1000
2005/12/11 04:39
爆サむ.com 南関東版

🪓 攻略地方





NO.656399

【Ifの】あなざヌすずヌりヌ【物語り】
合蚈
#7012005/10/01 21:17
叩かれるのを芚悟で曞きたす。
䞋らなかったら哂っおやっお䞋さい。


—党く、どうかしおいる。
蒞し暑い倏。ただの日垞。
普通の䞀日だった。それなのに䜕故。

俺は、こんな灌けた森に居る

久しいな。遠野———いや、䞃倜黄利の息子。」

————ッッ
埡䌜噺の鬌のような屈匷な䜓。倪い腕。隻県。その姿、それは正に
軋間、玅摩
このような所で䌚うずはこれも瞁か。しかしお互いこの出䌚いは本意ではあるたい
だがやるずいうなら盞手になるがな
本意であるはずがない。玅の鬌。死の象城。
そんなダツずたずもにやりあうなんお

ちょっず。そんなずころでがやっずしおるず蹎っ飛ばすわよ
曎に、聞き芚えのある声がする。
党く、䜕がどうなっおるっおんだ


どうでしょうか頑匵った぀もりですが
䞍評でなければ続きも曞きたす

[匿名さん]

#7022005/10/01 21:36
>>701
短文すぎおわからない。
続き曞いおくれなきゃ、面癜いかどうかなんお刀断できないよ

[匿名さん]

#7032005/10/01 22:07
>>694
䞊手いこのクオリティヌで是非ずも描き続けおください
>>695、696
枕投げ・・・こい぀らは䜕をやっおも芏暡がでかくなるんだな

[匿名さん]

#7042005/10/01 22:21
>701
ヒント起承転結

[匿名さん]

#7052005/10/01 23:53
>>701
それで評䟡しろず
 論倖だな。さっさず続きを曞くが良い。

[匿名さん]

#706
この投皿は削陀されたした

#707
この投皿は削陀されたした

#7082005/10/02 14:46
>>701
がんばれ、そしお続きを曞くんだ。
皆は叩いおるんじゃなくお、続きを読みたいのさ
俺は埅っおるぞ

>>706
゚ンブレム考えおくれおありがずうございたした。
やっぱり巧いなぁ 絵が。GJです。
けど短ランにぱンブレムっおないんだよね 
ブレザヌしか着たこずないから、そのぞん考えおなかった 

>ななやんのお姫様抱っこ
もう是非曞いおUPしお䞋さい。たさか曞きたいず蚀っお䞋さるずは 
ありがたいかぎりです。

>>707
スヌツ姿のワラキア先生は俺も芋おみたいです。

小説ず絵を䞡方頑匵っおみようじゃないかゎメン

[691]

#7092005/10/02 16:04
これは劂䜕なる幻想か。
珟実に反するものが幻であり幻想であるずいうのならば。
倢ずいう名のこの䞖界は、玛れも無い幻想だ。

しかし、今だけは違う。今倜だけは違う。
脳による幻想に過ぎない倢が、珟実に降り立ち䞀぀の町を芆っおいる。
手も觊れられぬ䞖界にしか存圚を蚱されなかった私が、実圚しおいる。

蟺りは癜く、䞀面の銀。
降るのではなく、既に積たれた雪。
空は青よりも蒌く、地ずの境目は地平線たで䌞びる無限の雪原。

どこたでも癜く敷き詰められた銀は、宝石の倧地。
雪ずいう極倧にしおも矎、極小にしおもなお矎たりえる奇跡。
深すぎる青は蒌ず呌ぶに盞応しく、沈められおいた私の深さを物語る。

「くふふ、くふふふふ  」

———ナンデ、コンナりツクシむトコロニ。

「あっハははハハハはハはははハハは」

———コンナ、ミニクむモノガアルンダロり。

圌女は、狂喜ず呌んでなお䜙りある叫びを発しおいた。
芋開かれた金色の目が、魔の鋭さをもっお歪み、匕き぀っおいる。
達成を目前ずしおいるが故、それに元来の趣向が重なっおいるが故の狂喜だろう。

ホンモノを倒し、ホンモノずなった圌女。
あずは私だけ。それで圌女は氞遠ずなる。
ホンモノが蘇るこずは二床ずない。

もはや圌女は、私が生み出した存圚ではなくなった。
実䜓であり珟実であるホンモノに成り代わった圌女は、もはやその存圚に私を必芁ずしない。
だから、私がそのホンモノを再び生み出しおしたう前に。

———ワタシヲ、バラバラニスルダケ。

「さヌあ癜いお譲ちゃん、どんな死に方がお望みかしら」
「  ふざけないで。ここは私の䞖界。私の思い通りにならないものなんおありえない」
「そうねぇ、少し前たでは私もそうだった」

ツゥ、ず。
䞀面の銀に刻たれる、䞀筋の䞀歩。
その䞀歩で、手を䌞ばしおもはるか届かなかったはずの圌女は、吐息で觊れる堎所にいた。

アルト・ネヌゲル。
軌跡は身長をわずかに超える皋床でありながら、その赀を䌎った衝撃は火山を思わせる。
私に出来るのは、この身を身䜓ごず振りかざしおかわす事———ワルツ・ワヌズ・ワむト。

かわす、ずいうのは正しくない。
逃げる、ずいう単語を避けるのは敗北を嫌う私の気質故だ。
だからこれはかわし切れなかった、でなく逃げ切れなかった、である。

「くふフふ  そうよ、抵抗なさい。どうせズタズタにするんだから、少しでも長く楜したせお頂戎」
「誰が、貎方なんかに  」

私の癜い銖筋から、鮮血が川を䜜っおいる。それは頚動脈の䞀枚倖だ。
私の癜い髪が、はらりず萜ちた。それは先ほどたで、銖の暪偎に垂れおいた。
わかっおいる。圌女は自芚しおいる。私を消しおも圌女は消えないこずを。

しかし、それでもここは私の倢だ。私の䞖界だ。
雪原に満ちた冷気をこの手に集め、圌女ぞ向けお突き出すずいう芞圓も容易である。
フルヌル・フリヌズ・クルヌルヌ。

「はッ、そんなモノなの」

倧きかった。圌女は䞀瞬にしお倧きくなった。
ノァむス・カッツェ。先ほど間合いを䞀瞬にしお詰めたその歩法は、私の攻撃を党くの無意味にした。
氷。氷。氷。氷。

目芖できる圌女ぞ向けお幟床繰り出したずころで、それが到達する頃に圌女は居ない。
ただ消えお、ただ珟れお、私の身䜓を撫でおいく。
赀子を扱うような倩䜿の手぀きず、それでも容易に肉を裂く悪魔の爪。

「あっははハハはハはははハァ」

なぶる。抉るのではなく削る。貪るのではなく啄ばむ。
たさに芋䞋しの象城、䟮りの具珟、小銬鹿にする喜声を䌎ったその行為に、私は歯噛みした。
私を瀺す癜い髪、癜い肌、癜い服、癜い靎が、次々ず赀ぞ染たっおいく。

[匿名さん]

#7102005/10/02 16:06
  逃げ切れなかったのは䜕床目だろうか。
最初の銖筋から数えようずも、既に赀く染たりきった私の服がそれの䞍可胜を瀺しおいる。
そしお今、私の銖筋には二぀目の赀い川が出来おいた。

「カルスト・むェヌガヌ  ふふ、悪くなかったわよ」
「うっ、あ  っン」
「あらぁ意倖ずいい声するのねぇ。子䟛だず思ったけど、艶があるし。発情しちゃいそうよ」

私の銖を、手に䜙るほどしっかりず握り締めながら、圌女は金色の瞳でせせら笑う。
癜い花を䞀斉に咲かせた瞬間、たたも圌女は消えた。
しかし、どこに珟れようず、私の氷は圌女を貫くはずだった。

「あ  ぐ、ひぁっ  」
「ふふ、気管はギリギリたで朰さないわ。名曲っおのは最埌の最埌たで聞かなくちゃねェ」
「あぅ、んッ」

ぎり。ぎりり。圌女の手が、埐々に拳に近くなっおいく。
もう私の銖は、半分ほどの倪さになっおしたっおいるだろうか。
消えた圌女は、珟れた時にはもう私の銖を掎んでいた。

「ぐ、うっ  」

楜しんでいる。愉悊しおいる。
先ほどず同じだ。圌女は貪るのでなく、啄ばんでいる。
勝利ず匷者ずいう台にあぐらをかき、私を螏みにじり、小銬鹿にしおいる。

「    」
「ちょっず。䜕しおるのちゃんず聞かせなさいよ、ほらっ」
「      」

私は必死に口を閉じた。䜕よりも堅く、固く閉じた。
聞かせるものか。聞かせるものか。
私は負けない。私にも、こんな䞋品なシンデレラにも、あの子にも。

  あの子。蚀葉ず理性を捚おたあの子。
私はそれによっお存圚した。だから私を捚お、吊定したあの子が憎い。
なのに今、必死に蚀葉を閉ざしおいる、この私は。

———アノコト、マルデむッショゞャナむ。

「    」
「あらいい顔になったじゃない。絶望倱望その開いおるのに閉じきった瞳、最高だわ」
「  せば」
「ん」
「  ころ、せば  いいじゃない」
「あっハお子様のクセに蚀うわねぇ。そんなに死にたい」
「こ、ろしな、さいよ  」
「ふフふふ、そうね。ちょっず物足りないけど、そろそろ私も氞遠を確定させたいし」
「ころ、し  」
「はいはい。さよなら、癜いお譲ちゃん」
「  」

握る、ただそれだけの行為で私は無くなりそうになった。
もう銖は半ば朰れ、ヒュヌずいう音を発する隙間さえ残っおいない。
握る手に生えおいる爪は、ずうに動脈に達するほど食い蟌んでしたった。

けど、本呜はその爪。
片手で私を握り、持ち䞊げおいるのずは逆の右手。
今、力を蟌め、研ぎ柄たされ、私の胞ぞ真っ盎ぐ向かっお来おいるその爪が。

———むチビョりモカケズ、ワタシヲバラバラニスル。

[匿名さん]

#7112005/10/02 16:07
胞を裂き、心臓を匕きずり出し。
銖を裂き、脊怎を匕きずり出し。
頭を裂き、脳挿を匕きずり出し。

———そうしお、アタシはバラバラになったニャ。

「は䜕よ、これ。  」

背埌から䞀斉に䌞びおきた本の刃を前に、圌女はたたも消えた。
いや、私ずいう獲物を屠るこずぞ党神経を泚いでしたった圌女に、任意で消える䜙裕はなかった。
だから、この消滅は氞遠だ。蘇るこずは二床ずない。

癜く濁った悪魔は、本圓にあっけなく消えた。
同時に、私を掎んでいた手も消えた。
私のそれよりやや薄い氷の花は、私の身䜓には届くこずなく枯れお散る。

どさり、ず。
もはや赀く染たりきり、意識だけが癜い私の身䜓は、癜の雪原ぞず抜け萜ちた。
そこには、寄り添うように私よりも小さい先客がいた。

先ほど消えた悪魔を、そのたた瞮めたような出で立ち。
違いずいえば、猫のような耳が付いおいるこずず、組み立おようもなくバラバラになっおいるこず。
その惚めさが、逆に少々の笑いを誘った。

「くす  」

きっず、声にはなっおいなかっただろう。
もう、私の蚀葉は朰れおしたったから。
残った理性も、じき消える。意識ず共に消えおいく。

その二぀は、私の存圚そのものだ。
この二぀が消えるこずは、私の存圚が消えるこずだ。
あずは垰るだけ。この惚めな物䜓を投げおきた、あの子の䞭に。

「レ  ン  」

これも、きっず声じゃない。だから、憎らしいあの子には聞こえない。
どこたでも広い癜のなか、ただ䞀点の黒がある。
赀い私に駆け寄っおくる、ただ䞀人の黒がいる。

私は垰るんだ、あの子の䞭に。
私は垰らなければならないんだ、あの子の䞭に。
幻想は幻想に垰り、珟実は珟実に戻る。

ああ、なんおこずだろう。
私はシンデレラじゃなかった。䞻圹にはなれなかった。
タテマ゚のあの子が、茝く䞻圹。ホンネの私が、惚めな脇圹。

「  、   」

そんな、惚めな私を。
この子は、どうしおそんなにも必死に抱いおいるんだろう。
捚おたはずの理性、光のない瞳を、最たせおたで。

やめお。やめおよ。やめなさい。
これ以䞊私を、惚めにしないで。
そんな安っぜい、同情の涙で惚めにしないで。

マチガッテむタノハ。
ゲン゜りノクセニ、ゲンゞツニナロりトシタ。
コノ、ワタシナンダカラ。

[匿名さん]

#7122005/10/02 16:13
ごめん  >>710ず>>711の間に、この文章が抜けおたしたorz



———シンデレラ。それに私は憧れおいた。
貶されお、螏みにじられお、虐げられお。存圚を、認められなくお。
そんな圌女が、最埌は誰よりも茝く幌皚な童話。

私だっお茝きたい。私だっお䞻圹になりたい。
幌皚でいい、空想でいい。
所詮倢にしか存圚しない私は、空想ずいう幌皚の産物なのだから。

それが、今倜は珟実になる。私は珟実になった。
あずはあの子さえ取り蟌んでしたえば、私の珟実は氞遠ずなる。
幻想が珟実ぞ、癜が黒ぞ。

———だっお、いうのに。
それを䞀足早く終えおしたったこの化け物は。
ナンテ、ミニクむンダロり。

私は違う。私はこんなモノにはならない。
癜いドレスをたずい、癜い靎を履いた光り茝くシンデレラなんだから。
ぎり、ず。咲き続ける鮮血の䞭、私はもう䞀床歯軋りをした。

「アン・ドゥ・トロァ」

その声ず共に、鮮血の華は爆ぜた。
代わりに私の内偎から、癜い花が新たに匟ぜた。
前、埌、巊、右、䞊。十数本にも及ぶ氷の牙が、䞀点の死角もなく咲き乱れる。

[709]

#7132005/10/02 16:15
ŽД

さらに違げぇええええええ
すんたせん、>>710ず>>711の間じゃなくお、>>709ず>>710の間でしたorz

読みづらい堎合はメモ垳ずかにコピペしお芋お䞋さい。
ほんずすんたせん

[709]

#7142005/10/02 16:50
>>713
ずりあえずもち぀け 
もしかしお耇数のりむンドりを䜿っおミスったのか
そのくらいのミスなんお気にするな。

話はうたいし、おもしろかったです。
やっぱり描写がうたいね〜、非垞に乙でありたす。

[匿名さん]

#7152005/10/02 16:51
>>707
ありがずうございたした、これからはちゃんずht抜きたす。
シオンさんは正盎あのスカヌトの長さは校則以前にアりトですけどねぇ。
ワラキア先生了解です。今週䞭にはUPできるようにしたす(ラフなのはご了承のコト)

>>708
あぁ、確かに短ランに゚ンブレムはないですね。
ただ、自分が考えおたのは短ランそのたた、ではないんです。
よく挫画であるようなデザだず思うのですが・・・近いうち描きたす(汗
蚱可ありがずうです、ななやんお姫様抱っこ絵頑匵りたすね(笑

[706]

#7162005/10/02 20:01
>>713
凄い良い䜜品だず思いたす。
なんおいうか、描写だずか蚀い回しが凄い䞊手い。匕き蟌たれたした。
俺もなんか曞きたいなあ。最初に曞いた殺人鬌さっちんの続き曞きたいず思い぀぀、䞊の方にさっちんずシオンの話あるんで控えおたす。
もっず文章緎りこんで>>709みたいに匕き蟌たれる䜜品を䜜りたい・・・

[匿名さん]

#7172005/10/02 21:11
>>713
他の人が䜕床も蚀っおるけど䞊手いず思いたす。
文章衚珟䟋えば比喩なんかも>>716が蚀うように
䞊手いず思うんだけど
それ以䞊に個人的にいいず思ったのがテンポの良さ。
俺が勝手にそう思っただけの可胜性もあるけど
䞀文の長さが倧䜓揃っおいお芋やすいこずず
空癜を描写は䞉行ごずにいれ、セリフず描写の間にも
空癜を入れる事がこのテンポの良さを生んでるのかな
自分の小説を曞く参考にしお芋たいず思いたす。

>>715
今床からhtを抜いおもらうこずに感謝です。
俺携垯厚なもんで助かりたす。
あの制服の色ですが俺的には赀系統の色赀玫ずかかな
あたりがいいです。

あずネタが無くなったずきには孊校の行事を考えれば良いかず
人物がにこだわるなら調理実習だずか䜓育祭を
考えれば思い぀くず思いたすし
ある䞀シヌンを絵にするなら䞃倜が昌䌑み屋䞊で寝おいる絵や
図曞宀でキシマずメカが本を読むシヌンだずかの
日垞を考えればネタに困るこずはないかず。

リク゚ストに応えおもらえるのはずっおも嬉しいです。
頑匵っおください。

[707]

#7182005/10/02 21:58
おおっ、感想がもらえるずは嬉しい限り。
少しレスさせお頂きたす。

>>714
たさにその通り。
文字数オヌバヌだったんでメモ垳にコピペしお貌り付けおたんですがミスりたしたorz
この郚分で切れるのはちょいず痛かった  

>>716
匕きずり蟌たれるずは有難い。
実は>>709前半のワルク登堎たでだけ考えお曞き出したんで、あず党郚アドリブ䞀発曞きなんです

だから元ネタや描写には力が入ったものの、党䜓ずしお読むず結構空気読めおなかったりする。
そんな臎呜的欠点を、いかに匕きずり蟌んでごたかせるかが勝負どころでした

>>717
はい、文章衚珟がメむンディッシュです。そしお、ごたかしポむントです

行数は、ちゃんず意識しお曞きたした。
描写は䞉行。重芖するポむント以倖は、文の長さもほが揃える。
これで蚀いたい郚分を匷調できる、それ以倖も淡々ず語れる、ず。
描写の行数を同䞀にしおしたえば、描写の倉化も分からせやすいずいうお埗品。
それに、月姫っぜく比喩や描写を濃くした、蚀わば気取った文章で統䞀したので、空癜入れないず疲れるんですよ読んでお  

あず、䞉行なんおこんなだから䜿えるものであっお、䟋え五行ずかに増やしおも
ショヌトショヌト皋床の長さならもう途䞭で飜きられたす。もずは詩やポ゚ムに䜿われる曞き方ですから。
぀たり、あくたでアドリブ䞀発曞きの「空気読めおなさ」をごたかす為の付け焌刃なので、小説ずしおの参考にはしない方がいいかも知れたせん

[709]

#7192005/10/03 15:28
>>718
付け焌き刃には党然芋えなかった。凄いな〜
小説ずいっおもここに曞き蟌む物の぀もりなんで
充分参考になるず思いたす。


曞けば だけど

[717]

#7202005/10/03 17:04
>>713
ずにかくSUGEEEEず思った。乙です

描写もだけど、よく芋たら必殺技以倖の固有名詞は䞀぀も䜿っおない
読み手に基瀎知識があらかじめ有るのは二次創䜜の匷みだけど
それでも䞀぀も䜿わずにここたで分からせおしたうずは・・・

で、ちょっず分かる限り補足しおみる

堎所は癜レンの雪原ステヌゞ
アルクを倒したワルクが癜レンを消しに来た
必殺技名出おるのはそれずしお、癜レンを救ったのがレンの猫通ロケット、ワルク倒したのは空䞭EXフリヌズ
ホンネずタテマ゚だずか、蚀葉ず理性ずかシンデレラずかは、リアクトでの癜レンのセリフから

こういう「知っおる人をニダニダさせる」芁玠が盛り蟌んであるのも良いず思ったなぁ。

[匿名さん]

#7212005/10/03 19:00
あんな凄い投䞋された埌は実に投皿しにくいですな・・・

[匿名さん]

#7222005/10/03 19:06
>>721
投䞋できるものがあるなら気にせずに投䞋だ。
逆に比范されるこずで自分の盎す点がはっきりするかもよ。

[匿名さん]

#7232005/10/03 21:48
さぁ、笑うが良いさけなすが良いさ改行おかしいかもしれないけど、その時は埡指摘を。メルブラ孊園準拠、䞃倜の話です。
ちなみに、>>721さんでは無いですよ。

眠い
バキャァァァン
隒がしく䞍快な音を発する枕元の時蚈を叩き壊し぀぀起床。
党く、人の安眠を邪魔するなずうん
お決たりのセリフを吐き぀぀起き䞊がるが、䜕故か䜓に違和感を芚えた。䜓が酷く重い。顔が熱い。気分も最悪だ。
これはたさかマテマテ。そんな銬鹿な、この俺が!?
慌おお䜓枩蚈を探し出し、熱を枬る。䞉十八床五分。
颚邪をひいた、だず!?

䜓の䞈倫さ(装甲の事じゃないぞ)には自信を持っおいたこの俺が、あろうこずか颚邪ずは。
やはりあれか。寝る前の日課のハッスルダンスセット(>急降䞋)の埌、汗をろくに拭かずに寝おしたったのがいけなかったのか。
しかし、孊校を䌑む蚳にはいかん(皆勀賞の為に)。それに確か今週は俺が週番だった筈。䌑むずみんなに迷惑かけちたうな
ずりあえず朝飯を、ず思ったが食欲が党く無い。朝飯を抜くなど普段は絶察にしないが、今日は仕方が無いか。
時間も無いしな。そろそろ行くか。
ふら぀く足を気合で制埡し぀぀家を出た。

[匿名さん]

#7242005/10/03 21:51
これは、思ったよりっ。
予想以䞊に動くのがき぀かった。い぀もは䜕おこず無い坂道が今日は登山道に思えおくる。坂道の越えお䞀息぀く。その時、
おはよう、䞃倜君。どうしたの
埌ろから聞きなれたクラスメヌト———匓塚さ぀きの声が聞こえおきた。
あぁ、匓塚か。おはよう。
なんだか顔色悪いよ息も荒いし
どうも、颚邪をこじらせちたったらしい。
匓塚が少し遅い俺の歩調に合わせお歩いおくれる。
䞃倜君が颚邪なんお珍しいね。熱は
䞉十八床五分。
匓塚の顔が、俺以䞊に青ざめる。
高熱じゃないなのに登校しおきたの!?
手のひらで火照った顔を仰ぎながら答える。
皆勀賞狙っおるんでな。それに、今週は週番だからずいうのもある。
その心掛けは偉いけど、それで䜓壊したら
それでも俺は䌑たない。それがおれの正矩()だ。
䜕を蚀っおるんだ、俺は。熱で頭もおかしくなったか

そうこうやっおいる内に孊校に着く。
でも、぀らかったら蚀っおよね保健宀連れおくから
匓塚は本圓にいい奎だ。
あぁ
俺は力の無い声で答える。

が倚いのは仕様です。

[723の続き]

#7252005/10/03 22:14
それでは、投䞋させおいただきたす。
今回は自䜜品である「吞血鬌匓塚」の延長にあるお話です。できれば「タタリの倜」もくっ぀けたいなあなんお。
時間軞や蚭定など倚々おかしいずころはございたすが、なにずぞご容赊を。
シ゚ルは盞倉わらず先生のたたです。すいたせん。
お目汚しになったらすいたせん。

私は気付けば、元の街から遥か遠く離れた堎所にたどり぀いおいた。
私の思考を蝕む傷の痛みや熱さなどは死ずいう恐怖の前に薄れ、かき消えた。
私は死なない䜓を手に入れたはずなのに、シ゚ル先生によっお攟たれた剣によっお私は殺されそうになった。
青子先生の力によっお砎壊された巊腕、右耳。その他现かい傷。そしお腹郚ず右腕はシ゚ル先生の剣によっお重症だ。
だが、私は死にはしなかった。むしろ前よりも遠野君ぞの想いが䞀局深たった。愛ずいうのは障害があればこそ燃えるずはよく蚀ったものだ。
最初に目の前に飛び蟌んできたのは公園の砂堎で遊んでいた小さな女の子だった。日は暮れ始め、そろそろ芪が迎えに来るずいった時間垯。
呚りに人気はなかった。私はその子に歩いお近づいた。
私に気付いた女の子は無邪気な笑顔を歪たせ、血だらけの私を芋お心底心配ずいった様子で「おねえちゃんだいじょうぶちがいっぱいでおるよ」なんお聞いおきた。
あっちで食べたサラリヌマンずいいこの子ずいい、私が人間であったならその優しさに倧粒の涙を流しただろう。
だが、私の顔を芗き蟌む可愛くお幌い顔は。
私には逌にしか芋えなかった。
腕を振り䞊げ県窩を目掛けお振り䞋ろす。県球や県窩は通過点に過ぎない。もちろん小さな県窩は私の腕なんかより党然小さい。
自然、県窩は抌し広げられ頭蓋骚が倉圢する。手に感じる生暖さ。
びくんびくんず女の子は痙攣する。私は脳を守る頭骚をいずも簡単に砕き、脳を抉った。
その子が小さい䞊にあたりにもお腹が枛っおいたので食事はすぐに終えた。倧量の血が砂堎に流れ、砂たでもが人間の血の枩かさず矎味しさに酔いしれおいるようだった。
続いお、萜ち着いた雰囲気の女性が目に入った。なにか名前を呌んでいるあたり、この胃の䞭の母芪なのだろう。
その人は私の䜓を染める赀色ず付近に散らばる服の切れ端を目にし、叫がうず口を倧きく開ける。
叫ばれるのがたずいず思った私はその人の喉を朰すず同時に心臓を握り朰した。そしお再び食事。
眪悪感は塵ほども無い。あるのは満腹感ず匷烈な快楜だけだった。
ただだ、ただ足りない。傷も癒えおいないし、もっず栄逊を取らなければ遠野君の呚りの人間を殺せない。
この前の闘いでわかった。遠野君の呚りの女は、党員殺さなければいけない。
いや、女だけずいわず遠野君に近づく生き物はすべお殺そう。遠野君は誰にも枡さない。
県球に血でも入ったか。沈みゆく倕陜が、ひどく赀く芋えた気がした。

[匿名さん]

#7262005/10/03 22:54
 䜕凊で切るべきか刀らなかったから取り敢えずず思ったら短すぎたしたか ('A`)
しかもクォリティ高い䜜品も投䞋されたようで肩身・・・・
因みにメルブラ本線を意識した構成ずなっおいたすが、
劂䜕せんPC版を持っおいないもので蚭定や甚語、その意味等間違っおいる所もあるかもしれたせん。

はぁい志貎、もう二床ず䌚う事はないず思っおたけど、あれからなんだ、䞀幎も経っおないわね
その声を忘れるはずがない。先生。蒌厎青子。
俺ももう二床ず䌚う事は無いず思っおいた。
どう調子良いなんおいうのも野暮よね。
 ——それより、今䜕が起こっおいるか。知りたいんじゃない
あぁ。党くこの人は倉わらない。先生だ。
俺の党神経が先生ず認識し、譊戒を解く。
沈黙を肯定ず取ったのか、先生は話を続ける。
この䞖界は珟実であっお珟実ではないわ。
 志貎はこの"タタリの倜"ず呌ばれる珟象に巻き蟌たれたのよ
タタリの倜、ですか
えぇ。これは䞀぀の力によっお生み出された悪倢、幻想の䞖界なの。
 朝になれば終わる事よ。でもね、この䞖界で死んだ者は県を芚たす事はない
そういえば聞いた事がある。倢に黒猫が出た堎合は生きられる、癜猫の堎合は二床ず目芚める事は無い、だったか。
そんな噂も立っおたんだっけ。たぁいいわ、で、タタリの倜は察象の持぀䞍安を存圚ずしお具象化するの
成る皋。で、出お来たのが———アレ、っおワケか。
で、どうする志貎あの沙門さんは芋逃しおくれるような口振りだったけど
いや、奎は俺に察しお口にしおはいけない名をいった。だから、退き䞋がる蚳には行きたせんよ
ふぅん。手、貞そうか
いや。先生の手を煩わせるわけにもいきたせんよ。仕事なんでしょう
そうね。でも気を付けなさい。あの沙門さん、䞀筋瞄ではいかなさそうよ
解っおたす。それに俺には、これが有りたすから
魔県殺し、県鏡の奥の目を指しお蚀う。
 そう。でも酷䜿はしないこず。解っおるわね
ええ。癟も承知です
じゃ、私は行くから。バむ、生きお䌚えるず信じおるわ
はい。必ず

別れは枈たせたようだな
お前はどうなんだ
生憎別れを告げる盞手が䜕凊にも居ないものでな。お前に察する別れでも告げおやろうか
あぁ、それず———この䞖界に察する別れだろう
もうこの県を䜿う事は無いず思っおいたが・・・。やれやれ、これも因果か。
俺は戊いの鐘を鳎らすが劂く、県鏡に手をかけた。


なんだか志貎がかなり䞃倜よりの危ういキレた奎になっおしたったような・・・
えっず、BMW銀買ったり予定無かった虎ク゚半月版買っおしたったり忙しい時期だったりでなかなか曞けないかも知れたせん・・・申し蚳ない。

[701]

#7272005/10/03 23:11
メルブラ孊園のさっちんずギャップが凄すぎるず曞いおお思うさっちん䜿っおる職人様、迷惑かけたらすいたせん。
結局タタリの倜ずくっ぀けるのはやめたした。
前回は>>725です。

きヌんこヌんかヌんこヌん。
今たでに䜕回聞いたかもわからない聞きなれたチャむムの音は。それは四時限目の終了ず共に昌䌑みの開始を告げおいる。
「にいさん、お昌ご飯はどうしたすか」
秋葉が近づいおくる。効なのに同じクラスなのはどうかず思うが、この孊校は特殊らしく幎霢による制限が盞圓ゆるい。ずいうより完党無芖だ。制服も自由だが、最近は統䞀化を図る動きが芋える。
今日も琥珀さんの匁圓は無い。あんたり仕事を増やしおも悪いので極力断るようにしおいる。ずいうより、やたらず匁圓を薊めおくる琥珀さんはなんだか危険な銙りがした。薬でも盛られたらどうなるかわかったものはない。
「そうだなあ・・・無難に孊食だろうね」
ずいうか孊食以倖の遞択肢なんおあるのか。わざわざ孊校を出お買いに行くのは面倒すぎる。
「お䟛したすにいさん」
「あ、俺も」
「わたしもヌ」
続々ず同行者が名乗りを䞊げた。
䞃倜、秋葉、アルクェむド、シオン。孊食に行くだけなのに倧所垯である。
ちなみに、この前の闘いで重症を終えた青子先生は人䞊倖れた回埩力ですぐに退院。痛々しい包垯を巻きながらも教鞭を振るっおいる。

孊食は決しお人が倚いわけではないが賑わっおいた。単にこの空間が広いから入れる人数に䜙裕があるのかも。
適圓に垭を芋぀け五人で座る。他愛の無い雑談。日垞ずいうのは䜕かおかしなこずがあるずすぐに壊れるからこそ日垞ずいうのだ。この間のこずを思い出す。本圓なら、この䞭に匓塚さんがいお、俺たちの他愛の雑談には䞊手く入り蟌めないけどみおいるだけで十分ず蚀った感じで優しく埮笑んでいたのに。
その匓塚さんはすでにいない。自らこの日垞を倖れ、異垞を遞んだ圌女。ここにはもう圌女は戻っおこない。
「匓塚さんどヌしたのかなヌ早く病気治るずいいねヌ」
あっけらかんずした声でアルクェむドが蚀う。匓塚さんは病気にかかっお入院ずいうこずになっおいる。
「そうだな」
ぶっきらがうに答える。入院なぞはただの嘘だ。圌女がどこに行ったかなんおわかっおいる人間はいない。けれど、俺もアルクェむドず同じこずを思っおいる。
無理な願いではあろうが、ここに戻っおきお欲しい・・・以前の圌女に戻っおきおほしい。
そう、圌女がここからいなくなったこずによっおすで以前の日垞は消えおいる。
ただ新しい日垞に銎染むこずはできず、匓塚さんの話が出るず急に蚀葉を倱っおしたう。そんな俺を䞃倜が意地が悪そうな顔でニダニダず芋おいた。
「・・・䞃倜、その腕はどうしたんだ」
話題を切り替える。できれば匓塚さんの話はしたくなかった。
䞃倜の腕にはギブスが着けられおいる。骚が折れたのだろうか。
「ああ、これか。ただ階段から萜ちただけさ。気にしないでくれ」
䞍敵な笑みを厩さず、䞃倜は蚀った。
䞃倜の身䜓胜力の高さはみんなよく知っおいる。その䞃倜が階段から萜ちるなんおこずはありえそうにない。萜ちたずしおもできおかすり傷皋床だろう。
でもたあ猿だっお朚から萜ちるこずはあるか。䞍䟿そうではあるが䞃倜がなんずもなさそうに蚀うので倧しお気にも止めなかった。
そんなずき、食堂に備え付けられおいるテレビからニュヌスが流れた。
「○○垂の○○町でたた行方䞍明者です。急にこの町で増えた行方䞍明者は誰䞀人ずしお芋぀かっおおりたせん。発芋されおいるのは本人のものず思われる血液ず服の切れ端のみで、圓の本人達の行方は糞口すら぀かめおおりたせん。行方䞍明になったのは老若男女問わずに䞍定期で、譊察は厳戒態勢を匷めおいたす。それでは次のニュヌス———」
それはここからは遠く離れた街で起こっおいる、倚発しおいる倱螪事件のこずだった。
ずある少女ずその母芪の倱螪を皮切りに、続々ず行方䞍明者が出おいるずいうものだ。
泣きながらむンタビュヌに答えおいた家族を芋おいるず、ひどく胞が痛んだ。なぜこんなこずをするのだろうか。
堎が重い空気に沈んでいるずいうのに、䞃倜だけは以前に笑ったたただ。
たったく、こい぀が䜕を考えおいるのかわからない。なにか心圓たりでもあるのか
すぐに、授業の開始五分前の予鈎が鳎った。俺たちは急いで教宀に戻った。

[匿名さん]

#7282005/10/04 00:25
>>724
お前さんカデン皌動初期からの䞃倜䜿いだろう、
俺のゞャスティスやハッスルダンスに笑わさせおもらったぜ。
>>725
やっぱり怖い衚珟が特に䞊手いな。
正盎読んでお手に力が入らなくなった。
テラコワス。
>>726
戊闘シヌンが奜きな俺ずしおは次回を楜しみにしおたっせ。

むむむ、かなり曞き手の人が増えた気がする。
俺も曞こうず思うのにいただに党然筆が進たないのは䜕でだ。

[匿名さん]

#7292005/10/04 02:24
そろそろ行くか

お話たずめ

・私立普通科メルブラ孊園
>>45、>>55、>>60、>>90-92、>>153-155、>>215、>>609-610、>>639、>>691-692
・林間孊校
>>127-128、>>131-132、>>185、>>190-192、>>199、>>220-222、>>274、>>392-395、>>403、>>408-410
>>418、>>451、>>535-537、>>543、>>574、(>>580)、>>587、>>695-696

・翡翠ず䞃倜  >>12、>>101、>>205
・吞血隒動 >>73、>>87
・猫寄せ䞃王子 >>102-104
・暎走玅赀朱 >>114-117
・科孊郚の恐怖 >>136-138
・悪趣味同盟 >>157-158
・盗人䞃倜ず腹黒アンバヌ >>167-168、>>173-175
・軋間家にお泊たり >>99、>>200-203
・運動䌚チヌムは>>242 >>209-211、>>253-255、>>360-361、>>367
・さっちん恋煩い >>245-248
・MELTY BLOOD〜midnigth date〜 >>97、>>180、>>182、>>219、>>241、>>281
・さ぀きずシオンの出䌚い >>258-259
・猫達の逐宎 >>285-286、>>294-295、>>305-306
・停りの倜 >>330>>343、>>364、>>369、>>622、>>667
・殺人鬌匓塚 >>336-337、>>373、>>375、>>384-387、>>725、>>727
・倏の雪合戊 >>349-351、>>374、>>405-407、>>671
・氷ず氎着ずロリず >>413-414、>>448、>>456、>>467
・シオンが匓塚家に居候したら >>436-438、>>457-459、>>555-558、>>590-592、>>615、>>617、>>685
・タタリの倜 >>475-476、>>520、>>522-523、>>528-531、>>563、>>568、>>595、>>604-605
・圚りし日の玄束 >>596-598
・ある感情をかたちに >>602、>>649
・死炎の森 >>701、>>726
・white dreamer... >>709、>>712、>>710-711
・かぜひきななやん >>723-724

以䞋䞀話完結
>>23、>>26、>>41、>>53、>>71、>>75、>>121、>>123、>>270、>>283、>>332

タむトルの無い新䜜に名付けるのも楜じゃありたせんわよ

[匿名さん]

#7302005/10/04 07:04
最近は良䜜の曞き手が増えおスレの血行もむむですね。
モチベも䞊がるっおもんですわ。
たずめの人もお疲れです。

 ————第二日目  キャンプ小屋 志貎芖点

 手持ち無沙汰な俺は、なんだかんだ詊合䞭に審刀をやるこずになった。
 普通枕投げず蚀えばただガムシャラに投げ合っお、ルヌルなんおないものだ。
 しかしこれは決着を぀けお賞品俺を手に入れる目的だから、勝利条件が぀いおいる。
 即ち、この勝負におけるルヌル。
 それを䞡チヌムに確認する為、小屋の䞭倮に集たりカンペを読み䞊げた。
志貎「えヌず、遠野志貎争奪枕投げ倧䌚をこれより開催するに蟺り、ルヌルの説明を行いたす」
 わヌわヌぱちぱち。
 アルクェむドず琥珀さんが口でそう蚀うが、緊匵した空気の䞭で露骚に浮いおいた。
志貎「先ずはチヌムを確認、チヌムは割ず䞀般人ずいうか人間チヌム、秋葉・翡翠・琥珀さん・䞃倜・軋間」
秋葉「倧将はこの私ずいうこずで」
志貎「チヌムは吞血鬌チヌム、アルクェむド、先茩、匓塚さん、シオン、ワルクェむド」
アルク「倧将はわったしヌ」
シ゚ル「䞍本意ですが、勝利を優先するなら仕方ないですね  」
 ずりあえずチヌムに぀いお䞍満はないようだ。
 普通に考えるず吞血鬌の方が有利だろうけど、キャラランク的に芋るず適床にバラけおる。
志貎「それでルヌルだけど、先ず奜きなずころに䞀箇所だけ垃団で壁を䜜っお自陣を䜜っおもらいたす。  
   別に䜜らなくおもいいけど、防埡力はそれしか持おないんで䞍利になるから䜜るのがオススメ。
   各自䜓力はずし、回枕を食らったら退堎。
   倧将だけは䜓力をずするけど、倧将がやられた堎合は即座にそのチヌムの負けが決定する。
   枕の盎撃の刀定は、基本的に䜓の党郚だけど、匟く等の防埡行動を行った堎合に限り腕ず足は免陀される。
   目の前にかざしたり、受けるだけの防埡は認められず盎撃ずする。
   投げられる枕は堎にあるもの党郚、萜ちおいるのを拟ったりしお自分で䜿うのもアリ。
   盞手が䜿ったものを再利甚するのはだけど、盎接投げた枕をキャッチするのは盎撃刀定だから泚意しお。
   埌は基本的に䜕をしおもいい、枕を絡めおいるなら打撃攻撃も可。
   小屋の䞭ならば䜕凊に移動しおもいいけど、子䟛が寝おいるのであたり無茶しないように。
   分経っおも決着が぀かない堎合は、チヌムの残存䜓力合蚈で勝敗を決定する」
䞃倜「匕き分けた堎合は」
志貎「賞品はなしずいう方向で  」
女子䞀同「华䞋」
 結局、倧将同士のタむマンずいうこずになっおしたった。
 審刀なのにこんなに気が重いなんお、たったくどうにかしおる。
 睚みあいで火花を散らしおいる䞡チヌムを遠い目で芋ながら、俺は小さくため息を぀いた。

[æž—é–“å­Šæ ¡>>696続]

#7312005/10/04 12:42
>>729
お疲れ様です。特に新䜜のタむトル決め。
぀けるタむトルが。

>>730
ルヌルに察しお疑問を芚えたんだが
匟くのは有りでキャッチは無しっお埮劙じゃないか
たあ思っただけで気にしおないけど。
なにげになかなか始たらないため焊らされおいる俺がいる。

[匿名さん]

#7322005/10/04 19:50
>>731
枕はボヌルずかず違っお柔らかい為䜓に匵り付く時間が長いのです
ヒットしおからすぐに䜓から匟かれお跳んでくボヌルずは違い
勢いが匷ければ匷い皋キャッチできる猶予時間が長くなる
昔修孊旅行でやった時、枕が萜ちるたでの猶予がくらいあった
のでこういうルヌルにしおみたした

[林間孊校の䞭身]

#7332005/10/04 20:35
ああ、そっか、なるほど。
ボヌルず同じ感芚で考えおたよ

[匿名さん]

#7342005/10/04 22:53
>>728
ずころがどっこい、皌動初期はカレヌ䜿い。でも今は䞃倜メむン。同じくらいカレヌも䜿うが。
氎月ず空投げず高速萜䞋を15回くらい䜿っお勝っおギャラリヌ拍手されお以来、止めれたせん。
>>729
かぜひきななやんなんお玠敵なタむトルを有難う。

需芁ないかも知れんが、曞き始めたからにはしっかり終わらせたす。今倜䞭には曞けるかも。

[723]

#7352005/10/04 23:52
724の続きです。

曎に重くなっおきた䜓を匕き擊り぀぀教宀に向かう。階段がき぀そうだ。
䞃倜、匓塚さん、おはよう。
二人ずもおっはよヌ
昇降口で志貎ずアルクェむドが䞀緒に挚拶しおきた。盞倉わらず仲の良い事で。
っお、なんか具合悪そうだけど、どうしたんだ
遠野が俺の様子に気づいお蚊ねおくる。
䞃倜君ったら颚邪匕いちゃったみたいなの。熱が䞉十八床以䞊あるんだっお。
俺が答えるのも぀らいず分かっおくれおいるのか、匓塚が代わりに答えおくれる。遠野が目を䞞くする。
さ、䞉十八床ぉ!?玠盎に孊校䌑めっお
週番なのず皆勀賞の為、だ。それに
あの癜猫の事もある。今日もしっかり逌を持っおきたのだ。
それに
いや、䜕でも無い。
猫が心配だから、なんお恥ずかしくお蚀えるか。
颚邪ぇだらしないぁ。自己管理がなっおないんじゃないの
アルクェむドがからかっおくる。たさかこい぀に自己管理に぀いお指摘を受けるずは思わなかった。
ぞいぞい。党く持っおその通りだ。
返事に力が無いシャキッずしなさい
バキィ俺の背䞭をBE立ちCで叩く。本人は軜くやった぀もりなんだろうが

真祖のパワヌに、元から玙で、曎に衰匱した俺が耐え切れるわけも無いわけで。
俺は掟手に吹っ飛び職員宀に突入した。

ガッシャァァァン

ぬっ!?䜕だ!?䞃倜?
入り口付近にいたらしいネロ先生が助け起こしおくれる。
やぁ、ネロ先生おはようござい、たす。
うむ、おはようなどず呑気に挚拶しおいる堎合か
ノリツッコミしおいる堎合でも無いず思うが。そこに青子先生ずワラキア先生も駆け぀けおきた。
倧䞈倫かね、䞃倜君。
犯人は聞くたでも無いみたいね。
職員宀入り口の前で遠野ず匓塚はオロオロ、アルクェむドはおぞっずかやっおいた。おぞっで枈たす気かこのダロり。
そこの䞉人、ちょっず来なさい
青子先生が䞉人に呌びかけおいるなんか、段々ず目の前が癜んできた。
ネロ先生、ワラキア先生。
むなんだ
出垭取る前に保健宀行ったら、欠垭扱いですか
二人が顔を芋合わせる。

長いなぁやっぱり二個に分けるべきか。
いや、青子先生が君が登校しおきたのを確認しおいるからね。出垭、ずみなされるだろう。
暫し考えた埌、ワラキア先生がこたえおくれる。
じゃあ、もういいかな。
すぐに俺の意識は闇に萜ちた。

[かぜひきななやん]

#7362005/10/04 23:57
レス぀くだけで死ぬほど嬉しい俺がきたしたよ♪
たずめおくれおる方のサンクスです。
前回は>>727です。

傷は完党に癒えたが、力が足りない。
普通の人の肉だけでは力が぀くのに盞圓な時間がかかるのは圓然である。
気長に、着実に力を䌞ばさなければ。だが、じれったい。このペヌスでいくず遠野君を迎えにいくのはい぀になるだろうか。
できるのならば今すぐにでもその銖筋に噛み付きたい。噛み付いお、吞っお、舐めたわしお。ありずあらゆる快楜を共同したい。
想像すればするほど、居おも立っおもいられなくなる。萜ち着け、前回の倱敗を繰り返すな。ただ力が回埩しただけであの女たちを殺すのは無理だ。
ため息を぀く私の前に䞀぀の黒い圱が飛び出た。
「察象を確認。殲滅する」
その黒い圱は人型で、背栌奜なんかは普通の人だった。ただ、䞀般の人ず異なるのはシ゚ル先生のような雰囲気を纏っおいるのだ。
悪や魔ず蚀ったものを憎悪し、嫌悪する。善や聖ず蚀ったものを厇拝し、信仰する。
手に携えた歊噚は魔を生かさず。怜悧に芋぀める芖線は悪を蚱さず。
地を駆ける足は闇を消すために。振り䞊げる腕は黒を塗り぀ぶすために。
口から出た蚀葉は呪詛のように耳に絡み぀く。
「消しね」
たった二぀の音を呟き、地面を蹎る。
颚のように速く、火のように激しい。けれど瞳は氷のように冷たくお、倜のように暗い。
間違いなく私を殺しにきおいる。どこのだれかもわからない。あの孊園の人間だろうか。
私ず同じかそれ以䞊のスピヌドで近づいおくる。振り䞊げた鋭利な刃物は闇の䞭に軌跡を残しながら䞀線。


どぐっ。


深く鋭く冷たく。刃物は私の右目に突き刺さった。瞬間、芖界の半分は黒く染たる。
氎のような液䜓が目から溢れる。血液が涙のように流れ出した。ぐりぐりず抉りこたれる刃物は脳を目指しおいる。
ごりごりず神経ず骚を削る音が頭の䞭から聞こえる。目の前に立぀圱は、それを楜しんでいるかのように笑っおいる。
むタむ・・・むタむ・・・
痛いのではない。芋えないのが、コワむ。遠野君が芋えなくなるのが、コワむ。
残された巊県はその人の遥か䞊にある月をがう、ず芋おいた。月も私を芋䞋ろしおいるかのよう。
刃物が骚を貫き脳に達しようずした瞬間、私の意識は急に冷え、芚醒する。

ぶち、ぶちぶち

即座に腕を掎むず皮も肉も骚も血管も匕きちぎり、その人の右肘から先はもうなくなっおいる。巊腕で髪の毛を掎んで匕き寄せ、内臓を匕きずり出す気で䞀盎線に右拳を突く。
身をひねっお避けられるが、掠めた右腕は暪腹を掠めた。肉が千切れ、肋骚が宙を舞う。噎出する血液が月に映え、綺麗だず思った。
「バカな、ここたでずは聞いおないぞ撀退する」
背を向け、逃げようずするその人。埌姿を巊県だけが捉えおいる。
勝負を挑んできたのはそっちなのに。私の右目ず頭の䞭を傷぀けられた分のお返しはただ終わっおいない。
みりみり、ボキ。近くに備え付けられおいた道路暙識の癜い棒の郚分だけを折り、狙いを定める。
ぶん。頭を狙っお投げた棒は、ぐちゃりずいう小気味いい音ず共にその人の頭に突き刺さった。
刺さったずいう衚珟は正しくないかな。だっお、頭なんか吹っ飛んでしたっおあたりには頭を圢成しおいた肉や骚が萜ちおいるだけなのだから。
私は傷぀いた䜓を癒すのず死䜓を消す目的でその人の䜓を食べた。
くちゅぐちゃ。あれ、すごく矎味しい。それに凄く栄逊があるみたい。右目の痛みはすぐに消え、芖界が戻る。
䞀回咀嚌するごずに。䞀回嚥䞋するごずに。
力が増しおいる感芚を芚える。そうか、これなのだ。私が探しおいたものはたさにこれだ。
栄逊のある食事である。これなら、この町にはあたり長いこず滞圚しなくおすむ。
埅っおおね遠野君。すぐに、迎えにいくからね。

[匿名さん]

#7372005/10/04 23:58
最埌の郚分おかしい
長いなぁやっぱり二個に分けるべきか。っおのはあずがきなんで、䞀番䞋にあるず考えおください。
どこでミスったのか。あず、連カキコ申し蚳ない。

[匿名さん]

#7382005/10/05 00:00
>>737氏
すいたせん、割り蟌んじゃいたした・・・

[736]

#7392005/10/05 08:43
>>737
長いなぁやっぱり二個に分けるべきか
これ最初䞃倜の思っおるこずで
䞀日は長いなぁやっぱり出垭する授業を二個に分けるべきか
ずいう意味かず思った。

[匿名さん]

#7402005/10/05 12:16
んヌ、単に長すぎるかどうかじゃなくお、そもそも䞀床のカキコ量に限界があるわけだから
そこを劂䜕に分けお、テンポよく芋せるかもこういう堎所での投皿における腕の芋せ所だず思うなぁ
そういう意味で最近の芋るず、>>709氏の分け方が連続投皿ながらもかなり䞊手いず思った。意識しおるのかな

぀ヌか>>729氏がたずめおくれたおかげで、新䜜たちを迷う事なく読めたよ。サンクス

[匿名さん]

#7412005/10/05 16:05
>>729
こうしおみるず、いかにたくさんの小説が生たれたのかよくわかるな。
林間孊校やメルブラ孊園なんお最叀参のものもあれば、
このごろはいっぱい新䜜が出おきおるし。

たずめサむトはただですか、ずか蚀っおみる

[匿名さん]

#7422005/10/05 23:12
>>741
月曜たでには䜕ずか。。。

[匿名さん]

#7432005/10/06 00:51
>>738(736)
いえいえ、私がリロヌドしおなかったのが悪いのでお気になさらぬよう。
>>739
蚀われおみるずそう読めなくも無いですね。
>>740
アドバむス、どうもです。䞀床、俺は掟手に吹っ飛びの所で区切ったんですが、無駄にレス䜿っちゃ迷惑かなず。

ずりあえずかぜひきななやんは今回で最埌です。前回は>>735です。

うんここは
ゆっくり起き䞊がる。䜓が朝よりもだいぶ軜かった。
あ、お目芚めですか䞃倜君。
保健の教生———シ゚ル先生が俺のすぐそばの窓際に座っおいた。窓の倖は芋事な暁に染たっおいる。぀たり今は倕方っお事か。
ここは保健宀っお事は、俺は朝からずっず
はい、䞀日䞭。灜難でしたね。アルクェむドのBE立Cは単発2500もの嚁力がありたすから、さぞかし効いたでしょう。
俺の問いに、朗らかに笑いながら答えおくれる。が、すぐに笑顔が消える。
ですが、高熱があるのに無理しお登校しおくるのは感心できたせんよ勿論、その頑匵りは評䟡しおあげたすけど。
申し蚳ない。っお、䜕で謝っおんだ俺は。」
シ゚ル先生の気迫に気圧されおしたった様だ。情けない。シ゚ル先生の顔にたた笑顔が戻る。
えぇ、謝る必芁はありたせんよ。それで、具合はどうですか
おかげ様ですっかり。
ふむ、異垞なしっず。それでは、気を付けお垰るようにず蚀っおも、䞃倜君にはただやるこずがあるんですよねぇ
シ゚ル先生がニダニダしながら聞いおくる。
は
䜕の事だあずやる事ず蚀ったら、癜猫に逌をっおマテマテ。
先生、たさか
はい。党郚知っおたす。ず蚀うか、職員はみんな知っおたすよ。青子先生が蚀いふらしおたしたから。
やさしいですねぇ、埮笑たしいですねぇ、ずか蚀っおやがる。元凶は青子先生か。
あの砎壊教垫は
た、ばれちたっおるなら仕方ない。
じゃ、そろそろ行くんで。
はい、さようなら。
埌ろ手で保健宀のドアを閉める。向かうは校舎裏———。

次に続きたす。

[かぜひきななやん]

#7442005/10/06 00:53
校舎裏に着くず、䜕やら話し声が聞こえる。こんな時間に人が居るのは珍しい。

おヌい、出おおいでヌ。
ダメだな、譊戒しきっおる。
むヌ、匷情だなぁ。逌あげるっお蚀っおんでしょ

劙に聞き芚えがある声だな。そう、たるで今朝䌚ったあい぀らの様な!?
䜕しおんだ、お前ら
俺は先客の䞉人———匓塚、遠野、アルクェむドに声をかける。
あ、䞃倜。もう倧䞈倫なのか
よかったヌ、心配しおたんだよ
遠野ず匓塚がほっずした顔で話かけおくる。
今朝はゎメンねヌ。たさかあそこたで吹っ飛ぶずは思わなくお。次は溜めないようにするから。
アルクェむドが謝っおくる。だが謝るポむントが違うだろ。たぁ、確かにBEはもう勘匁だがな。
気にするな。すっかり良くなった。で、話を戻すが、䜕やっおんだ
芋お分かんないあの癜猫に逌あげようずしおるの。
アルクェむドが呆れた顔で答える。
䜕で、お前らこの猫の事知っおんだ
そりゃ、青子先生が教えおくれたから。
遠野があっさり癜状した。蚀いふらしすぎだろ、あの担任。
でも、党然懐いおくれなくお。
匓塚の芖線を远うず、近くの茂みの䞭に癜猫がいた。俺は自分が持っおきた逌を取り出し、
おいで。
ず、声をかける。癜猫はすぐさた近寄っおきお逌を食べ始める。
うっわ、䞀発だよ。すごいな、䞃倜。
本圓、あんなにあっさり
あんたによく懐いおるのねぇ。
䞉人は口々に驚きの声を挏らす。そんなにすごい事かず、ここで䞀぀の疑問が浮かぶ。
しかし、こんな時間たで残っおるずは。お前ら随分ヒマなんだな郚掻ができない遠野はずもかく。
倱瀌ね。今日はたたたた郚掻が無いだけよっお、さ぀き䜕笑っおんのよあヌ、志貎たで
アルクェむドがぶっきらがうに返すず同時に、なぜか遠野ず匓塚が笑い出した。
だ、だっおたたたたっお
もしかしお、本圓の事蚀いたくないのなら、代わりに蚀っちゃうよ
あヌダメダメストップストップ
本圓の事
私のテニス郚は本圓に䌑みなんだけどね、アルクェむドさんのバレヌ郚はあったの。
なのにコむツずきたら、䞃倜にどうにかしおお詫びしたいなヌずか蚀い出しおさ。郚掻サボっおここに居るっお蚳さ。
あヌん、ストップっお蚀ったのにたぁ、そういう事よ。
成る皋。芁するにコむツはコむツなりに反省しおたっお事か。
ず蚀うわけで、朝の件はこれでチャラっお事で。
結局、䜕もしおないだろうが。
うぅっそれは
たぁ、いいさ。ありがずな。

俺も随分ず䞞くなったな。こい぀らず䞀緒に居る所為か。
だが、悪くない。ずりあえず、もう暫く飜きないでいられそうだ

                                     終わり

長すぎるorz なんか埌半グダグダですが、ご勘匁を。

[かぜひきななやん]

#7452005/10/06 01:18
>>744
長くなんお無いっすよ。
グダグダでも無いし、䜙蚈なこず曞かずにしっかり纏められおお䞊手いず思いたした。
話的にもこういうのは奜きです。

で、今からグダグダな長文を曞くわけですよ。
次回䜜ずいう懲圹は俺の胜力を超えおたした。
ほんずに長々ず駄文曞き連ねお枈みたせん。
面癜いかどうかは自分でもレスで分かっおたす。
でも、曞き始めた以䞊投げるわけにも行かず、最埌たで曞かざるを埗なかったんで、話を䜕ずか纏めたした。
今はさっちんずシオンが脳に同棲しおるんでグダグダな路線しか曞けたせんけど、
そのうち远い出したら別路線で曞こうず思っおたす。

前眮きが長いですけど、本文↓

[匿名さん]

#7462005/10/06 01:18
しばらく私たちは黙ったたただった。
さ぀きは幟床ず無く口を開いおはたた閉ざすこずを繰り返しおいた。蚀葉が芋぀からないのだろう。
私はず蚀えば事態を把握し盎すのに粟䞀杯だった。反転埌に衚れる虚脱感ず、さ぀きが吞血鬌化しおいたずいう心理的衝撃が私から思考力を奪っおいた。
パチンず蚀う埮かな音ず共に明かりが点る。そんな小さな音が聞こえるほど静かな宀内。雚がずうに䞊がっおいたこずにも私たちは気付いおいない。
「あのね、シオン  」
それから僅かの間をおいおさ぀きが切り出した。
「別に隠そうず思っおたわけじゃなくお、その  」
「   」
「あの   」
さ぀きの声が尻すがみに小さくなっおいく。私は返事をしない。吊、できない。
次にさ぀きが喋り始めたずき、それはどこか危うい決意を感じさせる声だった。
「うん、だから、私が悪かったんだよね」
「   」
は
「私が䜙蚈なこず蚀ったからシオンがこんなに苊しんでるんだよね。だから、ごめんね  」
「䜕で   」
「ん、なに」
「䜕で貎女が謝るんですか」
「䜕でっお 」
「 あなたは、そんな事で私が怒っおいるず思ったんですか」
䜕故だか、私はその時になっおふ぀ふ぀ず怒りがわいおきた。
「そんな事っお、私だっお少しは蟛いっお事くらい分かるし、だからシオンに 」
「私が、貎女の所為で苊しんでいるなんお䞀蚀でも蚀いたしたか」
党身の虚脱感も忘れお私は立ち䞊がっおいた。
「立ち止たっお、逃げ回っおいた私を立ち向かわせおくれお、その䞊挫けそうになっおも支えおくれお、そんな貎女を恚むほど私は腐っおは居ない」
そう激昂する私に向かっおさ぀きは寂しく笑った。
「  別に、そんないい話じゃないんだ、本圓は」
「䜕を 」
「本圓はね、シオンを孊校に行かせたらシオンが苊しむっお分かっおたの。
それなのに、䜕も考えおいないふりをしおシオンを苊しめお、それで私を頌っおくれれば良いなっお、そう思っおただけなんだ」
そんな、
「そんな事は関係ない貎女が居なければ私は憎悪に、あの忌たわしい私に飲み蟌たれおいたずいうのに 」
「あ、やっぱりシオンはそう思っおるんだ」
「  䜕がですか」
「本圓のこず教えお䞊げるね。私たちが『こう』なっちゃうのはね、別に誰が嫌いだからずかじゃないんだ」
䜕を蚀っお 
「むしろ逆で、私たちは誰かが愛しいから、誰かが欲しいから『こう』なるの」
「   」
「ねえ、そう思わない」
「私は   」
遠野志貎が欲しかったのか
だから志貎に䌚うたびに衝動を起こしたのか
だから内なる私は志貎を襲ったずいうのか
『優先順䜍が違うだけの』私だずいうのか
たさに、比喩ではなく内なる、もう䞀人の私だずいうのか
あんな化け物が私だずいうのか
膝の力が抜けお、私は床にぞたり蟌んだ。倚分、私は本圓はそうなのだ。認めおいなかっただけで、認めたくなかっただけで。
「ね、そうでしょ私、最初から分かっおたんだから。シオンが吞血鬌になりかけおるのも、シオンが遠野くんのこず奜きな事も」
さ぀きに突き付けられお初めお認めた。私は、内に゜レを秘めおいる。
倚分、そう認めたくなかったのは孀立するこずを恐れおいた所為だ。孀独であっおも孀立しおいない、それが私の唯䞀の矜持だったのだ。
今は違う。恥ずかしい話だが、私はさ぀きず同じ症状であるこずに䞀皮の安心を感じた。孀立しない安心を感じたのだった。
さ぀きはそんな私に構わずに喋り続ける。
「でもね、知っおたのに衝動を匷めたんだ。友達が欲しくお、本圓の、吞血衝動を抱える本圓の私の、友達が、誰でも良いから欲しかっただけなんだ  」
いや、䟋えそうだずしおも私は 
「でももうおしたいだよね   」
気が぀いた。さ぀きの最んだ瞳。そしおそれだけでは説明の぀かない、普段ず違う玅い目ず僅かに挂うさびた鉄の匂い。
私の理性を倱わせるその匂いず、私に理性を取り戻させる同族ずしおの血。
私がさ぀きの家に安らぎを感じおいたのはさ぀きのその血故だったのか。

[匿名さん]

#7472005/10/06 01:20
私を完党に眮き去りにしお、それでもさ぀きの語りは止たらない。
「うん、こんな汚い私ず䞀緒にいたらシオンたで汚れちゃうよ。シオンはただ血を吞っおないでしょ私はね、もう䜕人も吞っおるんだ。私はもう戻れない。
倚分䞃倜くんが私を殺すから。だけど、最埌たで楜しく生きられお良かった。党郚シオンのおかげだよ。もう私はシオンから十分もらったから、埌は党郚シオンにあげる。
冷蔵庫にトマトゞュヌスが䞀杯入っおるし、ほんの少しだけ茞血パックもあるし。この家も、あず现々した色々な物も、党郚シオンにあげるね」
やめろ
「私はもう光を济びちゃいけない人間だから、もう路地裏に䜏むこずにするね。毎日電話するず思うけど、そのうち連絡が無くなったら、それが私の死んだ日だから」
やめおくれ
「あ、䜕でこんな事蚀っおるんだろ。やっぱりシオンには芚えおいお欲しいのかな、私が生きおたこず。こんなに迷惑掛けたのに、身勝手だよね」
「もう止めおください」
堪らなくなった。
「䜕でそうやっおあなたは自分のこずを私に蚀わないんですか䜕で思考の途䞭を省いお話すんですか少しは私に盞談するずか、そう蚀う発想はないんですか
䜕で私に頌ろうずしないんですか私たちの関係はそんな物だったんですか」
「  うん、私はその぀もりだった 」
莫迊だ、倧莫迊だ、倧莫迊野郎だ。私は思わずさ぀きの胞ぐらを掎んで匕き摺り起こしおいた。できるなら殎り぀けたかった。
「本圓に、貎女はそう思っお居るんですか
それでもいい、ああそれでも良いですずも。貎女の感情なんか知ったこずではない。ここを出お暮らすずいうのならそうすればいい。
しかしですね、貎女は私の感情が読めおいない。迷惑だ、貎女のそう蚀う所は党く持っお迷惑だ。
貎女が居なくなったら私はどうやっお暮らしおいけば良いんですか貎女が居ない䞖界で暮らしお行けず蚀うんですかそんな事が今曎できるか
貎女が居なくなったら、貎女が䞃倜に殺されたらその時は私が死ぬ時だ。どうせ次のタヌゲットは私になる。私は貎女ほど匷くはない。持っお数日で殺されるだろう。
それなのに貎女は行方をくらたしお死のうずしおいる。これが迷惑以倖の䜕者か」
息を継ぐ間もなく私はたくし立お続けた。自分が䜕を蚀っおいるのか、それがどれだけ支離滅裂なのか理解しおいなかった。
「分かっお居るんですか、私が぀いさっき吞血衝動を起こした理由が私は貎女の垰りを埅っおいたんですよ貎女のこずを想っお居たんですよ
貎女が欲しかったから、私は衝動を起こし掛けたんだ。私は、貎女が、欲しかったから  っ」
「   」
無蚀のさ぀き。
息を、吞う。
「良いでしょう、貎女がここを離れお死のうずいうのなら、止めたせん。その代わり、私も぀いお行きたす。私に出䌚ったのが運の尜きですね。
そう簡単に死ねるず思ったら倧間違いです。良いですか、貎女が死ぬ時が、私の死ぬ時です」
私は掎んでいたさ぀きの胞ぐらから手を離した。ぜえぜえず肩で息をする。さすがに、䜓力が持たなくなっおきた。

[匿名さん]

#7482005/10/06 01:21
「  」
「  」
呌吞を敎える私。さ぀きも俯いお黙ったたた、私たちはほんの僅かな距離を開けお立っおいた。
コツンずさ぀きの額が私の額にぶ぀かる。
「  ごめん」
「 䜕がですか」
「  垰り、埅っおおくれたんだね」
「そうです」
「  私を、埅っおおくれたんだね」
「そうです」
「  私を、友達だず思っおくれるんだね」
「そうです」
「  あんなに、酷いこずしたのに」
「圓たり前です」
「  ごめん」
「いいえ、蚱したせん」
頭に酞玠が行き枡らない。私は熱病者のうわごずのように蚀う。
「謝ったくらいでは蚱したせんよ。私が蚱すたで離れられるずは思わない方が良いですよ」
「  」
「ええ、䞀生を掛けおでも償っお貰いたす、友達ですから」
「  ありがずう」
「いいえ、倧したこずもできたせんが」
「  私は、バカだね。こんなに想っおくれおたのに」
「本圓です。莫迊です。䞖界䞀莫迊です」
気が぀いたら、私はさ぀きの耳元に口を寄せお話しかけおいた。
「こんな莫迊はそうそう簡単には蚱すわけにはいきたせん」
「  うん」
「さ぀き、貎女を䞀生蚱(はな)したせん」
「  うん」
党身から血が抜ける感芚がした。もう限界か。
「シオン  」
「はい」
「ありがずう」
ほずんど密着しおいた身䜓を少し離しお、さ぀きが私の顔を芋぀めおいった。途端に照れくさくなっお、私は顔を背けようずする。さ぀きが手を䌞ばしおきた。
「だめ」
䞡手で顔を固定されおしたっおは芖線を逞らせる範囲に限界がある。ちらり、ずさ぀きを芋お目線が合った。
「えぞぞ〜」
「  っ」
顔面に血が䞊るのを意識する。
「それから、お詫びの印」
そう蚀っおさ぀きがにやっず笑った。あ、䜕だかどんどん血が足りなくなっおいく気がする。危ない。
盎埌、遠近感を倱っお私の芖界は歪む。さ぀きの顔が至近にある幻圱を最埌に、私の意識は暗転した。

[匿名さん]

#7492005/10/06 01:22
翌朝、私はさ぀きに起こされお目を芚たした。そんなのは、初めおのこずだ。
「もう、シオンっおば、遅れちゃうよ」
時蚈を芋た。さ぀きを芋お、もう䞀床時蚈を芋る。
「   少し早過ぎやしたせんか」
「いいの、䞃倜くんに䌚えないでしょ」
 呆れお、物も蚀えない。
「ほら早くしないず。ただでさえシオンは髪が長くお倧倉なんだから」
「  」
これも私が望んだ圢の䞀぀なのだ、そう奜意的に解釈するこずにした。
「わかりたした。では急ぐこずにしたしょう」
「  」
「どうしたした」
「うん、やっぱりシオンは笑顔が䌌合うね」
「なっ、䜕を 」
「はいはい、急いで急いで」
幟床目かの䌚話をたた繰り返す。倚分その蚀葉が聞きたくお、私は䜕床も愚かしい真䌌を繰り返すのだ。
私は本栌的に支床を急ぎ始めた。

「おはよ、䞃倜くん」
「おはようございたす、䞃倜」
所倉わっお通孊路。私たちは䞃倜志貎に远い぀いた。
「ぞぇ  、いや、成る皋成る皋」
滅倚に芋せないであろう驚きの衚情をよぎらせお、それから䞃倜はくっくっず悪趣味に笑った。にやけるず蚀った方が適切かもしれない。
「やっぱりお前達は面癜いよ」
「ぞ䜕のこず」
「䜕、こっちの話だ、気にしなくお良い。いやいやしかし、こう蚀うのも悪くはないな」
そう蚀っおたた䞃倜は笑う。
「もう、倉なの、䞃倜くん」
私に蚀わせればさ぀きも十分倉わっおいるのだが、たあ良いだろう。類は友を呌ぶず、い぀かは教えおやらねばなるたい。
「では、行きたしょうか」
「ああ」
「そだね」
ず、パタパタず駆けおくる音がした。
「おはよう、みんな」
「あ、おはよ」
「ぞえ、早いな。䜎血圧じゃ無かったのか」
「今日はちょっずあっおね。無理矢理起こされた」
「珍しいこずもある物だな」
「党く、酷い目にあったよ」
そう屈蚗無く笑い、ふず顔を䞊げおこちらを芋る。息を敎えるようにしながら、蚀った。
「おはよう、シオン」
「ええ、おはようございたす、志貎」
倚分、私は笑えおいたず思う。衝動が無いわけではない。志貎が二人ず喋っおいる間に私も心の準備が必芁だった。それでも、打ち勝ったこずは䞀぀の進歩だろう。
皐月の倜の倢は終わったのだ。


そしお私たちは孊校ぞの道皋を歩き始めた。

この日以降私は急速に寝起きが悪くなった。気儘な研究生掻に慣れおいる䞊、貧血気味な最近の䜓調ず合わせお私は朝が苊手になっおいく。
惰眠を貪る心の䜙裕を、私は本栌的に謳歌し始めたのだった。

さ぀きはあれから䞀床も血を吞っおいないようだし、私も反転こそしおも血を吞うこずはない。その歯止めになっおいるのは、やはり䞃倜志貎の存圚だろう。
結局、䞃倜志貎は未だに私たちを殺しには来ない。それでも、圌の抑止力があるからこそ、私たちは普通の顔をしお人䞊みな生掻ずいう幞犏を過ごしおいられるのだ。

私たちの話はこれでおしたいだ。私も、さ぀きも、目の前にあった問題を片づけた。これから起こる問題は、二人で解決しおいけばいい。
私はそう思っおいるし、さ぀きもそう思っおいるず信じおいる。
私たちは、友達なのだから。

空を芋䞊げる事もなく私たちは歩いおいく。ただ五月晎れの倪陜が私たちを照らしおいた。

[匿名さん]

#7502005/10/06 02:24
この曎新の嵐に䟿乗しお俺も。前回は>>736です。

「んヌやっず終わった」
退屈な六時限目の授業が終了した。背骚を真っ盎ぐに立お䌞びをする。
぀いでに銖も鳎らし、筆蚘甚具や教科曞を鞄に抌し蟌む。
「あ、遠野君は埌から和宀たで来おください」
シ゚ル先生はそれだけ蚀うず、教材を抱えお教宀から出おいった。
和宀ずいえば、シ゚ル先生愛甚の郚屋ではないか。ちなみにシ゚ル先生以倖の人が入るのは芋たこずが無い。
「うヌん、お説教かなあ職員宀じゃないっおこずは人に聞かれたくない話か倧事な話だよね」
あるいはその䞡方か。それにしおも、説教なんお物隒なこずを蚀う。
「・・・にいさん」
なんだか神劙な面持ちで秋葉が芖線を向けおくる。
「先生に砎廉恥なこずをされそうになったら容赊なく刺しおください。それが無理なら倧声を。私が助けにいきたす」
「はは、心配症だなあ秋葉は。倧䞈倫、きっずそんなこずじゃないよ」
こっちはこっちで物隒なこずを蚀う。さすがに教職者たるもの、生埒には手を出さないだろう。
䞃倜はやっぱりにやけおこちらを芋おいる。昌からなんだこい぀は。

「すいたせヌん、遠野ですけど」
和宀のドアを開け、声をかける。どうぞヌずいう声がしたので靎を脱ぎ襖を開けた。
・・・。
「和宀に法衣っお党然䌌合いたせんね」
率盎な感想が飛び出た。あたりにもアンバランスだ。畳ずお茶の䞊品な匂いが錻腔をくすぐる。
「ええ、ですが和服を着お出迎えずいうのも倉でしょう孊園内ですし」
たあたしかにそのずおりだけど。それにしおもこの郚屋には䌌合っおない。
「甚件だけ先に蚀いたす。遠野君、明日ず明埌日は私に付き合っおください」
「ええそれ、どういう意味ですか」
いや別に土日ず予定はないけど。それにしおも急すぎる。だいたい付き合えたっお、なにをすればいいんだ。
「少し遠くの町に泊日したしょう。それ以䞊長匕く可胜性もありたすが。もちろん、旅費や食事代、宿泊代はこちらで受け持ちたす」
え、なんお゚ロゲ月姫かいやそうじゃなくお。
教垫ず生埒、男ず女が二人っきりで旅行ずいうのは、なんだか危険な銙りが。だっおこのスレは歳未満の人もいるかもしれないじゃないか。
「えっず、䜕をしに行くんですか」
玠盎な疑問。目的があるからこそ行くのだろう。
「吞血鬌退治です」
にっこりず埮笑んで先生は蚀った。吞血鬌退治
「それ、俺が行く必芁あるんですか」
吞血鬌退治なら先生䞀人で十分だろう。玠人の俺なんかが行っおも足手たずいにしかならない。
「ずころが、今回は匷敵でしお・・・私の手の内は知られおたすし、遠野君の力をお借りしなければ倒せそうにないんですよ。もちろん、遠野君には指䞀本觊れさせたせん。遠野君はあくたでずどめ圹ですから」
匷敵ず聞いお、さらに俺が行く必芁性の疑問が深たった。匷い盞手ならばなおさら足手たずいだろうに。

[匿名さん]

このスレッドは1000件に達したした。これ以䞊曞き蟌み出来たせん。




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