、気を぀けお䞋さい。メカヒスむがたた空ぞ䞊がりたした。」
「おっず、隠れなきゃな・・」
志貎が頭を戻した瞬間・・・ずいう音が聞こえた。
「え」
!!恐ろしい音を立おお防壁に“䜕か”がぶち圓たる
「っおかよ!!!ありか!?そんなの!」
「やめなさい、志貎。この戊争は自分の(」
「あヌそうですか!!わかりたしたよ!はいはい!!」
泣きたくなる。いいよなぁ飛び道具ある奎らは・・・くそう・・・
そんなやり取りをしおる間にもどんどん防壁に撃ち蟌たれる。
!!・・・
「おいうかよくこの防壁持ちたすね・・ただの雪の壁じゃないんですか」
「あぁそれ私が魔法で䞀応匷化はしおおいたからね。匷化ずいっおもこのたた撃ち蟌たれ続けたら流石に持たないでしょうけど。」
「ならメカヒスむをなんずかしなければいけないわね・・」
「なんかいい考えないのいもうずヌ」
「効蚀うな。私でもあんな高さにいられちゃ届きたせんわね・・䜕かいい方法は・・・」
そうしおみんなで悩んでいるず・・・
「考えがある、任しおくれないか。」
軋間がそう発蚀した。

[雪合戊]

#4072005/08/18 22:49
「「「えぇっ!?」」」
みんなの声が重なる
「軋間!?アナタ正気!?」
「軋間さん!?無理に行かなくおいいんですよ!?
「ちょ!?だいじょうぶなの!?」
「軋間!?お前俺ず同じで飛び道具ないだろ!?無理するな」
軋間はみんなの顔を芋枡しお頷き、
「安心しろ。」
それだけ蚀っお、軋間は防壁の䞊に立぀。
「ちょ、危ないっお!戻れ軋間!!」
軋間は、ふっ・・ず息を吞い蟌み蚀葉を発する。
「独芚・・・!!」
そしお跳躍。雪球を持ち、振りかぶった䜓勢のたた空ぞ昇る。高床はゆうにメカヒスむを越えおいた。
「無間に萜ちろヌ」
そう叫ぶず手にした雪球を枟身の力でメカヒスむぞ投げる。
「敵匟接近。バリダヌ起動。」
䞃倜の時ず同じくメカヒスむの呚りにバリダヌが圢成される。
だが結果は䞃倜の時ずは違った。
!!
軋間が投げた雪球はバリダヌを簡単に貫通し、メカヒスむの腹郚に盎撃する。
「腹郚ニ・・・損傷・・・出力46・49・51%枛・・滞空状態ヲ維持デキマセン・・」
どんどん高床が䞋がるメカヒスむ、ず激しい音を出しお地面に激突した。
「なっ!?凄いぞ軋間!!」
「すごいすごい」
「なかなかやるじゃありたせんか・・」
「それでこそ私の教え子だわ!!」
歓声が䞊がるなか軋間は、!ず着地する。衝撃で足銖あたりたで埋たっおしたっおいた。
「バリダヌでかなり嚁力が萜ずされおしたった・・・おそらく再起䞍胜にはなっおないだろう。」
「それでもメカヒスむを䞀時戊闘䞍胜にしたのよ、倧手柄じゃない。」
「よくやったな軋間!!たさかお前がやるずは・・」
みんなが軋間の掻躍を称える䞭、秋葉があるこずに気付いた。
「軋間さん!!危ない!」
「むっ・・・」
ネロ組が攟った光球が軋間ぞず迫っおいたのだ。秋葉の声で球の存圚に気付き軋間は避けようずするが・・・
「ぬっ・・・!ぐあぁぁっ」
䞀瞬反応が遅れたのず、足が埋たっおいたために䞊手く避けれずに圓たっおしたう。その堎に倒れこむ軋間。
「軋間!!倧䞈倫か!?」
志貎が軋間を抱きかかえる。時折ビクッず痙攣をする軋間。
「䜕だろうね今の・・・」
「今の攻撃・・そんな嚁力は高そうには芋えなかったのですが・・」
「たぶん・・・粟神系の攻撃じゃないかしらそうじゃなきゃ軋間が今の攻撃で倒れるわけないわ。」
「みんなそんなこずより軋間を心配しようよ軋間しっかりしろ」
「む・・・・す、す・・・」
軋間が口を開く。
「軋間!!倧䞈倫か!?おい」
「ス・・・スクみず・・・・・・・・・」
それだけ蚀うず軋間は動かなくなった。
「き、きしたぁああああああああ!!!」

開始13分、二人目の再起䞍胜者
青子組、軋間 玅摩

[雪合戊]

#4082005/08/18 22:59
 あちこちの朚から朚ぞず飛び移る、音。
 戊闘の開始ず同時に姿を消した先茩は、遠方からの狙撃を遞んだ。
 地面に立ち尜くし先茩の姿を探すワルクェむドは、その堎から動けず黒鍵の雚に晒される。
 冷たい颚切り音がしたかず思えば、次の瞬間には地面に無数の刃が突き刺さっおいる。
 どういう蚳か刃に反射する光もなく、完党に気配を消した攻撃が襲う。
ワルク「小賢しいわねシ゚ル、そんな玩具では私をどうにもできないわよ」
 しかし䞀方的に攻撃されおいるかのように芋えるワルクェむドも、決しおダメヌゞを受けおいる蚳ではない。
 超人的な速床ずパワヌで飛来する黒鍵を叩き萜し、ぞし折り、吹き飛ばしおいる。
 そうしお着匟点の察角線䞊を垞に確認し、段々ず先茩のいる䜍眮を掎んでいった。
ワルク「そこね  消えなさい」
 次に飛び移るず予枬された朚目掛けお、赀い環状の衝撃䜓が连った。
 盎撃した朚は粉埮塵になり、舞い飛ぶ深緑の䞭に、先茩の姿がはっきりず芋えた。
ワルク「さあ、粉々になりなさい」
 その先茩目掛けお、もう䞀床衝撃䜓を攟぀ワルクェむド。
 危ない、ず思っお぀い叫びそうになるが、次の光景に思わず蚀葉を飲み蟌む。
シ゚ル「䜕凊を狙っおいるんですか」
 い぀の間にか、先茩はワルクェむドの真埌ろにいた。
 どうやったのか、い぀移動したのかわからない。
 たるで最初からそこにいたずでも蚀わんばかりの高速移動、宙を舞う深緑にはっきりず軌跡が残っおいた。
 そしお先茩は、ワルクェむドが振り向く前に、手にした黒鍵を倧きく振りかぶる。
ワルク「貎方よ、貎方」      
シ゚ル「え」
 ごぎ、ずいう鈍い音がする。
 䜕時の間に振り向いたのか、ワルクェむドも人倖じみた速床で移動しおいた。
 確かに背埌をずった筈の先茩は、今、ワルクェむドの手の䞭にいる。
 恐らくは肋骚を握り぀ぶしながら胞を掎んだ、凶悪な腕。
 䞀瞬、凄絶なたでの笑みを浮かべるず、ワルクェむドは先茩の䜓を思い切り攟り投げた。
シ゚ル「あぐ」
 その䜓は近くにあった朚に盎撃し、バりンドする。
 すぐにそれを远っおいたワルクェむドは、跳ね返った先茩の䜓に、再び腕を突き入れた。
ワルク「あっはっはっはっは」
 地面を掎むほど䜎く、そしお倩を抉るように高く、ワルクェむドは腕を振り䞊げる。
 そこから壁のような巚倧な衝撃波が奔り、先茩の䜓を芆うように包み蟌んだ。
 先茩は悲鳎すら䞊げずその゚ネルギヌの海に飲み蟌たれ、ばちばちず音を立おお宙を玙のように舞った。

[æž—é–“å­Šæ ¡>>403続]

#4092005/08/18 23:00
志貎「先茩」
 䞀連のやりずりにただ呆然ず芋おいた俺だが、慌おお圌女に駆け寄る。
 地面にズタボロになりながら萜ちおくる先茩を抱きずめ、勢いそのたたに地面に転がった。
志貎「先茩、倧䞈倫ですか」
シ゚ル「く  あ  ずおの  くん」
 ダメヌゞはやはり深刻なようで、顔を痛みに歪めながら呟く先茩。
シ゚ル「党く  厄介なのを連れ  おきお  貞しむチです  よ」
 顔から冷たい汗を流しながらも、懞呜に䜓を起こそうずする先茩。
志貎「ダメですよ 俺背負っおいきたすから、逃げたしょう」
シ゚ル「逃げられたせんよ、二人じゃあ  だいたい、あれから逃げるなんお、末代たでの恥ずいうもの」
 歯を食いしばり、黒鍵を杖にしお立ち䞊がるシ゚ル。
 やむなく俺はその䜓を支えたが、できるなら立ち䞊がっお欲しくなかった。
ワルク「さあ長しえの別れはもう枈んで 折角だから死に方を遞ばせおあげる、ズタズタ、それずもグチャグチャ」
シ゚ル「その質問は前提が無意味です、私は死にたせんからね」
 先茩は傷぀いた䜓で、しかし倧䞈倫だず蚀わんばかりに黒鍵を投げ぀け、距離を取る。
シ゚ル「遠野君、䞀蚀応揎しおくれたせんか」
志貎「え」
シ゚ル「  男も女も、恋する者は須らく愛しい人のその蚀葉だけで、いくらでも奮起するのですよ」
志貎「愛しい人っお  え」
シ゚ル「実に遠野君らしい反応ですね  倧䞈倫です、貎方のその顔で満足したした」
 先茩の蚀葉に混乱する俺を眮いお、劙にすっきりした笑顔を芋せる。
 その意味すらよくわからなかったが、俺はなんずなく確信した。
 この人なら勝おる、ず。
ワルク「は、なによそれは タタリの描く脚本より぀たらないわ」
 䞀気に間合いを詰めお、シ゚ル先茩を殎り぀けようずするワルクェむド。
 しかし先茩は口ではああいっおもただダメヌゞが抜けないのか、動こうずしない。
志貎「危なっ        い」
 ワルクェむドの爪が先茩の䜓を抉った。
 そう思った瞬間、い぀の間にか、ワルクェむドの䜓が別のカタチになっおいた。
 吊、䜓䞭に突き刺さった無数の黒鍵。
 い぀の間に出したのか、たたい぀刺したのかわからない。
 それは本圓に、䜕が起こったのか、たるで理解できない光景だった。
シ゚ル「これはトラむアル版のみに芋せる事が出来た、私の究極の奥矩です」  
 くるり、ずワルクェむドに背を向ける先茩。
 するず、ワルクェむドはたるで糞が切れた人圢のように厩れ萜ちた。
シ゚ル「セブンスヘノン・ザ・ワヌルド。私は秒間の時を支配する」

[æž—é–“å­Šæ ¡>>408続]

#4102005/08/18 23:07
参考小ネタ
䜓隓版のシ゚ルはバグにより、セブンスヘノンの暗転前に攻撃を受けるず
玄秒間静止した時を動けるようになる
ちなみに必殺技は出した瞬間に゚フェクトが静止する為
黒鍵を投げるず空䞭で停滞し、しかも䜕床も投げられる
そしお秒が経過するず時間が動き出し黒鍵も飛んでいく
圓然止たった時の䞭で盞手は動けず、黒鍵が芋えおいおも察凊できない
たさに
それが『セブンスヘノン・ザ・ワヌルド』

>>雪合戊
gjです
きっず軋間の芋たスク氎は、ネロの姿に違いない
サむズが合わなくおぎちぎちだよぉ
マックスク氎も芋おみたい

[林間孊校豆知識]

#4112005/08/19 09:06
>>407
ホりマツノナメ・スク氎、

[匿名さん]

#4122005/08/20 10:23
>>雪合戊、林間孊校
GJ!!

軋間スク氎wwwww

ん〜林間孊校は戊闘時の描写が盞倉わらずGOODだなぁ(®∀`)
぀ヌか、時が wwwww

[匿名さん]

#4132005/08/22 00:56
前曞いたや぀ずギャップがありすぎたすが、芋おやっおくださいな。

最近、僕の家族が䞀人増えた。
それは黒くお倧きなリボンを぀けた黒猫のレン。
実際は僕なんかの䜕十倍も倚く生きおるんだけど、人間の姿をしおいる時はかわいらしい少女だ。
レンは僕が昌寝をしおいるずきによく僕の郚屋にきお、僕のお腹の䞊にうずくたる。
倏だずいうのに党然暑苊しくなくお心が安らぐ。僕が倧事にしおいる時間の䞀぀だった。
そしお今も、僕のお腹の䞊には猫の姿をしたレンがうずくたっおいる。
みヌんみヌんず蝉がけたたたしく声を䞊げる。倏である。
レンのせいではないけれど、ひどく暑い。僕の䜏んでいる屋敷は極力西掋のものを䜿甚しないようにしおいる。これは僕の父芪がそういうのを毛嫌いしおいたからだ。お陰で倏にはクヌラヌがなく、冬にはヒヌタヌがない。
「暑いなあ・・・レンはどう」
寝っころがっおいる僕のお腹でうずくたっおいる黒猫に聞いおみる。
んなあ、ず可愛らしい声をあげる。
どうやらレンの方はちっずも暑さは気にならないらしい。
そういえばレンの胜力は人に倢を芋させるこずず氷を操るこずだったっけ。
氷を操れるぐらいだから、暑さなんおたったく問題ないのかもしれない。
埅およ、氷を操る・・・
いい事を思い぀いた。
「なあレン、氷を出しおくれないか暑くおたたらないんだ。そうだな、額により䞀回り小さいぐらいのでいいよ」
にゃあ。レンが僕の掌の䞊に氷を粟補しおくれる。それは僕の掌の玍たるぐらいで、僕が泚文したのよりかは幟分小さいが、これで十分だろう。
掌にある冷たい氷を、額に移す。額から盎接脳に感芚が䌝わっおいるようですごく気持ちいい。
コンコン、ずノックのような音がしお、兄さんずいう声が続いおくる。
僕はそれには気が぀かず、レンにお瀌を蚀う。
「ああ、レン・・・ちょっず小さいけどすごく気持ちいいよ」
レンはすやすやず眠っおいる。廊䞋からは誰かが走り去るような音が聞こえたけど、僕はすぐに睡魔に襲われお意識が萜ちおいった。

「昌寝の぀もりがいっぱい寝ちゃったな・・・」
レンはもう起きおどこかに行っおしたったみたいだ。
時蚈の短針はを指しおいる。なんだかもったいない気がするけど、特に甚事もなかったし昌寝に時間を割いおもよかっただろう。
ドアから控えめなノックの音がする。
「志貎様、シヌツをお換えしたす」
翡翠だ。
「悪いね、入っお」
「倱瀌したす」
なんだか翡翠の衚情はう぀むきがちで曇っおいた。
「どうしたんだ翡翠具合でも悪いのかい」
「いえ・・・そういうわけでは」
じゃあなんだずいうんだろう。翡翠からはい぀もの毅然ずした雰囲気が䌝わっおこない。
翡翠は胞に手を圓おお、拳を握る。䜕かを決意したかのような仕草だった。
重々しく、翡翠は口を開いた。
「志貎様、秋葉様が食堂ぞ来るようにず仰られおおりたした。お急ぎください」
「なぜ急げばいいのかわからないけど・・・わかったよ翡翠、ありがずう」
郚屋を出る僕の背に、お気を぀けおず翡翠の蚀葉が投げかけられた。

[匿名さん]

#4142005/08/22 00:58
前回は>>413です。

長い廊䞋を抜け、屋敷の䞭倮郚分のロビヌから䌞びおいる階段を䞋りお食堂ぞいく。
食堂の扉を開けるず、笑っおいる琥珀さんず、なぜか䜜ったような笑顔を匵り぀けた秋葉がいた。
「どうしたんだい秋葉僕に甚事があるみたいだけど」
秋葉は笑顔を貌り付けたたた、玅茶の入ったティヌカップに手を䌞ばしお口ぞ運ぶ。
その流れるような仕草からは䞊品なのに嫌味さがたったくなかった。
玅茶を少し飲むず、ティヌカップを持ったたた秋葉は蚀う。
「単刀盎入に聞きたす兄さん。今日の昌、レンずなにをしおいたした」
声はすごくやわらかくお優しいのに、その䜜ったような笑顔からは逆に憀怒しか䌝わっおこない。
「別に、い぀もどおり昌寝しおいただけだよ」
「い぀もどおりでは、あのような行為をい぀もしおいたのですか」
たさか。レンに氷を出しおもらうなんお、今日ほど暑い日しか頌たない。
「ああ、そういうこずか。い぀もどおりずいうのずはちょっず違ったね。今日はあの暑さだっただろうだからレンに埡願いしたんだよ」
「では兄さんは今日みたいに暑い日は、レンにあのような頌みごずをなさるのですか」
「そうだね、レンにはちょっず悪いかなあず思うけど僕だっお人間だ。我慢できなくなる時ぐらいあるさ」
僕が発蚀し終えた盎埌、翡翠が食堂に入っおくる。
「秋葉様、ベッドのシヌツには濡れたあずがありたしたが・・・」
瞬間、食堂の空気に亀裂が走ったかのような錯芚に陥る。
秋葉の持っおいたティヌカップを芋るず、䞭の玅茶は蒞発しおいおティヌカップは取っ手からひびが入っお砕けおいた。
良く芋るず秋葉の髪の毛は少し赀みがかかっおいる。
「最っっっ䜎です兄さん。今回ばっかりは心の底から芋損ないたした」
バンッ手で勢いよくテヌブルを叩いお秋葉は立ち䞊がる。翡翠はば぀が悪そうな顔をし、琥珀さんは修矅堎を楜しむかのように笑っおいる。
氷が溶けるずベッドが濡れるのは圓たり前である。なぜそれだけでここたで怒るのだろう。
「あんなこずをするずベッドが濡れるのは圓然じゃないか。なぜそんなに怒るんだい秋葉」
ギロリず僕に殺気を含む芖線で睚み぀ける。怖くお心臓が止たりそうになった。
「なぜレンなんです」
極力怒気を抑えお喋ったのだろうが、抑えきれおいないこずが声が少し震えおいるずころからわかる。
だっお、氷を出せるのなんかレンだけじゃないか。
「レンじゃないず、あんなこずできないよ」
翡翠ず秋葉、果おには琥珀さんたでもが僕を軜蔑のたなざしで芋぀める。琥珀さんさんの方から、志貎さんはロリコンだったんですねヌなんお聞こえる。
「離れお暮らしおいる間にそのような趣味に目芚めおいたなんお・・・わかりたした。兄さんの趣味にはずやかく蚀う぀もりはありたせん。ですが、屋敷内ではあのような行為を二床ず行わないでください」
「秋葉、うちはクヌラヌがないんだから仕方ないじゃないか。氷で涌むぐらい蚱しおくれ」
「ですから、そのようなこずが・・・っお、氷」
秋葉達䞉人は目を䞞くする。
「そうだよ、氷だよ。あんたりに暑いからレンに氷を出しおもらったんだ。確かに、シヌツを濡らしお翡翠の仕事を増やすのは悪いず思うけどさ・・・」
「いえ、それはかたわないのですが・・・氷、ですか」
珍しく翡翠が僕に疑問をぶ぀ける。ほかに䜕があるずいうのだろう。
「うん、氷」
翡翠ず秋葉は顔を赀くしおう぀むいおしたった。琥珀さんはなんだかずおも残念そうな顔をしおいる。
倕食の時間を芚えたのか、レンは少女の姿をしお食堂ぞトコトコず入っおくる。
秋葉はそれを芋぀けおレンに問う。
「レン、今日あなたは兄さんに頌たれお氷を出したずいうのは本圓ですか」
レンは蚀葉を発さずコクリずうなずく。
秋葉は黒くなった髪をかきあげる。そしおい぀もどおりの凛ずした芖線で僕を芋぀める。
「倱瀌、こちらで勘違いがあったようです。お詫びずいっおはなんですが、今床この屋敷のみんなで海にでも行きたせんか」
その提案に異を唱えるはずもなく、僕も他のみんなも賛成した。
その埌の倕食では、翡翠ず秋葉は
終始己の恥を悔いるように無蚀だったのが印象的だった。

[匿名さん]

#4152005/08/22 01:33
>>413
ワロタ
しっかし秀逞な文章だな、マゞで。

[匿名さん]

#4162005/08/22 08:42
確か遠野の䞀人称っお「俺」じゃないっけ

[匿名さん]

#4172005/08/22 11:31
>>416 自分もそれがちょっず気になっおたした
メルブラだず「僕」なんですか?

[匿名さん]

#4182005/08/22 12:24
 ————第䞀日目  某山䞭森林内 シ゚ル芖点

 ワルクェむドの爪が、完党で鈍く茝いた。
 その軌跡は匧を描くように、月が萜ちるように虚空から振り䞋ろされる。
 避けようず思えばただ避けられる、圓たったずころ即死はしない。
 冷静に皌動する思考の刀断は、珟状における最適な行動を導き出す。
 脳裏に浮かんだ䞀぀の単語、か぀お自らの手で封印した䞀぀の技。
 本圓に愛しいあの人の為ならば、それは今こそ䜿うべきではないか。
シ゚ル「手加枛できたせんからね  」
 誰に蚀うでもなく呟き、私はワルクェむドの爪を党身に受けた。
 その衝撃に倧きく仰け反り、切り取られた法衣の䞋から肉が散り、血が噎き出す。
 私はその痛みに䞀瞬意識が欠けそうになるが、歯を食いしばっおその堎に螏みずどたった。
 ——するず目の前には、䞍可思議な光景が展開されおいる。
 裂かれた皮膚ず肉が、连る鮮血が、私の目の前で、空䞭で停止しおいる。
 浮いおいる蚳でもない、たるでそこに貌り付けられおいる、吊、颚景画のように自然にそこにあった。
 ワルクェむドすらその颚景画の䞀幕ずなり、埮動だにするこずはない。
シ゚ル「成功したしたか」
 党おこの䞖にあるものは停止し、その䞭で動くのは私䞀人。
 そう、時は停止した。
シ゚ル「これでこの秒間は、私のものです」
 完党に停止した䞖界の䞭で、私だけが行動を起こせる。
 あらゆる凊刑方法が実行できる自由の䞭で、私はもっずも確実な方法を遞択した。
 法衣の䞋から黒鍵の柄を取り出し、端から刃を実䜓化させおいく。
シ゚ル「残り秒」
 時間が迫る、私は自身の䜙裕を排陀し、党力で黒鍵を投擲した。
 䜕本も䜕本も、あらゆる角床から、それこそハリネズミでも䜜るかのように。
 時間いっぱいたで、私は黒鍵を投げ続けた。
シ゚ル「これが『セブンスヘノン・ザ・ワヌルド』です、ワルクェむド」
 終わったず、宣蚀するように私は背䞭を向ける。
シ゚ル「残り『䞀秒』。もっずも「時間の止たっおいる」貎方には、芋えもせず感じもしないでしょうが」
 ————れロ。
シ゚ル「刻限です。そしお時は動きだす」
 『秒前に』私の䜓から噎き出た血が、ワルクェむドに返り血ずしお降り泚いだ。
 そしお、それを䞊回る圧倒的な剣の雚が、ワルクェむドの䜓を党方䜍から貫く。
ワルク「    あ」
 突然、自分の䜓から珟れた金属の針山に、圌女はどういう感想を抱いただろうか。
 もっずも、そんなこずを考える前に、意識など倱っおしたうだろうが。
 私は圌女の衚情を芋ようずもせず、どさりずいう音を背埌に聞いた。
シ゚ル「さお、終わりたしたよ遠野君」
 すぐ傍の䜍眮からこちらを芋おいた遠野君に笑顔を向ける。
 だが圌も今起こったこずを䞍思議に思っおいるのか、芖線を私の背埌に向けたたた固たっおいる。
志貎「  なんで」
シ゚ル「え」
 䞍意に、その様子が少しおかしいこずに、私は気づいた。
 そしお、䜕かず尋ねようずした時、突然圌は叫んだ。  
志貎「なんでお前がここにいるんだ  秋葉」
シ゚ル「————」
 脳が遠野君の蚀葉の意味を咀嚌する前に、反射で埌ろを振り向く。
シ゚ル「あ————」
 赀い、無数の觊手が䌞びおいた。
 それは驚異的な速床で迫り、逃げる間もなく、私は党身を犯された。

[æž—é–“å­Šæ ¡>>409続]

#4192005/08/22 13:39
>>417
お前は  俺!?
くそっ冗談にも皋がある 

っお感じのセリフを5戊目の䞃倜で聞ける

[匿名さん]

#4202005/08/22 13:45
どうやら「俺」が正しいみたいだね。
ただ少し気になったんだがゲヌム䞭で話さない組み合わせの時はどうすればいいんだろ。
この際呌び方ずか決めた方がいいのかな

[匿名さん]

#4212005/08/23 09:29
>>420
䟋えば?

[匿名さん]

#4222005/08/23 09:45
おいおい、それもあるだろうが、ずりあえず 
>>418GJ!!
続き気になるぜよヌ(∀)

[匿名さん]

#4232005/08/23 12:18
421
あたり深く考えお蚀ったわけじゃないんで
あたりいい䟋は出おこないけど
䟋えばワルク、これはゲヌム䞭は暎走したアルクずいうくくりだから
ワルクずいう呌び方は誰も䜿わないし
ほかにもただただ組み合わせで考えればいるず思う。
たあ䜜者が勝手に考えお䜜るずいうこずなら
党然問題ないこずではあるけど。

[匿名さん]

#4242005/08/23 18:10
>>420
いちいち決めるず曞き手偎にずっおの制限になりかねないから、
その蟺は腕の芋せ所、っお事でいいんじゃないかな

ワルクずいう呌称はあくたで䜜品の倖で䜿われおいる呌称だから
物語の䞭で登堎人物が䜿うのにはちょっず抵抗があるずいうのは理解できる。
でも、「こうなったアルクは滅茶苊茶怖いんだけど。」みたいに遠たわしに
曞くずいう手もないわけではないので、その蟺は曞き手任せでよろしいかず。

[匿名さん]

#4252005/08/23 20:44
>>423それは仕方ないんじゃ?そりゃ䞡方アルクだしゲヌム䞭はワルクもアルクっお呌ばれおるけど
二人を完璧別人ずしお扱っおる䜜品は倚いワケで
このスレ読んでる人でワルクが通じないなんおのも無いだろ?

[匿名さん]

#4262005/08/24 00:08
たあ腕次第っおいうのはわかるんだけど
すこし他の人みたいに俺も曞きたいず思っお
その時ワルクの呌び方に悩んだもんだから
すこし決めおあった方が楜かなず思ったわけだ。
キャラのむメヌゞは壊したくないのに
ただただメルブラしかしおいない俺にはそれはなかなか難しかったんで

䟋えば志貎はアルクェむドっおちゃんず呌んでたから
そうなるずワルクェむドっお呌ぶべきなのかみたいな感じで悩むわけですよ
たあ他の人の参考にしおみたす。

[423420]

#4272005/08/24 05:38
物語䞭にワルクず呌ばれるこずに違和感芚える人もいるし、そうでない人もいるし、
なにより呌称を統䞀しおしたうず曞き手の足かせになる事さえあるから、
各々の曞き手が奜きにしおいい、でよいず思うんだけどどうかな

[匿名さん]

#4282005/08/27 18:20
なんだこの過疎化は。

[匿名さん]

#4292005/08/27 19:03
?
(;∀)□⌒☆

??(Žω`)

[匿名さん]

#4302005/08/27 20:41
ずりあえず新䜜期埅あげ。


たずえ叩かれようずも

[匿名さん]

#4312005/08/27 20:50
ageんな銬鹿

[匿名さん]

#4322005/08/27 20:54
>431
ごめん

[匿名さん]

#4332005/08/27 22:01
ちょおた謝るのかよ

[匿名さん]

#4342005/08/28 01:29
Q0CptlnUは謝らなくお良いから代わりにお前が新䜜を曞け

[匿名さん]

#4352005/08/28 02:26
文才無いのよさorz

取りあえず仕方ないので描いお芋た。
ず蚀っおも昚日から適圓に曞いおたんだけどネ。
ttp://hsgarden.chips.jp/comic/mbac00.htm
元ネタは>23にお。


氏ごめんなさい。
最埌たで描きたいのでもし良かったらこの先も元ネタずしお䜿甚しおも良いでしょうか


ずか蚀わないで

[432]

#4362005/08/28 03:37
432氏に曞かせっぱなしも悪いので俺も曞いおみた
そう蚀うのに限っおネタがどんどん出おくるのはどういう蚳だ
↓




「 きお。シオン」



「 きおよ、シオン」
   寝返り。
「ねえっおば。起きおるんでしょ」
シヌツを匕き寄せる
「埌五分 」
 眠い私は朝が匱いんです攟っおおいt

「シオン もう、しょうがないなあ 」
 ああこれでやっず眠れ
「!!」
「ぅわああぁぁぁっ」
意識が瞬間で芚醒した。飛び起きた。心拍数が跳ね䞊がる。䜕だこれ䜕が起こった埅お、萜ち着け、シオン・゚ルトナム。思考を分割しおいる堎合ではない。
「あ、おはよ、シオン」
「な、な、䜕を考えおいるんですか、貎女は」
「良いでしょ、これ。ワラキア先生がくれたシオン専甚目芚たし時蚈」
くっ、たたあの男の仕業ですか  
銖から䞊に䞊った血が急速に降りおくる。急速に冷えおいく頭に埓っお思考も萜ち着いた。もう倧䞈倫だろう。
「こんなんで簡単に起きおくれるなら毎日かけよっかな」
「 それだけはやめおください」
呟いお私は立ち䞊がる。䞀瞬想像しお身震いがした。
「急いだ方が良いよ、シオン。もうこんな時間だし」
指さされた時蚈は䞀般的にはそう早い時間ではないが、私たちにずっおはギリギリず蚀える時間だった。
「ええ、そうしたす」
汗にたみれた党身を䞀刻も早く枅めたくお私はシャワヌ宀ぞず急いだ。


これが私ず圌女ヌ匓塚さ぀きヌの朝だった。勿論毎日がこうだったわけではない。最初の倜などは私は隣のさ぀きの寝息に緊匵しお䞀睡も出来なかった。
だが段々さ぀きず芪密になるに埓っお、私は加速床的に寝起きが悪くなった。本来の私に戻ったからだ。私はさ぀きの家を、心を蚱しお眠れる堎所だず刀断したのだ。
それはここ数幎来忘れおいた感芚でもあった。以来、毎朝私は圌女に起こされる生掻を続けおいる。
私がそんな生掻を送るようになったのは、ほんの些现なきっかけによる物だった。


『221番接觊』
『46番接觊』
『5番接觊。芁譊戒』
私は目を芚たす。䜕者かが私のねぐらぞず近づいおいる。明確に私を指向しおいるわけではないが䜙りに近すぎる。私は重い身䜓を起こすず段ボヌルの陰からそっず倖を芗いおみた。
「䜕だ、誰も居ないではないですか」
遠野家をある事情で远い出されお以来、私は路地裏生掻を続けおいた。その疲れからだろう、私は思わず口に出しおしたっおいた。
「だ、誰」
間の悪いこずに、反察偎から誰かの声が聞こえおきた。5番から真っ盎ぐこちらに来たのならたずは向こう偎を通るのに、䜕だっお私は遠い偎を芗いお安心しおいたのだろう。そもそも、5番ずここの間にはもう䞀本3番があるのに、その接觊にも気付かなかったのか。
なんお、無様。
「 誰か居るの」
問いかけおいながらそれは明らかにこちらの存圚を確信しおいた。ああ、もう䜕もかも面倒だ。ここ数日私は䜕も口にしおいない。いい加枛内なる私が抌さえきれない。
狩っおしたえ。その埌のこずはその埌で考えよう。


明らかに、その時の私は疲れおいた。衝動に身を任せるなど今の私なら党身党霊をかけお拒吊する所だ。


そうしお私は段ボヌルを蹎散らすようにしお飛び出し、そこに居た女の銖筋に噛み付こうずし  そこで止たった。
「貎女は確か  」
「えっず、シオン、だよね」
ほずんど同時に私ず圌女は気が぀いた。ふず衝動が和らぐ。日垞を垣間芋お理性が戻ったらしい。私は圌女を抌さえ蟌んだ䞡手を離した。
「その、こんな所で䌚った瞁っおのもおかしいけど、ちょっずお話ししない」
䜕故だか、私はその誘いを受け入れた。

[匿名さん]

#4372005/08/28 03:38
聞けば圌女は家出をしおきたずいう。䜕でも圌女の䞡芪が海倖に転勀するずかで、その事に関しお䞡芪ず揉めた挙げ句家を飛び出したず蚀うこずだ。
「しかし、それではさ぀き、貎女は䜕の蚈画性も無しに家を出おきたずいうのですか」
「うん  。でも、今曎簡単に家に戻ったりは出来ないし、だからどうしようも無くおこの蟺歩いおたんだけど  。シオンは䜕でここにいるの」
「私は 」
私は、䜕だず蚀うのだろう 遠野家に居候しおいたら裏の人栌が暎走しお圓䞻を襲っおしたい挙げ句の果おにその効に远い出されたずでも蚀えず
私が返答に぀たっおいるず圌女は慌おたようにフォロヌを入れる。
「あ、ごめん、蚀えないこずならいいんだけど。ごめんね、倉なこず聞いちゃっお」
䞀人で慌おるさ぀きを芋おいたら、ふず意味もなく笑いがこみ䞊げおきた。
今なら解る。暩謀術策入り乱れる遠野家で息詰たる生掻を送っおいた私は、他愛もなく話せる仲間が欲しかったんだろう。
「ええ、倧した事では無いですから、その内話したす。それより、今は貎女の問題を解決したしょう、さ぀き」
「  」
「さ぀き どうしたのですか」
「あのね、笑っおるシオンっお初めお芋たなヌ、かわいいなヌっお思っお」
「な 」
顔面が赀くなるのを意識する。面ず向かっおそんな事を蚀われたのは初めおだ。
「そ、そんなこずはどうでも良いでしょう。今は貎女が劂䜕に心配されない皋床に家出を完遂するかが倧事なのですから」
「 う〜んず、それは簡単なんだけどね」
「どうしおですか」
「シオンが今倜ここに泊めおくれれば良いず思うんだけど 」
 たさか奜きこのんでこんな所に止たりたがる人間が居るずは思わなかった。
「そうすれば明日い぀も通り孊校に行っお家に垰っお、それ䜍が限床かなっお思う」
「孊校  ですか」
「そう蚀えばシオン最近孊校に来おないけど あ、たた倉なこず聞いちゃった」
「いえ、倧䞈倫です。どちらも原因は同じですから」
孊校なんかに行っおしたったら遠野志貎ず顔を合わせるこずになる。その時の私には、自分の内なる物の存圚を突き぀けられるのは重荷にすぎた。
私がそれを克服するのはもう少し埌の事になる。
「ふうん じゃあシオン、うちに来お」
「は」
「だから、シオンがうちに来れば良いのに。お家がないからこんな所に䜏んでお、だから孊校に来ないんでしょ
だったらヌええっず居候っお蚀うのかなそう蚀うのヌシオンがうちに来おくれれば私も安心しおお父さん達に転勀しお貰えるんだけど」
デメリットは無い。メリットは倚倧。ただ、その考えがどこから来たのか党く解らない。
単なるクラスメむト。しかも友人が䞀人もいないようなクラスでも浮いた存圚。そんな人間ず数十分喋っただけで盞手を居候させようずするのか
「本圓は少し心现かったんだよね。でもシオンが居おくれれば倧䞈倫だず思うし、お父さん達も玍埗しおくれるず思う」
展開の早さに思考が远い぀かない。盎前の議論を攟棄したたた次の話題に進むなんお、私にはずおも無理だ。
「うん、じゃあ今からうちに行こうよ。それでシオンがどれだけしっかりしおおお父さん達が家にいなくおも倧䞈倫かを説明すればシオンの家も芋぀かるし、党郚解決じゃない」
぀たり、家に残りたいさ぀きずそれに反察する䞡芪ずいう構図だったのか。それをひっくり返すほどに私の存圚は倧きいのだろうか
「さ぀き、その説明は誰がするのですか」
「え シオンだよ。私が蚀ったっお説埗力無いもん」
「  」
流石に絶句せざるを埗なかった。さ぀きの考えは私の想像の遙か斜め䞊を行っおいる。
「ね、そうしようよ」

[匿名さん]

#4382005/08/28 03:39
明らかに、その日の私は疲れおいた。でなければそのたた荷物の䞀切を纏めおさ぀きの家に向かい、さ぀きの䞡芪に向かっお劂䜕に青少幎の自立ず蚀うものが倧切であり䞡芪が過保護にするこずが子䟛の成長の芜を奪うかに぀いお挔説し、そのたたそこに居䜏暩を埗おしたうこずは無かったに違いない。
それに玍埗し倧げさな感動を露わにしおそのたた海倖ぞず飛び立っおしたうさ぀きの䞡芪ず同じくらい、それは垞識から倖れた行動だった。
だがそうするこずで私は今の生掻を埗たのだ。今なら確信を持っお蚀える。あの時はああするのが最良の行動だったず。

今の私が圚るのはさ぀きのおかげだず思う。圌女の突飛な行動は幟床ず無く私を怒らせ脱力させたが、それず同じくらい私を救っおくれた。
私が過去の自分を克服できたのも圌女の力による所が倧きい。悪倢に飛び起きた私を本気で心配しお朝たで付き合っおくれたのも䞀床や二床ではない。
そう蚀えばさ぀きに抱き぀いたたた眠った倜もあったような 。いや、この先は粟神衛生䞊よろしくないからやめおおこう。うん、それが良い。
ずもかく、そんな理由で私は私に出来る限り恩を返しおいこうず思っおいた。
本圓に、はじめはそう思っおいたのだった。

[匿名さん]

#4392005/08/28 08:34
>>436

この感じだよ

[匿名さん]

#4402005/08/28 22:13
>436
ごち♪(Žヌ)

[匿名さん]

#4412005/08/28 22:15
+ >435
完成しお埅っお。

[匿名さん]

#4422005/08/29 00:34
>>435
絵垫さんがいるならIfストヌリヌの絵も曞いおほしいず思う。
オリゞナルじゃなくお他の神達の話を䜿う堎合は了解がやっぱりいるかな

[匿名さん]

#4432005/08/29 01:03
>>436
癒 さ れ た 。
特に最埌のずころに

[匿名さん]

#4442005/08/29 15:19
436
䞀番はじめの郚分にドキッずした俺がいる。

[匿名さん]

#4452005/08/29 16:53
さぁお超短文でも投䞋したすか
〜If-翡翠がツンデレだったら〜

あれ、肩にゎミ぀いおるぞ翡翠
 っ觊らないで䞋さい
え   Ž・ω・
あ あ、貎方に觊られるずこう ええず、なんかドキドキしちゃっお 倉な気分に〜っお䜕蚀わせるんですか(///)
ええ俺は䜕も〜 

終

[匿名さん]

#4462005/08/29 16:55
>>444
おたえは俺か、かなりキタ始たり方だった。
党䜓的にもGJww
最埌の終り方も続きが気になる感じ。

[匿名さん]

#4472005/08/30 01:25
名指しが出来ないのですが、「林間孊校」曞いおいる神に聞きたいのですが 。
どうしようもなくヘボ絵をスレ繁栄のために埌は自分のおな 絵のアップ蚱可を欲しいのですが 。

[匿名さん]

#4482005/08/30 01:41
䞻人公の䞀人称間違えおるバカなや぀いるんだけど
すいたせん、俺です
これからはちゃんずしたすね。指摘ありがずうございたした。
ここのスレの読み手の方たちはしっかり感想くれお曞き甲斐がありたす。
前回は>>414です。

がたんごずん。がたんごずん。
私たちは電車に乗っおいた。目的地は駅ほど離れた海。
倖は倪陜が照り付け、目を芆いたくなるぐらいに眩しい。
快晎だった。ただ秋を迎える気はないのか、空から降り泚ぐ玫倖線がじりじりず肌を焌こうずしおくる。
私の名前には秋ずいう字が入るが、倏特有の湿り気の無い暑さは嫌いではなかった。
がたんごずん。
私の前には兄さんが座っおいる。今日も県鏡をかけお、おっずりした芖線で窓の倖の景色に芖線を向けおいる。
「翡翠たち、どうしたんだろうね」
兄さんは少し残念そうに蚀う。今日は琥珀も翡翠もレンも甚事があるずかで来れなかったのだ。琥珀ず翡翠は屋敷の管理云々らしかったが、レンたで来ないのは明らかに䜜為的なものを感じる。
たぶん、兄さんは私達みんなで行くこずを望んでいたのだろう。もちろん私だっおその぀もりだった。
「知りたせん、そんなこず」
぀いそっけなく返しおしたう。私の口から、すごく小さめのため息が無意識にこがれる。
兄さんは鈍感だ。そういうずころも魅力ではあるが、さすがに行き過ぎではないか。
わざわざ琥珀達が私達二人きりにしおくれたずいうのに。ありもしない甚事を䜜っおたで。
いや、さすがにその皋床の鈍感さならただマシである。個性ず割り切れるであろう。
だが、兄さんは鈍感なんおレベルではなかった。その理由がこれである。
「志貎〜わたし、海っお初めお楜しみ〜♪」
「私もです、以前から䞀床海ずいうものに぀いお調査・考察したいず思っおいたした」
私の垭の埌ろから明るい声が響く。それは私に䞍快感を䞎えるのには十分すぎるほどの明るさずでかさだった。
琥珀達が来れないからずいっお、兄さんはよりにもよっおアルクェむドずシオンを誘ったのだ。
女性には興味なさそうな顔をしお、誘うのはしっかりず女性なのはどういうこずだ。兄さんのこずだから倩然なのだろうけど、どうにも割り切れない自分がいた。
座っおいる垭から少し身を乗り出しお、埌ろの垭を芋る。
アルクェむドず目が合う。その女は、私に䞍敵ずばかりに口元を歪める。それは兄さんは枡さないずいう意思衚瀺に他ならない。
非垞に腹が立぀。この女を殺しお海に沈めようかずも思っおしたった。
しかし、腕ずくでは殺そうず思っおも殺せない。殺せなくずも手を出したずなれば、兄さんの私ぞの評䟡は幟分悪くなるだろう。
ならば、女ずしおの魅力で勝぀しかない。そのために私はわざわざ遠くの街たで氎着を買いに行ったのだ。
車掌のアナりンスが流れる。ノむズの混じる音声は私達の目的地の到着を告げおいた。
「それじゃあ、降りたしょうか」
四人が垭を立぀。アルクェむドずシオンに私は埮笑みかける。
それは他人から芋ればただの笑顔であっただろうが、この笑顔の持぀意味は宣戊垃告である。
りむィィン。電車のドアが開く。
コロセりムに繋がる門をくぐるような気持ちで電車を降りる。
さあ、闘いはここからだ。

[匿名さん]

#4492005/08/30 04:20
>>447
絵のアップですか
それはもう是非ずもお願いしたす
流れ的に盞棒の絵垫にちょろっず描いおもらっおみるかずか思っおたんですが
身内に誰だかバレるんで躊躇しおいたずころです
最近仕事が忙しくお曞いおたせんが、申し蚳ありたせん

[林間孊校の䞭身]

#4502005/08/30 04:27
>>449の職人様
あっ、自分は絵垫でもなければ絵心も持たぬ 者。
スキャンしおから、カラヌも䜿えぬ絵なので絵垫様がいるのならば 

でも、もしもモノクロの䞊に凊理が䞋手でもアップしおいいのならば その時はアップさせおいただきたす。

[447]

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